めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

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2007年6月1日(金) 海洋資源は大切に

久々晴れ。 16:07の外気温19.5℃、室内23℃、湿度47%

久々に晴れたので洗濯しまくりました、4回。
猫のしっこ臭いいろいろも洗いまくりです。

さて週末は予定通りサーモン釣り!!
オッサンとヴァローヂャはいそいそと準備していますがまだ気温水温が低く厳しいので私は留守番です。

「シマー釣ってきますネ、ウニも採ってキマーース!」
「ウニは30個以上持ち帰り禁止。」
「・・・・・・・・。」 

なぜ黙る?


※シマー(сима)とはサクラマスのことで、ウラジオ周辺では初夏(特に6月)に海釣り(ルアートローリング)で釣ります。
脂が乗っていてこの辺で捕れるサケ・マス類の中で一番おいしい。

2007年6月2日(土) すいぃ〜〜臭いが

曇りのち晴れ。 18:01の外気温19℃、室内23.5℃、湿度46%

長く天気が悪かったので太陽がうれすいぃ〜〜!!です。↑↑

で、家の中はすいぃ〜〜臭いが満ちてます・・・・・↓↓

猫はすっぱい臭いが嫌いなので、
トイレして欲しくない所にレモンを置いたり酢をかけたりするといいと書いてあるのをみてやってみたのですが
ロシアの目が痛ーくなる強烈な合成酢で床を拭いたりしたからもう〜えらいことに;;;
目がしばしばします・・・・・

ついでに、この猫は最初から一箇所に決めるのは無理があるのかも?と思い、
もう一個トイレを作ってバルコニーに置いてみました。

ばたばたしているとオカーサンが車のキーを取りに来ました。

「・・・なにこの臭い?猫はどう?」 
「あいかわらずです」 
「そう・・・やっぱりセルゲイのところにあずける方がいいかしら・・・」
「トイレ以外は性格やなんかも本当にいい猫なのでもうちょっと様子みようと思ってるんだけど・・・」
「それならいいけどね。」

たま殿、倉庫でねずみ捕って暮らしたくなかったらトイレでしっこして下さい、
これからのこと、真剣によぉ〜〜く考えて行動してください。



<本日の一人ゴハン>
ざる蕎麦、あとで夜食に豚玉お好み焼き

2007年6月3日(日) 救急車は03番

曇りのちカッと晴れ。 12:57の外気温16.6℃、室内24.2℃、湿度44%

ゆうべ遅く、お湯が出るようになりました。 (ウラアァァァァァーー!!)

トイレに行ったら微妙に暖かいので、ん?と思いパイプを触ったら
「熱ッ!」

うれしくなって、静か〜にバスタブにお湯をため、そ〜っと滑り込むように身を沈めました。
(なんせ午前3時)
こんな時間なのでぴちゃぴちゃするとあかんと思いじーっと浸かります。 ←オバハンの湯煎

は〜〜ゴクラク、ゴクラク。
明日どろどろで帰ってくるオッサンも、釣果がなくても湯があれば慰めになるやろうて。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

「タダイマ〜!」

オッサンとヴァローヂャは案外早く帰ってきました。
56cmのシマーが一匹、ウニが30個。(ぴったり30個)
ナマコやホタテ、毛ガニも採れたそうですが、「向こうで食ッチャッタ」 そうです。

「シマーもウニもちょっと早かったみたい。
シマーはキャピタンが1匹釣っただけであとは誰も釣れなかったんデスヨ。 ※キャピタン=キャプテン
でもヴァロヂャが遠い所から来てるから持ってけってキャピタンがくれたの。」



シマーことサクラマス。
うまそう〜〜♪
キャピタンありがとう〜♪
そしてヴァローヂャも。

包丁を入れたらイクラがぎっしり詰ってました。
シマーは見掛けで雄か雌かわかりにくいのですが今回は雌。ラッキvv
鮭のイクラの三分の一くらいの小粒ですがおいしいです。
生筋子なのでほぐして「イクラ」にするわけですがコレが結構面倒で、
喜んでやり始めたオッサンも交代したヴァローヂャも早々に飽きて結局私がやることに。
やれやれ。

きっちり30個のウニも、連中は殻を剥き始めた早々飽きてこれまた私がやることに。
やれやれ。

今度はシマーを切るといって包丁を持ったはいいが・・・・
コラッ!、何する気じゃーーーキサマ、シマーを胴切りにする気かッ、離せ、離せええいいッ!包丁よこせッ。
大汗かいたわ、
やれやれ。

どうにも役に立たないロシヤ人どもを追い出し、
ウニ寿司、シマーの腹身塩焼きじゅーじゅー、シマーのあら汁、イクラ丼などを仕上げていると
ヴァローヂャが寄って来て、
「シマーは生で食べれないの?」 と言うので
「北のハリウスじゃないから残念ながら虫がいるんだよ、ほら。」  ←北の方ではハリウスを生で食べる
「わーーーー;;;;;」 
アニサキスの渦巻きを見て引きまくりのヴァローヂャ。

「別に食べてもダメなことはないんだけど。虫がいるところに当たるとも限らないし。
まあ、3日間我慢する覚悟あれば食べてもいいよ。」
「3日間?」
「そう、虫が腹の中で死ぬまで。この虫は人間の中で生きられないからいづれは死んじゃうんだよ。
だけど必死で出ようとして胃の壁に食い込むからめっちゃ痛いの、
だから3日ほど痛いの我慢できるなら食ってもいいよってこと。」
「それって・・・虫が死ぬ前の3日間っていうより俺が死ぬ前の3日間になりそう・・・」

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

さて全部できました。オッサンを呼んでみんなで 「イタダキマース!」
ウマウマの大満足でした。

大満足でしたけどここに告白します。

私はヴァローヂャに黙ってシマーを刺身でコッソリ食いました。
美味そうだったから我慢できなかったんです。
死ぬほどのハライタで悶え始めたら、03よろしく。  
(03とは救急車を呼ぶ電話番号)


<本日の夕ゴハン>
シマーの腹身塩焼きじゅーじゅー、シマーのあら汁、ウニ寿司、シマーのイクラ丼、トマトサラダ、きゅうりの浅漬け

2007年6月4日(月) ノークレーム、ノーリターン

曇り。 13:48の外気温12.6℃、室内21.6℃、湿度54%

きのうとうってかわって寒い日でした。
ものすごい霧で道路もじっとり濡れています。
こう、気温の振れ幅が大きいと体がついていくのキツイな〜、オカーサンも風邪気味やし。

釣りに行った帰りにセルゲイの修理工場に寄ってみたオッサンが
あそこではたまがあんまりかわいそうだから誰か他の人を探すと言い出しました。

「あそこだと半分野生みたいな生活になりそうデシタ。  ←野良?
毛が長いし涙ふいてやらないといけないしチョット無理かな〜と思って。」

それで昨日からオッサンもオカーサンもあちこち聞きまわっていたのですが
今日、オッサンの職場の人から、飼ってもいいという人がいるんだけど・・・と言われたそうです。

「トイレ覚えないって言ってないよね?」
「当然デス。」
「何か言われたら、え?ウチではちゃんとしてましたよ?って言うわけな」
「あーあ、アリちゃんはもうロシア人になっチャッタ。」
「そういう事ならお宅に返すわ、って言われて返品されてきたりして」
「エヌシー、エヌアールでお願いシマス。」    ←NC、NR?
「なんじゃ、ソレはッ!」
「最近オークションによく書いてありますケド?」

たま 「にゃ〜〜ん。」  ←訳:ばーか。


<本日の夕ゴハン>
ウニ丼、シマーのフライタルタルソース、野菜サラダ

2007年6月5日(火) 2つの電話待ち

曇りのち晴れ、にわか雨。22:25の外気温15.8℃、室内20.8℃、湿度63%

今日、たまをもらってくれるかもしれない人から電話が入る予定なので
どきどきして待ってるんですがまだありません。
今、午後10時25分です。

電話が鳴ったので、オッサン飛びついたんですけど別の人、
何か用事があるらしく出掛けたと思ったら。

思ったら?

