めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

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2004年6月19日(土) 悲しいときぃ〜

浦に帰りました。

空港までの道程はスムーズでした。
馴染みの警備員さんは退職してました。
オーバーバゲッジは18キロで9000円でした。
(超過料金は捨て金と思っているオッサンには内緒です)
乗客は19人で日本人は2人でした。
キャビンアテンダントは海の男ユーラでなくて美人のエレーナでした。
ちなみにユーラは浦−モス便のスチュワードになって活躍中です。
好感度bPロシア兄貴のユーラはあなたの旅を快適にしてくれるでしょう、
どうぞヨロシク。

中吉のヤク40に当たったのでスッチ・エレーナが配ってくれるテーブルで
ランチが食べれました。
でも最初にランチを配ってからあとでテーブルを配るのはどうかと思います。
ウラジオストク空港に着いたら「ようこそ、富山へ!」とアナウンスが流れました。
乗客は、「ほう。又日本なら結構、結構」と言っていました。
エレーナも日本に戻りたかったのかもしれません。
私?私は戻りたかったですよ、もちろん。

浦は25℃でゆるい夏になっていました。
迎えにきてくれたオッサンは汗だくでTシャツがはちきれそうでそうとう暑苦しかったです。
久々の再会第一声は、
「オッサン、汗だくやん、暑いん?」
「暑い」
「そうか。新陳代謝がいいのな」 ←婉曲な表現
「?」
久しぶりに胴の幅と奥行きが同じ人を見た気がしました。
暑苦しいので熱いホーヨーはやっぱりなしです。

親しんだマツダ君は売られてしまってました。
日産ラルゴにはネギがはみ出している買い物袋がころがしてありました。
「食べる物がないから市場で野菜を買ってきた」んだそうです。

うちはわりときれいでした。
「きれいにしてるやんー」
「・・・実は3日まえ、オカーサンがきて掃除してイッタ」  ま、そんなとこでしょう。
「米炊いといたヨ」  オゥ!それは素晴らしいっ!
「うあ!上手に炊けてるやん!すごいなーオッサンってもしかして料理上手なんちゃう?
すごいなー天才かもしらんなー感心したー」  言っとけ言っとけ。
「ワタシだって米くらい炊けるヨ!食べる?ねえ、食べる?」 ←えっへん
「あっ、おいしーいー!すごいなーもう、オッサンって何でもできるんやなっ!」 ←さあ、奥さんご一緒に。
・・・ふう〜。

「オカーサンがね、中国で服をいろいろ買ってきたヨ、着てみて」
どれどれ。「サビシイ感じ」の上着のかわりにオカーサンはどんなヤツを買ってくれたんでしょう?
「これとーこれとーこれとー」
黒にシルバーの金属だらけのジャケット、金属ボタンがまぶしいシャツ、怪しい漢字が書いてあるひかりモノ付きアンサンブル(なぜかドイツ製)
どれもこれも素晴らしくゴージャスでモードでロシアの女の子が着たら素敵っ!
次々試着する私にオッサン無言・・・

オカーサァァァーン、似合わなくてごめん・・・。(しくしく)
ビンボー臭いのは上着じゃなくて中身なのぉぉぉぉぉー。

居間に行ったらエアロバイクのハンドルが「折れて」ました。
ツーハンの「体重85キロ以上の方は使用できません」とかいうチャラいエアロバイクとちゃいます、
日本の某企業に領収書を出して買った(買ってもらった)ゴッツいやつです。

「トレーニングしててネ、脚が疲れたからハンドルをぐっと引いたら折れた」そうです。
折れたんですか、ハンドル。
そうですか。
・・・・脱力。

去年はボートのオールを折ってました。 ←2回目
高波に負けじとぐっと漕いだら折れたんです。
・・・・脱毛。

この男、なんとかしてください。

居間で放心していたらオカーサンから電話がかかってきました。
「食事の用意をしたからこっちのアパートにおいで」

行ってみたらオカーサンは劇場帰りでおしゃれしてました。
オトーサンはジャージです。
私はもちろんオカーサンが買ってきてくれたゴージャス・シャツに着替えていきましたとも。
おみやげを説明しながらひとつひとつ渡しました。
今回一番喜んでもらえたのは「便座カバー」です。

ご飯を食べながらいろいろ話して、オトーサンが
「飛行機はどうやった?」
「ボロボロのヤク40。テーブルもなかったし」
「ワハハハハーそれ、輸送機じゃないのか?しかしヤコブレフ40を国際線に使ってるなんてひどいなー」
オカーサンが
「居間が完成したのよ、見る?」というので行ってみたら残念ながらホームシアターにはなっていませんでしたが
シャンデリアが輝いてカーテンボックスが不思議なウエーブフォルムを描いていました。
「あんたたちのアパートのカーテンも替えておいたのよ、見た?」
「うん、居間は前ここにあった新しいきれいなやつになってたね、オカーサンありがとう」
「寝室のカーテンも替えといたのよ」
「え?そうなの?すぐにこっちにきたからまだ見てないなー」

うちに帰ってさっそく寝室に行ったらカーテンが「ムラサキ」になってました。
・・・気絶。

悲しいときぃ〜(悲しいときぃ〜)
久しぶりにうちに帰ったら寝室のカーテンがムラサキになっていたときぃ〜
(久しぶりにうちに帰ったら寝室のカーテンがムラサキになっていたときぃ〜)


