めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

ウラジオストック風景

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2005年8月10日(水) 衝・撃的ビフォーアフター(前フリ編)

曇り。 18:40のウラジオストク空港の気温28℃。

誠に遺憾ながら浦に帰ってきてしまいました。
ガタガタしたビザがきのうきてしまったからです(チッ)

オーバーバゲージをガッツリ支払い、15kgの手荷物を5kgに見せるために
軽々と持って入りました。
ちなみに機内持ち込み手荷物は三辺合計115cm、重さ5kgまでです。

飛行機はおなじみこれがジェット機?と疑うばかりの20人乗り「ヤク40」です。
初めての人はこんな飛行機が国際線に就航している事さえ衝撃だと思いますが
乗ったらもひとつ衝撃です。
運試しのテーブルは今回中吉、スッチのオネイチャンが配ってくれて自分でガコッとはめるやつでした。
あるだけいいです。
しかし荷物の棚がないヤクだったので後ろの6席くらいを手荷物置き場にしてありました。
その前でチケットを握り締め困惑顔の日本人さん、
自分の席が荷物置き場になっていたご様子。
スッチにあっち座らんか、と促され納得できないご様子で前の方にお座りになりました。

いっつも思うんですが、カウンターで「どちらのお席がよろしいですかあ〜?」と
シート表を見せて聞いてくださる全○空の貴女、
どこでも意味ないっちゅうねん、と思いながら「じゃ、通路側で」なんて言ってしまう
私ですが乗った後こんな事が起こっているとはご存知ないでしょう。
荷物置き場になっていなくてもロシア人さんはロシアの国内線と同様、
早いもん勝ちでどこでも勝手にお座りになりますです。

今回は巨大スルメの機内大移動とか、日本語教授の説得とか、酔ッパおやじの大合唱とか
ミカンがはまってブッコロスだの訴えるだの(ナニゴトですか?)というような事はなく、
定刻通り静かに浦に着いたのであります。

これまた荷物の総量を50kg以内に見せるため(税金かかる)軽々と運んだつもりが
尻もちついたら立ち上がれずに焦りました。

一ヶ月ぶりに会うオッサンはおかえりーでも元気でしたかーでもハグでもなく
開口一番、
「ナンカ、若いコみたいなアタマですネエ・・」

久しぶりに帰った女房に最初に言う言葉として間違っとらんか?
ちゅか若いコやし ←間違ってます。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「お腹すいたデショウ〜、何か食べていきマスカ?」
「や、昨夜寝てへんからすぐウチ帰って休みたいねん」
「両親のアパートに寄って行きマスカ?」
「疲れてるから帰りたいんやてー」
「スーペルマルケットに寄って行きマスカ?」
「だーかーらー、帰るっちゅとるやろ!!」
「・・・・・・」

アパートに着いたら入り口横の花壇が「竜安寺」から「イングリッシュガーデン風」になっていました。
ガーデニングばばあ党の政権交代があった模様。

「あー、鍵、鍵、鍵がアリマセン・・あ、ハイハイ、アリマシタ、はいドウゾ〜」←なぜかためらい気味
「久しぶりやな〜ただい・・・・」
ドサッ。 ←気絶



<本日の夕ご飯>
気絶していたので無し

※テレビ朝日大改造!!劇的ビフォーアフター
※ヤク40のテーブル運試しの話2004年5月1日
※竜安寺ガーデンの話2004年7月14日

2005年8月11日(木) 衝・撃的ビフォーアフター(告知編)

目が覚めた。
というより意識が戻ったというべきか。

オッサンが起きたらしいな・・・
あ〜、出て行った・・・

薄目を開けてみるが、また寝る。

牛乳屋さんの車の音がする・・・
そういえば1ℓいくらだったっけ?もう忘れてる・・・
コドモたちが外で遊び始めたな・・・
晴れてるのか曇ってるのか・・・

ベッドの中で無用にゴロゴロゴロゴロしてコッソリ薄目を開けてみる。

えええええええええいいッ!!
現実逃避しておってもしゃあないやろ!!!!
さっさと起きてオノレの現実を確認せんかい!!!!!
気合や、気合ッ!
なんで昼2時にグータラ起きるのに気合がいるのか・・・・・
それは日本から帰ってきたら私のオウチが、