アルメニア・コニャックを抱えてお帰り。

「ワタシは近いうち日本語学科を卒業できるらしい」
「ワハハハハハ〜!!」
「とりあえずワタシが訳したトコは合格だったソウデス」
「コニャック程度じゃ合わんな〜」
「まったくデス・・・」  ←ため息

オッサンはちょっと前、
日本の法律の歴史についての文章をずっと露訳していたのでナニゴトかと思ったら、
知り合いの日本語学科の学生(ちょっとアホ)に卒業試験の課題を助けてくれと泣き付かれ
しょうがないので手伝っていたんです。
専門外なのでけっこう苦労していて、私もいろいろ聞かれたのですがわからない言葉がたくさんあり難儀しました。
やっていて、すごく無意味な翻訳では?と思うような課題だったのですが、
まあとにかくオッサン(と私)が訳したところは合格だったので、
お礼にとアホ学生がコニャックを持ってきたわけ。

アホ学生はM大学です。
M大学ですよ、M大の先生、見てますか〜?
アホのボンダレ○コが提出した課題はウチのオッサンと私がやったんですよ〜
しかもコニャック1本で。
許せますか〜?
許せませんね。 ←特にコニャックの等級とか。
先生、これを見ていたら電話下さい。

ちゃうちゃう、そうやなくて、たまを欲しいという方の電話ですよ、電話。
そっちを待ってるんですけど。



<本日の夕ゴハン>
シマーの竜田揚げ、豚肉と野菜の中華風スープ、トマトときゅうりのサラダ

2007年6月6日(水) 現代の英雄

晴れ。 7:50の外気温12℃、室内23.8℃、湿度53%

今日からドイツでサミットです。
G8という呼称はどうしても違和感あります、やはりG7+1です。

開催地のハイリゲンダムというところはバルト海に面しているので海でロシアとつながっているんですね。
え?なんですか?
ドイツのほうから何か聞こえて・・?
嫌とか言っても海があるのだ、仕方なかろうも!!!

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

ヴァローヂャが英語の宿題をもってやってきました。
宿題をやってもらいにやってきた、というのが正しいでしょう。

それなのに二人でテレビドラマ見てるんですけど。

タイトルは 『現代の英雄』 です。

  
Герой нашего времени

オッサンが最近ハマッてるドラマなんです。
レールモントフの有名な小説ですが読んだことがなくてタイトルしか知りません。

「ハマッてるって言うカァ〜、どんな話だったっけ?と思って見てるの。」
「え〜、ロシア人は誰でも知ってるほど有名らしいやん?」
「それどころかワタシは大学の入学試験でこれについて論文書きマシター。」

それなのにどんな話だったっけ?とはどーゆーコトだ?
ちゅうかそんな人が入れる大学はどうなのよ? 
ちゅうか、2人ともさっさと宿題しなさい、ゴハンできました。


<本日の夕ゴハン>
手羽先と大根の中華風煮物、白菜のスープ、ジムニー、きゅうりとキャベツの浅漬け、トマトのサラダ

2007年6月7日(木) 思い立ったが吉日

曇り一時雨。 12:22の外気温15.1℃、室内22.7℃、湿度53%

やっと湯がでるようになったかと思ったら昨日は一日水が止まっていました。
夜中に出るようになってやれやれと思っていたら朝には止まっていました。
どうにも意地が悪いです。

朝、シャワーしようと思って寝たらしいオッサンも大慌て。
ロシアでは思い立ったらすぐやらないとダメです。
いつかの保障はありません。

水が出たら即風呂、
食いたかったら即食う、
いいと思ったら即買い、
いい女がいたら即ナンパ、
舞い上がったら即結婚、
ダメと思ったら即離婚。


<本日の夕ゴハン>
シマーのスペイン風オードブル、新玉ねぎのカレースープ、トマトとわかめの和え物、きゅうりとキャベツの浅漬け

2007年6月8日(金) ふたつよいことさてないものよ

朝方雨、のち曇りのち時々晴れ。 7:45の外気温12℃、室内23.5℃、湿度52%

ついさっきの事なのですが。

オカーサンの車を買い換えたので前のやつをいま売りに出しているところでありまして
我が家のガレージに入れてあるのですが、
見たいという人から近くまできましたと電話がありガレージから出そうと降りていったら。

遠巻きに見えるガレージのドアに隙間が・・・??

やられた!!!!!  ←でぶ走る。

急いで前まで行くとドアは完全にイカレていてドロボーに入られたのは一目瞭然だったのですが
なぜか車はちゃんとある。

???????

ナンバーが切ってあるので盗むには絶好の車だったから、絶対車が盗まれたと思ったのですが拍子抜け。

じゃ何が盗まれたんだ???

あっ! ボートがない!!

ゴムボートとエンジンやられました・・・・・・

エンジン直したばっかりだったのに・・・
それより魚探!!
新しい魚探が惜しかった・・・・
これから海の季節なのにぃ〜〜キーーーーーッッ!!
腹立って仕方ないです。

馬鹿のドロボーは新品の掃除機の箱に入れていた壊れた掃除機も持っていきました。
これはありがとう。
どうしようか処理に困っていたんです。

ところで車は言い値で商談成立。
かなり無茶な値段だったのですが・・・
どうもありがとうございます。

いいのか悪いのかわからない、ガレージでの出来事でした。



<手羽先とゆで卵のピリ辛煮、きゅうりと白菜の浅漬け、白菜と鶏爪のスープ、揚げ芋、トマトのサラダ>

2007年6月9日(土) 困ったな〜

晴れ。 8:06の外気温17.2℃、室内24.7℃、湿度51%

今日は土曜ですが労働日です。
12日の火曜が祝日(独立記念日)なので月曜を振替休日にして3連休にするためです。

きのう車を見にきて買うといった人が現金持ってやってきました。

ロシアの個人中古車売買は金を払ったらあとで何があってもクレームなしがお約束です。
もし乗ってみて不具合があったらどうするの?
その時は次の人に売るだけです。
売主から買主へ常に一方通行。
良いシステ・・いえ、野蛮なシステムですねーーーーーッ!!

しかしボートが盗まれたのはショックでした・・・・・

さっき釣り仲間から週末に釣り行こうぜと電話がかかってきたので
事の次第を話したら怒りが再燃してオッサン、コーフン。

これから夏本番、海のために生きている、める家のロシア人達にとって大打撃です。
中古ボートの市場に行って買い戻そうとしてもウチのボートが出ていることはないでしょう。
というのもドロボーはシロウトだったのかバカだったのかその両方だったのか、
ボートの底板類を入れたケースを盗み忘れていきました。
つまりボートとしてまず売れない、ってことです。
ザマーミロというかなんというか・・・・・
エンジンだけは良い値で売れるでしょうけど。腹立つわ〜〜

それにガレージのドアを壊されたのでドアを付け替えなければなりません。
これまたでかい出費!

「困ったな〜」
「困りましたネエ・・・・」
「ドアなるべく早く付け替えんと、」
「ボートのエンジンは日本から直接買いましょうカナ?」
「ボートちゃうやろ!まずドアやろう!」
「でもボートがないと海に、アッ!ア、ア、ア、ア!」
「わーーーーーッ!」

たまがオッサンのイスの下でくるっと向きを変えて座り込もうとしたので ←しっこの体勢
慌てて抱き上げトイレに連れて行こうとしたのですが間に合いませんでした・・・・
ちょんちょろ、ちょんちょろとしっこする猫を抱えて廊下を走る。

「困ったな〜」
「困りましたネエ・・・・・」
「欲しいって人から電話ないし。」
「ボートは盗んデモ、猫を盗みたい人はいませんネエ〜」
「困りごとばっかしやな」
「マァ、とりあえずゴハン食べまショウ」
というのでたまにガツンと言って廊下を掃除してゴハンにすることにしました。

叱られてふてくされ気味

「今日、なんか手際が悪くておかずの種類が少ないからごめん」
「ダイジョブデスヨ〜、パン焼きたてだからもいっこ食べましょうカナ」
「じゃ、焼くわな」
「うん。 ・・・・・・アッ、ティラミス・チョコあるじゃん!」  ←冷蔵庫を開ける
「チョコはゴハン食べ終わってからにしなさいッ!」
「ゴチソウサマデシター」
「あんッッ?」
「チョコを見たとたん、ワタシのゴハンは食べ終わったと気づきマシタ。」

と言って残り物の皿を私のほうへぐいと押し付け、チョコをかじりだしました。

困ったな〜
まったく困った、このオッサンは。


<本日の夕ゴハン>
焼きたてパン、手羽元から揚げ、味噌ラーメンのスープに漬けたゆで卵、野菜サラダ

2007年6月10日(日) ハンカ湖でも行ってみるか・その1

ウラは曇り。ウスリースクはかんかん照り。

3連休突入です。

両親から、「ハンカ湖に行かないか」 と電話がありました。
隣の部屋の夫婦から誘われたようです。

両親(とオッサン)は、今我々が住んでいるこのアパートに15年近く住んでいましたが
ひとつドアの中に2つの住居があるにも関らず、
隣の部屋の人とほとんど付き合いがありませんでした。
それが今のアパートの隣人はとても人懐こいタイプらしく、
お互いの部屋を行き来したり、しょっちゅう一緒にどこかへ行ったりしています。
そして何を隠そうこの夫婦が、猫をくれた張本人。