<本日の夕ご飯>
カリフラワーのサラダ、魚のファルシとコーンのサラダ、山菜ニシン漬け、チョコレートケーキ

※小型ジェット機ヤク40(ヤコブレフ40)↓
http://www.vladivostokair.co.jp/companyprofile.htm
※ヤク40おみくじの話→5月1日
※サビシイ感じの上着の話→4月27日
※ユーラの話→3月22日

2004年6月20日(日) ロシアンイリュージョン

ゆうべはカーテンを見て気絶したまま昼2時半まで寝てました。
寝ていたというより意識不明だったのかもしれません、
生きててヨカッタ。

部屋をよく観察してみるといろいろ変化がありました。

・シャワーカーテンが「なんちゃってファインディング・ニモ」な柄になっていました。
・廊下にかけてある冷蔵庫隠しのカーテンが「上様のハカマ」のようなやつになっていました。
殿、ご乱心、でしょうか。
・着布団がありませんでした。ゆうべは気づかず寝ていましたが毛布一枚だったようです。
・ティファールのフライパンのテフロンがガリガリでした。
・観葉植物の鉢が全部なくなっていてビンボー臭いので片付けていたビニールの造花が
あちこち飾ってありました。
・オッサンが私の靴下をはいていました。かかとが土踏まずのへんです。
・オッサンの下着タンスを開けたらカラでした。パンツはどこへいったんでしょう?
・冷蔵庫の奥に何かいろいろ・・・コワイのでよく見ていません。
・洗濯機のフタが少しういています・・・コワイので開けていません。
・オッサンが一回り成長したような・・・コワイのでたずねていません。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

市場へとりあえずの買い物に行きました。
時間が遅かったので肉屋や魚屋はもう店じまいしていました。
暑い時期になってくると早めに閉めるようになるんです。
野菜の顔ぶれが一新していてロシアにも夏がきたんだなーと感じます。
鶏と野菜を少し買って帰りました。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「両親がおばあちゃんのところに行ったからイモといちごを持ってくるって」

あ〜しばらくいない間にロシアはいちごの季節になってたんやね〜♪
ロシアにもいろんな種類のいちごがありますが、概ね日本のより小ぶりで香りがすごく強いです。
しばらくするとカゴいっぱいのいちごとジャガイモ10キロくらいを持って
オトーサンとオカーサンがやってきました。
いちごがめっちゃいい香り〜〜♪
「スメタナと砂糖をかけて食べるとおいしいヨ」とオトーサンが言ったけど、
そのままで十分おいしかったのでみんなでどんどん食べました。

「ジャガイモは去年のやつだから皮を厚くむいて使ってね。ところで寝室のカーテンは見た?」
「うん、見た、見た」
「いいでしょう〜?」  ←得意そう
「うん、とっても」    ←倒れそう

オカーサンは満足したのかオトーサンに「帰るわよッ!」と言ってさっさと帰って行きました。
オトーサンはチキンの食べかけを食べてしまいたいようでしたが女王様の命令は絶対です。

ちょっと考えてみました。
もしあなたが(そこの奥さん、アナタのことです)里帰りしている間に姑があなたのアパートにきて
居間や寝室のカーテンを勝手に替えて、しまってあったビニールの造花をあちこちに飾って、
使いやすいように考えて置いてあるキッチンやバスルームのものが一掃されていたらどうでしょう?

多分日本だったら私、ブチキレとると思います。
ところがこれがロシアだと
「ま、(どうでも)いっか。(迷惑やけど)親切でやってくれはったことやし」となるのです。
どーしてですか?
私ってこんないい人でしたか?

<本日の夕ご飯>
チキンブロス、鶏とトマトのにんにく炒め、野菜サラダ、さくらんぼといちご山盛り

2004年6月21日(月) おめでたい国

雨。17:00の外気温20℃、室内24℃湿度65%

オッサンはゆうべ何時に帰ってきたのか知りません。
8時頃、「ちょっと出かけるから」と言って新しいシャツを着て出て行こうとしました。
「どこ行くん?」
「ちょっとオジチャンたちとつまらない用事で」 ←どこからこういう日本語が出るかと思う。
「訳わからんな。ま、帰ってくればいいわ」

11時頃電話がかかってきました。
「ゴメンね、あと20分で帰るから」
「はい、はい」
12時頃電話がかかってきました。
「ゴメンねぇ〜あと20分でぇ〜かえるぅーからぁ〜」
「酔っとるやろ。車じゃないやろなっ?」
「だぁいじょうぶぅータクシーできたもぉぉ〜ん」
「あ、そんならええわ。どんだけ飲んでもええで、ゆっくりしてこいやー」
1時半頃電話がかかってきました。
「ぐぉめんねぇぇ〜あとぉ、20分でぇ〜かーえーるぅーからぁー」
「はいはい、もう帰らんでもよろしいでー」

ロシアには「なんとかの日」という記念日がめちゃめちゃいっぱいあって、
職場のロクデナシ連中と飲みに出かけたらしいです。
「なんとかの日」は日曜やけど土日は仕事が休みなので金曜に職場でお祝いして(飲んで)
土曜は「あしたなんとかの日だから」といってお祝いして(飲んで)
当日は「今日はなんとかの日だから」といってお祝いします(飲む)
つまり三日間お祝いしっぱなし(飲みっぱなし)ということです。
「なんとかの日」はめちゃめちゃいっぱいあるのでつまりロシアは一年中
おめでたい(飲んだくれ)ということです。

