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〜ロシア生活を体感する写真レポート〜 今日のモスクワ |
2002年1,2月号
今は昔、言論統制がされていた時代、「今日のソ連邦」というロシア大使館発行の雑誌があり、ロシアを知るための貴重な情報源となっていました(すいません。実はバックナンバーを読んだだけで当時のことはよく知りません)。
「今日のモスクワ」では、今のモスクワで暮らす私たちの日常をビジュアルにお伝えします。
今年からお休みに、『祖国擁護者の日』。(2/25 ひよこ) | ||||||||
ロシアで2月23日といえば、軍隊の日。День защитника Отечества『祖国擁護者の日』です。 祖国擁護者=防衛者、つまり軍隊の日なのですね。国を守る人、家を守る人、これが転じて“男性の日”という意味も含んだ日です。ロシアでも家を守るのは男性。 ロシアには3月8日の『国際婦人デー』という“女性の日”が存在するので、このため“男性の日”が必要だったのでは・・・と思ったりしてしまうのですが、本当のところはよく分かりません。 この“女性の日”である『国際婦人デー』は、ロシアでも公式にお休みの日。祝祭日の多いロシアですが、公式のお休みの日はわりと少ないのです。 そして、2月23日“男性の日”と言われる『祖国擁護者の日』も今年から公式にお休みの日となりました!(^0^)/~~パチパチッ。 今年は23日が土曜日だったので、図らずも(いやいや、図ったのかも)3連休となりました。 TVでは軍人さん達が登場するコンサートが各局で放送され、「軍隊の日」という雰囲気がいっぱい。
そして、こういう日には必ずこの方が登場! そう、彼です。“祖国”と“男”を唄い続ける、オレグ・ガスマノフ! 今日も“男”を歌い上げます。 2月23日は“男性の日”ということで、女性から身近な男性にプレゼントしたりするようになったようです。 ちなみに、3月8日の“女性の日”には、男性は必ず女性にお花とプレゼントを贈るのが基本です。もうすぐですねー!○○さん、よろしく!!ひよこ。 |
ロシア、ソルトレークシティオリンピック騒動。(2/24 ひよこ) |
ソルトレークシティ冬季オリンピック−皆さんもご存知の通り、ロシアのボイコット宣言などにより騒動に混乱が重なり、ロシア本国でもなんともやりきれない状態となっています。 事の起こりは、やはりフィギアペアの審査疑惑、メダル奪回騒動でしょう。 この審査疑惑が報じられた当時、ある新聞の報道はこんな感じです。 「カナダペアは型どおりの演技をそつなくこなした。ロシアペアは、ミスはあったものの、カナダペアよりも複雑なプログラムを素晴らしく滑った。」 「審査員に受けるプログラムを作ることも大切な要素。」 その他、「世界チャンピオンの判定では、4-5でひとつ点数が足りずロシアはカナダに負けた。勝負とは負けることもできなくてはならない。」などなど。 かなりロシアペア側に力の入っている報道でしたが、ロシア本国の新聞ですから当たり前といえば当たり前。ここでつけ加えさせてもらうと、確かにミスはあったものの、私もロシアペアの演技の方がすばらしかったと思った一人です。(ま、特にフィギアスケートは好みというのが往々にしてあるものだと思うのですが。) この報道がロシア国民全ての意見を反映しているとは言えませんが、ロシア最初の金メダルに、北米メディアがよってたかって、あれほど文句をつければ、ロシアとしてはもちろん面白くないです。 しかし、その後カナダペアへの金メダル授与が決定。その時はロシアペアも出席して祝福しましたよね。 金メダルを分け合うかたちになった選手達が忍んでいるということもあったのか、ロシア本国でも、カナダペアが金メダルを授与されたときには、反対の声・批判の声はあまり聞こえなかった気がします。もともとロシア人は耐える人種ですから、いま考えてみると、屈辱を感じながらも、その時もしっかり耐えていたのだと思います。 しかしこの金メダル奪回騒動、誰が気持ちよくカナダの金メダルを喜べたのか疑問の残るところです。