めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

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2004年11月14日(日) アモーン知っとるけ

晴れ。 12:06の外気温4.3℃、室内25.1℃、湿度33%

今日はいい天気やったんですがきのう買い物もしたしオッサンは新しい車を触りたくてさわりたくて
仕方がないのでガレージに篭りたいようだったし一日家におりました。

オトーサンもやってきてオッサンと二人、ガレージでゴソゴソやっておったわけなんですが
私も部屋でゴソゴソやっておりましたらオッサンが9月にやった同窓会の写真を
プリントアウトしたやつがでてきました。
そういえばこないだリョーシャから写真見たいからはようプリントせいと電話がかかってきてたっけ。

この連中は北の村時代の同級生で浦とその周辺に住んでる5,6人の仲間なのですが
男性は今オッサンとリョーシャだけです。
リョーシャは泣く子も黙るというか、黙った子もまた泣き出すという「アモーン」です。

アモーン、ご存知ですか?
クルンテープ・マハーナコーン・アモーン・ラタナシーシンなんとかかんとか・・・それはバンコク。
ああ〜、銀座生まれの演出家ね〜、 それは亜門。
一粒で二度・・・           それはアーモンド。
ダワーイ!              それはカモーン。
ソロモンの・・            それはアモン。
閣下?                それはデーモン。
MAILER DAEMON ?         メールエラーしてますよ〜
斬魔大聖               それはデモンベイン。 
黒いサングラスの・・・        それは大門。
だもん。              かわいく言ってもダメ。

アモーン(OMOH)というのは内務省直下の治安特殊部隊というか、
特別任務警察隊というかまあ警察のとても荒っぽい連中の集まりでございます。
リョーシャはシュコーラのあと徴兵に行ったのですがカフカス方面のいろいろで大変優秀な
働きをしたのでそのあと警察官になろうとした時OMOHに引っ張られてしまいました。

ゴハン時になってオトーサンとオッサンが帰ってきたので写真を出して、
「あんた、プリントしたんならはよリョーシャにあげなあかんやろ」
「あ〜どっから出てきたの?忘れてタ〜〜」
「リョーシャ、若いときの写真よりずいぶん貫禄ついたねえ」
「偉くなって動かなくなったからじゃナイ?彼はほんとに危ないところばっかり仕事に行ってたからネ〜。
チェチェンには6回、ユーゴにも何回も行ったはずだし」

宴会のあとにみんなで真夜中の海に行って泳いだ写真がありました。
「なあ、このリョーシャの腹の傷、どしたん?」 ←ちょっとワクワク
「どれ?あー虫垂炎じゃないの。」

そうですか・・・。  ←ちょっとガッカリ

いつかお会いしたいものです。


<本日の夕ご飯>
煮豆、焼きサンマ、炒飯、ほうれん草のスープ

※アモーン
http://www86.sakura.ne.jp/~cccp/army.htm

2004年11月15日(月) 「調子悪くてあたりまえ」

晴れ。 13:06の外気温0.7℃、室内25.1℃、湿度40%

今日は寒かったです。
昼、窓から下を覗いたら道に氷が張ってました。
まだ初雪は降っていませんけどもね。

暖房が入ってから今シーズンもご活躍頂いている加湿器のマットは、
2週間にしてもう水を吸い上げなくなってきました。
ひどい・・ひどすぎる・・・日本なら最低でも3ヶ月は使えるのに・・・
マットはカルシウム分などが付着してくると硬化して水を吸い上げにくくなってくるんです。
確かにロシアの水はカルシウムやミネラル分が多いけどマットは一枚2200円。
先シーズンにオッサンが職場から持ってきて使っていた精製水は、あんまり使用量が多いので
「持ち出し禁止令」が出てしまい、今は浄水器を通した水道水を使っているのですがこんなに違うとは思いませんでした。
でもこの加湿器、スイス製なんですけど・・?スイスって軟水なん??
しかもモスクワでコレと同じやつが広告に出ていたのを見たんですけど〜?
浦の水が特別なん?????