朝起きたら8時半でした。
(私も寝ていた・汗)
オッサンが、
「ちょっと用事で遅れます」と職場に電話しているけど遅れるちゃうやろ、とっくに遅れとるっちゅうねん。

「ゆうべは何時に帰ってきたん?」
「うーん、3時半頃かなー。職場に電話したし、ユーロカップ見よっと」
「はあーん??」
「ポルトガル×スペイン戦じゃん」
「あ、そうな、ラウル見な」
「どしてラウルみたいの変なやつが好きデスカ?ヨロパ人ぽくないし。
日本人はベッカムとかトティじゃないの?」
「うるさい。ラウルはな、アンタと同じ身長やけど体重は30キロも軽いんじゃ」
「それはたいへん!」

こんなふたりでいいんでしょうか。
誰か叱ってください。

スペインは0:1でポルトガルに負けました・・・
これでグループからギリシアとポルトガルが進出です。
シンデレラの伝説はまたも破れなかった・・・

<本日の夕ご飯>
鶏とネギのみそ焼き、蒸鶏ときゅうりの胡麻和え、にんじんの卵とじス−プ、
金銀炒飯

※スペイン代表FW ラウル・ゴンザレス↓
http://jp.euro2004.com/tournament/players/player=26583/index.html

2004年6月22日(火) 盛りすぎに注意しましょう

雨。8:19の外気温19℃、室内25℃湿度65%

「うあ!ジダンがゴールした!」
いつ見てもジダンのうしろあたまはチャーミングやな〜
同じチャーミングでもうしろあたまからほっぺたがはみ出して
オカーサンにフォークで刺されてないだけ上等です。

「お!スイスもゴール、キレーに入ったな〜同点やん」
結局そのあとフランスが2ゴールして3:1でフランスの勝ち。
でもスペイン負けたからもうどうでもいいねん、ユーロカップ・・・
あ、そういえばロシアは20日にポルトガルを下したギリシアとやって
なんと勝ちましたがもちろん敗退です。
スペイン負けたからもうどうでもいいねん、ユーロカップ・・・

○  ○  ○  ○  ○

今夜あたり日本から大型の台風6号がやってくるかもとさかんにニュースで
やっていますが今のところ雨も風も無しで窓も開けています。
窓といえば、帰ったらうちの窓があみ戸になっていました。
あみ戸というか、ビニールのあみシートを窓の大きさに合わせて切って
画鋲で止めるだけなんですけど、夏準備の定番です。
ロシアにも蚊はいます。
オッサンは日本から買ってきた「キ○チョー蚊取り線香」がお気に入りです。
蚊はぎょうさんおりますがゴキブリは見たことありません。
もちろんロシアにもおります、でもとりあえず今まで見たことないですねえ〜
ハエはふつうに飛んでいます、店にはハエ取紙がぶら下がっておったりします。

オッサンがわりと早く仕事から帰ってきました。
夕ご飯の準備がまだやったんですがトマトときゅうりを見て
「切らせろ」というので切らせました。
こんなんはじめてです。
ごはんを炊いたのを褒め上げられて「シェフ、お客様がお呼びです」くらいの気分に
なったんでしょうか。
「オッサン、すごい!日本の包丁大きくてロシア人普通怖がるやんーそれが
こんなに上手に持ってえ、ちゃんと切れたしな、やっぱ天才やなっ!」 
(盛っとけ盛っとけー)
「ワタシはひとりの時、時々野菜サラダを作ったヨ!」 ←えらそう
「すごいっ!それ食べたかったなーめっちゃうまかったやろなー」 (盛り盛り)
「今から作ってあげようか?」
「え。  えーーーと・・」 (盛り崩れ)

○  ○  ○  ○  ○

夜、頼まれ物を渡しにアーラのところに出かけました。
アーラはアパートからでてくるなりうちのラルゴを見て
「めっちゃきれーなワゴンやん!」
と言いました。
やはりロシヤジンにこの車はクラシーワがオーチンらしいです。

私がまちがってるんですか?
そうなんですか?

アーラのアパートは今まで行ったことの無い「すごい」ところにありました。
ここは・・・うーん、ここは。
車から出るのを躊躇するほど哀れな景色です・・・
オッサンが、
「ビックリした?ここは“刑務所の次”っていわれてるアパート群があるところ」

そんなアーラは優秀な産婦人科医です。


<本日の夕ご飯>
手羽元中華風フライ、たたききゅうりの中国風、トマトとゆで卵のサラダ、味噌汁

※うちのラルゴの話→4月3日

2004年6月23日(水) 沢口靖子は極妻らしい

曇り。8:00の外気温20℃、室内25℃湿度65%

台風は浦にこなかったようです。
浦にきたのはプーチンでした。
イングーシのガタガタから大統領専用機で飛んできました。
黒のタートルネックに紺のスーツでわりとカジュアルです。
暑くてもアロハとか甚平(似合いそう)なんかは着ません。
でもプーたんは泳ぐのが好きだそうで、前、浦に来たときはボートからいきなり
海に飛び込んで岸まで泳ぎ、海岸でキャンプをしていた人のテントを
「こんにちは」と覗いて中のオジチャンを心臓麻痺させそうになったそうです。