当のカナダペアも会見では喜んでいたようですが、心の中ではかげりがあるのではないでしょうか。なにせ、審判の判定にケチを付けて奪回した金メダルです。今は勝てばいいという時代だから、そう思うのは日本人根性丸出しのひよこだけかも知れませんが。 そして、ロシアオリンピック委員会の発言を信じるなら、その後もロシアに対する(というより北米欧以外に対する?)、判定の公正さを欠く、陰のいじめが続いていたようです。 そんな中起こった、血液検査による女子スキー距離リレーの出場失格事件。 ロシアでの報道は、 「血液検査は突然、レースの1時間半前に行われた。(2〜3時間前に検査するのが普通)」 「検査の結果ドーピング反応がみられたと知らされたのは、レース15分前だった。このため、交代の選手を準備できなかった。」 「第一走者は、レース5分前にその事実を知らされた。」 出場取り消しになった選手達の悲痛が聞こえてきそうな報道です。 その日の夜には、全国ネット第一局ORTは特別ニュースを放送する騒ぎに。 その特別ニュースには、オリンピック初日からソルトレークシティに駆けつけオリンピックを観戦、すでにモスクワに戻っていたニキータ・ミハルコフ氏(映画「シベリアの理髪師」の監督)と、ソルトレイクシティからロシアオリンピック委員長のチャガチェフ氏が出演。 激しい口調で今後のロシアの身の振り方について話していました。 ミハルコフ氏曰く 「フィギアのカナダペアが抗議した後、ロシアペアは一緒に授与式に出席して祝福したじゃないですか。それなのに、(スキー距離レースのことを言って)このような訳の分からない方法で出場を取り消しをする。これが一緒に祝福した者への答えですよ。」 「このような事は、ロシアだけではなく、誰に対してもやってはいけないことだ。」 「スポーツは単なるスポーツではなくて、政治とビジネスの場だ。だからこそ、いま考えなければならない。」 「もちろん、私はオリンピックに向けて準備してきた選手達の気持もよく分かっている。がしかし、今大会の問題をふまえて、私たちロシアは今後どう振る舞うべきかを、よく考えなければいけない。」 ロシアオリンピック委員長チャガチェフ氏もそれに呼応し、 「その他、各レースの血液検査でも、通常よりも多く採血をされてレースに支障が出ている。」 「取れるべきはずのメダルが取れていないのは、このようにロシアからメダルを奪っているからだ。」 「このような公正さを欠くオリンピックには今後(2006年以降も含め)出場するかどうか検討すべきかも知れない。私たちは私たちだけの大会を開けばいいのだ。」 「私たちの考えを支持するプーチン大統領からの言葉もあった。」 と、冷戦時代さながらのボイコット宣言を裏打ちする発言ばかりでした。 その他、その特別ニュースの後、予定されていたアメリカ対ロシアのホッケー準決勝について。アメリカ−ロシア試合の審判はカナダ、カナダ−ベラルーシ試合の審判はアメリカ、ということについて判定に不正は生じないかという事を真剣に心配していました。 もともとホッケーは、ロシアでは大変な人気スポーツ。否が応にも注目度は増すばかりで、ロシアのホッケーファンは異様な雰囲気でこの試合を見ていたそうです。 そして怒りが頂点に達した!フィギア女子シングルの結果。 アメリカ期待のミシェル・クワンが転倒ミスで金メダルが遠のき、ロシアのイリーナ・スルツカヤに俄然期待がもたれ、ロシア国民全員が間違いなしにスルツカヤが金メダルだと思っていたのです。 その結果がショート・プログラム4位につけていたサラ・ヒューズの金メダル。 これは、多くのロシア人が未だに信じがたい結果です。それは多分ロシア人だけでなく、女子シングルを見ていた多くの人々にとっても信じがたい結果となったのではないでしょうか?事実、サラ・ヒューズ本人が「信じられない、夢のような〜。」と発言しています。残念ながら、私はこの試合を見逃しましたので何とも言えませんが、スルツカヤの演技の後、判定が下される時、TV中継を見ることができました。 