めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ
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2006年6月1日(木) 必須アイコン
晴れ時々曇り。 8:00の外気温13.8℃、室内24.8℃、湿度47%
オカーサンは今朝10時にモスクワから帰ってきました。
昨日は蟻酸をジュッと出して家族の健康に貢献してしまった私です。
オッサンは3時頃仕事から帰ると言ったのに4時んなっても5時んなっても帰ってきません。
オカーサンが戻ったから向こうのアパートに行っとるな・・・と思ったら、
案の定モスクワみやげを抱えて帰ってきました。
「ハイ、オミヤゲですヨ〜、オカーサンからチョコレート、モスクワとバルトのサリャミいろいろ、
バルト海のなんとかっていう魚の燻製、ハイ、これはイリナから金のスプーン、
そんでアリちゃんにプーマ。」
「ぷーま?」
「ホントのプーマの店で買った本物のプーマだって言ってたケド。
ほら、店の袋もプーマダッカ〜ム!」 ←puma.com?
わ!
オカーサン、またしてもオミヤゲに服を買ってくれちゃってなんちゃってアワワ・・・と
青ざめながら袋を受け取って中を見ると・・・・
わ!
ショッキングピンクのカタマリがッ!
このようなモノが出て参りました。
前回は
このようなモノでした。
前々回は
このようなモノで。
なんと言いますか何回も書いて恐縮ですが、
オカーサンの気持ちは、 わかります。
ええ、痛いほど。
しかし本人がビンボー臭くて貧弱なショボイ東洋人なのはどうにもならないんです、オカーサン。
このようなお洋服はパツキン美女の肩の辺りで引きずられ気味に得意そうに歩くオジちゃんと同じく、
「ショボイあなたを輝かせる必須アイコン」と思っているところが、実は
「ショボイわたしを3乗倍する最強アイコン」なのであります。
その証拠にオカーサンの買ってきてくれた服を着た私をオッサンは一度も褒めた事がありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょっと、今書いていて思ったんですがそれは別の理由?
オカーサンに着て見せた時は「ハラショーシヂィート!」と言います。 ←よく似合うわ!
言います。ええ・・・・言いますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ああ、たぶんオカーサンの瞳は青いので目に映る色が私と違うんでしょう。
そうに違いありません。
ええ、絶対そうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もしかしたら・・・
ちょっと自信が無くなってきました。
困りました。
<本日の夕ご飯>
昨日のクンジャーのチャウダーをマカロニグラタンに、カバチョクのベーコン焼き、青梗菜のニンニク炒め
<本日のグルソン>
ど真ん中キテます、チョ→好みの恐いロリータ。かなりグルグル。
КуБа: Маленькое счастье/クーバ:マリンコエ スチャスティエ
フショーカクゥリュディ!ちょっとだけ
ビデオクリップ歌詞は
コチラ
2006年6月2日(金) ぐっとかみしめてごらん
濃霧夕方から晴れ。 8:11の外気温10.6℃、室内20.2℃、湿度65%
♪ぐっとかみしめてごらん〜♪
♪ママの暖かい心がお口の中に染みとおるよ〜♪
朝から
パルナスの歌を歌ってピンクのプーマをかみしめ、いえ抱きしめ、
オカーサンの暖かい心が心の中に染みとおった私です。
オカーサン、ありがとう。
一日たったら落ち着いて、感謝の心が沸いてきました。
ところで私がオミヤゲに頼んだのは「生成り麻のテーブルクロス」だったんですけど。
○ ○ ○ ○ ○
仕事から帰ってきたオッサンがバタバタしています。
「セーターとー、濡れないジャンパーとー、靴下とパンツは一個ずつでいいしー、
スニーカーどこダッケ?洗った?そんでクーラーボックスとー・・・・」
「はいはい、これとこれと・・・ここに置くで。」
オッサン、今からナホトカにカニ(タラバカニ)捕りに行くんだそう。
3週間前ほど前にナホトカの釣り・猟仲間のオジちゃんから
「カニがバンバン揚がってるぞーもう食い切れなくて腐るほど。早く来いよー!」
と連絡もらっていたのですが都合が合わずなかなか行けませんでした。
そのうえこのあいだ手をケガしてしまったからもう今年はダメかな、と思っていたんですが
骨折5日目にして、行く事を決心したようです。
(私がカニカニカニカニカニカニとうるさく言ったのは認めます)
タラバガニ漁は許可制で厳しく制限されているので密漁っていうかなんちゅうか・・(密漁なんですが)
このオジちゃんはある海岸の管理人で一年中人里はなれた管理小屋に住み、
魚獲ったり鹿獲ったりして自給自足で暮らしてるようなオジちゃんなんです。
それでこの時期、その辺りのメイン魚種カレイの網にカニがかかってくるので
一緒に引揚げてウマウマ食い放題、ってワケ。 (密漁なんですが)
この時期はそういうカニが青空市場にも時々出てますから浦へいらっしゃる方はご注意!
一匹500円くらいで売ってますよ〜ウホホ (密漁なんですが)
ちなみにこのカニオジちゃんとどうして知り合いになったかというと、
今回も一緒のいつもの釣り仲間、ゴーシャの患者さんだったんです。
そんな自給自足のオジちゃんですから病院にかかっても現金がありません、
それで魚とか鹿とかカニとかでどうか?ってコトになり、ゴーシャも釣りが大好きなので
ほんじゃそんでいーわ、というコトでちゃんちゃん。
今では誕生日のお祝いにまで行くようななんというか泥臭い酒臭い間柄になったというわけです。
「じゃ、行ってキマース!」
「行ってキマース、ってあんた、その手、どうする気?」
「手?」
「そのまんまじゃ包帯べチョべチョに濡れてしまうし、なんか保護するものとか持ったん?」
「何にも考えてマセンデシター」 ←そうやろうとは思う。
「しかも何で今日は中指まで一緒に巻き巻きされとん?」 ←ケガしたのは薬指
「中指が添え木の替わりらしいデス」
「そんな手当てでいいのか・・・。」
「さあー」
「何かおっきめのビニール手袋とか、せめてビニール袋で覆うとか・・・」
「ドクタが2人いるからダイジョブじゃないデスカ?」 ←ゴーシャと部下のサーシャ
「あんな奴らが役に立つわけなかろう!!」
心もとない感じではありましたがビニール袋と輪ゴムを持たせて送り出しました。
どうせビチョビチョのグチョグチョでついでに痛タタタタ〜で唇をぐっとかみしめてごらん〜♪なコトに
になるとは思いますが私の知ったことではありません。
私はカニさえ無事に帰ってくればそんでいいし。
<本日の夕ご飯>
ポテトピザ、焼き飯、グリーンサラダ、夜食ににゅうめん
<本日のグルソン>
これが本物オリジナル、『パルナス非公開ホームページ』さんの中村メイコさんが歌う
「パルナスの歌」完全版。ロシア語歌詞もでてくるヨ♪
コチラから入って【PLAY HERE】をぽちっと。
♪おとぎのくーにのロシアの夢のおそりが運んでくれたパルナス、パルナス、モスクワの味♪
関西人の頭にロシアはおとぎの国と刷り込んだ恐い菓子。じゃなかった歌詞。
(たしかにおとぎ話のようなコトは毎日起りますが)
※パルナス製菓とはなんぞや?というあなたは
ウィキで概要を
※パルナス懐かしい!というアナタは
パルナス非公式ホームページさんへゴー。
2006年6月3日(土) 名前勝ち。
曇り。 14:53の外気温13.9℃、室内19℃、湿度38%
目が覚めるとオッサンのいない朝。 ←ちゅうか昼
ちょっとウレシイ。
オトーサンもオカーサンがモスクワに行った最初の朝、
こんな感じやったんちゃうかなー。 ←間違いない
ところで・・・さぶいです。
家の中で19℃はさぶいやろう!お湯も止まってるし、窓の外も寒々しい感じ。
ベビーカーの前に座ってる若いママもジャンパーのフード被って本読んでます。
「ウラジオストクに夏はないのよ」 というアンナ先生のお言葉が蘇るなァ・・・
ちゅかロシヤ人、『木が緑になったら夏』っていうの、無理あるし!