ロシアでは「意味無い笑いは馬鹿のしるし」なのでプーたんはいつも
怖い顔していますが(そうなのか?)浦市長との会談ではいっそう怖い顔に見えました。

浦はもうすぐ市長選挙、7月4日(日)です。
毎日くらい候補者のチラシを持った人が「おねがいします」と宣伝にやってきます。
帰省する前、オモシロイCMをやっていました。
ガタガタの道が映り、「もう市長を代える時間」と言うやつです。
ぼろぼろアパート編、水不足編などいろいろあり、こんなんええんかい?ちゅう感じでした。
今は「選挙に行きましょう、こんなん当ります!」と一等は車、「日産・マーチ」という
CMやってます。

△  △  △  △  △

今、これを書いている何かの紙の裏表をなんとなく反してみたら
オッサンがずっと前に日本語を勉強したテキストで、人気TVドラマ「ホテル」の台本でした。
「姉さん、事件です」というアレです。

「相沢さん」というところに「しょうたく」さんとフリガナがふってありました。
「長田さん」というところに「ちょうだ」さんとフリガナがふってありました。
「大丈夫」というところに「だいじょぶ」とフリガナがふってありました。
「姉さん」というところに「あね」さんとフリガナがふってありました。


<本日の夕ご飯>
カレイのフリッター、カレイのアラ汁、トマトとわかめの味噌ドレッシング、フィスリのバジル和え


※イングーシのガタガタ↓
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20040623D2M2300Z23.html
※TBSドラマ・ホテル↓
http://www.gmweb.jp/main/items/feature/sptv_d/990947a/
赤川一平(高島政伸)の「姉さん」とは誰か↓
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=174609
※極妻とか↓
http://store.nttx.co.jp/_II_D110475209#spec
http://www.interq.or.jp/gold/queen/work.7.html

2004年6月24日(木) ロシヤ人に訂正される

晴れ。8:00の外気温19℃、室内25℃湿度66%

久しぶりに晴れました。
プーチンはあっという間に浦から飛んでいきました。
雨雲も連れて行ってくれたようです。
おかげで洗濯がいっぱいできましたよ、ありがとうプーたん。

ところで浦は今お湯がでていません。
うちでは電気湯沸かしのシャワーをつけて使っていますがショボイです。
旅行でホテルに泊まる方はホテルにボイラーがありますから心配ありません。
私が帰省した日の夜(5月1日)からでなくなったそうですが
3週間くらいたってオッサンが職場の同僚たちに
「もう3週間も湯が止まっていてー」と文句を言ったら
「え?あんたとこ湯が出てたの?」と言われ
浦全部で湯が出ていたんじゃないことがわかりました。
そのときは水不足によるものだったようですが、続いて毎夏恒例の「給湯パイプ清掃修理」に入り、
結局今まだ出ていません。 
「アパートの横で地面を掘って本当にパイプを交換してるのを見たから嘘じゃないと思うヨ」
あんまり長いこと湯や水が出ないので、出るとか出ないとか水不足だとか修理だとか
いろいろな情報に浦市民は懐疑的になっています。
やっぱり市長選は「水を出してくれる人」、もとい、「公約を守る人」にいれるしかありませんか。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

昼ごはんに日本から持ってきた「焼きそば」を食べました。
どーーーーーーーーーーーーしても食べたかったんです。
まだロシアに帰ってきて一週間も経っていないのにこの有様ではこの先どうなるでしょう。
浦でもインスタント焼きそば売ってますよ、でも高いですから我が家ではご法度品です。
高いといってもしれてますけど日本の値段を知っているオッサンには「馬鹿のすること」らしいです。

なんか新しい献立はないかなーと思ってロシア料理の写真をいろいろ見ていました。
ん? うまそうな肉塊の付け合せに・・・・納豆?
炒めたネギと納豆???
コーフン気味に
「なあ、これ納豆ちゃう?炒めたネギと納豆やん!」 とオッサンに見せたら、
「トウモロコシとほうれん草。」 と言われました。

すごく悲しかったです。


<本日の夕ご飯>
えびご飯、ビシソワーズ、フレンチフライポテト、実野菜とチーズのサラダ

2004年6月25日(金) 鮭が釣れなかったら

曇り。8:00の外気温20℃、室内25℃湿度60%
   19:00の外気温20℃、室内25℃湿度51%

うっかりしていたら同点になっていました、
ユーロカップ2004・ポルトガル×イングランド戦。

サッカーがとくに好きということはないんですがココにおりますと巻き込まれます。
街へ出ると代表のレプリカユニホームを着た子供たちがそこらへんの空き地で
ボールを蹴ってるし、TVはユーロカップ関係のCMや番組、歌があふれてるし、
お菓子やジュースのパッケージにもいっぱいです。
ユーロカップちゅうんはワールドカップと同じくらい一大事なんやなーと感じます。

「あっ!ルイコスタがゴォォォォォ―――ル!おっしゃあ、いてまえー!」
と思ったらイングランドもテンパードがゴールでまた同点。
PK戦では一番手のベッカム様がはずしてポルトガル優勢で進む中、
今度はルイコスタがはずしてまたも同点。
あ〜〜あ〜〜手に汗握るとはこのこっちゃ〜〜
もうテレビの前からうごかれへん・・・
両キーパーは一発も止められない好シュートの中、
イングランドのバッセルのシュートをリカルドが
「やった!!セーブぅぅぅぅぅぅーーーー!!」
最後はそのリカルド自らのシュートでゴォォォォォォール!!!!!
「ウラァァァァァァーーーー!!」(ばんざーい)
ポルトガル勝利―!
はぁ〜汗かいた。
おもしろかったな〜。

