2002/12/31HK

ロシアで作った野菜

Samovarさん投稿記事


ロシアにいたとき室内栽培していた野菜です。木箱は梱包材料を使って現場で作りました。土は森から運びました。

暖かい陽が射すようになってからは、木箱をバルコニーに移しました。

肥料は窒素系の混合肥料を現地で購入しました。

サラダ菜、春菊、小松菜、ほうれん草、ミツバ、カブ類が収穫できました。

それらの種は日本から持参しました。

トマトは春にバザールで苗を買い、栽培しました。

近くの空き地を借用できたときは、キャベツの苗もバザールで買い、植えてみました。大きく育ちましたが、葉が巻き始めたら、誰かにイタズラされてキャベツの芯を抜き取られました。

ただの空き地だとスコップなどで掘り起こし、土を柔らかくし、定期的に水を運ぶ作業をしなければなりません。

トウモロコシはうまく育たず、実がなる前に雪が降りました。

大根は大きなものが数十本育ちましたが、半分ぐらいは誰かに夜中に掘り起こされ、盗まれてしまいました。

人参などは店頭に出ている時にまとめ買いし、それを細く千切りにし、室内の暖房の上で乾燥させ、乾燥人参を沢山つくりました。

この他、よく作っていたのはカイワレ大根とモヤシです。種はいずれも日本から持参しました。

長ネギが無いときはタマネギから作っていました。

自生していたものとしては、ヨモギやゴボウを見かけました。何回かヨモギ団子を作りました。

行者ニンニク、野生のニラも採りました。

これらはロシア人も採って食べていました。

現地で採ったものとしては、ワラビです。

ボルガ地方にはたくさんあり、ロシア人は採らないようでしたので、いくらでも取り放題でした。


白樺ジュースは春に採取します。

雪解け水を吸い込んだ白樺がこれから木の芽を膨らませようとしている時期に幹にキズを入れ、ガムテープで固定したフラスコで採取しました。


白樺さんが可哀想でした。白樺さん、ごめんなさい。

野いちごなど、ベリー系のものは種類が多く、毎年森で採集していました。

キノコは5月から9月まで十数種類を入れ替わり、立ち替わりで採取出来ました。大きなキノコが多いのですが、味も大味な感じがしました。

僕はキノコをジャガイモと一緒に炒めるのと、スープでいただくのが好きです。

乾燥したり、酢漬けにしたりして保存もしました。


投稿記事のコーナー に戻る

ロシアンぴろしき表紙に戻る