長い目でみたらマット式でない新しい加湿器を買ったほうがいいかもしれないと思い始めたんですが
まーたゴタゴタするのも嫌だし・・・・。
はぁ。

☆ ☆  ☆  ☆  ☆

夕ご飯を作りながら食べながらしていた夜7時半頃、突然停電。
最近頻繁なんですがゴハン途中やったのでオッサンぶちキレ〜。
カレイを揚げようと油を暖めていたところやったけど中断して、とりあえずあるものを
ろうそく灯しながら食べていました。
30分くらいしたら電気がついたんですが、なぜか頭が痛くなって我慢できなくなったので
煮豆に火を入れてから薬を飲み、オッサンに
「豆に野菜を足すまで2時間ほど寝るから頼むな」 と言って横になりました。

☆ ☆  ☆  ☆  ☆

電話の音で目が覚めました。
留守番電話の応答にオッサンの声が・・・・。
「まめーまめ、まめ!!焦げちゃうヨーーー!まめーッ!!」

飛び起きると焦げくっさーーーい匂いが充満・・・・・
なんでオッサンおらんねん????ちゅうか豆―――ッ!!
急いでキッチンに走ったんですけどあ〜〜あ、ほとんど炭になってました・・・(ガックン)
大事な大豆なのにぃぃぃぃ〜(キーーッ)
換気扇なんてもんはありゃしませんから家中の窓を開けて換気しましたよ・・・
めちゃめちゃさぶかったですよ・・・・。
強制的に頭冷えまして反省しましたよ・・・。

帰ってきたオッサンに事情をきくと、私が寝てからまた停電になったのでイライラしているところに
両親から電話があり、アパートの上の階でお湯の配管がブチ切れて、両親の部屋も水びたしで
しかも電気の配線までやられているみたいで手に負えないから手伝いに来てくれという事で
すっ飛んで行ったそうです、そう、豆の火切らずに。
停電してるからプリターの点灯がないので暗闇だしすっかり忘れてたんでしょうね。
そのうえいつも開けっ放しの寝室のドアを、私が寝ているから静かに出かけようと思って
閉めて行ったので私も豆の焦げる匂いにも気づかなかったし。

いろんな事が悪いタイミングで重なったとわかり、焦げ臭い部屋で二人ともグッタリしてしまいました。

ほんまに「調子悪くてあたりまえ」な一日やったな〜。


<本日の夕ご飯>
もやしと海苔の炒め物、セロリとキノコのスープ、4種のナムル

※加湿器ゴタゴタの話/2月10日
※大事な大豆の話/10月3日

2004年11月16日(火) アモーンな彼の危険地帯

晴れ。 8:33の外気温−0.4℃、室内21.5℃、湿度33%

とうとうウチの温度計もマイナスを記録するようになりました。

焦げクサイ朝です。
ゆうべ焦がしたかわいそうな豆の食べれそうなところをとって茹でこぼして煮なおし、
なんとか食べれるようにしました。
大豆はなかなか手に入らないしこれはバアチャンの畑で苦労して採ったやつなので捨てるのが
忍びなかったのです。
(ホンマは食い意地が張っておるだけです)

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

きのう停電で中断したカレイのから揚げをしていたら、オッサンが帰ってきました。
けど・・?なんか話し声がします・・?

「タダイマ〜〜コンバンワ〜〜、警察が一緒ですケド。」
????????
出て行ってみると・・・・・
えーと、迷彩服で安全靴でデカくてゴツくてーー
お宅、どちらさん??
「МВД」 あ〜内務省の方ですかー 「ОМОН」あ、アモーンさんですね。
お宅さんがリョーシャですか!!!!!

「こんばんわー」
「こんばんわぁ〜始めまして!夕ご飯食べてく?」
「いいのかな〜?」
「ごちそうはないけどどうぞ、どうぞ」

「急にごめんネ、さっきリョーシャから電話があって、今お前の家の近くに来ているから
写真をもらいに寄るからって言ってワタシが帰るまで下で待ってたんだヨ〜」
ひぇぇぇぇぇぇぇーーーアパートの前でアモーンが待ってたらちょっと怖いですうぅぅぅぅ

「夕ご飯がいつもの日本風だけど大丈夫かなあ?食べれればいいんやけど」
「ダイジョブ、ダイジョブ、アモーンだから」 ←?

