めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

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2010年1月1日(金) ウラジオストクは年男




新年あけましておめでとうございます!

2004年の元旦からスタートしたこのヘボ日記、なんと7年目に突入です。
マンネリ化した駄日記にもかかわらず、相変わらずご愛読下さっている皆様、
あなたは神です、感謝申し上げます。

あの頃はこのアパートに両親と同居していましたが、いま両親は新築戸建てに2回目の引越しをしようとしているところです。
更新は『ヘボいインターネットが繋がったとき』と言っていましたが、いまはとりあえず1MBです。
あの元旦に、私の下で寝ていたチャウチャウは新年の少し前に亡くなりました。

ところが、『両親とロシア語のような言語少しと身振り手振りで意志疎通しています』というのは変りません。
日記の更新は怠っていますが、
『ロシアに住むだけじゃロシア語ができるようにならない』を、日々更新中。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年は虎年ですね。
ウラジオストク市の紋章は虎です。



しかも建市150周年に当たる今年はまさに年男!
なんで虎なのかというと、沿海地方にはアムール虎(ウスリートラ・シベリアンタイガー)という
絶滅しそうな虎が生息しておりまして、虎と一緒に絶滅しましょう、というわけです。

私の応援するウラのフットボールクラブ、『ルーチ・エネルギヤ』のマークも虎なんですけど、



先々シーズン、プレミアリーグから落ちちゃいました。
そんときクラブのマークを変えろと提案したんですが、変えなかったのでリーグ14位低迷、絶滅寸前です。

開拓地で軍港で、人の出入りが激しいこの虎の地に、める家は4代150年住んでいるプリモーリエツ。
既にナナイかウデゲかめる家かというところまできているのですが、
おっちゃんは一人っ子で我々は子なしなので絶滅確定。

虎が保護されてどんどん増えたらどうなるのかって?

そしたらウラジオ市は大繁栄、ルーチはCL優勝、める家では、
うーん・・・虎でも養子にするか。

※国際環境NGO・FoE Japanさん/ロシアタイガプログラム

2010年1月2日(土) 『続・運命の皮肉』は地方在住者にお勧め

30年以上もロシアの大晦日に必ずテレビ放映される国民的年越し映画、
『運命の皮肉(Ирония судьбы, или С легким паром!)』

 ←2人が元祖ジェーニャとナージャ

国際宇宙ステーションでも大晦日に観られているという、1975年のこの映画、
2006年に日本語字幕のDVDが発売され、ちょっとした話題になりましたね。

2007年には『続・運命の皮肉(Ирония судьбы.Продолжение)』がロシアで公開され、
30年後、あの2人がどうなったのかわかったはずなのですが・・・・
ちょうどそのとき日本にいて、観ていなかったんです。
ロシアに帰ってからも観る機会がなく、やっと今年の正月に観れましたワ、
31日・元旦と、一作目・二作目を連続でテレビ放映したんです。
(多分去年もかな。きっとこれからも毎年やるはず)

 ←この2人がジェーニャの息子コースチャと母ナージャの娘、同名ナージャ

続編は日本発売されていないので、ネタバレもなにもないですが、
結局ジェーニャとナージャの2人は結婚せず、それぞれの元の鞘に収まって結婚、
ジェーニャには男の子コースチャ、ナージャには女の子ナージャが生まれたけど結婚生活は破綻。
今度はこの子供2人がまた同じアパートで大晦日に出会って恋に落ちたと思ったら、
両親(ジェーニャと母ナージャ)までがまたまたアパートで再会、
親子共々・・・というストーリー。

スポンサーの、携帯電話(ビーライン)やトヨタがロシアで生産しているカムリが
必要以上に登場してうるさいカンジはあります。
しかしなにより私の気を引いたのは、
母ナージャが結婚した元鞘恋人であり娘ナージャの父イッポリートに相当する、
娘ナージャの恋人イラクリが、ウラジオストク出身という設定。

 セルゲイ・ベズルコフがイラクリ役

携帯電話会社のマネージャで、やり手でスマートなんだけどいつも仕事に振り回されている。
そんな彼は大晦日、ナージャにプロポーズしようとするけど、とんだ迷惑男、コースチャが現れ結局振られてしまうのだ。
そう、恋に破れて故郷ウラジオに帰るのであります。