外、14℃なんよ、14℃ッ!!
こんな浦に『夏』がくるのは8月です。
(6末〜7月は梅雨)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
変な時間にご飯を食べながらテレビ見ていました。
生中継なのでモスクワ時間で7時間差。
ロシアには世界共通MTVのロシア版【MTV・ロシア】と
ロシアだけのMTV風音楽番組【МУЗ-ТВ(MYZ-TV)】 ←口に出して言うとムステヴェーかな。
の二つがあり、「プレミアMYZ-TV2006」という受賞番組を見ていたわけなんですが
ゲストはなんと
50CENT!!!ちゅかそれよりタマゲタのは天下の50CENTがパフォーマンス続けているのに
画面に映っているのはインタビューされるズヴェーリや
イーゴリ・クルトイ。このなんとなく可愛らしいオジちゃんは作曲家で、プガチョワやキルコーロフや
ニコライ・バスコフやアルスーやなんかの曲も書いている有名なオジちゃんなのですが
多分50CENTの方が100倍有名やと思うし?
なんや、ちょっと・・・・よっしゃ!ムステヴェッ! という気分になりました。
<本日のひとりごはん>
クンジャーの南蛮漬け、ヒヨコ豆のスープ、白ごはん
<本日のグルソン>
ロシアに滞在経験がある方はたぶん一度は耳にした事があると思うニコライ・バスコフの「シャルマンカ」
あれはイーゴリ・クルトイ(Игорь Крутой )の曲です。
シャルマンカ〜♪※プレミアMYZ-TV2006の受賞者なんかは
MYZ-TVサイトで。(まだUPされてないかな?)
私がテレビ見た時はズヴェーリとヴァレリー・ミラーゼとクリスティーナ・オルバカイテが受賞したところでしたが。
※
イーゴリ・クルトイ・ファンクラブ 面白いことに苗字のクルトイには
「スゲー」とか「かっちょえー」とか「COOL!」とか「金持ちィ!」などという意味があります。
やはり50セントのビンボーに負けるワケがないですね。
お金持ちになってからリベンジするのをお勧めします。『GET RICH, OR DIE TRYIN’』やもんね?
2006年6月4日(日) じゅーじゅー
小雨時々曇り。 12:47の外気温11.4℃、室内19.7℃、湿度52%
雨の日曜日。
・・・と書くとなんだかロマンチックな感じがしますがそんなぬるい浦ではありません。
4時頃ベルがなりました。
「タダイマー」
ドアを開けると疲れきった様子のオッサンが。
なんか荷物が少ないです・・・?
「カニは?」
「それが・・・獲れなかったんデスヨ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・。」 ←ドアを閉める
「ア、アッ、」 ←必至で入ろうとする
「・・・・・・・・・・・・・・。」 ←必死で閉める
「コッ、コレ、魚、魚!」 ←ドアの間からビニール袋が
袋を覗くと立派なシマー。(сима・サクラマス)
「・・・・・・・・・・・・・・。」 ←開ける
「ふう。 カニはネエ、ぜんぜんだめデシタ。」
「で、カニは?」
「それでシマーを獲ろうという事になってトローリングしたケド、シマーもぜんぜんだめデェ・・・」
「で、カニ。」
「結局普通に釣ってカレイ8匹で終わり。」
「で、カニちゃんはどこ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「カニちゃん。 ん?」
「帰りに道端で漁師さんがシマー売ってたカラ買ったのッ!!」
今回オッサンを含めメンバーは8人だったそうですが、
結局オッサンとゴーシャの2人で釣ったカレイ8匹で終わりだったそうです。
2日間も釣り行ってェ・・・と思いましたが
「あとの人は2日間、全身麻酔で動けませんデシタ。」 ←ええ、アルコール麻酔
「今回政府関係のなんか偉い人いて、運転手付きのガレンツ○ーゲンなんかで来たから
やな感じーと思ったケド、ずっと麻酔されてるから運転手いないと困るナーってわかった。」
「そんな偉い人ならお近づきになっておかんと。」
「ずっと酔っぱらいだからしゃべるときないもん。」
「エリツィンみたいな人なのな・・・(トホホ) なんでそんな人来たん?誰の知り合い?」
「ゴシャ。ゴーシャの患者さん。」
またゴーシャの患者さんか。そんなんばっかやし。
「ゴシャは、なんか役に立つ患者さんと仲良くなるのが得意ですネエ〜。どしてかな?」
「泌尿器科やからちゃうん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
オッサンは荷物をばらし、「疲れたカラちょっと寝マスネ」と言ってベッドにもぐりこみました。
楽しかったみたいやし手のケガも大丈夫だったので ま、よかったです。
さてと。
シマーをさばくかな。
お腹がぽっこりなのでイクラがあるはず・・・・
ザックリやるとはいはい、ありましたよイクラ。
まだ早いので卵は小さいですが全体では結構な大きさです、
ロシア人はシマーに限らずイクラ(生筋子)を腹から出すと
これに直接塩をかけてそのまま食べちゃいます。
身のほうはといえば、手がねっとりするくらい脂が乗っていました。
うーん、これはハラスをオーブンで塩焼きじゅーじゅーで食べたらうまそうッ!!
オッサンはステーキして、と言って寝ましたが、まずハラスじゅーじゅーじゃ〜
「オジチャーン、ご飯やでー」 ←1日の中でコレを言う時が一番幸せ
「はあぁぁ〜〜い。」 ←1日の中でコレを聞く時が一番幸せ
「あんな、むっちゃ脂乗ってたからハラス、オーブンで塩焼きしてん。」
「いいデスネエ。わー、この切り身、トロサーモンみたいですネエ〜
このまま刺身か寿司にして食べたいネ!」
「そうやろ!そやけどやっぱな、虫おったわ。ホレ。見てしまうと余計なァ・・・」
じゅーじゅーいってるシマーをオーブンから出したら、見るからにおいしそうだったので
生食のことはとりあえず忘れてしまいました。
「旨い魚には旨い酒。」
富山の名酒でかんぱーい。
シマーはじゅーじゅーでカリカリでむっちゃうまかったです!!