私はハンカ湖に行った事がないので興味があったけど、
今猫のことを聞かれたらちょっと気まずいのでどうしようかと躊躇しました。
オッサンも同じことを思ったようですが、
「内陸は天気もいいはずだし、予定もナイから行く」 といい、行く事にしました。
ハンカまでは片道4時間くらい、ちょっと遠いので泊まりがけです。

たまのえさと水を少しずつあちこちに置いて、
「たま殿、しっこは何卒トイレにお願いしたく候。それでは行って参ります」 

  「にゃう〜〜〜ん」   

若干不安なお返事。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

目的地のハンカ湖というのは、
ウラジオから内陸に300kmくらいの所にある琵琶湖の6倍以上というめちゃでかい湖で、
湖の真ん中をロシアと中国の国境線が通っているためいつもロシアの国境警備艇と
中国の密漁船が競艇やっています。

(※詳しくは2006年11月12日(日)ネリマ?をご参照)

ウスリースクを通って行くのですが、内陸に入るにしたがって晴れてきました。

平な草原が続き、一本道以外何もありません。
 

まさに大陸的な風景、頭に浮かぶメロディはパット・メセニー。 

なのに流れている曲はモダン・トーキング(涙) ←オッサン、ノリノリ

だから君達焼きすぎだってば。
  
ちなみにオトーサンには、
「おまえ中学生の時から聴く音楽が変らんな」と言われています。

もひとついえば、このCDは『4枚目』です。
モダン・トーキングの4枚目のアルバムじゃなくて同じCDの4代目なんです、
誰かを車に乗せると、
「ええ〜モダン・トーキング?古ッ。ダサッ。・・・・・・貸してくれない?」と言われ
貸してるうちにどっかいってしまって4枚も買う羽目に。
みなさん、好きなら恥ずかしがらずに買って下さい。
私もうっかりシェリシェリ、レイディー♪などと口ずさむようになってしまいました、
どうしてくれる。

さて、
なぁーーんにもないところを牛乳タンク車とすれ違いながらひたすら走ります。
なぁーーんにもないのですが国境ですから国境警備隊の駐屯地があります。
装甲車が並んでいる倉庫のとなりは農家の牛舎。
牛チャンたちが鉄条網の壁の下で寝ています。

近づいてきたので先に到着している両親たちがどこにいるか電話してみました。
なんせハンカ湖は広い!
間違ったところに着いたら移動だけでも大変。
林を抜けて橋があるところを渡ってと・・・あ、いきなり目の前が開けました!
 
すごい、デカイ〜!海みたいです、風が強いからなのか波も高くて
ウインドサーフィンやカイトボーディングしている人がいっぱい。

でも浅いから砂が混じって水は真茶色;;;;
 
その色もさることながら、ここにはロシアと中国の汚れた排水が流れ込むので水質も良いとはいません・・・・
それでも元気に泳ぐロシア人!あんたらえらいよッ(呆)

100pの入場料を払って(金とるんです)湖畔に下りていくと
両親たちはテントを張っている最中でした。

「すごい風だね〜オカーサンたちも泳ぐの?」
「こんな汚い所では泳がないわ!焼くだけよ。男連中は釣りに行くみたいだけど」

見ると、おじちゃんがボートに空気を入れていてオトーサンは仕掛けの準備をしていました。

この辺は湿地帯なので、胸まであるゴム長をはいて川の中を歩いたりボートに乗ったりしながら
湿地を移動して釣っていくのがいいんだそうです。
釣れるのはソム(なまず)やジェーレフ(鯉の仲間)カラシ(フナ)など。
あまり気の進まない感じのオッサンも一緒に、男連中3人はおじちゃんのボートで出発。

おばちゃんとオカーサンはもちろん日焼け。
私はそのへんをブラブラと歩き出したのですが、小道はどこでもすぐに湿地にぶつかり行き止まり、
こんなところまで入るなよといいたいような所まで入り込んでくる車、足に絡まる釣り糸、散乱するゴミ、
飲んだジュース缶を草むらに投げるビキニの美女、車の窓から池にタバコを投げるニイサン、
ブラブラしていて楽しいことは何も見いだせなかったので引き返して焚き火の番でもすることにしました。

そのうち男連中が帰ってきました。

釣果はちいさなジェーレフ2匹。

 
早速ウハー(魚スープの総称)にすることに。
オッサンは川や湖の釣りが好きじゃないので、なんとなくつまらなそう。
周りの様子を観察して息を潜めてじっと釣るようなのは、落ち着きがないオッサンには耐えられないらしいです。

皆でゴハンを食べたあと、
夜釣りをするといっておじちゃんとオトーサンはまたボートで出掛けましたが、
オッサンと私は早々に車に引き上げ、
『大阪の女はえらい』などという本を読んで寝ることにしました。

猫の話はでませんでした。
向こうも、オカーサンからトイレを覚えなくて難儀してると聞かされていたので
返されたら困ると思いびくびくしていたのでしょうか。
それとも野外活動でスッカリ忘れていたのでしょうか。 ←める家はこのタイプ

まあ、そんな事はどうでもいいですね。

おやすみなさい。

2007年6月11日(月) ハンカ湖でも行ってみるか・その2

連休2日目、ハンカも2日目です。

昨日と打って変わって今日はハンカも曇り空。
湿度が高くて風が強いので外で立っているだけでベタベタになってしまうような天気です。

夕べ、夜釣りに出たおじちゃんたちでしたが、
何も釣れなかったので今朝早くまた釣りに出掛けました。
今度はオッサンも一緒。

昼近くまでダラダラ寝ていた私が起きていくと、
オカーサンとおばちゃんは相変わらず日焼け。
曇天でも日焼け。

朝ごはんしていると皆の乗ったボートが岸に着きました。

「アリちゃーーーん!変なモノ釣レターーー」

オッサンがバケツをぶらぶら下げて近づいてきました。

「ほら見て!亀チャン。」  ←嬉しそう

「ええー、亀チャン釣ったん?どれど・・・アンタこれ、すっぽんやん!!」



「亀じゃナイノ?」
「や、亀やけど・・・」
「この亀は極東にちょっとだけいますヨ。でも怖くって触ろうとするとこう、カーッ、カーッと噛み付こうとするんデスヨ。
「そう、すっぽんは怖いねん、噛み付いたら雷が鳴るまで離さないっていうくらい噛むの!」
「中国でスープにする亀デショウ?」
「そうそう、日本でも食べるよ、鍋とか、生き血を飲んだりとか・・・」
「ア〜、ワタシは中国で血を飲んだことあるヨ〜、酒に入れたやつも。スープも食べたし。」
「美味かった?」
「うーん、血はなんか良くワカリマセン。スープは美味しかった」

そんなことをやっているうちに、亀だ亀だと人が集まってきました。
みんな初めて見るすっぽんにきゃあきゃあ言って喜んでいます。

オッサンは調子こいて指をすっぽんの前に出し、カーッと噛み付こうとするすっぽんを見せて
「この怖い亀は噛み付いたら雷が鳴るまで離さないんだぞ〜」とか言っておんな子供を脅かしています。

「ロシアですっぽんを見るとは思わんかったな〜」
「ワタシも初めて見マシター」
「どうするよ、このすっぽん?」
「食っちゃいましょうカナ!!」
「美味そうやけど料理したことないからなあ・・・・」
「ちなみにロシアで禁猟デス」
「禁猟なら食えんやろうも!!」

というワケで地面においてやりました。
みんなにきゃあきゃあ言われながら川に向って必死に走るすっぽん。



案外足が速いんですね〜  
驚きました。

すっぽん以外面白いものは釣れなかったし、
そのすっぽんは禁猟で食うことも叶わなかったし、
「天気も悪いし、ナンカここはつまらない、もう1泊したくないし帰りマセンカ?」
とオッサンが言うので、両親と隣の部屋の夫婦を残し早々に引き上げることにしました。

ハンカ湖に来れたという事と、すっぽんが見れたからまあよしとします。

やはり海でも湖でも水の近くはお天気が悪いんですね。
ハンカを離れるにつれてだんだん天気がよくなってきました。
オッサン、ゴキゲンで運転しています。
BGMはもちろん、アレ。