ジェーニャにプロポーズしようとする場面で、
「ちょっと急ぎすぎだと思うけどウラジオは時間が8時間進んでいるから」とか、いいですね。



タクシーの女性運転手に、
ウラジオから1人で出てきてがむしゃらに頑張ったけど淋しさがつのったというような泣きを入れるとこは、ありきたり。
最後に、
このさんざんな夜を早く終りにしたい、どこが昼だろうかと通りすがりの親子の母親にたずね、
わからないけど・・・たぶん、ウラジオストク?と言われて、
帰る、ウラジオに。と言うところでは、よし、帰ってこい!モスクワ女やサンクト男なんか糞喰らえじゃ!
と、こぶしに力が入ってしまいました。
この場面、映画館では拍手が起こったとおっちゃんが言ってましたよ(笑)

もうね、苦労してもおいしいところは中央に搾られてしまうという、
ウラジオストクツィの自虐的恨み節を吹出させるまことに良い映画でした。
地方在住者におすすめ。


『続・運命の皮肉』オフィシャルサイト


(本日の夕ゴハン)
大根と豚肉の炒め煮  海苔入りだし巻き、 白菜と切り昆布の浅漬け、 シジミの味噌汁

2010年1月3日(日) 『Обитаемый остров・Схватка』収容所惑星(有人島)・決戦



建て直したツリーは飾りつけられましたがやっぱりショボイ。
ショボすぎる・・・・
閑散とした中央広場・・・

さて気を取り直して映画のお話です。



去年の1月3日に、この映画の前編を劇場で観たのでストーリーを書いたのですが、
ちょうど一年後の今日、テレビで後編をやっていました。

実は去年の4月に後編が公開されたとき劇場でも観たんですけど、
前編よりつまんなかったのでそれきりになっていたのです;;;
前編が出来たころは、後編は秋に公開といわれていたんですが、4月にやったのでびっくりしました。
しかもほとんど話題にならず・・・・。
なんでも予算が苦しくなって、早く回収するために公開を早めたとかなんとか・・・・。

まあ、前だけ書いて後を書かないのも、
帽子かぶってパンツはいてないみたいな感じでスースーするので、ザザッと書きましょう。

前編をすっかりワスレチャッタという方は2009年1月3日をご覧下さい。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さてオンボロ戦車で隣の国へ入ったマクシムとガイ。



ここは政府軍がだんだん勢力を広げたため劣悪な環境に押し出されてしまったミュータントが住むエリア。
住民は皆病気で町はボロボロ、今にも崩壊しそうな国。
政府を倒すために協力してくれそうな国を期待していたマクシムはちょっと期待はずれだったが、
この国を統べる超能力者にお伺いをたててみてくれという長老の言葉により彼に会いに行く。



彼は、
この酷い世界はそれでも一応調和がとれているのにそれを壊してでもやるのか、
この国の国民は瀕死の状態なのにその弱小な人々を駆りだして戦いをするのか、
とマクシムに問う。

それなら誰が一緒に戦ってくれるだろうか?というマクシムに、
「島の住人」のところに行ってみなさいと答える超能力者。



錆びだらけの古びた戦闘機を与えられ出発する二人だったが、
途中で政府軍の爆撃にあい海に墜落してしまう。



その頃町では、検事長(バンダルチューク)の命令でラーダ(ガイの妹でマクシムの恋人)が捕らえられ、
検事長からマクシムが生きていると聞かされていた。
協力を依頼されたラーダは拒否したため刑務所に放り込まれることに。

「島の住人」が住むらしい船へ泳いでたどり着くが、中は無人だった。
船の映像記録装置を再生したマクシムは、
この「島の住人」が別の住民を虐殺している映像を見て、協力者になり得ないと落胆する。

刑務所が何者かに攻撃され、誰かがラーダのドアを開ける。
攻撃を指示したのは研究所所長の遍歴者(セレブリャコフ)だった。
2人は自分の利益のためにマクシムを取り合い、結果、ラーダを取り合っていた。