若いイクラも悪くありませんでしたし。
釣ったんでも買ったんでも ま、旨ければヨシ、って事です。
じゅーじゅーでウマウマの食卓のテレビに不釣合いな映像が映りました。
襲われたと見える白い車。
『イラクのバグダッドでロシア大使館の職員が乗った車が襲撃され一人が死亡、4人が拉致・・・』
じゅーじゅーが一気にひんやりしました。
<本日の夕ご飯>
シマー(сима)のハラミ塩焼き、ひよこ豆のカレー風味サラダ、ひよこ豆のスープ
※時々日本の釣りサイト等でシマーの事を「シーマ」と書いてあるのを見ますが
この辺りでは「シマー」と呼び、アクセントはиでなくてaです。
シーマでもシマーでもいいそうですが、同じスペルでシーマのほうは細縄という意味もあり、シマーのほうはサクラマスにしか使わないそう。
<本日のグルソン>
相変わらずお気に入りのセリョーガさん。
Серега &МаксЛоренс&Бьянка: Лебединая/セリョーガ&マックス・ロレンス&ビアンカ:レベヂィーナヤ
鶏蟹ウハジ〜♪セリョーガさん
オフィシャルサイト
2006年6月5日(月) 日記の秘密
曇りのち晴れ。 8:27の外気温12.5℃、室内19.3℃、湿度61%
バグダッドで拉致されたロシア大使館の職員4人は、スペツナズに救出されたらしいという
ニュースがありましたがロシア政府は発表していないようで真偽の程はわかりません。
テレビで襲撃のシュミレーション映像をやっていましたが、
通行中の大使館の車の前を対向車線と横道から突然2台の車が行く手を阻み、
3人の犯人が真正面から自動拳銃で撃っていました・・・・
さっきのニュースによると、「犯人側からの要求は何もなく、不可解な事件」 だという事です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
明日出産予定(帝王切開)だと思っていた日本人のお母さんが
水曜日に出産になったときいたので退屈してるかなと思い電話してみました。
ロシアの病院は携帯OK、いつでもOK。
携帯のデンパくらいでどうかなるような人はとっくに死んでるからOK。
どして水曜日?と思ったんですが、そっか、明日だったら2006年6月6日!!
「666」やん!
オーメンも封切りッ。
有料産院なので入院環境は悪くないようですがなんとお湯なし!
せっかくシャワー室までついてるのに水シャワーかい!
今、ウラジオはお湯パイプの清掃時期で市内ほとんどお湯が止まってるんですが
まさか有料産院までお湯なしとは思いませんでした。
やれやれ。
そんな仕打ちに負けず、どうか元気な赤ちゃんを産んで下さいねッ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
デスクを片付けていたら、上の棚からバサーーッと紙のカタマリが落ちてきました。
わ!
無いものの如く、見て見ぬフリをしていた「ネタ帳」です。(ひえええええーー)
更新が滞った後に、まとめて更新したりすることができるのは私の記憶力のワケはなくて
このネタ帳のお陰であります。
だいたい日記というものはその日の終わりや次の日の朝にルーチンワーク的に
あれやこれやと思い出しながら書くものではないかと思うのですが、
朝と夜は主婦が一番忙しい時間でありまして、オッサンは早ければ3時前には帰って来るので
それ以後はエサを与えたり与えたり与えたり背中を掻いたり掻いたり掻いたりで
まずデスクに座る暇はないし、あったとしてもアレは自分が家に居るときに私がパソコンに向うのを
好きじゃないので、座って頭を整理しながらまとまった文章を打つという事が難しいのであります。
(もちろんもっともらしいイイワケであります)
それで1日中、その辺の紙切れに細切れに書きとめ書きとめ下書きにしておくのでありますが
実はほぼ毎日ソレがあるのであります。
アレルギーで寝込村さんでも飛行機で飛んでいてもトルコの川で溺れてもエジプトの砂漠でも、です。
・・・あのう、めるさん、
つまり下書きはあるのにタイプしてないから更新できてないって事で・・(ゲシッ)
ですからここにあるコレは「更新できなかった日」全日分のソレであります。
3年前からありますのでスゲー事になっておりますが・・・コレ、どーするよ?
誰かぱちぱち打ってくれんか。
そしたら日記が空きなく全部埋まるんじゃがの。
別に過ぎてしまった事なんかどうでもいいって?
そりゃそうだ。
あーあ、面白い事もたくさんあるのに。
あーあ、残念。
というワケでケチ臭い根性出して5月分コッソリ同時更新中。
(3年前のはどうするべー・思案中)
<本日の夕ご飯>
シマーのステーキ、じゃがいものサラダ、キュウリと木耳の酢の物
<本日のグルソン>
引き続きセリョーガさんグルグル∞です。大好き。
Серега:Возле дома твоего/セリョーガ:ヴォズレ ドーマ トゥヴァエヴォ
セリョーガさん
オフィシャルサイト英語バージョンから聴いて頂きましょう〜
Mediaの【music】をポチッと→1番上の【diskomalyariya】をポチっと→6曲目の【06.Vozle doma tvoego】をポチっとしますと、♪ヴォズレドーマトゥヴァエヴォォォ〜♪ 終わると勝手に7曲目にいっちゃいますです。
2006年6月12日(月) 眉毛は書いとけ、帽子はかぶっとけ。
雨のち曇り。 13:15の外気温14.5℃、室内21℃、湿度54%
本日ロシアは最も盛り上がらない祝日、『独立記念日』です。
どれくらい盛り上がってないかというと、
あの仕事しないロシヤ人がうっかり仕事行っちゃうくらい、つい忘れる祝日です。
1991年にロシア共和国がソ連邦から独立宣言した日という事になっていますが
ソ連が潰れてバラバラに成らざるを得なかった後ろ向きな日、って事です。
そんな日ですがいよいよ今晩、W杯は日本×オーストラリア戦ですね!