イタリヤ、ドイツにつづいてイングランドも敗退。
こりゃまた〜、やな。

ゆうべ、
「あしたポルトガルとイングランドだネ」
「そうな、ポルトガル応援せな」
「え?ポルトガルなの?」
「だーかーらー、白い男より黒くて濃ゆくてカチッとした男が好きやねんてば!」
「ワタシはどうみても白いケド・・・・」
「人生いろいろ。ついうっかりちゅうこともある。」

でもポルトガル、「DECO」のまゆげはちょっと・・・・汗。

@  @  @  @  @

4時ころオッサンから電話がかかってきました。
「今からナホトカへ鮭釣りに行くからー。時間ないから車で食べれる夕ご飯と
クーラーボックス出しといてくれない?」
はあ?そんな急に言われても、と思ったけど鮭を釣ってくるちゅうことなら
ま、しかたないの。
急いでなんか作るか〜。

われわれ二人は「すべての道は食い物に続く」ので、
「明日は鮭のすし〜鮭のすしだヨ、うれしいでショウー」
と言わればまだ釣ってなくても鮭が最優先となり、
なんで?どうして?今夜一人で淋しいの(?)などはすっかりオキザリです。

窓から覗いたら見慣れない白い車からオッサンが飛び出してくるのが見えました。
「はやく〜はやく〜」
「あの白い車誰?なんで急にまた鮭釣りやのん?」
「あれ?イーゴリ。」
イーゴリはオッサンの釣り仲間で泌尿器科の先生です。
「イゴリャの患者さんがお金払えなくてネ、漁師だったからそれなら鮭のシーズンに
船だしてくれたら治療代それでいいヨ、って言ったんだって。
そしたら今夜船出すっていうから誘われたの」

病院、バーター契約ですか・・?
ちゅうかそれ、病院が売ったサービスに対して支払いがイーゴリにだけなんですけど。
しかもわけわからんオッサンまでついてるし。
釣った鮭でも売って病院に支払いするんでしょうか?
ややこしいことを突っ込んで鮭がワヤになるのもいやだったので笑顔で送りだしました。
鮭が釣れなかったら突っ込んでみます。

<本日のひとり夕ご飯>
ごはん、にんにく醤油漬、筍とにしんの漬物、味付け海苔

※DECOのまゆげ↓
http://jp.euro2004.com/tournament/players/player=51643/index.html



2004年6月26日(土) ヌマヌマ・イェイ

晴れ。14:55の外気温26℃、室内24℃湿度56%

よう晴れたな〜〜風も少しあって北国の夏って感じでヌマヌマ・イェイです。←?
ユーロカップ、ギリシアは王者フランスに勝ちました〜
すごい番狂わせですねぇ〜ヌマヌマ・イェイです。

早朝ナホトカのオッサンから電話がかかってきました。
「もしもーし!どう?寂しくない?」
「寝とったちゅうねん。それより鮭は?」
「三人で一匹しか釣ってない・・・」
リールを巻く音が聞こえます。
「夕飯は鮭料理ってことを忘れんように。」
「はい。」

まー切り身一切れくらいしかありつけんかもな、と思いとりあえず豚、煮始めました。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

ところでヌマヌマ・イェイです。
わかりますか?
わかった方は挙手してください、何かいいもの送っときます(謎)

ロシアで今ヒットしているモルドヴァの3人組、
O-zone の「Dragostea din tei」という曲があるんですが
一度聴いたらちょっと忘れられません。
いい曲というより ま、とにかく「忘れられない」んです。
オッサンとテレビ見ながらご飯食べているときに始めて聴いたんですが
二人とも画面に釘付けになりました。
PV自体は凡庸な、どっちゅうことないやつなんですが、サビのところが
「My Yahoo やて!ポチッとクリックせなあかんな〜」
「マイアホー、あほ、あほ!」
と大騒ぎです。
「オッサン、これ何語?」
「うーん、ルーマニア語かモルドワ語だと思う」
そしてヌマヌマ・イェイ、なんです、
わけわかりませんか、そうですね。
まぁ〜聴いてください、観てください。

O-zone というグループは99年にデビューしてモルドヴァ、ルーマニアでは
ヒットしていたらしいんですが、その後Haiducii(ハイドゥーチ)というグループが
この曲をカバーしてヨーロッパで大ブレイクしました。
それで本家のO−zoneもそれなら、ということでシングルカットしたら又ヒットした
ということらしいです。(曖昧ですいません)
モルドヴァ共和国はソ連の一部だった国でワインが有名です。
ロシア人もたくさん住んでいますが、もともとはルーマニアと同じラテン系の人たちの国ですから
O-zoneの兄ちゃんたちもちょっと「濃ゆい」ところが気に入っています。
それではみなさんご一緒に、
マイアヒー、マイアフー、マイアホー、マイアハッハー♪

しかしこの曲は「菩提樹の下の恋」(邦訳)なのに、PVはジェット機の翼の上で三人が
踊ってるんですよねぇ・・・

◎  ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

オッサンが釣りから帰ってきました。
なんかイチゴの匂いがぷんぷんします。

「ただいま〜もう、日焼けして鼻が痛くて痛くて〜」
「うあ〜真っ赤やん、で、鮭は?」
「ほら、シマーが4匹ダヨ〜!イチゴも買ってきたし」
「すごい!全部オッサンが釣ったん?」
「いや、一匹だけ。あとは漁師さんに冷凍をもらった」
「なんでもいいわ、その釣ったやつさばくからおくれ」