←コレ。

今のロシアであってもこの曲を聴いたことがない人はすっぽんです。 ←モグリと言いたいらしい
ルイルイルゥーイ♪

で、ルイルイのオマエッ、黒すぎだよ。もうなに人かわからん。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ウスリースクの町に入ったので、名物の中国市場へ行ってみようということになりました。
実はオッサンもいった事がありません。
道に出ている表示をみてそれらしきところに入ってみるとああ、
日用雑貨や安っぽい衣料品の店がゴチャゴチャッとあるコテコテの中国市場でした。

この春の法律改正で中国人の売り子さんたちはどうなってしまったのかと思っていましたが、
ここはウラジオよりたくさんの中国人さんたちがいたのでなんとなくほっとしました。
それでもどんどん中に進んでいくと、全部閉店してしまったガラーンとした横丁があり、
一抹の寂しさを覚えました・・・・

我々は食料品を買いたかったのですが、この迷路のような市場の中を行けども行けども見つかりません。

スポーツウエア(のコピー)を売っている店がたくさんある通りに入ったら、
売り子の中国オネイサンたちが「プーマあるよ、プーマ。」とさかんに声をかけてきます。
どうも私がプーマのウインドブレーカーを着ているのを見てのようです。

へへへ〜、悪いけどこれはオカーサンがモスクワの「プーマ」で買ってきたホンモノやで〜
ちゃんとプーマダッカームの袋に入っててんで〜。  ←puma.com

と思いながらもフラフラと店に入ろうとする私を、後ろから襟を掴んで引き戻すオッサン。
そういう、猫の首の皮をつかんで持ち上げるようなことはやめてくれんかの。

結局食品を売っているところにたどり着けなかったので、
シャウルマでも食って帰ることにしました。
中央アジア系のおじちゃん

あとでウスリースク・エキスパートの方に聞いたところ、あの奥の奥にあったんだそうです。
初心者には難易度が高すぎました・・・・

さ、あとはひたすら走って家に帰りましょう。
↓もちろんこの人たちと一緒に。

真っ黒から10年後。やっぱり黒い。しかもおっさん。

(もうええっちゅうねん)

2007年6月12日(火) アルチョムの出来事

連休最終日です。

昨日は疲れてしまい、家に帰って荷物を放り出し寝てしまいました。

さすがの両親たちもお天気が悪いので嫌気が差したらしく、
我々が帰ったすぐ後にハンカを出たそうです。

たまは、エサを思ったほど食べていなかったですがトイレはちゃんと「トイレ」でしていました!
ウラアァァァァァァーーーー!!
たま、マラヂェツ!!
ひとりにするほうがいいのかな〜???
まずはヨカッタ♪
このまま覚えてくれるのか?と期待がふくらみます。

さて今日はお天気も悪くないのでアルチョムのバアチャンちに行く事にしました。
ゴボウの種を蒔くのが遅れていたので気になってしょうがなかったのです。

「子ヤギが生まれているらしい」 とオッサンが言うのでワクワクの道中です、
向こうに行ったら両親も来ていて、水汲みしていました。
ここは水道がないので、近くの共同井戸まで水汲みにいかないといけないんですけどこれがかなり大変。
いつもはジイチャンがやっています。

めちゃめちゃ喜んで纏わりついてくるカラット(大型犬で番犬のお役目)を適当にいなし、
「子ヤギが生まれてるの?」とバアチャンに聞くと、
「そうだよ、3匹。白いのと黒いの。」
「わーー!見にいこ。」

カワイイ〜〜♪

いつもはジイチャンがかぎを開けてくれるので中まで入れるんですが、今日は姿が見えないのでネット越し。

 ←カアチャンのベルカ。

「ヤギ見てないでゴボウの種まきなさーーい!」

オカーサンに呼ばれて行くと、バアチャンがクワを持ってきて
「ここに蒔いていいよ。雑草がひどいから抜いて耕してからな」というので
オッサンに「ラボータ!」と命じたけど、  ←「仕事じゃ!」
「草とりはめんどくさいも!飽き飽きになるからアリちゃん草とったら土は起こしてあげる」
と抜かすので、黙々と草引きしました・・・・・
そして土を起こしてもらい、ゴボウの種を蒔く。

「ごんべが種蒔きゃ、カラスがほじくる」 ←なんとなく出た。
「ごんべってダレ?」
ダレって・・・・
誰なん??

その後もあちこち草引きしたり、イチゴの様子を見たり、春菊を摘んだりという軽い労働をして
バアチャンにお礼をいい、心地よい疲労感と共に3連休を終えたのですが、
これがバアチャンちのヤギとカラットを見る最後の機会であると知らなかったのは私だけでした。

2007年6月13日(水) ワタクシ調子悪いんです

晴れ。 16:21の外気温21.5℃、室内24.7℃、湿度44%

今日はいい天気、気温もけっこう上がりました。

オッサンが、タイ旅行のおみやげにもらったという椰子の実を持って帰ってきました。

「なんか入ってるのカナ?」
と言いながらちゃぽちゃぽと椰子の実を振っているので、椰子の実ジュースを見せてやろうと思い、
「どれ、かしてみ。」
と、口のほうのくぼみを突くと、
「へ〜簡単に穴が開くんですネエ〜ビックリシター」
「この3個のくぼみはここの口みたいなヤツしか穴があかんのじゃー。」 
と偉そうに言いながら茶碗にジュースを振り出します。



気がすまないオッサンが一応口をつけてみたのですが、
青いうちでないとおいしくないというとおり、油臭い酸味の強い汁で、
「ワ!」と言って捨ててました;;;;
そして、
「今日この話をしてやろーっと。」と言い、ヴァローヂャの送別会に出掛けて行きました。
彼は明日北の村に帰るのです。
マガダンまで飛行機でそこからバスに一昼夜揺られて・・・大変ですね。

椰子の実は明日、上手に割って中身も見せてやるとするかな。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

さて、猫です。

たまがエサを食べません。
元気がありません・・・

カリカリをぬるま湯に浸してやわらかくしてやってもダメです。
おかあさんは心配して牛肉挽いちゃいました。
夕方くらいからそのひき肉をボチボチ食べ始めたのですが、少し食べてはしゃっくりします。
うんこは下痢でも便秘でもなく、いいうんこなので大丈夫かな???
家にひとりでいたのが淋しくて体にきたのかな?
猫飼い歴が長いオッサンに言うと、「チョット様子をみてみマショウ」というので
獣医さんに行くのはやめたんですけど・・・・
おかあさんは心配です・・・・

ワタクシ調子悪いんです


<本日の夕ゴハン>
アクローシュカ、キンメ鯛の煮付け、カバチョクとグルジンカの炒め物、野菜サラダ

2007年6月14日(木) やっぱり調子悪いんです

晴れ。14:12の外気温24℃、室内25.5℃、湿度37%

きのうの椰子の実を割ってみました。



臭い・・・・
古い油のような臭さです。
そりゃーみやげもんの飾りなので当たり前だー

「食べれナイノ?」
「この状態では食えません」
と言ったら、いきなり興味なくしたみたいで「捨てマショ」と言ってさっさとゴミ箱に放り込んでしまいました。

あーあ、南国パラダイスのタイランドからこんなとこに連れてこられてこれかい・・・・
なんか、気の毒な椰子の実さんの最期でした。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

今日はオトーサンが、新しいガレージのドアを付け替える工事の立会いにやってきました。
先週ドロボーに破られたあのドアです。    ※6月8日『ふたつよいことさてないものよ』ご参照

どうしてオトーサンがやってきたのかというと、
オトーサンは心臓ペースペーカーを入れて障がい者認定を受けたので
オトーサンの名義でやると障がい者割引になるからです。 (便乗?悪用?)