(浦時間では13日午前零時キックオフ)
スポーツチャンネルでゆうべのメキシコ×イラン戦を見ながら、
「ドイツはイランの副大統領にビザを出したケド、もしイランがグループリーグ抜けたら
今度は大統領が観に来るって言うからイランにはどうしても負けて欲しいみたいネエ」
「いろいろ生臭いのなあ〜。観に来るっていうならドイツって、日本からもオーストラリアからも
遠いからお客さんどうなるかな?」
「日本はお金持ちいっぱいいるからいっぱい来るんじゃナイ?」
「それを言うならオーストラリアかてそうやし。」
「日本にはロシアみたいにチャータないデスカ?」
「チャータ??観戦ツアー?」
「うーん・・・チョトチガウかも。試合の前にネ、350人乗りくらいの大型機を5、6機チャータしてネ、
2000人くらい会場に運ぶんデス。」 ←モスクワからユーロ各都市はすぐそこ
「そんで試合だけ観て帰るん?」
「うん。 正確には試合観て飲んでケンカして帰るんですケド。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
お墓参りに来たあとしばらく浦に滞在中のニーナお母さんから (
5月1日ご参照)
ウチの両親のアパートに行きたいから送ってくれない?と電話がかかってきたので
オッサンが迎えに出かけました。
洗濯していたら電話がかかってきて、
「あの・・・アリちゃん、ニナおばちゃんはアリちゃんも一緒に行かないとサビシイ感じ、って
言ってきかないデス、迎えに行くから一緒に両親のとこに行ってくれマセンカ?」
「へ?いいけど、準備あるし何分くらいでこっちに着く?」
「ソレが・・・・もう下に着きマシタ。急いでるカラすぐ下りてきてくれナイ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
ま。よかろう。
“まゆげ” がないがの。
両親のアパートに着いたらみんなが、
「あんたどっか具合悪いの?」 ←いえまゆげがないんです。
「顔色悪い感じ」 ←まゆげがないの。
「ちゃんと食べてるのか?」 ←まゆげ。
「アリちゃん、栄養失調。」 ←まゆ・・・
だからまゆげだっちゅうねん!!!!
オラオラ〜焼き海苔でもべジマイトでも持って来いッ、まゆげ作ったろおやんけ!!
しばし暴れたあと、
みんなでご飯を食べながらおばちゃんと両親は北の村時代の仲間の消息を
確認しあっていました。おおかたの人は故郷へ帰っていったといいますが
ハリコフ、ドネツク、モギレフ、トビリシ、ウラジカフカス、イングーシ、マガダン、ススマン、
モスクワ、リペツク・・・・こうやって街の名前が挙がると
ホンマにソ連のあちこちから来てたんやなあ〜と思います。
おばちゃんは普段カムチャツカに住んでいますがユジノサハリンスクにも娘がいるので
一年のうち数ヶ月はユジノに滞在しているそうですが
ユジノの食品や雑貨はウラジオ経由の中国産が多くて高いと言っていました。
「ベルギーのタンカーが座礁して海が油まみれ。今年の夏は泳げないわ・・」
実はオッサンやオカーサンはおばちゃんがちょっと苦手です。(実は私も・大汗)
亡くなった次男は兄弟の中で一番頭がよくて活発で、大学生の時日本相手にすでにバリバリ稼いでいました。
極東のロシア人が日本に憧れ、日本に行って成功する夢を見ていた頃です。
日本人と結婚し日本に住み、若いながら親には信じられない稼ぎを叩き出し
楽しい旅行や自由な買い物を存分にさせてくれる自慢の息子。
その輝かしい将来に母親が自分の身を重ねるのも当たり前の事でしょう。
そんな息子と将来が一瞬で消え、すぐ後に長年連れ添った夫も失い、今はいわば都落ち。
しかも田舎なのに物価は高く、冬はずっと寒く、いい事ないじゃん?なかんじ。
ええ、ええ、愚痴が出るのもわかります。
しかも親友だった同級生が日本人と結婚して極東なんかでボンヤリ暮らしてるの見たら
なんでこんなトコでぼんやりしているの?日本に行って成功を掴みなさい、
日本にはビッグドリームがあるのよ、あんたは日本語が達者なのにどうしてそれを使って
しゃにむに進まないの?ウチの子なんか大学生だったけどバリバリやったわよ!
そして嫁!アンタもよ。アンタ何か役に立つ事ないの?
ウチの嫁はシャチョーの娘でお金持ちの知り合いがたくさんいて役に立った、
日本人と結婚してるのに日本で役に立つもの持って無かったら日本人の意味無いじゃないの、
ただ日本人なだけでは価値なんかないのよ! ←賛成。
そのうえロシア語もぜんぜん上手にならないし! ←異議なし。
そしてオカーサンには「同級生の親」としてのライバル意識があるみたいで
お宅の息子はいいわねと言いながらどうしてこうなのああなの、アンタはいいの?
もっとよくしてもらえるんじゃないの、あの頃は私もよかった、とひつこいので
お気の毒ではありますが正直言って「ちょっと困ったチャン」な存在なのであります・・・・。
そんなおばちゃんから「はい、プレゼントよ!」ときれいな袋を頂きました。
中を覗いてみると化粧品が入っています。
「わ〜ありがとう!」
オッサンにも化粧品。
墓場で会ったときショボすぎてかわいそうだったので気遣ってくれたのでしょう、
しかも今日は眉なしで「具合悪い人」です、
ナイスチョイス、おばちゃん! (トホホ)
オッサンも飽きてきたようだし、これ以上長居するとどうしてアンタはそんなにショボイのと言って
カーラーで髪の毛巻かれそうな雰囲気になってきたので
「じゃ、市場で肉買わないといけないから」 と言って2人でそそくさと出てきました。
「ほんとに市場、寄りマスカ?」
「まゆげないからいーわ。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
深夜。
「日本のゴールキーパーは後半ずっと太陽に照り付けられていましたからねえ、
暑さで頭が変になったんでしょうか?帽子かぶっとけばよかったですねー」
というロシアのスポーツ解説者の言葉とともに、
「あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」
という叫びがウラジオの山の上から町中に響いていましたとさ。
<本日の夕ご飯>
オカーサンの作ったローストチキンとじゃがいも、芋とキャベツのヴァレニキ、キャベツのサラダ、トマトとピーマンのサラダ、プチトマトの漬物、ザピカンカ、おばちゃんが買ってきたケーキでお茶。
<本日のグルソン>
adidasのワールドカップキャンペーンCMの曲、かなりハマりです。アルバム毎買おうかと思案中。
Jim Noir : Eanie Meany /ジム・ノワール:イーニー・ミーニー
イーニ〜ミーニ〜♪adidas、NIKE、puma、いつもめちゃいいCMなので見るのが楽しみで楽しみで〜
2006年6月13日(火) もっとダメ。
曇り。 8:00の外気温11.2℃、室内20.2℃、湿度65%
「日本代表、がっかりやな〜」
「安心して、アリちゃん!ロシアはもっとダメだから。」 ←たしかに。
「・・・・・・・・ロシア人のがっかりがわかるわ〜」
「そ。いつもガッカリ。」
「1点もホンマはファウルやったしなあ・・・」
「日本はまだ世界で上手じゃないという気持ちあるケド、
ロシアはソ連の頃強かったからみんなどして?と思ってて、ガッカリどころかすごく怒ってる。
ワタシもあんなプレイでワールドカップ出れても見るの恥ずかしいも。じゃ、行ってキマース。」
朝からこんな会話をしてオッサンを送り出しました。
ドイツとウラジオの時差は9時間ありウラジオ時間が進んでいるので、今のところ
ドイツの第一試合は翌日午前0時から
第二試合は翌日午前3時から
第三試合は翌日午前6時から です。
W杯が始まってからの一日は、
※うっすら目が覚める。
⇒ふとんの中からテレビのリモコンをぽち
⇒ふとんかぶったままぼんやり第三試合の生中継を聞く
⇒「ゴォォォォォォォーーール!!」などの声でムクッ。
⇒「誰ぇ?」「ピルロ。」など朝のあいさつ
⇒居間のテレビも付けて洗顔など、キッチンのテレビも付けて朝ゴハンの用意など
⇒中継見ながら朝ご飯。「ゴォォォォォーーール!」などでパンやハムが宙に舞う。
⇒試合終了、ちゃーんちゃーんちゃちゃちゃーーん♪のW杯テーマメロディを聞いて
オッサン「行ってキマース」
⇒続きのニュースで第二試合の結果確認
⇒スポーツチャンネルで第二試合の実況録画を見る
⇒引き続き第三試合の録画を見る(さっき見たばっかやし)
⇒引き続き昨夜生放送で見た第一試合の録画を見る(ゆうべ見たやろ)
⇒試合表に結果と順位を書き込み今日の試合を確認する。
⇒スポーツチャンネルでロシアの
サッカーマーチが流れるたびその場で行進してみる。
(オッサンがいるときは二人で行進する。ちなみにホッケー世界選手権の時は一緒に歌う。)
⇒ゴハンの用意
⇒オッサン帰宅。「一日考えたんですがやっぱりあそこで交代はダメだったと思いマス」など
今日の仕事の話を聞きながらゴハン。
⇒オッサンに付き合って第二試合の録画を、場合によっては引き続き第三試合の録画まで見る
⇒「じゃ、夜の試合までちょっと寝マショウカ」と言って第一試合までグォォォォーと寝る。
⇒23時50分。ムクッ。夜食の準備
⇒0時 第一試合を見る。場合によって叫んだり暴れたり踊ったりする。
⇒2時 「ヒヂングにやられマシタネー」「ジーコ要らんわ!」など就寝のあいさつ。※
※〜※とりあえず6月20日まで繰り返し
というわけで今、韓国×トーゴの試合が始まったとこなんですが観客席、ごっつ韓国ニダ!!