シマー(сима)というのはサクラマスのことですが、サケ科の大型魚はぜんぶサケという感じで
曖昧です。
ケタкета(白鮭)、ニェルカнерка(紅鮭)、ガルブーシャгорбуша(樺太鱒)なんかがありますが
市場でも札に書いてある名前はテキトーなことが多いです。

「鮭のすし〜鮭のすし〜、はい、鮭、これ」
「はいはい、すし飯用意しといたよ、すぐ鮭さばくからオッサンイチゴでも食べとき」
「ネエ、写真とろうヨ」
「そうなあ、じゃ、はかってみてからな」
うーん、55センチ、4.5キロ。
「ほれ、シマー持ってそこに立ってみ」
「はい」 パシャ。
「見せて見せてェ〜。あーなんかワタシが持つと鮭小さく見えるナー」
「ほんなら、私が持つからオッサン撮ってや」
パシャ。
「あー、ぜんぜん違う魚みたいダネ!」

オカーサンにも鮭あるからとりにきてーと電話したらピュッと来ました。
「オトーサンは今日同窓会なんだって。カワイソーねエ、こっちの方がおいしいのに」
みんなでほとんど食べ終わった頃に、
「あんな、マスってサナダムシって寄生虫がおるんやて。それでダイエットにわざわざ
飲む人おるねんて。」
「あっ、それ聞いたことある、タイ式ダイエット」
「えー?タイー?でも日本でものどから手が出るほど欲しがってる人いるよ」
「ワタシ達、シマーを生で食べちゃったけどダイジョブかナ・・・」
「ダイエットに飲む人もおるくらいやから腹に飼っても死ぬようなことはないんちゃう?」

オッサンは黙ってました。
自分の中(腹のサナダさん)と外(やせた自分)を秤にかけていたのかもしれません。


<本日の夕ご飯>
鮭のにぎり寿司、赤だし、きゅうりとにんじんの浅漬け、豚の角煮

※O-zone:日本の貴方も観て聴いてヌマヌマ歌え意味も理解できる素晴らしいサイト
しかもカバーのHaiduciiまで。↓
http://fukashigimusic.web.infoseek.co.jp/Dragostea_Din_Tei-Lyric.html

※ロシアのヒット/TOP100など↓
http://www.radiodifusion.com/%7Etop100hits/english/russia/
※サナダムシを腹に飼おう↓
http://www.toyama-mpu.ac.jp/hp/mi/96110049/hanamusi.htm
http://www.harpisland.com/cgi-bin/bbs/readres.cgi?bo=room8&vi=0039&re=50

2004年6月27日(日) ある日曜日

曇り。23:58の外気温18℃、室内24℃、湿度67%

オランダ×スウェーデンはPK戦でオランダの勝ち。
30日にリスボンでポルトガルと対戦するのはオランダになりました。

浦にロシぴろさんでお馴染みのМаккийさんが来られたのでご一緒しました。
郵便局で荷物を出すお手伝いをしてから浦を一望できる高台へ。
沖には帆船が浮かんでいます・・・
海岸通りに下りてオープンカフェでシャシリクとビールでかんぱ〜い♪
Маккийさんは歌がめっちゃお上手で(ロシア語)オッサンをびっくりさせていました。
ハバロの劇場からスカウトされておられるらしいのでいつのまにかハバロ住人かもしれません。
短い時間でしたけどМаккийさんありがとうございました。
お気をつけてお帰りくださいませ〜

□  □  □  □  □

市場へ寄って買い物してから、お難儀ラルゴ君のブレーキパッドが限界になっていたので
新しいのを買って交換に行きました。
「ニッサンは高いナ〜」
「そんなん、メーカーでちがうん?」
「そりゃ違うヨ〜。トヨタは安いヨ、でもマツダはニッサンより高い」
「車が少ないから?」
「ダー。そのかわり偽物は少ないナ〜。トヨタは偽物だらけ」
「偽モンでも大丈夫なん?」
「運が悪くなければ。」

トヨタの車に乗っていた時は「見たらわかる」そうで自分で交換していましたが、
マツダ君は「ややこしくてイライラする」ので修理屋に出していました。
ラルゴ君は「とりあえず今メンドクサイ」ので600円だったから修理屋に出すことしました。
修理屋にもって行ったら大きさが合わなくて、
車のパッドを交換する前に「パッドを交換して来い」といわれました。


<本日の買い物>
ラルゴのブレーキパッド・5000円
いちご1`・480円、きゅうり500g・40円、トマト1`・180円
サラダ菜一束・40円、ネギ一束・70円、カバチョク500g・20円
じゃがいもの小芋1`・40円、スベクラ2個・25円
牛肉(背ロース)480円、牛乳・80円、水10ℓ・120円
ビール3本・360円、コーン油・43円

<本日の夕ご飯>
シマー(サクラマス)の押し寿司、魚と肉のハンバーグ、ゆで芋、野菜サラダ

※Маккийさんの隠居部屋↓
http://www.khabarovskamur.com/kb1/
http://www.khabarovskamur.com/kb/