そういえば、被害届は出したのか?というご質問がありハタと思ったのですが、
そんな事、頭の隅にもありませんでした。

会社の物だとか保険が掛かっていれば別ですがロシアではこういうケースは泣き寝入りが普通です。
盗られた物も何も証明になるものがなく、見つかったところでどうにもなりません。

そこで思い出したのが、先日の日本人会総会で、
自称B級グルメ・買い食いが趣味の青山さんより報告があったウラジオの犯罪状況。

書き留めたデータをここに公開しますと・・・

沿海州の人口は約200万。北海道は500万。
2005年のデータで、

   沿海州  北海道  沿海州が
殺人:771件   45件 →17倍
強盗:6106件  236件 →26倍

その時のお話で、ロシア人からは届出?意味無いんじゃないの?とよく言われるので、実際の事件はもっと多いはずということでしたがうちでさえこうですから絶対そうです。

又、昨年(2006年)外国人が被害にあった事件というのが238件報告されているそうですが、うち200件がアジア系だそうです。
場所柄という事もありますが84%に達します。
日本人の方も傷害、強盗、空き巣と被害に遭っているのでどうか皆さんお気をつけ下さい。

ドアは無事付け替えられました。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

たまは、ゆうべ勢いよくカリカリを食べ始めたので、
やっぱりひとりにされた寂しさで食欲不振になったのか〜かわいいヤツめ、
と暢気に思っていたら、全部吐いてしまいました。

カリカリはふやけているだけでまったく消化されていません。
ひき肉は少し食べますが、カリカリはまったく食べなくなりました。
うんこは軟便気味。

やっぱり獣医さんに連れて行くべきか・・・
重い病気かもしれない?
日本なら駆け込むところかも。
両親に言うと、もう少し様子をみたら?というのでそうすることにしましたが
たま、どうなん?
どしたらいい?

 やっぱりワタクシ調子悪いんです

2007年6月15日(金) 調子よくなってきました

晴れ。

連休だったのであっという間に週末です。

このところ晴れが続いていて、週末のお天気もいいらしい。
・・・・と思ったら、
やっぱり釣りのお誘いが。

ボートがないので(盗まれました)ルースキー島かポポフ島にフェリーで行くらしいです。
「ウニも採らなきゃ!」
「30個以上持ち帰り禁止。」
「はい・・・・。」

調子悪かったたまですが、
今朝から食欲が出てきて、行動も活動的になり調子よくなってきました。
バカ食いして吐くこともなくなりました。
困ったことにカリカリは無視なのでひき肉をやっていますけど、
これでいいのか甘やかしてるのかわかりません。

オッサンというニセ獣医の診断は、
ひとりにされたストレスから食欲が減退、環境が戻ってテンションが上がりバカ食いしたはいいが
体はまだストレス反応から立ち直っておらず消化液が上手く出なかったので吐いた。
3日目で体も慣れ、ようやく元に戻ってきた。
というもっともらしいものですが、本当のところはたまにしかわからないです。

たま殿、どうかこのまま元気になって下さい。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

テレビのニュース番組から、「プレステ3がどうのこうの〜」という話が聞こえてきました。

なんでも、プレステ3のゲームの中にイギリスのマンチェスター大聖堂を舞台に
何百人もの人々が銃撃死闘を繰り広げるという場面があり、
イギリス国教会が聖堂の無断使用と神聖な教会の冒涜であるとしてソニーに謝罪と販売中止を求めた、
という内容のようです。

まあそれはおいとくとしてですね、つづき。

「しかしプレステ2ではロシアの外務省が登場していましたが、
ロシア政府がソニーにクレームをつけたという話はありませんでしたけれども。 では、次のニュース。」

 コレやね。

ロシアのニュースはなかなか面白いんです。



<本日の夕ゴハン>
シマーのフライタルタルソース、フレンチポテトと玉ねぎのフライ、トマトとワカメの味噌ドレッシング

2007年6月16日(土) ゴーシャ、38歳ウクライナ出身。

晴れ。 10:31の外気温27℃、室内22.3℃、湿度41%

朝もはよからゴーシャの電話。

「ゆうべオレ、なんか迷惑かけなかったっけ??」

・・・・なんじゃそりゃ?

ゴーシャはゆうべムチャムチャ飲んで気づいたら朝だったそうですが、
誰と何処で飲んだのか、どうやって帰ったのか、まったく記憶がないそう。

「もしかしてオマエと一緒で、なんか迷惑かけてたらヤバイな〜と思って」 電話してみたそうです。

「幸か不幸か一緒じゃなかったよ」 オッサンがゲラゲラ笑いながら言うと、

「そうか・・・今から震えながら自分の車を見に行く」 と言って電話を切ったそうです。

「ガハハ、そんな状態で運転して帰ったんなら車どうなってるか見るの怖いわな〜!」
「そうらしい」
「けど警察に停められたらやばすぎなんちゃう?」
「ゴシャは警察に停められマセン。」
「なんで?」
「警察は警察を停めマセン。」
「そういうワケのワカラン言い方でなく、もっとストレートに言ってはくれまいか。」
「ゴシャは警察の資格も持ってるの!」
「ドクターで警察なん?」   
「そうッ。彼の車のナンバー知ってるでショ?フツーの人じゃナイんだってば。」

医者で警察・・・・・。
ロシアでもっとも怪しい2つの資格をもった男、ゴーシャ 38歳。
ウクライナ出身、妻1人元妻1人愛人1人子供2人。

もう、好きにして、って感じです。 (やれやれ)

2007年6月17日(日) 軍用レストラン『黒ヒゲ』

晴れ。

黒ひげ軍曹から、
『 極東ディナーショウ 〜初夏の風と激烈訓練〜』 という召集状?が届きました。

5月にちょっと振ったアレです。   ※5月30日『気になる二人』 ご参照

軍曹殿は口に出したことを必ず実行するので皆の信頼が厚いです。(胸板も厚いです)

↓召集状にはお品書きもありました。

@鯛のサラダ風カルパッチョ酢味噌和え
A合鴨のネギ焼き
B和牛冷シャブ
Cマツタケご飯
D抹茶アイス
Eフルーツ

まことにスンバラしい!!

ただ喰らいにあがるのでは、あまりにも申し訳ない。
(ロシヤ人は、うわースゴそうなゴハン!と喜んだだけです)

何か一品・・・と思いましたが主婦の晩ゴハンしか作れないワタクシ、悩みました。
ロシヤ人は、
「マーボー豆腐かキンメの煮たやつがいんじゃナイデスカー」
貴様の好みはきいとらんッ。
しかし、「明日釣り行きマス」と言うので「そんなら刺身になるような魚釣って来い」と申し渡したら
「ガンバリマス」という返事がかえってきました。
それで軍曹に、「釣った魚をお持ちします!」など大口叩くも・・・・ボウズで手ぶら。(ありゃりゃ)
コニャック一本下げて出掛けました。

さて軍曹殿のアパートは、我々のアパートとは場所も佇まいも構造もシステムも違う高級アパートだったので
建物に入る時点でおろおろ。
仕方ないのでアマノウズメノミコトに踊ってもらい、ようやく扉が開きました。

「部屋の前まできたら腕立て伏せをしながら待つように」との指示。
アマノさんはさっさと高天ヶ原にお帰りになられましたが、
我々は352回くらいしたところでようやくドアが開き、入室を許可されました。
汗だくです。

居間に通されると、高級アパートにすんなり入れた同じく高級アパート住まいの面々が既におそろい。
うあーー!!テーブルには豪華ディナーが溢れんばかり、見るだけでゴックン。
そしてもちろん、食べたらウマイッ!!!
オーチンハラショー!!
スンバラしいですね。
こういう食材は一般人が買えないルートからご好意(横流しともいう)でお買い求めになるそうです。

皆でスンバラしい手料理の数々をバカ食いしながら、
「で、領○館のぉー○○を××だったわけ、それで△△が朝起きたら(ピー)困って○×結局(ピー)」
というような話で盛り上がっていたのですが、ふいに、
「ご主人は静かな方ですね」

ええ、食ってますから。ずっと食ってますんでずっと静かなんです。

そして本日のメインイベント、気になる二人のDVD、
『海上自衛隊幹部候補生〜江田島の青春〜』 鑑賞会です。

  ←もう、めっちゃ笑えるそうなんですが、



・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・笑えん。

笑えんよ!!めちゃめちゃ厳しくて(無意味に厳しくて?)背筋ピンッって感じ?
笑ったのは誰だ!
キサマか、え?キサマかあ〜今田ァ、オラオラ、床で寝てんじゃねえぇぇーー!!
アルファ様に謝れぇぇい!
オマエもか?長谷川ァ、何が可笑しい、前方直視!ボタンが正方になっとらーん、全員やり直しだあーッ!
黒ヒゲ台風だあーーッ!!
(ハアハア)

でもその次のやつは笑えました。

 『陸上自衛隊 空挺レンジャー』


何が笑えるってお返事が「レンジャッ。」なんです。
ご存知でしたか?
精鋭無比のレンジャーさんたちのお返事はハイ!とかイエスサー!でなく「レンジャッ」なんですよ
ぷぷぷっ。