スルツカヤの判定が出されるまでかなり長い時間がかかったのは確かです。そして、その判定結果に対し、会場から控えめなブーイングが起こった事はロシアの幾つかの報道機関でも特筆されています。 今でも、ロシア人の多くはスルツカヤこそ金メダルだ、と思っています。 フィギア女子シングルのニュースが載っているГазета.ruでは、こんな風にさえ書いてありました。 「サーシャ・コーエンの演技には幾つかミスがあった。その後滑ったサラ・ヒューズの演技は、注目すべき点は何もなかったのに得点は高いものだった。この時点で、もしやロシアのスルツカヤに3位さえ与えず、(クワン、ヒューズ、コーエンに続く)4位に留めさせようと企んでいるのではないかと思えたほどだ。」 つまり、アメリカ選手が金メダルを取るシナリオは既に出来上がっていたのです。クワンは幾つかのアメリカ企業CMに出演しているそうです。彼女が金メダルを取れば、彼女をCMに起用している企業としても大きな利益になります。しかし、クワンが隠しきれないミスをした以上、他のアメリカ選手に金メダルを渡さなければならない、なぜならフィギア女子シングルはアメリカが金メダルを取ることになっていたからです。それはテロ事件を乗り越えるために必要な金メダルなのです。そしてオリンピックの絶大なるスポンサーは正にアメリカなのです。 ・・・という様なかたちで、ロシアでは報道されています。 ロシアがボイコットという決断を迫られざるを得ない状態にしたのは、公正さを欠いていると思わせる判定をし続けた国際オリンピック委員会なのかも知れません。でも、4年間オリンピックに向けトレーニングしてきた選手のことを考えるとボイコットが良い解決策だとは・・・(私は思えませんでした)。 と同時に、やはり国際オリンピック委員会への憤りを感じずにはいられませんでした。 「参加することに意義がある」のならば、オリンピックは誰にも公正でなくてなならないはずです。それが4年間頑張ってきた選手へのただ一つの報酬ではないでしょうか。 今回の冬季オリンピックを振り返ってみると、残念ながら、その影には政治力と金銭力が動いていたように感じられました。 スポーツは大きな政治力、大きなビジネスにさえなるものだということを再確認しました。そして何とも情けないのは、世界をひとつにまとめる役割を果たすオリンピックが、政治とビジネス、批判、非難の中にあるという事実です。 今回のオリンピック騒動にあきれたロシア人の間では、すでにオリンピックネタのアネクドート(小咄)さえできて、みんなで笑っているそうです。たくましいというのか、強いというのか、諦めているというのか・・・ロシア人。 |
アイスダンスにため息。でも・・・(2/21 ひよこ) |
2/8に始まったソルトレークシティ冬季オリンピック、ロシアでもかなり盛り上がってきてます。現在ロシアのメダル獲得数は金5、銀5、銅3でメダル獲得数4位につけているということで、毎日のスポーツニュースにも力が入るというもの。 オリンピック3日目にして起こったフィギアスケートの審査疑惑、その後の不祥事と続き、残念なことにオリンピック報道には暗い影がつきまとうかたちになってしまいました。 特にフィギアスケートは芸術的センスが問われるというところがロシア人の血を熱く掻きたてるのでしょうか、ロシアでは人気のスポーツのひとつに数えられます。だからこそ、この審査疑惑は数日間、TV・新聞でトップニュースとして報道されました。 そんな中、男子フィギアのアレクセイ・ヤグディンはオリンピック史上初の4つの6.0を得る、堂々の金メダルをとったりと、ロシアのオリンピック参加選手は大健闘していますよね。 さて、オリンピック10日目に行われたアイスダンスフリーの演技は、ロシア全国放送第一チャンネルORTで、2/19夜のゴールデンタイムに放送されました。これは、ロシアに大勢いるフィギアスケートファンには見逃すことができない放送。もちろんORTも気合いの入れようが違います。 もちろん、みなさん結果はご存知の通り。フランスペアが金、ロシアペアが銀、イタリアペアが銅を取りました。 