2004年6月28日(月) 余計なことは裏拳で

曇り・霧 8:00の外気温18℃、室内23℃、湿度69%

「チェコ、強かったネー」
「「ほんまな〜3対0やもんな〜」

朝ごはんしながらユーロカップを見ています。
チェコ×デンマーク戦はチェコが勝ちました、チェコ強い!全勝爆進中です。
さあ、いよいよ準決勝です。
ポルトガル×オランダはリスボンで30日、チェコ×ギリシアはポルトで7月1日です。
(時差があるので浦ではユーロカップは翌日の朝見ています)
オッサンは今期はチェコが優勝と予想していましたがこの分では当たるかもしれません。
当たっても何も出ませんが。
私としては決勝がポルトガル×チェコ戦になってポルトガルに優勝してもらいたいです。

あ、ウィンブルドンはどうかって?
ロシアが強いのは「女子」なので、キョーミありません。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「はい、これ寿司な、氷乗っけといたし昼まで大丈夫やろ。こっちはシマー」

ゆうべシマーで押し寿司を作ったらオッサンがえらい気に入りました。
「あした職場へ持っていってみんなに食べさせる。」 ←鼻息フンッ。
食べさせるちゅうても作るのは私では・・・?
しょうがないのでなべを使って直径20センチくらいのやつを仕込みました。

「シマーも一匹持って行く」
というので、シッポがはみ出した袋を下げてオッサン、仕事にでかけました。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

オッサンが仕事から帰ってきました。
「みんながおいしかったヨ、ありがとうーって」
「そうか、そりゃよかったな」
「もう、部長が喜んで喜んで〜!ワーリャおばちゃんは寿司バーより美味しいって言ってたし
ひとりはパンの上に寿司ごとのせて食べてたし」
「寿司のブッテルブロー(オープンサンド)か!!」
「寿司だけでおなかいっぱいになるほど一人一人にあたらなかったから、
寿司味をたくさん味わっておなかいっぱいにするためだって」
ハハ・・ロシヤジン・・・・。
「みんなが、すごい!お前が作ったのか?って聞くからさすがにそう、とは言えなかったけど氷を袋に入れて乗せてるのを賢いな〜と言ったのは否定しなかった・・・
あんまりバカチャンと思われてもいやだし」
ハハ・・まぁ、いいやろ、いい気持ちになっとけ。

オッサンは日本にいたとき寿司屋に下宿していたことがあって、
上手とはいえないけどそれなりに寿司の形を握ることができるので、
たまーに職場に(私が作った)寿司飯を持っていき、
部長が(横流しの)マグロを持ってきてみんなで寿司パーティをしています。
いったいどんなとこなんでしょうか・・。
職場の人間関係はすごくいいらしくオッサンは居心地がいいようです。
日本のように転勤がないし、人間関係はとても重要。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

テレビでウラジオストク航空のCMをやっていました。

「そういえば、このあいだ頼まれて航空券を買いに行ったのネ。
そしたらワタシの前のお客さんが二人組の東洋人の女の子だった。
一生懸命ロシア語で話してはいるんだけど、窓口のオネエサンのいうことはどうも理解できないみたい。
韓国人かと思ったら日本語で話し始めたからありゃ、日本人かあ、と思って。
ワタシは両方の言っていることがわかるからどうしたらいいのかわかったけど、
めんどくさいから通訳したくなかった。
だってそういう時はあとでどうして日本語できるのかとかどこで勉強したのかとか
いろいろきかれて恥ずかしいんだも!」
「はは(汗)それはなんちゅうか日本人の社交辞令というか、
いちおう聞かな悪いかな〜とか・・」  ←オッサンきいてない
「それでネ、ワタシも急いでいたからしょうがないから二人に向かってわーーっと
早口の日本語で説明したら二人ともびっくりしてシマッテ。」
そりゃそうやろ・・・
「すごーい!日本語上手ぅー、とか言ってたけど。私もすぐ窓口と話し始めたから
それきりにナッタ。
ほんとは日本人の若い女の子が二人だけでウラジオをブラブラする方がよっぽどすごい!と言いたかったケド。」

ふむ。
困ってる人に通訳したくはないが余計なことは言いたかったわけやな?

裏拳、いきます。(キュッ) ←皮手袋をはめる音


<本日の夕ご飯>
焼シマー(サクラ鱒)のちらし寿司、シマーの竜田揚げ、野菜サラダ、インスタントお吸い物

2004年6月29日(火) 国際問題

雨。7:30の外気温19℃、室内24℃、湿度70%

鮭釣りでオッサンは無防備に日焼けしすぎたため、顔やら首やら痛くてしかたありません。
「首のうしろが痛いヨー」
というので消炎ローションをぬってやりました。

「オッサン〜うしろ頭からほっぺたがはみ出してんで〜」 ←我が家の常套句
「それはタイヘン!ワタシはハムスターじゃん。」
「ハムスターは種とかほっぺに詰めてるけどアンタ何もないやん?」
「ヨロパ人だから頭蓋骨の幅が狭いんだってば!」
・・・・
「あんなー、日本に住んでるヨーロッパのオジチャンが人相占いしてもらったときに、
私は日本人と比べて顔の奥行きが長いようなんですけどそれは占いに関係あるんですか?
ってきいたら返答なしやったそうやで」 ←(ダーリンは外国人)のコト
「顔で占いなんかするの?なんか怪しいナー」
「ずっと昔中国から入ってきたんとちゃうかな」 ←知らんけど
「中国!ますます怪しいじゃん!」
「どっちにしても世界中の人が中国マジックにまやかされてんねんからいいんちゃうの」
「ますますひどいなー世界中の人が騙されてるのに実際にメイワクしてるのはワタシだけ。
ワタシの靴下だけ。」