で、その次のやつはもひとつ笑えました。

 『ミリタリー・エンジェル Part.2 精鋭!レンジャー訓練』

・・・って、これもう自衛隊ものちゃうし(笑)
グラビア・アイドル絵美ちゃんが陸上自衛隊レンジャー部隊に入隊し、
上官に叱咤されながらあーんなコトやこーんなコトに挑戦するっていうアダルト系です。(いえ微妙)
とはいえ、ホンモノの自衛隊訓練基地で自衛官さんもホンマもん。
ホンマもんに放り込まれたグラビアちゃんが、あんッとか、きゃああああーとか。 よかとです!
リベリング降下、ロープがけの上官さんの股間に目が釘付けでした。 よかとです!
撮影向けに「行動しろ!」「訓練を行う!」「わかったか!」など言っている上官さんが
ときどき素面になって「それはね、こうしてぇ、そうそう」とか言うのが笑えました。 よかとです!
でも絵美ちゃん、仕事は選ぼうね・・・

普通の人は買わないであろうこのようなDVDを3枚も鑑賞できて幸せでした。
気になっていたアルファとブラボーのお二人が何者なのかも判明しましたし、とても有意義だったと思います。
皆も同じ思いだったことでしょう。
(床で寝ていた人が1名いましたが)

そんなこんなでおいしくご馳走を頂き、デザートは抹茶アイス。
抹茶アイスには一言ある我が家のロシヤ人も「濃くてうまいッ!」と大絶賛。
うちの場合、抹茶をケチってるんでイマイチ物足りないらしい。
さらに「これ何デスカー?」と
 『都こんぶ』をゲット、(オッサンの「これ何デスカ?」は「食わせろ」という意味です)
またまた「これ何デスカー?」で
 『日本海海戦百周年・日露友好ビール』までせしめてご満悦。

ほんまに料理も、ショーも、(あったっけ?)みなさんのネタも、素晴らしいディナーでした。
何もいうことはありません。
ただただおいしく楽しく感謝のみです。
黒ヒゲレストラン、ミーシュカ3ッ星です。 ←ミシュランだ
 こんな感じ?

ありがとう、軍曹、
ありがとう、みなさん。
(ゴルァ!床で寝てるキサマッ、起きろーッ!)

ところが??
オッサンの顔が曇りました。
帰り際、おみやげに頂いた、自衛隊限定『ほふく前進キューピーちゃんストラップ』をじっと見ています。
 「ほふく が、ひらがなですネエ・・・・。」

 たしかに。

何が気に入らないのでしょうか?
それに、それは軍曹のせいではありません。


軍用レストラン『黒ヒゲ』、やはり3ッ星です。





<気になる二人アルファーとブラボー>
幹事付きA(アルファー) 
幹事付きB(ブラボー)
広島県は江田島・海上自衛隊幹部候補生学校で学生達をシゴく教育係の教官の名称です。
別名赤鬼、青鬼。

※ミーシュカ:ここでいうミーシュカとは1980年モスクワオリンピックのマスコット、こぐまのミーシャであります。

2007年6月18日(月) たまがいっちゃった

晴れ。 13:34の外気温21.8℃、室内26.1℃、湿度44%

たまが行っちゃいました。

あんまり突然だったので、
ぼんやりしている間にオッサンがさっさとトイレやエサを片付けてたまを上着の中に入れ
「じゃ、」と言って行ってしまいました。

飼いたいと言った人から連絡がなく2週間。
もう、トイレの事もなんとかなるデショで、すっかり我が家で飼う気になっていたところ。
お母さんは心の準備もできてないよ?

オッサンの話によると、
飼いたいと言っていた人から職場に電話があり、
「家族の一人が反対していたので納得してもらうためにずっと話合っていた、
ようやくOKが出たのでもらいに行きたい」 と言われたそうです。

家がウラジオストクじゃないのでなかなか都合がつかない、
急だけど今日なら行けるので、お互いがナターシャのところに出向いて ←職場の同僚でこの話をもってきた人
引渡しするのはどうかと言われ決まったそう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そっか。

そんな真剣にたまを飼うことを話し合ってくれたんか。
そんな飼い主ならたまも幸せに暮らせるやろう。

大きな一軒家らしいし。
庭のどこでしっこしても怒られんよな。

部屋のあちこちに転がっている、たまが遊んだボールを一個一個拾いながら涙がこぼれました。

はじめてうちに来た日、スーパーのカサカサ袋で作ってやったボール。
捨てる気になれず、でももう見たくない気分になって、ソファの下に投げ込みました。

しかたない。
飼い主を探していたのは我々だったのだから。

きっと1週間ほどセンチメンタルな気分。





<本日の夕ゴハン>
アクローシュカ、鶏手羽元の中華風フライ、牛肉と野菜の豆鼓醤炒め、大根の香り和え

※たまがうちに来たワケ(たま初登場)5月4日『猫はたま、犬はポチ』ご参照

2007年6月19日(火) 猫がおこしにこない朝

曇り。 19:27の外気温15.9℃、室内23.3℃、湿度46%


昨日までずぅーっと晴天が続いていたので、
「夏が来ないんじゃないか・・・」と不安げな我が家のロシヤ人でしたが、
今日は久々の曇天で、
「もう夏は終わったかもしれない」と更に不安げです。

意味不明な話ですね。

△  △  △  △  △

今朝は、たまが起こしにこなくて淋しかったです。

毎朝、肩を踏み踏みして起こしに来たんです。

代わりにオッサンが親指で肩を踏み踏みしてくれましたが、
ちがうッ、ちがうんじゃッ、そーじゃないんじゃッ。と暴れました。

新しいたまの飼い主から電話があり、
「ゆうべは不安そうに一晩中鳴いていました」 と言われ、また涙がぽろぽろと。
「でも今日は元気にエサを食べてます」 と言うので、やはり馬鹿ねこだったかと。

うちに来たときもそうでしたが、
10分ほどでベッド下から出てきて辺りをフンフンして、ちゃんとエサも食べうんこもしました
向こうでもそうだったみたいです。

最初のお母さんは君をときどき思い出すと思います。
どうか元気で長生きしてください。



<今日の夕ゴハン>
鱈の野菜ソースがけ、ジャガイモと春菊のナムル、都こんぶを食べた後に残った白い砂糖酢で漬けたきゅうり

2007年6月20日(水) とても、やりきれない

濃霧時々霧雨。 13:10の外気温17.1℃、室内24℃、湿度56%


すごい霧で真っ白です。

テレビの映りも悪いです。

テレビの映りは霧と関係あるのかしらんと思い、
ぽちっとググッたら自分の日記がヒットしました・・・・・アワワ。
こういうの、こっぱずかすぃ〜もんですね;;;;

2004年にも霧がひどくてテレビの映りが悪いと書いてありました。
すっかり忘れていました。
ついでにヒットしたページの日記を読んでみたんですけど、
昔のほうがダンゼン面白いです。(ぎゃぼーん)

しかし、いまどきの日本では霧程度でテレビの映りが悪くなるようなことはないみたいで
日本語の記事は以外なほど見当たりませんでしたよ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

冷凍庫がごちゃごちゃなので整理していたら、奥の方から骨の入った大きな袋が出てきました。
バラバラ死体とちゃいます。
市場で肉を買うと骨付きの事が多いんですが、 ←まさにバラバラ死体
バアチャンちの犬にやるために煮込んだあとのものをこうやってとっておくんです。

「なあ、骨たまったから、そろそろカラットに持っていかなあかんねー」  ←犬の名前:シェパードの雑種
「カラットはもうイマセン。」
「へ?」
「カラットもヤギも、もういないの。」

かなり驚きました。

「この間、ゴボウの種まきに行った時はいたやん!」
「ヤギは3匹とも週末に売っちゃったし、カラットはオカーサンがセルゲイの工場に連れて行きマシタ。」
「なんで?」
「もうね、オジイサンが世話できなくなったから」
「どして?」
「オジイサンはもうすぐ死んじゃうの。」
「なにそれ・・・」

末期の肺がん。
先週行った時、ジイチャンがいなかったのは入院していたからだそうです。
診察を受けた時にはもう手術も出来ない状態だったので、投薬でもたせることにして今は家に帰ってきているそう。

「たぶん、夏の終わりか、秋のはじめころ死んじゃうと思う。」
「そんな急に・・・」
「オバアサンは足が悪いから、大きな犬を散歩させたりヤギにエサを食べさせに行ったりできないじゃん。
だから買ってくれる人を探してたんだけどやっと見つかって、この週末に売っチャッタ。」
「ほなこの間行った時、知らんかったのは私だけ?」
「まあ・・・そういう事デス・・・」
「そうやったんか・・・」
「それに、オジイサンがいなくなったらもう畑を耕したり家を修理したりできないデショ、
だから家も売ってネ、オバアサンはアパートに引っ越すつもりみたい。まだはっきりじゃないケド・・・」
「そっか・・・じゃあ畑でいろいろ作ったりするのも今年が最後か。」
「ソウデスネエ・・・」
「ジイチャンがいなくなるのも家がなくなるのも両方淋しいな」
「ソウデスネエ・・・」

とても、淋しいです。
とても、やりきれない。

2007年6月21日(木) RuTubeで政府転覆

晴れ時々曇り。 13:43の外気温25.5℃、室内27.7℃、湿度51%

「じゃ、行ってキマース!」
「あのォ〜、」
「ナニ?」
「たまの新しい飼い主から、この猫はワルイ猫から返します、って連絡なかった?」  ←『だ』抜き
「無い!いい猫も。」   ←『だ』抜き
「そうですか・・・いってらっしゃーい・・・」

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ロシア版YouTubeというべき、『RuTube』 というのがあります。
ちゅうか、まんまデショ!って感じで笑えますよね。
量的にはまだまだ少ないんですが、すごい勢いで増えていってますのでお好きな方は要チェック!