「勝手に全面改装」 されていたからです。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォォ (ディスカバリー打ち上げ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウチに帰ってきたら劇的ビフォーアフターだった、ということです。
天井から壁から床から照明からドアから窓から家具からトイレブラシまで。
廊下の天井なんか回廊風のアーチ型に成型してあります。
もう誰の家だったかすらわかりません。

「匠」は言うまでもなくオカーサンです。
「工事請負」は言うまでもなくオカーサンがスカウトした北朝鮮のキムさんです。
(しかし前回とは別のキムさん)

劇的ビフォーアフターと若干違うのは、

「家主が依頼してない」  ってことです。

更に追い討ちなのは、

「依頼してないのに費用は払う」  ってことです。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォォォォォォォ(NASA爆発)



<本日の夕ご飯>
調理器具もどこに何があるかわからん有様でオッサンが買ってきた牛肉で
たたきをして野菜をざくざく切ってご飯炊いておわり。


※テレビ朝日大改造!!劇的ビフォーアフター

2005年8月12日(金) 衝・撃的ビフォーアフター(ショックで寝込む編)

曇り。ひどい霧。 18:40の外気温23.1℃、室内25.5℃、湿度82%


ゆうべ両親のアパートに日本からのお土産を渡しに行きました。

さすがのオカーサンも我々の留守中に勝手に改装した事で心がチクチクするのか
「新しくなったアパートはどう?」って簡単に聞いただけでした。
どう?って・・・どうって・・・・
どーもこーもないやろう!!!!!
「びっくりしたー!!」とだけ答えましたけど、ワインで乾杯のときに
「新しくてきれいなアパートをありがとう!」なんて言ってしまった・・・嘘つきなじぶんッ!!
ああ、嘘つきやああああああーーーーー!!
嫌やああああああああーーーー!!
そんなじぶんが嫌いッッ!!

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

キッチンのシンクの上に日本から突っ張り棚を買って帰ろうと思ってたんですが、
先に帰ったオッサンから
「キッチンの棚は要らなくなりマシタ」 とメールがきたときに嫌ぁぁぁな予感がしたんです。
棚が要らなくなるってどういう事よ?
どういう事よ、え?
「どういうことですか?」 とメールしても
「来たらわかる」 という返事で様子が見えてきません。
「部屋の写真を送ってください」 とメールしても
「釣ったフナを切っているところ」 とかいうきたない魚の写真がきやがりました。

「やる前なら言いましたケド、私が帰った時もう改装してアリマシタ。
済んでしまったことを言ってもしょうがアリマセン。
もう、ロシアに来て自分で見てもらうしかないと思ッタ。」

あまりの出来事にオッサンもどうしていいかわからんかったんでしょう。
私に言えば激昂するのは必至、
オカーサンだけでもコワイのに私まで怒ったらもう怖くて怖くて我慢たまらんと思ったんでしょう。

実は我々が日本に行っている間に、このアパートの古い木製窓をプラスチックの今風窓に替える事になっていたんです。
建付けの隙間がひどくなって雨が吹き込んでくるし、バルコニの窓はとうとうこの春、開かなくなってしまったからです。

オカーサンはずっと前から「新築のアパートを買わないならこのアパートを改装しなさい」と言い続けていましたが
このアパートになるべく金をかけたくない我々はのらりくらりと逃げていました。
だけど日本に行って長いあいだ留守にすることになったので
ちょうどいい機会だから改装しなさいと強く言ってきたんです。
オカーサンは鼻息荒く、なんにもせずには納まりそうもなかったので、
「我々は今新しいアパートを買う予定もないがこのアパートに長く住むつもりもない。
だからなるべくここにお金をかけたくないので不便になった窓だけ替える事にする、
プラスチック窓なら売るときに査定が上がるから価値があるし。(ロシアで窓はとても財産価値がある)
だけどその他は次の家主が自分の好みに改装してしまうからお金をかけてももったいないのでこのままでいい」と提案しました。