しかし、どのペアの演技も素晴らしかったですよね。フランスペアは「自由と人権」をテーマとした、申し分なく素晴らしい演技でした。 注目の集まった世界チャンピオン、イタリアペアはまさかの転倒ミス。転倒した後は、そのミスを忘れさせるような目の覚めるステップと華麗な演技で、これまたひよこは感動しました。 そして期待のロシアペア(イリーナ・ロバチェヴァ、イリヤー・アヴェルブハ組)の演技、素晴らしかったです!あのスピードとテクニック、高い芸術性。イリヤーの跳躍には会場からも「おぉー!」の声が。文句なしに、ひよこは彼らに惚れました。どうしても贔屓めに見てしまっているのかもしれませんが、私が一番素晴らしいと思った演技は、やはりロシアペアです。イリーナ・イリヤー組の演技は、「昨年9/11のN.Y.テロ事件に捧ぐ」というテーマで、まさにこれを表現していたと思います。ついでですが、フリー演技の日はイリーナの誕生日でもありました。全てが終わったあと、イリーナが涙ぐみながら「神様がくれた人生最高のプレゼント」と言ったのがロシア人の気質を顕わしているようで、とても印象的でした。 そう!アイスダンス選手たちの華麗な演技はどれも素晴らしかった。すばらしい芸術は日頃の疲労を労ってくれます。 しか〜し!!いただけなかったのが、ORTの放送。 ロシアペア以外のペアが演技を始める直前・直後に1秒CMを入れまくったのです! 音楽が始まる直前にブチッ!「この放送は○○の提供でお送りしています。」、演技が終わった直後にブチッ!「この放送は○○の提供でお送りしています。」を繰り返しました。各国選手の演技の素晴らしさも、この放送にはすっかり色褪せて写りました。いかにロシアのフィギアスケートファン人口が多いからといって、こういうCMの入れ方は、さすがのロシア人も怒るのではないかと思います(が、真相は分かりません)。 ちょっと話がそれますが、これは、少し前まで映画にもはさまれていた技でした。映画のラスト数分前に1秒間CMが挿入され、今まで盛り上がってきた映画はすべて台無し。一体どういうつもりでこんなCMの使い方をしているのか、憤慨するばかりでした。その内、規制ができたのか批判が相次いだのかそのような挿入CMは、幸いにも、なくなってきました・・・。 またフィギアスケートに話を戻しますが、ロシアペアが演技をするときだけ、この1秒CMは挿入されませんでした。また、金メダルを取ったフランスペアの女性、目映い赤毛のマリーナ・アニシナはロシアからの移民でロシア国籍を持っている、ということを何度となく繰り返しました。 う〜ん。これをスポーツを通したプロパガンダとみると確かに行き過ぎかも知れませんが、ロシア全国放送第一のORTだけに少し疑問に感じます。 ロシア政府新聞放送省が1/22にTV6の放送を突然打ち切り直後から衛星TVスポーツチャンネルがそのまま放送されたり、その数日後には(TV6の空いたチャンネルをふまえ)プーチン大統領が直々に「スポーツチャンネル」制作への意欲をみせる(ある見方では、これはスポーツプロパガンダだという意見も。)など、ロシアでは政治と関連づけてスポーツに関するニュースが熱く語られている今日この頃。ロシアの今後のスポーツ政策(?)がどう展開していくのかを考えてみるのも面白いかも知れません。 しかしいつも思うのですが、資金不足で選手たちも大変なのに、ロシア人選手は本当にがんばりますね。素晴らしい活躍をみせてくれるオリンピック選手たち、これからも、がんばれ! |
ロシアの出前にはこんなものまで・・・。(2/17 カメ) | |||||||||||
ロシアで出前といえば・・・ピザ?、そば?、ロシア料理? ちがいます。な、なんと日本のお弁当を注文することが出来るのです!!もちろん値段は日本よりはるかに高いのですが。 モスクワ留学生の皆さんおよびロシぴろスタッフのみなさん贅沢してスミマセン。 最近ろくなもの食ってないもので・・・ (T‐T)