さっき見たら、トップページのビデオがなぜか 『東京都知事選候補・無所属 外山恒一』 でした。



この方は、
「イマドキ政治犯として2年投獄され現在に至るも反体制知識人」らしい電波なスキンヘッドさんでしょ?


「選挙で何かが変わると思ったら大間違いだ!所詮選挙なんか多数派のお祭りに過ぎない。」

「ヤツら多数派が支配するこんなくだらない国はもはや滅ぼす以外に無いっ!!」

「改革なんかいくらやったって無駄だ!今進められている様々な改革はどうせ全部全てヤツら多数派のための改革じゃないか。」

「少数派の諸君!これを機会に政府転覆の恐ろしい陰謀を共に進めてゆこうではないか!」


そっか、これってロシア向けの政見放送やったんやね。



<本日の夕ゴハン>
大根とグルジンカのスープ煮、トマトのサラダ、鱈と野菜のパイ


※この放送を是非生で見たかったです。

2007年6月22日(金) 北野監督ロシア語をしゃべる

晴れ。 8:58の外気温23.9℃、室内26.8℃、湿度38%

オカーサンが歯を抜いたんですが、
抜いた痕が炎症を起こしてしまい、ほっぺたポンポンに腫らしてます。
見ているこっちが痛ほど・・・

さて、今ロシアのテレビでは北野武がロシア語しゃべっています。
ニュースの見出しも、『世界のキタノがロシア語を話した』 です。

スゴイですね〜〜
ロナウジーニョも、『LOST』のジャックも、CMでロシア語しゃべらされてんですよ、
今度はたけし様ですか〜

ロシアも金で有名人の頬を叩けるようになったんですね〜〜!
強くなりました。

北野監督は、パナソニックのプラズマ液晶テレビ『VIERA』の、
ロシア・NIS諸国向けキャンペーンキャラクターに起用されて、
ロシア中に巨大広告ボードや等身大広告ボードが出現していました。

ウラの中央広場にもボード広告があるんですよ。

 堂々たるもんです。

そしていよいよテレビCMの放映も始まりました。

監督はロシアでも知名度が高く、映画も繰り返しテレビで再放送されていて、
インターネットの調査では約7割のロシア人が知っているという結果なんですねえ。

ま、見てもらいましょうかね。

どうです?監督は、自身でロシア語をしゃべっています。
まあ、「Да、это так」と「превосходно」だけですけど日本人ならたけしの声とわかるはず。

突然テレビからたけしの声でロシア語が聞こえてきた時は驚きましたよ〜!
3月に日本で収録したそうです。

「どうよ、オッサン?」
「まー、ダー エタ ターク はいいとして、プリェヴァスホードナはひどい。アリちゃんよりひどい。」

そうですか・・・・。(うれしくありません)


<本日の夕ゴハン>
メヌケの味噌漬け焼き、温玉そうめん、わかめときゅうりの酢の物

2007年6月24日(日) 神秘的な二人

曇り。 19:15の外気温18℃、室内24℃、湿度57%
     21:11の外気温12℃、室内23.8℃、湿度60%

両親がガレージの荷物を整理しにやってきたので、
みんなで夕ゴハンを食べるつもりで用意していたのですが、
オッサンとオカーサンがけんかして、両親は帰ってしまいました。

オトーサンは最初、「喜んで夕餉をいただく」と言っていたのですが、
オカーサンが帰ると言うのに一人だけ残るはずもありません。

いったい何が起こったのか?
オッサンにきいてみました。

オッサンが、ガレージに入っている自分の車を出したかったので
ガレージの前に停めてあるオカーサンの車をちょっとどけてくれない?と言ったところ、
オカーサンはいま車の掃除中だから掃除が終わるまで待ちないさい。と言った、
2mくらい動かすだけで出れるんだからちょっと動かしてくれればいいのに。と言った、
なぜ待てない?と言われた、
※動かせ!
  待て!
  動かせ!
  待て!
(※死ぬまで繰り返し)

で大喧嘩になったそうです。

※ 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆
呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆 呆

(※死ぬまで繰りかえし)

「あーゆーヒトはワタシのオカーサンでなかったら、絶対つき合いたくナイッ、オカーサンの性格大嫌いッ!」

オカーサンはいま歯が痛いのでイライラしてることもあるんですが、
とにかくこの二人は気が短い。

なぜそんなことで大喧嘩になるのか、神秘的な二人。


<というわけで二人ゴハン>
メヌケの煮付け芥子菜添え、牛肉としいたけの牡蠣油炒め、イズミダイ(テラピア)と野菜のサラダ、春菊のおひたし

2007年6月25日(月) 手作りバター

ここんところ、天気も気温もジェットコースターのような感じです。


ウチの山のふもとの市場に、自家製の乳製品を売っている箱店があります。

オジちゃんといおうかオニイチャンといおうか、
微妙な年齢の男性二人(しかもオネエぽい)がやっているんですが
いつもここでバターや、スメタナ、ヴァレニェッツなどを買います。

バターを買おうとしたら、
「バター無いんだわ。暑いから作れないのォ。」
「え〜そうなの?」
「バターの攪拌機が外にあるから、これだけ気温が高いと作れないのよ〜」
「ざんねんー」
「スメタナ買ってってウチで作ったら?簡単よォ。どうせうちでもぐるぐる混ぜてるだけだしィ〜」
「そうなんですか・・・」
「500gのヤツで、そうネェ、15〜20g作れるはずよォ、その時の牛乳によるけどね」
「じゃ、やってみよかな。スメタナちょうだいー」
「はぃはぁ〜い♪」

というワケで帰って早速作ってみました。

 こんなふう。

500gのスメタナから15gのバターができました。
う〜〜ん、悪くないやん?

簡単です。
スメタナをミキサーにぶっこんでスイッチぽん!
ぐるぐるぐるぐるぐるで、勝手にできてくれます。
いいですね〜〜

スメタナから作るので発酵バターです。
ちょっと酸味とコクがあります。
ちなみにヨーロッパでバターといえば発酵バター。
日本やアメリカ、オーストラリアでは非発酵バターだそうな。

なぜだかオッサン、めちゃめちゃ喜びました。

2007年6月26日(火) 編集部は今日も荒れ模様

晴れ後小雨。 7:56の外気温10.1℃、室内22.5℃、湿度51%

ウラジオストク日本人会には『浦潮瓦版』という生活情報誌があります。

年に3回〜4回、会員さんに20頁〜30頁程度の冊子をお配りしておりまして、
会員配布後に、サイトアップもしていますのでどなたでもご覧になれます。

編集部は少人数でこじんまり、
いつでも人手と時間が足りないというところだけ大手出版社並の、ささやかなものです。

手描きイラストを切り貼りしてコピー印刷するというプリミティブな製作をしており、 ←私だ。
作業においてはPTA会報、同人誌以下、
しかし実生活に役立つ細かな内容になっているため大変好評頂いております。

さて本日はその編集会議。

肉じゃがをいっぱい作っておでかけ。

「肉じゃが・・・ダケ?」
「ごはんも炊いといたでー!!」

と、飛び出しました。

ウラジオに住んでいる日本人の方はほとんどお仕事か学生さんなので、
短期間でどんどん顔ぶれが変りますから編集委員を確保するのも大変です。

会議の様子を見て見たいというオニイサンや、
今晩は何も予定が入っていないです、というオジョウサンをだまくらかして会議に誘い出し、
囲い込み洗脳して新メンバーにするというのが今季の流行です。

今号はどんな記事を載せようか〜?というのはあっという間に決まります。
誰が書くかというのもぱっぱと決まります。
原稿提出、校正、印刷、配布のスケジュールもサクサクと決まるんですね、これが。
すごく優秀な編集部なんです。

一番大変なのは、会議が終わってからどこで飲むか、ってことですね。
少人数なのにみんなかなり主張があるんですよ。
もう、大混乱で大乱闘  
ぜんぜんささやかじゃありません。

やれやれ、半分くらいの人が流血して気絶してるんで、残りのみんなで『ステーキハウス』行ってきます。

ほな、また!