そしたら、「窓を替えるとどうしてもそこの壁紙が傷むのでそこの壁だけ壁紙を替えるのも変だし
ついでの工事で壁紙を替えるのは300ドルくらいだから壁紙は全部替えたらどう?」というので
それくらいの費用ならま、やってもいいか、ということになり窓の入れ替えと壁紙の貼替えをすることになったんです。
総費用は約3600ドル。

意外なほどすんなりと話がまとまって帰国前には業者が採寸にきたりしてバタバタしました。

しかし。
すんなりに落とし穴があったんですね。
しかも大きすぎです、穴。

まんまとオカーサンにハメられましたよ。
これだけの大工事、我々が日本に行ってから思いつきでできるはずないじゃないですかッ!
オカーサンのアタマの中では着々と大改造の構図が出来上がっていたんです、
しめしめ、あの子達がいないうちに私がきれいなアパートにしちゃうわ!ってなもんです。
しちゃうわですか!
で、しちゃった、です。
「だって言ったら絶対反対すると思ったから」 だそうです。

でも。
ここ、我々のアパートなんですけど?
しかも費用が4倍なんですけど?

3時くらいからアタマが痛くなってきて熱っぽいなーと思って横になったら
その後どんどん上がって38度を切らず、
仕事から帰ってきたオッサンまで熱が出始め2人してふうふう言って寝込みました。

オッサンは「スイカにあたった」と言いましたが、絶対違うと思います。


<本日の夕ご飯>
牛肉とキャベツの辛味ソースかけ、白ごはん。

2005年8月13日(土) 衝・撃的ビフォーアフター(キッチン編)

曇り。きのうと同じひどい霧。 19:00の外気温26.1℃、室内22.8℃、湿度85%

朝、両親から海に行こうと電話がありましたが断りました。
霧をたっぷり含んだ風が強くて、風に吹かれているだけでべたべたに濡れてしまうような天気です。

夏の浦の天気が悪いのはいつもの事なのですが、
この夏は特に悪いようで7月に太陽が照っていた時間はなんと15時間!!!
15日でなくて15時間ですよッ。
浦の観測史上最低だったそうです。
ひどいですね〜
ひどすぎます。
そんな浦はだいたい8月の2週目くらいからお天気になるんですが今年は冴えない空模様です。
大改造して「物置」から「ウォークインクローゼット」になった物置に
ぎゅううっっと突っ込まれていた冬の帽子や皮手袋がカビカビでした(涙)

スイカにあたったかどうか不明のままオッサンは元気ブリブリになりましたが
今度は自分のPCがウイルスにずっぽりあたって朝からバタバタしています。

ところでスイカにあたるなんて日本ではとんときかない話ですがロシアではよく言います。
そうそう、去年の夏、ヴァレリの家に日本からホームステイの子供がきたので
スイカでも持って遊びにいこうか?ときいたらスイカを食べさせるなと言われているからダメという事だったんですよ。
子供達が日本から乗ってきた船で食中毒が出、それを受けてホストファミリーに
「日本の子供達にスイカを食べさせないように」と御触れが回ってきたそうです。

なにやらスイカの皮についている菌が、切るときに中身についてしまうらしいですが
本当なのかどうなのかよくわかりません。
お腹を壊して高熱がでますが一日くらいで治ってしまうようです。

私はまだ少し熱がありあんどかったんですがどうしても冷蔵庫の事が気になって
起きだしました。
どうも冷蔵室の冷え方が悪いような気がしていたんです。
食品を出して調べてみたら案の定、冷蔵室に冷気が出てません。
ひんやりするのは冷凍室の冷気が影響しているからだったんです。