早速、ハングリーなカメは電話でそこに注文すると対応したのはロシア人。もちろん注文もロシア語。日本食レストランのサービスで広告にも日本語で書いてあるにも関わらず、です。 とりあえずメニューは日本語で通じるので弁当を頼むと2時間くらいかかるという返事が・・・。 それでもくじけず待つこと2時間・・・。ついに弁当を運んだロシア人が登場!! しかも弁当があたたかい!!どうやら完全に保温した状態で持ってきたらしい。 こうして贅沢な夕食をロシアでいただくことが出来たのでした。 ちょっとおまけ
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日本でヒット!?今ロシアのアーティストが熱い(2/15 カメ) | |
ロシアポップミュージックといえば日本の皆様にはまだ馴染みが薄いでしょう。 現に、ロシアから日本に公演に来るアーティストはまだ少なく、恐らく日本にいる多くの皆さんが”ロシアのポップってどんなのだろう?”と興味を持っていることと思います。 最近ではロシアで数年前から有名で今イギリスで活動中の”アルス”とかが日本でも知られるようになり、その前は”ムーミン・トローリ”と呼ばれるバンドが函館に来たりして日本でもひそかにロシアポップが熱くなってきております。 ロシぴろスタッフが独自に入手した情報によりますと、今度”スリーフキ”(クリーム)と呼ばれる女の子3人組みのグループが東芝EMIと提携し、英語の歌を日本で2曲ほどリリースするらしいのです。 話しはそれましたが、その”スリーフキ”と時期を同じくしまして今度は”Tow Siberians”というグループも来日するみたいです。 このバンド、ロシアではかなり古く8年ほど前から活動をしているのですがロシアで有名になったのはほんの半年前で主にはヨーロッパとかアメリカのほうで受け入れられていたみたいです。 今年の3月にはドイツで新曲のアルバムが発売される予定で、それを通じてヨーロッパ、アメリカ、果ては日本までコンサートに来るそうです。 日本のロシア音楽ファンは要チェックです。(ちなみに彼らのはジャズロックになります。) |
偽ドル札発見か!?・・・(2/9 カメ) | |
恐らく多くの留学生の皆さんは日本から来るときにドルでお金を持ってきているはず。もちろん留学期間中に足りるくらいのお金を持ってくる人が多いでしょうが、長期留学生になると海外でもつかえる銀行口座をつくって足りなくなるたびごとに口座から引き落としという方法でお金を受け取っていることでしょう。 僕の場合はモスクワにある銀行から直接お金を受け取って生活費や学費にしておりますがなんと日本では考えられないような信じられない事件が!! 手元にお金が少なくなってきたのでいつものように行き付けの銀行でお金を受け取り、銀行から出てきたところを襲われないように気を付けながらルーブル両替所にはいったのです。 とりあえず今回は多めに両替しようと100ドル札を何枚か窓口に出し、両替を待っていたところ、窓口の向こうから”パスポートを見せて”という風に言われることに・・・。いつもならパスポート提示はめったにないのでおかしいとは思ったのだが、一応パスポートを見せると ”ここでは替えられない”・・・な、なに〜!!それは一体どういうことだ? 今まで長い留学経験から大体のことには動じなくなった僕でもこれにはさすがにアセった。 ロシアで今の持ちドルすべてが使えないということはルーブルが手に入らないことだし、生活できない・・・、いや、というか本当に死活問題になりうる。 とりあえず他の手持ちのドルも調べてもらおうとしたが”一緒だ”と一瞥されただけで(しかも僕が出そうそしただけなのに)言われてしまった。と、というか手にとって調べるくらいしてくれても・・・(^^; 嫌な予感がしたもののほかの両替所を7軒ほど回り、どこも両替してくれないことが発覚!!ある1つの両替所でどうして両替してくれないのか?と聞いてみると、どうやら”札の紙質がおかしい”らしい。 とりあえず銀行に連絡して次の営業日にこの札を持っていったのだが、もちろん銀行が渡すくらいのお札なので偽物のはずはないし・・・。 結局新しいお札すぎてロシアの両替所が対応してないのかもという結論になった。 案の定、しばらくすると両替できるようになったのでした。 |