お客さん、ほとんど韓国サポーターちゃうん?
すごいなー
日本もこれくらいやらんとあかんかったんかな?
「わ!タマシイが出た、タマシイが出た。」
とオッサンが言うので画面を見ると・・・・・
それ、
トーゴの監督やし!!
「猫背でナンカ背中に憑いてるみたい、黒のコート着てゾンビみたいコワーイ」
たしかに一回死んだ人かも。 ←3日前に辞任してきのうまた復帰
よしッ、トーゴ、死ぬ気で頑張れ!! ←じゃないとあんたらボーナスないよ。
※
選手と協会のボーナス額争いで辞任したトーゴのオットー・フィスター監督復帰<本日の夕ご飯>
鶏玉お好み焼き、味噌汁とごはん
<本日のグルソン>
ロシア・サッカーテーマ曲 Музыкальная тема - Футбол
マヌケな
着メロでもういっかいどうぞ。
TVのサッカー試合結果や試合の選手入場で流れたりする曲ですが原曲はオーケストラ演奏のモデラートな勇壮マーチでありこんな笛ピッピの曲ちゃいます。まあ今のロシアチームにはこの曲のほうが似合うと思いますが。
2006年6月14日(水) ウクライナの国歌って?
曇り。 8:16の外気温11.5℃、室内20.5℃、湿度68%
おはようございます。
今朝のブラジル×クロアチア戦の「カカー、カフー」が頭グルグルしている私です。
(ちなみにロシア語でкакаカーカはう○こ。クロアチアはхорватияハルワーチヤ)
「ブラジル人はボールが足にくっついてるみたいデシタネエ〜」
「でもクロアチア、がんばった。やっぱ強い、これはヤバイ。」
「ハルワーチヤはユーゴスラビアだったんデスヨー、強いにきまってマス!」 ←得意そう。
「はいはい。ところでうちのエース様はきょう何時頃帰るのかな?」
「4時のゴールを狙ってマス。ゴォォォォォォォーーール!!」
と言って階段を下りて行きました。
ところでこの対戦中、試合が中断したので何事かと思ったら・・・・?
「誰かが下りてきてナンカ活躍し始めた」 とオッサン。
クロアチアの狂信的サポーターらしき兄さんがピッチに入って、なんかやっとる??
そのうち選手に抱きかかえられるように連れ出されて・・・
解説者が、「サポーターが乱入して・・・あ、選手にキスしてるみたいですねえ?
3重の警備なのによくココまで下りられましたねえー」
なんだかブラジル選手もあっけにとられた感じで会場全体がぽかーんと・・・。
クロアチアが押してたところだったのに、クレイジーなファンのお陰でお気の毒でした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
さ、今夜は待ちに待ったスペイン×ウクライナの初試合です。
もちろんスペインを応援します!(そうなのかッ。)
濃ゆくて小柄でかちっとして可愛ゆくて愛情溢れるラテン男、そう、『スペインの至宝』と呼ばれる
ラウル・ゴンサレス・ブランコ! コォーコォーコォーコォー ←こだま。
(ただのミーハーなんで生暖かく見守っといて下さい)
今期ラウリートはケガのためほとんど半期プレイできませんでしたから
代表入りも賛否両論でハラハラしましたがなんとか選ばれて一安心。
ウクライナはエースの、というかウクライナを一人でショって立つシェフチェンコが
ケガのために不調なので厳しい展開になりそうですが悲願の初出場です、頑張って欲しいです・・・
ソ連のとき強かったのもウクライナ人選手の貢献が大きかったワケだし。
ああ・・・スペイン国家が流れる中、やっぱりスタメンにラウリートはいません・・・・
私がO-Zoneさんのダンを見たとき連想した
イエロも引退してもういません・・・サビシイ。
ワールドカップで悲運のスペインですが、
今期はラウルが「過去最高のメンバー」というくらいなので素晴らしい展開になることを願っています。
さあ、ウクライナの選手が並んで国歌が・・・
「ウクライナの国歌ってどんな歌だっけ?」 ←2人同時の質問
「
ハ、ラ、ショ!フショブーディッドハラショ♪」
「ちゃう、ちゃう!」
「
ゴップ、ゴップ、ゴップ、 チダゴップ♪」
「ちゃう、ちゃう!」
国歌より有名かもしれませんが。
それはウクライナのこんな
オバ兄さんやろ!
シェフチェンコより有名かもしれませんが。
試合結果はといえば、
オバ兄さんの国歌にしたほうがスタミナ出てよかったんちゃう? な、 4−0 でスペインの勝ち。
おほほほ〜ごめんなさいね〜
スペインはラウルがケガでも途中出場でも若いエースがまだまだいるのよ〜
「このワールドカップは優勝を狙っていく。」 by ラウル・ゴンサレス・ブランコ
「今大会で最高の試合。この調子ならスペインが台風の目となる」 byディエゴ・アルマンド・マラドーナ
※オバ兄さんはホンマはこんな兄貴なのよ〜。オバ兄さんのヴェルカ・セルヂューチカこと、
アンドレイ・ダニルコ・オフィシャルサイト※ラウルがいっぱい。フランス発
Gol de Raulさん。
<本日の夕ご飯>
チキンライス&オムライス、ラタトゥィユ、三色ピーマンの焼きマリネ
<本日のグルソン>
オバ兄さんのサイトで笑えるクリップも存分に堪能して!