キッチンで写真を見ながらギャハギャハ笑ってるんですけどこの二人、いるだけで
圧迫感ありすぎです。
デカすぎますし声大きすぎますし破壊力ありそうですしどっちもアモーンみたいです。
リョーシャの携帯はひっきりなしに鳴って、そのたびに手短に話しているのですが、
映画やドラマの中でよく聞こえる単語がたくさん聞こえます。

「リョーシャにも箸を渡してあげてチョウダイ」
「え?箸使えるの?」
「もちろん、中華料理や日本料理をよく食べるよ」
というので箸を渡したのですがそれはそれは上手に使っています。
焦げた煮豆の鉢は恥ずかしいのでちょっとテーブルからよけておいたのですが、目ざとく見つけて
アレは何?というので「大豆の煮たやつ、でも焦がしちゃって煮なおした」というと
食べてみたいというので出してみました。
でっかいオジチャンが箸で豆をいっこいっこつまんで食べてるぅ〜〜
しかも上手で早い〜〜
わははははは〜〜なんかめっちゃ可愛い〜〜!!
大褒めしときました。

ところでお客さんがきてうちで食事するときにアセってしまうのは、お客さんよりオッサンが
食ってしまうということです。
親戚などで料理を持ち寄って集まる時もうちで作ったものをさっさと食べるのはオッサンとオカーサンです。

お客さんにとっては見た事もないような食べ物なので躊躇したり遠慮したりしてモタモタしているうちに
オッサンがどんどん食ってしまうので私としてはアセるわけなんですが、オッサンに言わせると
「食べたかったら自分からどんどん食べればいい、貴重な日本の調味料を使った料理を
味がわかんない奴に食わせてやるのはもったいない」んだそうです。
オモテナシの風上にも置けない野郎ですね。
というわけで料理の皿を上手に動かしてリョーシャが食べやすいように、と気を遣っていたんですが
やっぱりどこをどうやってもオッサンがバリバリ食ってしまうので自動小銃で撃たれないかと
ハラハラしました。

お茶のあとにみかんも出したんですけどリョーシャは自分の携帯を見て、
「ああ、ありがとう、全部おいしかった。でもそろそろ帰るわ、カミサンが探してる」
と言って立ちあがりました。
帰り際に、
「ところで写真撮らせてもらってもいいか?カミサンに証拠見せないとヤバイから」
というのでオッサンと二人、リョーシャの携帯カメラに納まりました。
上着を着ながら、 (←その制服コワイのでなんとかなりませんか)
「今は写真をメールで送る契約をしてないからいいけど、ヤバイよなあ〜、どこにいる?って
言われてじゃあ写真すぐ送れって言われるようになったらほんとヤバイ・・・」

そうですかーそんなにヤバイですかー
チェチェンやユーゴやあんなトコやそんなトコにいるわけですもんね、
そりゃヤバイでしょう〜身の危険でしょう〜

リョーシャが無事に家に帰ってからも無事でありますように祈ってます。


<本日の夕ご飯>
カレイのから揚げ、もやしとほうれん草のナムル、しいたけと青梗菜のにんにく炒め、シロナと春雨のスープ、野菜サラダ

※アモーンとは、の話/11月14日
※http://www86.sakura.ne.jp/~cccp/army.htm

2004年11月17日(水) いい話じゃありませんか

晴れ。 8:07の外気温2℃、室内23.4℃、湿度33%

朝からニュースで大笑いです。

アメリカはルイジアナ州のカジノで7万ドルの現金が盗まれて警備員が告訴されました。
その警備員は金を入れた3個のバッグを川に投げ込んだそうですがそのうちの1個を
川に棲んでいるビーバーが開けて中の現金を巣作りに使っていたそうでその額およそ4万ドル!!
しかもおりこうなビーバーちゃんは札をまったく破らずそのままキレーに使っていたため
回収してカジノの経営者に返却されましたとさ。

「ビーバーちゃんすごいやんな〜」
「うーん、うちの池にもそんなビーバーちゃんが来て欲しいデスネ」 ←池???
バスタブくらいじゃあかんか・・・

□  □  □  □  □

「タダイマー」

オッサンがビニール袋を提げて遅くに帰ってきました。
「何買うてきたん?」
「アイス!」
「アイスぅぅ〜?もう食べない、って言ったやん!!」
「でも今日だけ特別デス、今日はネ、アイス食べても許してくれるデショウ〜」
「なんでやねん」
「ホラ、これ」
「なん、それ」
「抹茶でゴザイマス。」
「ゴザイマスぅぅ〜?」
「サドーですカラ。」 ←茶道?