「そういえば冷え方が弱い気がしてイマシタ」とオッサン。
とりあえずオッサンに見てもらいましたが原因はわかりませんでした。
熱もあってタダでさえ頭痛いのに、頭痛倍増しました・・・
ここではいろんなものの修理を頼むのは簡単じゃありません。
冷蔵庫ですから毎日の事です、大切な日本からの食材もたくさん入っています。
とりあえず冷凍庫からクーラーボックスの冷媒を出して冷蔵室に入れました。

その冷蔵庫のことですが、右開きなのです。
右開きなのにキッチンの左端にはめてシステムキッチンを組み込んであるんです。
左側は壁。
使いにくいっちゅうねん・・・・
でもそれを言うなら、前はキッチンに冷蔵庫を置くところがなくて、廊下の突き当たりに置いてあったんです。
家の一番端と端にキッチンと冷蔵庫があったんですからまだいいんでしょうね。
でもそれを言うなら、せっかく改装するならそういう事を考えて改装したらどうでしょうか。
左開きの冷蔵庫なんてココにはそうそうないんだし。

というわけで冷蔵庫が故障しているんだったら「左開き」の冷蔵庫買うことにしましょう。

もひとついいですか。

これはもう仕方ないのかもしれませんが、システムキッチンが高すぎて上の棚に手が届きません。
しかも洗い物の水切りがシンク上の棚に作りつけになっているという、
ユーロタイプのやつですから洗った皿やらを爪先立ちして皿立てに置くんです。
大皿なんかもう怖くて!
それに濡れた洗い物を腕を伸ばして真上に上げるので、水滴が腕を伝って脇まで濡れ濡れ。
これねえ、ヨーロッパ標準サイズの人だったらひじが伸びきる事がないからこうならないんでしょうねえ。
(なんせ日本人としてもちっさいもんですから)
全体に高さが高いのでシンクも高いし調理台も高くて使いにくいです。
買ってこなければならなかったのは厚底スリッパでしたねえ・・・
(なんせサイズもないもんですから)

今度日本に帰ったらツーハンのキッチン便利収納みたいなのと厚底スリッパ買うことにしましょう。

もひとついいですか。

シンクが小さすぎます。

前にあった、ロシアでポピュラーな白いホーローのシンクでも狭いと思っていたのに
またこれはいやはや、なんとも。
最近のハヤリなんでしょうか、両親のアパートの豪華システムキッチンでも日本の賃貸アパートより小さいやつです。

これは前から不思議だったんですが、
オーブンが必ずあるロシアでなぜオーブンの天板が入るサイズのシンクを使わないのか???
オーブンの天板洗うのすごくメンドクサイんですよッ!
仕方ないのでバスルームで洗ったりします。
とにかく水周りのあれこれが貧弱すぎッ!! ←どこの家でも
と思ったら、ロシアに限ったことじゃないみたいですね、
ヨーロッパ全部みたいです。
北欧の素敵なオウチでもキッチンシンクのお粗末さにびっくり!という事はよくあるらしいです。
料理の違い、更に突き詰めると水の便の違いのせいと感じます。

日本は水が豊かなので料理は水で洗って水で浸して水を替えてと、じゃぶじゃぶと水を使い、
また一回の食事にも各国の料理で種類がたくさん、品数がたくさん、食器もたくさん、調理器具もたくさん、
よって洗い物もたああああーーくさん。
水をバンバン使ってガンガン洗ってすっきりしないと気がすみませんからシンクも大きさが必要になりますけど水が豊富でないところが多いヨーロッパではそうはいきませんもんね。
必然的に料理もシンプルなものになるし。
食で名高いフランスやイタリヤだってどうですか?普通の家庭ではそんなにゴッツイキッチンないんとちゃいますか?