といって足をあげたオッサンの中国製靴下には、まーるい穴があいていましたとさ。


<本日の夕ご飯>
ローストビーフ、シマーのウハー(魚スープ)、野菜サラダ

※ダーリンは外国人 (小栗左多里・著)↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840106835/250-3225085-3070666#product-details

2004年6月30日(水) 国際摩擦

早朝から快晴。 9:00外気温31℃(センサー部に直射日光)室内25℃、湿度54%

オハヨウゴザイマス、ヌマヌマ・イェイ。

ゆうべ夕ご飯でソースに使った赤ワインの「味見」が過ぎて7時に潰れました。
しらんまに朝です。
エプロンしたままやったのでそのままキリキリ家事しました。←ちょっと反省の表れ
めっちゃいい天気なので洗濯物を日に当てて干したくなるんですが、
バルコニーの窓から洗濯物を外に干せません。
上からタバコの吸殻が落ちてくるからです(!!)
うちにも焦げ跡のついた枕とか焦げ穴のシーツとかいろいろあります。
最初知らなくて毛布を窓枠にかけて干していたところ、オカーサンに
「ダメダメ!タバコが落ちてきて燃えるから!」と言われてアゴはずれました。
「信じられん!」と文句盛り盛りでブータレていたところオトーさんが、
「ひとついい方法がある。最上階に住むことだ」
と言ったのでなぜかわからないけど吹っ切れてアゴをカックンと元に戻した次第です。
もちっと人のメイワクなんか考えてもらえるといいんですけどね、ロシア。

@  @  @  @  @

夕ご飯のあとパソコンの前に向かっていました。

何か。何か後ろのほうで気配が・・・・
ん?
振り向いてみると床にでっかいかたまりが。

「なにしとる。」
「近づいてます。」
「ちかづいてますぅぅ〜〜??」
オッサンが廊下から体半分部屋に匍匐前進していました。
「びっくりさせようと思って」

スリッパでスパコーンとやられたのはいうまでもありません。

「ひどいナー、お出かけしようと思ったのにー」
「お出かけするのに脅かしてどうするっ」
「バタバタしに行くヨ、早く準備してー」
「バタバタしに?」
スリッパでたたかれたので日本語モードがヘンになったのか?
わけわからんけどついていったらなんのことはない、両親のとこに行くだけでした。

みんなで夏休みのことをずーーっと話しています。
オトーサンとオッサンはこの夏、10年振りくらいに昔住んでいた北の町へ行ってみたいようです。
そこは「ロシア語じゃない」地名の村で、村から一歩でたら陣人未踏の原野、
周りにあった更に小さな村はもう廃村になってしまってます。
オトーサンとオッサンは盛り上がってますけどオカーサンは気が進まないようです。
オッサンが、
「4日間くらい釣りをしながら森の中の川をボートで下っていく“極端観光”だけど行きたい?」
「ボートで?」
「だって道ないもん。」
「ハリウス(川姫鱒)がいっぱい釣れるなら行く〜♪」
と言ったら、オカーサンが
「ちょっと、アンタたち!この子あんなとこに本当に連れて行く気?あとで国際摩擦に発展するわよ!!」
と言いました。

いったいどんなとこなんですか。
やっぱりもう少し考えさしてください。

<本日の買い物>
ぶどうジュース・170円、ビール2本・175円、牛乳1ℓ・100円
ヨーグルト4個・144円、チーズ435円、ソーセージ・195円、ハム260円
ションガ(ノルウェーサーモン)の甘塩オイル漬け・784円
極東サーモンの甘塩オイル付け・390円
バトン・36円、芥子パン・40円、菓子パン40円

<本日の夕ご飯>
比内鶏ラーメン、カニと野菜の中華炒め、カニときゅうりの酢の物、ベネグレット

2004年6月30日(水) わかりやすい人

雨。 13:21の外気温19℃、室内25℃、湿度66%

お昼にシマコフカのオカーサンから電話がかかってきました。
「やっぱりバスで帰ることにしたから。夜10時にバスターミナルに着くから誰か迎えにきてって言っといて!」
ありゃ、オカーサンいったいどうしたんでしょうね?
さすがにあんな遠くまでオトーサンに迎えに来さすのはかわいそうと思ったんでしょうか?

帰ってきたオッサンに電話のことを伝えたら、
「あ、ソウ?じゃオトーサンに電話してミル」 と言ってオトーサンに電話しました。
「オトーサン方にもオカーサンから電話があったから自分がターミナルまで迎えに行くって。」
「そう?よかったやん。なんでオカーサン急にバスで帰ることにしたんかな?」
「今日むこうも天気悪いし、明日も天気予報が雨だっていってたから海へ行けないから
もう時間のことはどうでもいいんダッテ。」

オカーサン、そんなに海が大事でしたか。
そのわかりやすくてシンプルなところがちょっとうらやましいです。


<本日の夕ご飯>
シマーのフライ・タルタルソース、シマーとジャガイモの中華風炒、春菊の中華スープ、野菜サラダ

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