マクシムがなぜそんなに重要なのか不思議に思うファンク(遍歴者の部下)が尋ねると、
「私は彼が恐い。彼は非常に危険な人物だ」と答える遍歴者。

船から島へ泳ぎ着いたマクシムとガイは、この島も政府軍に占領されているとわかり、
ガイはマクシムを逮捕したかのように銃を突きつけて歩かせてみせるが、
結局2人とも政府軍に捕らえられ懲役隊へ送られるのだった。



懲役隊でガイ、ヴェプリ(ゴーシャ・クツェンコ)とゼフ(セルゲイ・ガルマシュ)に再会するマクシム。
司令官は、かつて命令を遂行しなかったマクシムを撃ち殺そうとしたチャチューだった。

いきなり隣国との戦いに送られる3人。
ファンクがマクシムを引取りにくるが、チャチューに、
「研究所長の命令なんかどうでもいい」と銃口を向けられ拒否される。
事態が理解できないマクシムもファンクを振り切り戦場へと向う。

その戦いの中、チャチューは個人的な怨みからマクシムを追い詰め、
まさに撃とうというその瞬間、ガイがマクシムをかばってチャチューに撃たれてしまう。
瀕死のガイは、彼が死んだと思って油断したチャチューに旗を突き刺して止めを刺す。
号泣するマクシム・・・・



敵の地雷(小さな原子爆弾)が爆発して戦いは終り、結局政府軍は勝てなかった。

ファンクはマクシムに接近し、
もしまだラーダのことを見捨てていないなら私と一緒に来るがいいと言い、
マクシムはファンクと一緒にサラクシの研究所に戻る。

政府の中枢では、検事長がパパにこの戦争に負けた責任を問われていた。
このままでは命が危ないと踏んだ検事長は、研究所に乗り込んでいく。
目的はもちろんマクシム。
彼は自分の保身のためには誰が支配者であろうと構わないのであった。

ファンクを殺しマクシムまでたどり着いた検事長は、
たとえば君が大統領、私は大臣、これでこの政府を倒さないかと持ちかける。
マクシムがお前の政治信念は何かと尋ねると、「正義」と答える検事長。
「それなら俺も賛成だ」



検事長はサラクシの国民を操作している放射をディプレッションモードにする方法を教えるが、
マクシムは放射どころか塔も政府の建物もすべて木っ端微塵に爆破してしまう。
コントロールを失った部下や国民に殺されることを確信した検事長は自ら命を断つ。



研究所では遍歴者とマクシムが戦っていた。
遍歴者は実は地球人であり、このサラクシを混乱させず徐々に改善するため動いていたのであった。
それをマクシムが青臭い正義で一気に崩してしまったのである・・・・

激しい一騎打ちの末、
「これからどうするつもりだ」と問う遍歴者。
「どうなろうとも俺は後悔しない」と答えるマクシムに、うっすら笑みをみせる遍歴者。

ラーダと強く抱き合うマクシム。
2人の上に崩壊したビルの塵が止め処なく降り注ぐのであった。

おしまい。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ま、テキトーです。
はあ〜〜、やっとでパンツがはけた気分。

(本日の夕ゴハン)
スパゲティサラダ、インゲンとベーコンの和え物、豚肉生姜焼き、すき焼き麩の味噌汁

2010年1月4日(月) お宅拝見!

新年早々、ヴァレリからSOSが入りました。

「車のエンジンがかからないんダッテ、手伝いに行く」

ヴァレリは今、郊外に家を建てているところなんですが、
大晦日のパーティをその建て中の家でやって、正月アパートに帰ろうと思ったらどうしてもエンジンがかからない。
今年のウラは大寒波なので、外にむき出しで駐車している車はこういうトラブルが多いです。