ロシアの電話事情(2/1 カメ) | |
ロシアでのインターネットの命綱とも言える電話線、日本のようにISDNやらブロードバンドやらが主流になっているところは問題がないかもしれませんがここでは電話線によく泣かされます。 というのもいきなりなんの前触れもなく電話が通じなくなってしまうことがたびたび・・・。それも一部地域(主にうちの寮だけという話も)に限定されており、2,3日後にまた何事もなかったかのように使えるようになります。 それだけでもかなり痛いのにしかも局地的不通(今度はうちの部屋だけ)というのも存在しており、そのような状態になるともう修理屋を呼ぶしかないのである。 最近では電話線にも強くなり、大体つながらないときはどのようなことが原因かわかるようになるのも留学生活の醍醐味でしょうか。 右写真のように隣の部屋と電話線をわけることも自分で簡単にできるようになりました。 ロシアの電話線事情にはその他、混線、間違い電話がよくあり 混線になると普通に電話をしていても電話の向こうから誰かの会話が聞こえて来たり(モスクワ市内だとロシア語で、国際電話だとなんとハングルまで聞こえてくるのである(^^;) 面白い(?)のが間違い電話で、何故かしょっちゅうかかってきてしまうので困ったものである。 しかも向こうはうちの電話番号をまわしたわけではないにしても・・・である。 カメ「もしもし?」 相手「(男の声で)ドイツ大使館か?」 カメ「・・・いや、普通の寮だけど。」 相手「ドイツ大使館の寮か?」 カメ「・・・そうじゃなくて大学の寮なんですが・・・(^^;」 相手「じゃあ、ドイツ大使館の電話番号は知らないか?」 カメ「知らないって・・・(^^;」 ガチャン、ツー、ツー・・・。 ちょ、ちょっと一言くらい謝ろうよ(^^; このような会話を経てとっさのロシア語力を磨くのも一つの勉強かも知れない。 |
モスクワ生活者の必需品、これであなたも暇知らず(1/26 カメ) | |||||||||||
さて、モスクワ生活者なら誰でも知っております週刊誌”ダスーク”。この雑誌、かなり便利で、これ1冊あれば、今週の映画、演劇、ビデオ、オーディオ、出来事、スポーツはもちろんのこと、レストラン情報や夜のモスクワの過ごし方まで載っているという優れもの!! モスクワ旅行やモスクワ留学にはうってつけの1冊。早速中を見てみましょう。
恐らくロシア語初心者の人でもふんだんな写真で楽しめます。 |
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もちろん遊び心も忘れてはいません。 後ろのページにはどの国の雑誌でもお馴染みな、星座占い(カメ本人は結構このページが楽しみで毎週読んでおります。)やら、ロシアでは大人気のクロスワードも載っておりまして結構楽しいです。 ロシアではクロスワードはどの雑誌や新聞でも載っておりまして、ロシア人はみんな大好き!! 恐らくロシアにくればわかると思いますがみんな地下鉄やら暇なときには雑誌や新聞のクロスワードを解いております。(空港の税関職員も愛用) |
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別冊としてはなんと1週間のテレビ番組表まで載っている”TVプログラム”もあって至れりつくせりのこの”ダスーク”。 全てのテレビ局の番組が載っております。 恐らく町を歩くと露店の本屋さんでもすぐに目に付くところに置かれておりますので購入には困らないと思います。 これ1冊であなたもモスクワマスター!? |
プーチン大統領、その生涯(1/19 ひよこ) | |||||
