めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

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2005年11月1日(火) とても残念

とにかく晴れ。9:05の外気温8.4℃、室内23.7℃、湿度45%

いいお天気です。
あの吹雪の初雪以来、雪は降っていません。

オッサンは中国帰りでかなりきつかったようですがどうしても用事があるそうで仕事行きました。
あっ、まだ今「休暇中」です。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

さて、寒くなってきてそろそろ帽子を出す時期になりましたが
ロシアの冬帽子といえばそう、毛皮帽子。
いろんな毛皮がありますが圧倒的に多いのはミンク。
ロシアだとて安くはないですよ〜
女性の毛皮帽子は流行や好みで多種多様ですが
男性のは浦だと250ドルくらいからがいいやつ、って感じかな・・・。
でも毛皮帽子はステイタス、財産と考えている人が多いので奮発しちゃうんですね〜
親から子へ、と受け継がれていきます。

以前日本の方から、男性用の毛皮帽子を買って来て欲しいと頼まれた事があるんですが
予算が10000円までだったんです。
ロシア帽子といってイメージする、あの耳あてが頭上に折り返してある筒型の「ウシャンカ」です。
その方はロシアに来られた時に帽子市場で5,6千円でもたくさんウシャンカがあるのを見たので
そういうのが記憶にあったようです。

それでオッサンを連れて帽子市場へ出かけていったところ、
5,6千円の、確かにありました。
でも素材がウサギや安いキツネ、狸で、耳あても本当に耳に下ろせるようになっていない
フェイクの耳あてが縫い付けてあるようなやつばかりだったんです。
一万円近くになると子鹿とかロリスのやつやミンク風に染めたやつもありますが
お店の人も「こういうのはロシア人は買わない」って言うし、
オッサンもワタシはコレをかぶって町を歩けないと言います。
なぜか毛皮帽子はノボシビルスクが有名でノボシ産のやつはいいやつ、と言われています。
安い中国製にノボシビルスク産と書いたタグがついてるんですけど
こりゃバレバレやろ〜というような中国語の出荷タグまでついていて笑えます。
オッサンにアンタならどれ買う?ときいたところやはりミンクで200ドル以上のやつでした。

ロシアが大好きなその方が、ロシア人がかぶるのを嫌がるような帽子を喜んで買う事もなかろうと思い
ご連絡したのですがやはり買うならロシア人でも喜ぶようなやつが欲しいので
今予算もきついし今回は見合わせますと返事がきました。
いつかご自分の目で選んだ確かな品を買ってお帰りになる事でしょう。

さてそんな毛皮帽子ですから帽子専門ドロボーちゃんがいます。
うっかり脱いで置いたのをさっと盗んでいくのやら、
被っているのをガアッと取って行くのやらいろいろですが
盗んだ帽子を修理してきれいにし、市場で売るわけです。

最近浦で帽子ドロボーが増えているというニュースをやっていました。
オッサンによると昔は頻繁にあったけど最近きかなくなっていたので驚いたそうです。
ちなみにオッサンは毛皮帽子を過去3個紛失していて今は持っていません。
一個目は川に落として拾い切れなかった、
二個目は白タクしたときにお客に持ち逃げされた、
三個目は酔っパ酔ッパでなんかわからんうちに無くなった、そうです。
まあなんていうか、ロクデナシってことです。

でもオトーサンの帽子を借りて被ったときに、
こんなに毛皮帽子の似合わないロシヤ人はちょっといない、というくらい
頭デカくて似合わなかったので被ってもらわなくていんですけど。
「ワーーータシはアタマでかいヨ!」と自慢気に言われて困りました。
アタマでかいロシヤ人はそれだけでロシヤ人のいいところを半分なくしています。

とても残念。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

夕ゴハンを食べてから両親のところに中国みやげを持っていきました。
何かって?
蛍光灯の丸型電球です。
白熱灯照明に付けられる、こう、U字になったりした蛍光ランプですね。
ロシアで買うと高いんですわー
今回は私と同様、オカーサンもおみやげを完全リクエストしたので
みなさんが期待するようなものは何もありません。

とても残念?


<本日の夕ご飯>
焼き飯、ツブ貝ときゅうりの酢の物、サンマ塩焼きおろし添え、ぺリメニのスープ

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