「ヴァレリはエクストレイルだから。あの車は寒さにダメ。オカーサンのもそうだからわかる」
というおっちゃん。

そんでもう、3日間もいろいろやったけどダメで、おっちゃんが行く事に。
ヴァレリの家を見たかったので、私も付いて行くことにしました。

途中の道路沿いに、現金ポンで有名なプライベート病院の看板があります。
在ウラ邦人も各種申請の診断書でお世話になるアスクレーピーという病院なのですが、



『神が遣わした医師』というたいそう大袈裟な看板。

「ヴァレリはねえ、話をよく聞かずにどしたらいいんだどしたらいいんだとただ騒ぐ困った患者に、
もうこれは『神が遣わした医師』に診て貰うしかないでしょうね、って言うんダヨ」
「マジで?」
「マジで。」
「相手ぽかーん、ちゃう?困った医者やな」
「いや困ってるのはヴァレリでえ、・・アイッ!」 ←蹴られる

車がないヴァレリを迎えに行くと、お父さんも一緒でした。
お父さんとヴァレリは姿かたちがそっくりなんですけど、丸くてチッサくて、
「ホラホラ、マトリョーシカが2個」とおっちゃん。(プププ)

長丁場になりそうだというので、途中食糧を買い込み郊外へ。



これがヴァレリの建て中の家、右は薪小屋。暖房は薪と石炭と電気のコンビネーション。

 ←凍雪の上にエクストレイルが放置状態・・

さっそくヒーターやバーナー、コードを持って来て修理?しはじめました。


                         猫もヴァレリの肩で応援

マトリョーシカ親子とおっちゃんが修理している間、私はヴァレリのお宅拝見です。
まだ内装が出来上がっていませんが暖房してあるので快適。



一番右のトイレにある四角い流し場は犬の足洗い場。ヴァレリは犬が大好きでブリーダーもしています。
彼がいつも言うことは、
「この国では犬より人の行儀が悪い」 です。
まったくだ・・・・



この、くだもののような可愛い家は、敷地内の隅に建っている元の家です。
戦前のものだそうですが、ムチャ可愛いと思いませんか?

豪華な郊外の別荘・豪華戸建てというのではなく、住むために頑張って家を建てている中堅のような人は、
敷地にこういった前の家が残っているケースが多く、ボロボロですが素朴で可愛くて風景にもマッチしています。
だから、こういう家をもう一回建てればいいのにと、いつも思いますが、
我が家も含め、みなクリーム色のサイディングのどこにでもある風の家を建ててしまいます。
残念。

さてマトリョーシカのお父さんが一息入れにきたので、
一緒にお茶を飲んで休憩。

そのすぐ後に無事エンジンもかかり、半日仕事はようやく終り。
皆で帰路についたのでした。

めでたし、めでたし。


〈本日の簡単夕ゴハン〉 
ペリメニのスープ、  金銀炒飯、  野菜サラダ

2010年1月5日(火) 衝撃映像

年が明けてから初めてのヴェセーニャヤ(Весеняя)です。


 ウチの家はヴェセーニャヤと呼ばれる場所にあります

 相変わらず駄犬丸出しのリーッチがお出迎え。

ダイニングキッチンはほぼ完成、システムキッチンの一部扉と照明がこれからです。



バスルームのバスタブに、イルカちゃんの蛇口が取り付けてありました。



おっちゃんとオトーサンは引き続きマンサルド(屋根裏部屋)の壁板貼り。
これが雑な性格のあの人らにはなかなか手強くて、苦戦しています。
今日はマンサルドの住人、カミーリも居たのでオトーサンとパチリ。



カミーリはウズベキスタンからの出稼ぎです。
基礎工事の時に頼んだ親方のところに居て、地下室なんかをやったメンバーの1人だったのですが、
基礎が終わった時、まだウラジオで仕事をする予定だけど棲みかがないというので
うちも用心悪いし、出来かけの屋根裏部屋でよかったら住んで通いなよ、ということになり
外のコンテナハウスから屋根裏部屋に移動してきました。
リーッチはカミーリがご主人様だと思ってる模様。

もう1年近くの付き合いなので、
オトーサンもいろいろ人生相談のようなことをしているらしいんですが、
こんな住む所も無い不安定な生活で、これから結婚して家族も作らにゃならん、
どうするつもりなのか、ウズベクに帰って落ち着くのかカミーリ?
というようなことを聞いたら、
この状態でもウズベクよりはずっといい、
向こうでコカコーラを飲めるのは1ヶ月に一回がせいぜい、
ここでは毎日でも飲める、仕事がある、ウズベクに帰りたくないと言ったそうです。