プーチン大統領が選挙で選ばれた当初、欧米各国で言われたセリフ「ミスター・プーチンは何者か?」。ハードな仕事をしまくり、世界を駆け回っているプーチン大統領。今では世界中でプーチン大統領を知らない人はいないのではないでしょうか。 しかし・・・。やはり謎多き人物、プーチン大統領(そこが人気の秘密?)。 この疑問を解決するべく、ロシアではプーチン大統領に関する本が数多く出版されています。2000年に出版された「ウラジーミル・プーチンとの対談」や、2001年の「ウラジーミル・プーチン」(名前がそのまま本の題名になっている!)などが有名でしょうか。 そして、また今年、1/17にロシアでプーチン大統領についての本が出版されました。 その題名は「ウラジーミル・プーチン。人生の歴史(Владимир Путин. История жизни.)」すごいタイトルです! ・・・なんと、その上!新聞各紙やTV各局のニュースでこの本について、こぞって報道している、という事実。すごいことです! 日本で小泉首相の人気を報道することがいくらあっても、その家系図や子供時代のことを書いた本について報道するでしょうか? プーチン大統領人気がうかがえますね。
プーチン大統領の子供時代やその家系について、写真をふんだんに使って解説されているこの本。さて、ロシアで一世風靡するでしょうか? |
恐怖ロシアのドリルマン(1/17 カメ) | |
今、ロシアで人気急上昇中のチャンネルTV6。経営不振で存続の危機を危ぶまれていますがその中、”可能性の限界の向こうに”という番組でロシぴろスタッフ全員の度肝を抜く映像が!! なんと、動いているドリルを飲みこむ男がこのロシアには存在しているというのです!!早速番組取材班がその噂が真実かどうか確かめるためにドリルマンの元へ向かうが・・・記事を読む この”可能性の限界の向こうに”という番組ではドリルマンのほかロシア中のすごい人を紹介しております。 |
2002年、あけました!(1/3 ひよこ) | ||||||||||||||
あけましておめでとうございます。 本年も、ロシぴろをどうぞよろしくお願いします。 |
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今年の幕開けは、みなさんどのように過ごされましたか? 私たちは、まったく行く気のなかった「赤の広場」に唐突に行ってしまいました。モスクワの2002年の幕開けはどんな風だったか・・・お伝えします。 モスクワの地下鉄は通常、深夜1時ごろまでの営業ですが、この新年の夜ばかりは深夜3時ごろまで営業しています。(正確に言うとクリスマスの夜とイースターの夜も、かなり遅くまで営業します) そこでモスクワっ子たちは、友達と一緒に都心・赤の広場へ向かいます。私たちが乗った車両にも、たくさんの人たちが乗っていて、「この深夜に、一体この人達はどこに行くんだろう。」と話したりしてました。私たちも人のこと言えませんが・・・。 赤の広場付近に夜11時頃についたのですが、もうたくさんの人・人・人!
モスクワでは、新年の夜、みんな花火をします。しかも深夜・・・いえいえ、朝まで! 赤の広場など都心はもちろんのこと、家の周りでも、朝までバンバン!ドカンドカン!! はっきりいって、うるさいです。眠れません!ま、仕方がありませんね、新年の夜なので、あきらめましょう。ロシアのTV・RTRの調査によると、モスクワ住人の7〜8%は、新年の夜はまったく眠らないそうです。
話はそれましたが、今年はやたらにどこでも花火が売っていたように感じました。gonza氏の説によると、中国からの花火がやって来たのではないかということです。そう言えば、TVのニュースでも中国からの花火が大量に入ってきたと言っていましたね。 でも、残念なことに今年はモスクワ市の公の打ち上げ花火はありませんでした。経済的理由なのだそうです。その代わり私設花火(打ち上げ、ねずみ、笛音が出る花火など)が、やたらに多かったです。
2000年の幕開けの時に比べると花火もなし、コンサートもなし。ちょっとさみしい2002年の幕開けだったような気がします。 プーチン大統領は、年末演説で「2001年は経済的にも成功した年。また国民一人一人にとっても少しだけ生活が豊かになった年といえるのではないか。」といっていました。 2002年も、ロシア国民一人一人が喜べる年になればいいなぁと心から思います。 |