ロシアもシンプルな大皿料理に各自の皿とスプーンとフォークで十分ですから
そんなに大きなシンクは必要ないんでしょう。
オーブンの天板もぐるぐる回して洗えばそんでいっか、って事でしょう。
でもあったらきっと誰もが便利と思うんちゃうかな。
ぜったい思うって!!

しょうがないので、じゃまず、食洗機でも買いましょうか。 (どこの話?)
そんで今度日本に帰ったらシステムキッチン持って帰りましょう。 (何言ってんだか)

もひとついいですか。

プリターが小さすぎます。

プリターというのは日本でいえばガスレンジ、電磁調理器です。
浦はガスがありませんから電熱式で、天板に4個口のレンジ、
下にオーブンがついた調理台と同じ高さのタイプがポピュラーです。

電熱部分の左右上下の間隔が狭すぎてフライパンと鍋が一緒に乗りません。
全部の料理が同時に出来上がってできるだけすぐを食べたいじゃありませんか。
使いたいフライパンが置けないとかそういうのはムカつきます。
ちゅうか直火でゴーーーッとできないのもイライラしていたのに更に追い討ちです。

今度日本に帰ったらガスレンジ買って帰りましょう。 ←中華料理屋の厨房覗いたらプロパンでガス炊いていた。

まあ、あとは調理台のところに照明がないとか、
キッチンのドアが無くなっていて焼肉したらどうなるねん?だとか、
ダイニングのイスが「まっ黄色」のビニール張りだったとか、
そんでそのイス、足が床に届かなかったとか、
ゴージャスなレースのカーテンが天井から床まで掛かっていたとか、
絨毯が赤×白×黄色×黒の押し出しの強いペルシヤ模様風だったとか、
(オカーサンのお父さんがオカーサンの結婚祝いにくれたやつだそう)
壁紙がグリッターなラメ入り唐草模様だったとか、
(両親のキッチンの壁紙の柄違いだった)
入り口の天井が無用にアーチ型になっていたとか、
(両親のアパートと同じフォルム)
キッチンセットの壁に無闇に柄入りタイルがはめてあるとか、
(TV見てたらそのタイル壁のCMやっててびっくらこいた。タイルの名前はエレーナ)

一言で言うと、
「見た目ステキな使いにくいキッチン」

別名
「両親のキッチンのセカンドライン」

心の声
「金をかけるところが間違ってへんかキッチン」

もひとつツッコむと
「私の事は頭になかったやろキッチン」

オッサンはキッチンでは「食う」以外なにもしないので文句はありません。

さ、きれいなうちにこのアパート売るかな。


<本日のきれいなキッチンで作った夕ご飯>
トマトとバジリコのスパゲッティ。きれいやからの、汚さんようにの、一個っか作らんのじゃ。

2005年8月14日(日) 別のビフォーアフター

久々の晴れ。 13:33の外気温27.7℃、室内27℃、湿度73%


昨夜7時頃停電したんですがろうそくも懐中電灯もどこにあるかわからず難儀しました。

いろんな不都合の原因がむやみに家の改装に向かうので、
ゆうべはオッサンとド喧嘩してふとんを居間に引きずっていってひとりで寝ました。
今朝、元気に
「ゴハン、ゴハンー、ゴハンー、ゴハンまだデスカー」
とオッサンが起こしにきたのでふとんの中から蹴り上げてやりました。
(ゴハンは作りました)

停電といえば帰ってきてから毎日停電するんですよッ!
一日に短い停電を数回繰り返したり昼間ずーっと停電していたり、
朝になると電話ファクスのロール紙が何枚も短く切れて重なっているのをみると
夜中も数回停電している模様です。
停電中道をはさんだ隣のアパートを見ると電気がついているのでどうやらこのアパートだけみたいなんですけど・・・

水もここ数日午前中から夜8時くらいまで止まっていて洗濯も料理も難儀します。
バルコニの棚にむき出しで積んであったシーツやタオル類が砂埃でじゃりじゃりしてるので
順番に洗いなおしているところなのですが断水が続いてはかどりません。