2006年6月15日(木) グァグァ
暴風雨。 19:26の外気温13.1℃、室内19.1℃、湿度70%
台風みたいな大荒れの天気です。
うちは山の上なので風が強く、こんな日はよく電線が切れて停電するので困るのですが
今日も何回も電灯がフッと暗くなったりしてイヤーな感じです。
オッサンは 「今日も4時を狙ってイキマス、ゴォォォォォォーーール!」 と言いながら
結婚指輪にキスして階段下りて行きました。
↑このへんウソ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
チュニジアとサウジアラビアが引き分けたのでウクライナは最下位になってしまいました・・・
「ナンカ、ロシアとウクライナと日本は似ているカンジしますネエ〜
点を取られたり押されたりすると迷うっていうか心が乱れるっていうか、なんか力無くなっちゃう感じ。
日本なんか守りと攻撃の切替の早さはすごいし、個人はナカナカ上手だと思うケドチームの力が
抜けちゃうみたい。ウクライナも点を取られてうろうろしてしまったし。 (←おろおろ?)
ロシアナンカ見るからにやる気なくなってファンが怒る事もよくアルし。
それに比べてアフリカとか南米の選手は最後まで心が強いですネエ〜
負けてても負けててもバリバリいくっていうか・・・・」
と、ウチのロシヤ人は言っておりますがいかがでしょう、みなさま。
「あ、エクアドルの交代選手、グアグアやて!苗字、グアグア!」
「グワッ、グワッ、グワグワッ、グワッ、グワッ、グワッ、グワグワグワッ・・」 ←予想通りのリアクション
「グワッ、グワッ、グワグワッ、グワッ、グワーッ、グワーッ、グワッ、グワッ、グワーグワッ、グワッ、
グワッ、グワッ、グワッ、グワッ、グワグワッ、グワッ、グワーッ、グワーッ、ア・イ・ッ!!」 ←ゲシッ。
しーーーん。
<本日の夕ご飯>
トマトとにんにくのスパゲッティ、フライドチキン、とうふサラダ
<本日のグアソン>
もっかい行こうかな、かなりグアグアきてるので。
Игра слов : Алина /イグラ・スロフ:アリーナ
カバエヴァ・アリーナ♪
2006年6月16日(金) 王子ビーフ
いつか見た晴れ。 8:15の外気温14.1℃、室内19.8℃、湿度65%
みなさま、おはようございます!
ワールドカップをネタに、主にサッカー以外のオチでおとどけしております。
おてんとさまの光を見るのは何日ぶりでございましょう、明るい朝!
窓の外をみれば濡れ新聞、ビニール袋、木の葉やゴミが地面にペタッと張り付いて
台風一過のような様相です。
きのうはインターネットが切られていました。
電話料金が借金になっていたからです。
電話会社とプロバイダが同じなので電話料金滞納すると電話+ネットが切られてしまいます。
相変わらずまゆげもありません。
こっちは借金のかたにとられたからなワケなくて
左右が上手に揃えられなかったので抜いているうちに無くなってしまいました。
ゆうべのエクアドル×コスタリカ戦はエクアドルが勝ちましたがゴールをキメたガビエデスさん、
ゴール後パンツに忍ばせていた黄色いマスクを被ってアピールしたのは何だったんだろうと思っていたら、
去年予選中に事故死したテノリオお得意のスパイダーマンのパフォーマンスだったんですねえ・・・
エクアドルは初めてグループリーグを突破しました、テノリオも喜んでいることでしょう。
○ ◎ ○ ◎ ○
「生の肉を買ってきましたヨ〜」 と、オッサンが嬉しそうに帰ってきました。
生の肉が何?と思われるかもしれませんが、
こっちでは生肉はどこでも買えるようなモンじゃないんです。
店売りの肉はほとんど冷凍で(魚も)市場の生肉売り場(冷凍肉売り場もあり)へ行かないと買えません。
金・土あたりにいい肉が入ってくるのでそれを逃すともう次の週までおあずけになってしまいますから
買うのにもタイミングがあり、しかも当りはずれもあるからいい肉があった時はラッキー♪
今日のは仔牛肉、1kg250ルーブルで2kgお買い上げ。
「こんな肉、日本でこの値段で買えないデショウ〜、日本でいくらカナ?」
「だいたい日本ではキロでなくてグラムやしの。まあ、オージービーフでも買えんやろ。」
「オージ、キューホージ、テンノージ!」 ←王子、久宝寺、天王寺?
「和牛なんか高くて高くて」
「オージ、キューホージ、テンノージ!」 ←大和路線快速か。
「半分両親とこ持っていこうか?」
「オージ、キューホージ、テンノージ、シンイマミヤ、ナンバ・・・ア・イ・ッ!」 ←ゲシッ。
しーーん。
<本日の夕ご飯>
鶏肉のワイン煮込み、コゴミのピリ辛炒め、ジムニー、きゅうりとキャベツの浅漬け
<本日のグルソン>
Mihai Traistariu : Tornero
ユーロビジョン2006 ルーマニア代表 ミハイ・トライスタリュー:トルネーロ
トルネーロ♪ああ・・なんかルー語の辺りであの人達を思い出す・・・
2006年6月17日(土) ひとーつ、
15:34の外気温17.8℃、室内23℃、湿度48%
みなさま、こんにちは!
