2002.7.12HK
モスクワ川遊覧
はっさく1号さん投稿記事
数週間前には突然雹まで降ってしまったここモスクワですが、それも今となっては嘘の様に暖かい毎日となりました。暖かくなったらぜひ行きたいのが川下り!私の通う大学では年2回大学主催のイベントとしてモスクワ川遊覧ツアーが催され、殆どの学生が参加し巨大ハイキングとなります。そこで勿論私はっさく1号も、行って参りました☆今回はその事について書かせて頂きます。(注:五月末の話になります)
その日は余裕の朝のはずでした。たまたま知り合いの某マダムの車で行くことになり、朝から爽やかかつ優雅なドライブを楽しんでしまったわけですが、集合よりかなり早めに着いたので友人と共に赤の広場やグム百貨店などをぶらぶらしていたら、いつの間にか出港直前の時間に!(まあよくある事ですが)結局最後は猛ダッシュで船へと乗り込み、滑り込みセーフの出発となりました。(余裕の朝はどこへやら・・・)
船着場は何箇所か存在します。 さて船の出発は、赤の広場からそう遠くない地下鉄キタイ・ゴーラド駅近くの船着場からです。モスクワ川をずずーっと下り、普段とは違う角度から中心部を眺め、やがて郊外へ入りかなり風景が森っぽくなってきた所で折り返して再びもとの船着場へ。時間にして2時間半ほどだったでしょうか。途中にはお馴染みクレムリン、ウクライナホテル、ゴーリキー公園、モスクワ大学、スポーツアリーナなどなどが見られるのですが、船から見上げる景観は普段とはまた違った感覚で、なかなか楽しむことが出来ました。それも一気に見ることが出来るので、かなり得した気分です。
船内は外国人ばかり 乗っているのは大学内の人々だけですが船は超満員状態で、しかも動き出すとそこらじゅうで写真大会となり、船上はかなりの混乱状態。それでも船から見る中心部の建物や美しい街並みは充分楽しめ、(解説も流れていましたがこちらは殆ど聞こえず)さらに進んで緑の多い地帯となった頃には皆、景色や写真にはとうに飽きてゲームやおしゃべりに盛り上がる人々、タイタニック気分に浸るカップル、知り合い作りに励む人、宴会に盛り上がる人々と、それぞれが思い思いに時間を過ごしておりました。途中何度も同じ様な船とすれ違うのですが、その度に盛大に手を振り合う光景もなかなか微笑ましいものです。そしてそして。早くも土手で甲羅干しする人々を発見!
川の土手で甲羅干しをする姿が いよいよ夏ですね〜☆(勿論自分もしっかり日焼けして帰るはめになりました。)こっちの人は本当に甲羅干し好きですよね。短い夏をめいいっぱい謳歌しているんだと思います。
後日談になりますが、当日来るはずだったドイツ人の友人の姿が見えなかったので翌日訊ねてみたところ、「ロシアでは大抵時間通りに物事が始まることなんてないだろう?だから船も遅れて出発するだろうと思ってわざと遅めに行ったんだ。でももう船は出ていた。時間どおりに出たのか?」との答えが。確かに時間に関してはかなりアバウトな国、という一面はあるし彼の言うことも解りますが、それにしてもそこまで決め付けなくても・・・。どうなんでしょう?そこのところ・・・。