<本日のグルソン>
最近ロシアの曲で気に入る曲がぜんぜんなかったんですがコレはなかなか気に入りました。
NOIZE MC / За закрытой дверью : ノイズMC / ザ・ザクリィトィ・ドヴェリュー
Youtubeでフィレディ・マーキュリー?なクリップどうぞ。N.W.A.のポスターがはは〜んという感じ。

2007年6月27日(水) ウラジオストク・ビエンナーレ

曇り。明け方霧雨。 14:27の外気温21.7℃、室内26℃、湿度51%

いい感じに曇ってます。
霧も出てるし、浦の夏にふさわしい朝というべきか。

国際文化の相互理解を深める目的で1998年に始まった 『ウラジオストク・ビエンナーレ』 というイベントがあります。
今年で5回目を迎えるのですが、今回の日程は6月28日(木)〜7月5日(木)までの1週間。

日本をはじめ、アメリカ、中国、韓国などの演劇、音楽、伝統芸能、絵画、写真、漫画等の分野に関係する
多くの方々がウラジオストクを訪れ、国際文化交流を楽しみます。

大きなスポンサーのない、情宣的には地味なイベントなんですけど、
規模と内容はかなり大掛かりで専門的なものです。

まあそのような学術芸術的にレベルの高い、インテリジェンス溢れるイベントですから
もちろん私も参加します。

何をやるのか?

7月1日(日)に浦の歩行者天国の観光目抜き通り、
フォーキナ通りで「日本の裏庭」という展示があります。

これは日本文化を日本人より知っている恐ろしいロシア人集団 「日本文化同好会」 さんが
精神性の高い生け花とか、達人級の書道とかの作品をご披露されるのものなのですが、
そこで同時に在留邦人のみなさまで 『日本の夏祭り・縁日』 というイベントもやります。

ヨーヨー釣り・福笑い・おはじき・かた抜き菓子・輪投げ・野点・たこ(イカ)焼き・お好み焼きなどをしながら、
立ち寄った人たちと交流したり日本文化を楽しんでもらう、という楽しいイベントなんですねえ。

だからですよ、
縁日というテキヤなオシゴトには私しかいないデショ?

7月1日です。
旅行者のかたも是非飛び入り参加してください。

「めるさん」が誰だか当てた人にはたこ焼きを、・・・・焼かせてあげましょうッ!!


<本日の夕ゴハン>
鶏手羽中のゴマタレ焼き、アクローシュカ、金銀炒飯、野菜サラダ

2007年6月28日(木) 悩める男たち

曇り時々霧雨。 12:44の外気温18℃、室内23.5℃、湿度70%

今日から『ウラジオストク・ビエンナーレ』開催です。

曇って霧雨、ウラジオの夏のイベントにぴったり♪

さて日本から、ゲイジュツとか文化とかまったくカンケー無いお客がやってきました。

通訳仕事から帰ってきたオッサンが、めちゃめちゃ不機嫌に、

「もぉ〜、バイアグラ買うの、嫌で嫌で。」  ←このような客

「ま〜た、あのブリトニー・スピアーズのオジチャンはそんなもの買いたいかー。」
「ブリストル・マイヤーズ。」
「で、買うたん?」
「まだ。いやだも。」
「なんで?」
「ワタシが使うと思われるじゃん!」
「ほな、ブリトニー・マイヤーズのオジチャンに自分で買わせたらええやん、いい加減ロシア語もできるやろ。」
「ブリストル・マイヤーズ。」
「ロシア語がわかるカラ、自分で買いたくないんデスヨ。」
「なら、インパザどうよ?何かわからんやろ。安いし。」

     20錠270p

「・・・・・・・・・・・・・。」「ほな、シアレックスとか」

     12錠700p

「・・・・・・・・・・・・・。」「マジック・スタッフとか」

     400mg4カプセル7000p

「・・・・・・・・・・・・・。」「ヴカヴカとか?」

     20錠248p

「ブリストル・マイヤーズは覚えれないのによく知ってますネエ・・・・」
「だってコマーシャルばんばんやってるやん」
「どしたらいいカナ?」
「ブリストルなんとかのオジチャンも自分で使うんとちゃうんやろ?」
「たぶん」
「私が買ってやろか?」
「それもナンカ・・・・・・」

どうせえちゅうねん。


※ちなみにバイアグラは50mg1錠300〜350p、100mg450〜500p程度、シアリス200mgは450〜480p程度かな

2007年6月29日(金) この道は母へとつづく

雨。 7:56の外気温15.8℃、室内22.8℃、湿度76%

1月に偶然テレビで観てとても気に入り、
日記でご紹介した 『イタリア人・Итальянец』 という映画があるのですが、
日本でも10月に公開決定したと教えてくださった方がいらっしゃいました。

 ←日本とはチョト雰囲気も違いますか?

邦題は 『この道は母へとつづく』 です。

もういちど簡単にストーリーを説明しますと、
ロシアの孤児院で暮らすワーニャは裕福なイタリア人の養子になることが決まります。
そこへ以前養子となり施設を出て行った友達の本当の母親が子供に会いにくる事件がおきてワーニャの心は大揺れ。
仲間から母親の居所を教えられたワーニャは母親に会いたい一心で施設を脱走するのですが
同時に裏の養子縁組で稼いでいた施設から追跡される身となります。
果たしてワーニャは母親に会えるのか?

という、私が書くと陳腐な映画になって元も子もない、とても上質な映画です。

内容や予告編はこちらでご覧になってください。

【上映スケジュール】

東 京  Bunkamuraル・シネマ : 10月27日〜11月末(以降未定)
大 阪  梅田ガーデンシネマ   : 11月17日〜11月30日(1以降未定)
京 都  京都シネマ        : 11月17日〜11月23日(以降未定)
兵 庫  シネカノン神戸      : 11月17日〜18日
愛 知  伏見ミリオン座      : 11月10日〜
福 岡  KBCシネマ         : 11月10日 〜
札 幌  札幌シネマフロンティア : 2008年1月予定
岡 山  シネマ・クレール丸の内 :12月22日〜
広 島  サロンシネマ       : 12月15日〜
熊 本  シネパラダイス       :2008年1月予定
大 分  大分シネマ5        : 2008年1月予定
香 川  ホール・ソレイユ     :2008年1月予定


ロシア映画はなかなか日本で公開になりませんから、機会があればぜひご覧になっていただきたいです。
(私のロシア語理解がいかにテキトーかバレバレになるはずです;;;;)

さてこの映画の邦題のことですがちょっと気になりました。

この映画の原題はイタリア人です。
このイタリア人というのは、主人公が孤児院から養子に行く先が裕福なイタリア人夫婦のところなので
施設の仲間に羨望と皮肉を込めて『イタリア人』というあだ名をつけられるからです。

私にはこのタイトルに、この映画の旨み成分が凝縮されていると思うのでこの邦題には違和感を覚えました。

悪くないんだけど、なんだかちょっとイメージが違うんですよ、
とても純粋無垢な感じというか、けなげな感じというか、泣けよおまいらみたいな感じというか、教育委員会推薦というか、
でも映画はもっとワイルドでクールでダーティ、皮肉が利いてるんです。

淡々とした、ワーニャのロードムービーという感じで、
ドキュメンタリーにも近い拵えなんです。
あ、音楽もいいですよ〜

これから映画の宣伝がどうなっていくのかわかりませんが、
この分では愛と感動と涙の物語!みたいになりそうで心配というかなんというか;;;;

でもいっぱい宣伝してたくさんの人が見てくれるほうがいいので
キャッチコピーはどうあれバリバリ宣伝してください。

いい映画です。


<本日のひとりゴハン>
手羽中空揚げ、半熟卵、ほうれん草の味噌汁、海苔巻きごはん


※10月にオフィシャルサイトやスケジュールを追記しました。
予告編動画も見たのですが・・・
ワーニャが「こっちに来るな!近寄るな!ブッ殺すぞ!来るな!」と言っているところ、
「こっちに来るな!ママの所に行くんだ!」になってました。かわいくしすぎ。

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