ワールドカップをオカズに、主にサッカー以外の所帯臭いオチでお届けしております。
ゆうべオッサンは取引先の接待を受けて出かけました。
「0時の試合までに帰ってきますカラ、鍵持たずに行くので開けてネ!」
と言って出て行ったのに帰ってきたのは3時過ぎ。
0時からのアルゼンチン×セルビア・モンテネグロの試合どころか
次のオランダ×コートジボワールの試合まで観る事になりました。
もう1時間ちょいで朝の試合が始まるしィ・・・という時間にダウンして就寝。
アルゼンチンは6対0でセルビア・モンテネグロに圧勝でしたが
今大会はバティストゥータが引退してもういないのでサビシイです。
クレスポはまだオヤジ臭さが足りません、
もうちょっと靴下臭いカンジに発酵してくるといいオヤジになりそうなんですが。
(サッカーの方では素晴らしいようです)
ところでお相手のセルビア・モンテネグロ、
ワールドカップ直前の5月にモンテネグロ共和国が独立宣言しちゃったので
チームはどうなるんかなあ?と思ったのですが、そのまま出場したのでほっとしましたけど
モンテネグロ人の選手はお一人だけなんだそうですね。(Gキーパーのイェヴリッジさん)
このチームはお国に帰ったらもう2つの国の人達なんですねえ・・・
これで「東欧のブラジル」と言われたユーゴスラヴィアは完全解体、
全部バラバラの独立国になりました。
ちなみに
スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、マケドニア、セルビア、モンテネグロ、です。
ちなみに
セルビア語とマケドニア語はキリル文字を使っています。 ←ロシア語とは若干違う文字有。
ちなみに
Jリーグで活躍し、そのプレーと人柄で日本でも愛されたストイコヴッチはセルビア人。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
オカーサンから 「フライパン買ったからとりにきて!」 と連絡があったので
両親のアパートへ行ったら、オカーサンはいませんでした。
オトーサンによると誰かの誕生日パーティに呼ばれて出かけたそうですが
困ったのはフライパンが何所にあるのかわからん、という事です。
探してもわからないし、電話も繋がらないし、わざわざ来たのに手ぶらで帰るのもアレなので
オカーサンが帰って来るまで待つ事にしました。
ちなみにこのフライパンは、私が誕生日のプレゼントにフライパン欲しいなあーと言っていた
けど何ももらえなかったのですっかり忘れていた代物。 ←誕生日は4月。
やっとオカーサンが帰って来て、ちょっとそこわからんわーという場所からフライパン登場♪
お値段1250ルーブル≒5000円のペテルブルグ製。
(値段が貼ったままなのはオカーサンが買うオッサンが払う図式だからです)
4層構造で厚めのしっかりした良いフライパンでしたが欲しかったタイプとは違いました。
ちゅうか、アンタどんなフライパンが欲しいの?という話をした記憶もないし??
【める家・家訓】
ひとーつ、買い物は全部 『オカーサンが買いたいもの』 を買う。
ありがとうございます。
料理もヨメ道もいっそう精進いたします。
それでフライパン、高くはないけどロシア製としては安くもないなという話から
西ロシア製のものはこっちに持ってくるとグンと高くなるという話になり、
輸送コストで仕方ないのはわかるけどウラジオは物価高すぎ!という方向に流れて
ついこのあいだモスクワから帰ったばかりのオカーサンが鼻息フンッ!となり、
「モスクワでウラジオより高かったのは不動産と一部の生野菜と生魚だけ。
それ以外のものは目にするもの全てがウラジオより安かったわ。
オーリャ(お姉さん・モスクワ州在住。モスクワ市中心まで直通電車で40分辺り)のあたり
なんかウラジオよりなんでも安い、カリーニングラードはもっと安くて肉はウラジオの半分、
アパートの値段も管理費も光熱費もすごく安かった。ウラジオはバカ高くて頭にきちゃう!」
「極東には少ないですケド西には肉のコルホーズがたくさんありますからネエ〜、
肉安いはずですヨ、ウラジオで安いのはカレイとホッケと日本の中古車くらいじゃないデスカ?」
そうですかー。
困りましたね。
オカーサンはちょっと前までモスクワに移住したいと言ってアパートまで物色し、
オッサンに、カテゴリを上げてモスクワでいい職場に入れるようにしろとか
あそこはどうだ、ここはどうだとムチャな提案をして我々を困惑させた時期があったのですが
今回数年ぶりにモスクワに行ってみたらなんかその気が失せたよう・・・というより
やっぱり住みたくないわ〜と思ったらしいです。
物価はウラジオとそう変わらないのに?
バカ高くて頭にきちゃうのに?
たぶん・・・・
『海』がないからだと思います。 ←違うとは思いますが。
【める家・家訓】
ひとーつ、住む所はいつも 『オカーサンが住みたいところ』 に住む。
そんな話をしながらテレビでメキシコ×アンゴラ戦の録画を見ていたオッサンが、
「あの南米の選手とかよくしている髪の毛の紐みたいなやつは何か意味があるんでショウカ?」
と、唐突にきいたので
「さあー、髪の毛じゃまだし汗が落ちてくるの止めてるだけなんちゃうん?」
「それなら髪の毛切ったらいいと思いますケド?」
「切りたくないからしとんちゃうん。」 ←ナゲヤリ
「何か呪いとかタマシイとか関係あるんじゃないでショウカ?」 と興味ある様子だったので
「オジちゃんもしてみたいの?」 と言ったら
「髪の毛ないも。」 と言われました。
アワワ。
<本日の夕ご飯>
両親の家でサラミとか干魚とかチーズとかつまんでるうちに腹いっぱいになっておわり。
<本日のグルソン>
Юлия Савичева: Привет/ユリヤ・サヴィチェヴァ:プリヴィエット
トゥクトゥク、チクタク♪※好きやったな〜バティ。
ガブリエル・バティストゥータ公式サイト※もうすぐいいオヤジ、
エルナン・クレスポ・ファンサイト※ストイコヴッチって誰?というアナタは
サッカー名選手館※ユーゴスラヴィアってどんな国だったっけ?というアナタは
ウィキで復習。
2006年6月18日(日) 加地オヤジ
曇り時々雨。 14:53の外気温13.2℃、室内22℃、湿度60%
朝っぱらから、
「ボートのエンジンテストしたいから、今からオマエのガレージまで行く!
今日もいい天気だぞッ!」 ←小雨
と 困ったロシヤ人から電話があり、オッサン突然海に行く事になりました。
このロシヤ人、どれくらい困った男かというともう海でバリバリ泳いでるくらい迷惑な男です。
毎日やけどの人を見ているので冷やさずにおれないのかもしれませんね。 ←火傷専門外科医
土砂降りになってきたけど大丈夫かいなと思っていたら、さすがに6時前に帰ってきました。
「ハイ、アリちゃん、ナワガ(コマイ)となんか細長い魚、それからイカ。」
「イカぁ?」
「せっかく海いったから釣りもしようという事になってエサにイカを買いましたケド
こんな魚2匹だけで。エサのほうが随分高くつきマシター。」
こんなちっさい魚2匹くらいどうにもならんのでちゃちゃっと塩して干しました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ゆうべのポルトガル×イランは2:0でポルトガルの勝ち。
ポルトガルチームも好きですね〜
特にロナウドは可愛くていいですねえ〜足裁きもホレボレしますし。 ←ゴールしました
オッサンはブラジルのロナウドに顔まで似てる!と言いますが絶対似てないと思います。
顔がデカくてオヤジ臭いフィーゴもいいです、
おしぼりで顔拭いてついでに首まで拭いてそうなカンジ。
そんでいつも気になる
DECOのまゆげ!! ←ゴールしました
(純粋にサッカーファンの方に深くお詫び申し上げます)
さて今晩は日本の第2戦、日本×クロアチアです!
強敵ですが勝っていかねばなりません。
ロシアの試合解説者は日本人の名前がすごく言いにくそうで
「カ・ワ・グゥーチ、ミ・ヤ・モォート、ナカータ、ナカ・ムゥーラ、アサガワラァー・・・」
ってアサガワラて誰やねん!なんですがアレックスだけは「アレックス!」でするりです。
ところでスタジアムの広告にある「AVAYA」って何?とずっと疑問でして、
何者なのかは解決したんですがこのアバイアさん、
日本の試合の時は広告が「日本アバイア」になってるんです。お気づきでしたか?