カミーリは不法滞在じゃなく旧ソ連国からの特別労働枠で働いているので
上手くいけばこれからも滞在できるらしい。
それにしても大変です・・・・

ちなにみ私はココへ来て何をやっているのかというと、
ボイラーの管理、つまり薪や石炭をくべたり灰を捨てたり、薪割り、運搬、
デカイおっちゃんやオトーサンが困難な隙間に入り込んで壁板を貼ったりして、
す・ご・く貢献しています。

さて出来の悪い大工のせいでなかなかきりがつかなかった壁板貼りですが、
なんとかきりがついたので、日も暮れてきたし帰ることにしました。

でもって今日撮った写真をパソコンに移してるところなんですけど、
オトーサンとおっちゃんが壁板を貼っているうしろ姿を撮った写真、
いまおっちゃんが見て、
「うああああああああ!!!!」と叫んでます。

ではその衝撃映像まであと、












まあ・・・・うしろあたまにモザイクかけることになるとは思いませんでしたけれども。

まあ・・・自分のうしろあたまって普段見えないですからね・・・・
・・・ええ、こんなに薄いな・・・



〈本日の夕ゴハン)
たまに売ってる冷凍サバ。サバの味噌煮、青梗菜のにんにく炒め、キャベツと卵のふりかけ和え、温玉そうめん

2010年1月6日(水) 悪意ある食べ物

める家では周期的に食べたくなる菓子というものがあります。

それがこの、

 チャクチャク(чак-чак)と、

 ジャガンナートハ(джаганнатха)。

どっちも小麦粉を練ったものを油で揚げて砂糖や蜂蜜をからめ、ゴマなんかを振った菓子で、
味は想像つくと思いますがチャクっとチャクチャク。
その食べる音からきたネーミングらしいです。
まあ、日本ならサクッとサクサクですか。

油+砂糖蜂蜜という濃ゆさ加減なので、グワァーーと数日食った後はパッと飽きて、
何ヶ月も見るの嫌なんですが、また周期が襲ってくるとグオォーーといくの繰り返し。
両方とも見た目そのもの、カロリーもドバァーーなので、かなり危険。

どんな悪意あるプログラムが我々にインストールされこうなったんでしょうか、
気づかないうちに脆弱さを狙われたんでしょうか、更新を怠ってるからでしょうか?

でこのチャクチャクのほう、
もとはウズベキスタンやカザフスタン、タタルスタンなどアッチのほうの菓子だそうですが、
ロシアでも一般的だそうでウラでもスーパーで普通に買えます。
お値段は割りとよくって、1kg318ルーブル、このパックで300円くらい。

アッチのほうでは、



皿盛り、山盛り、てんこ盛り、ブロック食い、
お祝いの菓子でもあり儀式にも使われるようです。
フレップ・ソリより美味いことは確か。

でもって、わかんないのがこのジャガンナートハ。



ジャガンナートハというのはヒンドゥー教のジャガンナート神(ジャガンナータ)、
またはジャガンナート寺院のことです。↓



検索しても菓子に結びつくようなものは何も出てこないし、
作ってるのはアルチョム(ウラジオ空港のある隣町)だし。
一体この揚げ麺のような菓子の何がインドでヒンドゥーで破壊神なのかわかり・・・
あ!!
我々の正常な食サイクルに侵入し破壊したのはこれだったのか!

なになに?ジャガンナート神は手足がない姿で表される?
わ!
我々には手も足も出ないということか!

ジャガンナートハの意味が今頃理解できた・・・・
こんな悪意ある食べ物だったとは気づかなかった・・・
あ。
つまり我々が脆弱だった故か。

有効なワクチンソフトも無いようなので、この周期的異常食欲はこれからも続きそう。


<本日の夕ゴハン>

中華粥、 大蒜茎とハムの和え物、 酢豚 そしておやつにジャガンナートハをグワァー。

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