今、家の中はすごい埃です。
白っぽい粉のような建材の埃と新しくおろした絨毯の綿埃と窓から入ってくる砂埃です。
窓が新しくなって実感したのはこの町は砂埃がひどいという事です。
前の窓は建て付けが歪んで天窓しか開かなかったので気にならなかったんでしょうねえ、
今は全開できるので開けていますが網戸があってもすごい砂埃です。

窓を新しくする話が決まった時、日本のように引き戸タイプの窓を欲しいと思いました。
ロシアの窓はほとんど内開きなので内側の窓辺に物を置けないし、カーテンも邪魔になります。
新築アパートを外から見ると日本のような引き戸の窓をつけている家がちらほらあったので
引き戸の窓をつけたいと窓屋のオヤジに言ったら
「浦は砂埃がひどいから引き戸にするとレールに砂が溜まって掃除がたいへだよ、
常に掃除してないとすぐ開かなくなるから勧めないよ」
と言われやめたんです。
その言葉が実感として蘇ってきました。
風も強いし、ほんますごいです、砂埃。

午後から市場へ買い物にいったんですがめっちゃ蒸し暑くて早々に引き上げました。
出店もいつもよりずっと少なかったです、みんな海にいっちゃったんでしょう。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

ロシアで美容整形が盛んなことはご存知でしょうか。

日本でもちょっと前にロシアのシワとり・リフトアップの『金の糸』が有名になり、
海を越えてはるばる施術しにやってくる女性もいました。
・・・と思ったら。
今でもツアーでいらっしゃってるんですね〜知りませんでした。
(しかしセンセーの話では金というイメージが優先して有名にはなったけど
今はもっと有効な糸ができているそうですよ?)

まあそれはともかく、プチ整形みたいなのは私の周りのロシア女性でも
結構やってる人がいたりするので
違和感はないのですが今日のテレビの特番には違和感ありました。

シワとり、シミとり、頬高を削る、鼻を小さくする、豊胸、脂肪吸引と
それくらいはまあ普通ですが、
足を長くする手術が男女問わず人気というのはスゲーと思いました。
足を6cm伸ばした女性が杖をついて嬉しそうに映っていましたが痛々しかったです。

そして最近は××(ピー)を増長する手術も増えているそうです。
それを4cmアップグレイドした男性が目隠しナシでインタビューに答えてました。
手術してもらった男性はそれ相応の悩みがあってされたんでしょうからそれはいいとして
ドクター、アナタですよ、金髪美人のアナタッ!!

「ええ、そうです、成功した男性はなんでも大きくなければいけません、
大きな車に乗り、大きな家に住み、大きな××(ピー)が必要です」

へー、そうだったんですかー。
じゃなくて、
真顔でそんな事言わないで下さいッ!!

「この女は狂っている」 とオッサン。
で、どうなんですか?
「車と家が追いつきませんネエ・・・。」

そんなことはきいとらんッッ!!

美容整形の増加に伴ってトラブルも増え、最近はそれをめぐる訴訟も増えているそうです。

番組の最後には、
“美容形成外医としてひとりだちするにはドイツでは8年、
アメリカでは12年間アシスタントとして経験を積み腕を磨かなければならないが、
ロシアでは外科医の資格があれば3ヶ月の専門課程を修了するだけでOK、
その日から美容形成医として施術してOKなのである。”
と言っていました。

さあ、どうする? (何を)


<本日の夕ご飯>
ケタのステーキ、野菜サラダ

<久々の買い物>
ケタ(白鮭)1尾2kg・495円、マヨネーズ1kg・245円、きゅうり500g・20円、トマト500g・24円、玉ねぎ1kg・48円、ねぎ一束40円、スベクラ2個40円、にんにく一個12円、レモン一個40円、洋ナシ500g・80円、ブドウ500g・123円、クワス1.5ℓ124円、トイレットペーパー4個184円(高いちゅうねん)

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