ほとんど全部の試合を観ていますがこの日本語の「日本アバイア」は日本戦でしか
目にしてないのでまさか日本戦だけ日本語広告に変えてる?
それとも偶然映ってないだけなのか?
・・・・と思っていたらば、藤井シャチョーサン自らが答えてる
記事を発見!
+++++++++++++++++++++++
「少しでも知ってもらわないと取引をしてもらうための初めの『ドア』が開きません。
特に米国以外の地域を中心に知名度を高めたいと考えています。
今回のドイツW杯では日本戦の時には『AVAYA』という英語表記ではなく
『日本アバイア』という日本語の表記で会場に広告を出します」
++++++++++++++++++++++++
§NIKKEI NET スポーツコラム・トップインタビューのアバイア日本法人藤井克美社長インタビューより抜粋§
なるほど〜やっぱ変えてたんですね。
こんな私が気にして検索するくらいなので宣伝効果はすごいと思います。
やるな、アバイア。
さあ、日本はオーストラリア戦よりずっといいカンジと思ったら。
ヤバイ、クロアチアにペナルティキックの大チャンスが〜
ところが守護神・川口はスーパーセーブ!!!
いや〜神が降りてましたね、素晴らしかったです。
解説者も「高さ20cmで右コーナーの難しいシュートをよくセーブしました!素晴らしい!」と
めっちゃ褒め褒めでしたよ!!何回も何回もリプレイになってました。
オッサンはパソコンをキッチンに持ち込んでパチパチ仕事しながらテレビ中継見ていたんですが
「ウダァァァァァァーーール!!」 ←シューーーーーート!
の声のたびディスプレイには
ффффффффффффффффффффффффф ←キー押したまま止まっている
ддддддддддддддддддддддддд
などの文字が。
このロシア人が、クロアチアの選手はデカい、日本人は小さい、細い、ヘディングが届かない、
足が届かないなどというたびに「マラドーナは166センチッ!!」と言う私でありました。
両チーム、チャンスがありながらゴールが決まらないところへクロアチアは選手交代、
18番のオーリッチの名前が出ると解説者もオッサンも うおおおおーーと大興奮。
そう、オーリッチはロシアのトップチーム、ЦСКА・ツェスカーでプレイしているのです!
が。
残念ながらシュートが決まらずイマイチ。
「サントス、ナカザァーワ・・・・ナカムゥーラ、カジー、」
「カジ・・・・・」 ←きたきた
「?」
「カジ、オヤジ。」 ←そうきたか
「・・・・・・・・・・。」
「カジ、オヤジ!」
「そうそう。」
「ジシン、カミナリ、カジ、オヤジ!」
「はいはい。」
「ジシン、カミナリ、カジ、オヤジッ!」
「はい、はい。」
「ジシン、カミナリ、カジ、オヤジッ!ジシン、カミナリ、カジ、オヤ・・ア・イ・ッ!」 ←ゲシッ。
しーーーん。
(アザ3個目)
おかげで引き分けでした。
<本日の夕ご飯>
玉ねぎと牛肉のにんにく炒め、金銀炒飯、春菊のおひたし
※ЦСКА(CSKA・ツェスカー)モスクワの
オーリッチ
2006年6月19日(月) ママ・トーゴ
曇り時々晴れ。 18:17の外気温14.6℃、室内21.4℃、湿度49%
今朝の韓国×フランス戦(1:1引き分け)を見ながら
「韓国は本番に強いデスネエ・・・・ホントに日本がアジア一なの?」
「一応ランキングは一位なんやけど・・・」 ←ぼそっと。
フランス、イタリア、なんかパッとしませんね・・・
ユーロ勢は今大会、特にあせってます。
現在ワールドカップの優勝は南米9回、欧州8回。
ヨーロッパが勝たなければ!ユーロに優勝杯を!というような事を頻繁に耳にするのですが
今回なんとか勝ってタイに持ち込みたいわけですな。
しかしどうなるでしょう・・・ブラジル強いぞ!!
○ ○ ○ ○ ○
「今日は遅くなりマス」 といって仕事行ったオッサンが3時頃急に帰ってきました。
コニャックの空箱をはさみで切ってなんか作っています。
「あのさ、ココ押さえといてくれナイ?」
薬指に厚紙のキャップがかぶせてありました。
「なんな、コレ?」
「やっぱりまだ当ったら怖いカラ」
と言いながら包帯を巻き巻き。
「何する気?」
「今からバレーボールの試合に行キマス。」
「はあああああああー??何考えとん、骨折しとるんやで!!」
「そうなんですケド。今日試合だから来てもらえマセンカって連絡あったからリーダーが行かないと」
「は?オジちゃん、キャプテンなん?」
「まあそんなもの。」
こんなオジちゃんがキャプテンなんて・・・・・指よりそっちのほうがどうかと思うし!!
私が唖然としている間に「行ッテキマース」と逃げられました。
で、試合結果はというと、
「こんな肩までくらいしかない高校生の女の子に負け負け。」 だったそうです。
ありゃりゃ。
(指は大丈夫でした)
○ ○ ○ ○ ○
夜、スイス×トーゴの試合。
「今日のタマシイはピンクのシャツで怖くないデスネ」 ←トーゴ、
フィスター監督「ママ・トーゴいるからスイスに勝つかもしらん」
ママ・トーゴ?
はい。ママ・トーゴ。
トーゴはお金の問題で監督が直前に辞任したり復帰したりゴタゴタありましたが
応援団もお金の問題でゴタゴタありました。
トーゴの公式応援団がドイツ入りのためにビザを申請したところ
銀行の残高証明を提出しなかったという理由でビザが下りなかったのです。
トーゴ政府が応援団に50万ドルを寄付して旅費や経費を捻出できたのに
シェンゲンビザが下りなくて足止めを喰らってしまったワケです。
しかし応援団メンバーはみな貧しく銀行口座を持っていないためどうせいちゅうんじゃ!と
ドイツ大使館の前でデモしているというニュースが初戦(対韓国)の直前にあったのですが
その応援団のリーダーの女性が通称『ママ・トーゴ』さんです。
選手にも監督にも協会にもガンガン言うすごいママらしいです。
今日、ママ・トーゴはスタジアムにいます、と言っていたのでビザは下りたようですね。
(初戦時に下りて入国できていたのかは知らないのですが)
「ママ・トーゴはシャーマンでショウカ?」
「ただの応援団のリーダーやろう、スキフのババじゃあるまいし。」
「タマシイとシャーマンで何か不思議な力あるカモ。」
なんかよくわかりませんがオッサンの頭の中で南米やアフリカはスピリチュアルな世界らしいです。
「だーかーらー、監督はドイツ人やし、ママはママッ!」
トーゴは2:0でスイスに負け、フツーの人と証明されました。
<本日の夕ご飯>
アクローシュカ、炒め玉ねぎのカレーマリネ、インゲンの牛肉巻き、野菜サラダ
※スキフのババとは?
2004年11月27日