オッサンが抹茶の缶を2個持っていました。
日本から来る人に持ってきてと頼んでいたらしいんですが今日受け取ったようです。
そういうことだけは抜け目ないですね。
「さあ〜抹茶アイスを捏ねますヨッ!早く食べたいデショウ〜」
「ゴハンの前にはやめてくれんか。」
「実は今日はリュバおばちゃんの誕生日で職場でいろいろ食べちゃったからあんまりおなかすいてないんデス」
「ほおー、おばちゃんいくつになったん?」
「67歳。もう〜元気バリバリヨ。ところで夕ご飯何デスカ?」
「鶏チャンと葱の炒め煮」 ←大好物
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 
オッサン黙りました。

「ウ○コしなくちゃ。」
「ウ○コですか!!」
「鶏を入れるところを作らないと」
・・・・・・・・作ってくだされ。

ゴハン食べながら、
「今日ネエ、帰りにオカーサンとイオ(パジェロ)のどこが悪いか調べてもらおうと思って
Mのサービスに持って行きマシタ。
ロシアでモスクワと浦の2箇所しかないMの正規サービス店ですヨ、
コンピュータに通してデータがジーッジーッと出てきて、はいココとココとコレが悪いです、
部品それごと交換してクダサイって、日本の車屋みたいなこと言われてェ。
4つのことを言われたんだけどそのうち2つはもう自分でもわかっているコト、
あとの2つはどう考えても違う・・・」
「こっちは日本でさんざ車バラしたり修理してたんやからシロートと思てナメたらあかん、
て言ってやりゃよかったのに」
「ダメダメ、あいつら自分はなんでもわかってる、頭いいと思ってるカラ。
でもそんなコトに5500円も払ってバカバカしくて頭にキタ」
「そんでどうするん?」
「あとでセルゲイに電話してチョトきいてみる、(←ウチのラルゴを「レクサス」にしたオヤジ)
さ、抹茶アイス食べまショウ〜〜」

ロシア製の安いバニラアイスに抹茶を混ぜて「抹茶アイス」を作製するにはオッサンなりの
こだわりがあり、
私が捏ねたヤツでは不満だそうなのでいつもおまかせです。
うれしそうですねーそんなにうれしいですかー
チョ→→ごきげんです。
「うれしい」の沸点が低くてよかった。
ごきげんのままセルゲイに電話しておりました。

「やっぱりセリョージャも私と同じ考えって。ちょっと持って来いっていうから今度持ってくワ。
それより正月にタイに行こうぜ、ってうるさくて〜」
「え!タイ?いいやん〜!浦から飛べるん?」
「うん、冬は「冬から夏へ」っていう企画のいろんなチャータ便があって直接行けるヨ。
セリョージャはもうツアー買ったらしい。10日間で1100ドル。
今、彼の大きな問題は奥さんと行くか彼女と行くか、ってコト。」

あ〜、そんでウチが強く誘われたワケですね。
いい話じゃありませんか、
行っても行かなくてもソノ切り札を使ってイオの修理はタダで済みそうですし。


<本日の夕ご飯>
鶏と葱の炒め煮、かぼちゃのスープ、サトイモの煮つけ、炒飯、グリーンサラダ

※満腹の腹に好物を入れるにはの話/2月4日
※セルゲイ・日産レクサス事件の話/4月3日

2004年11月18日(木) 生きとるか確認せんとな

曇り時々晴れ。 8:07の外気温2.3℃、室内23.3℃、湿度36%

「天気予報見てたら今日、明日と特別暖かいみたいヨ」と言ってオッサンが出かけました。

その言葉通り一日曇っていて(北国の冬は曇りの日が暖かい)窓を開けていてもぜんぜん寒くなかったです。

夕方近くになってベルが鳴ったので出てみたらオッサンでなくてオカーサンでした。

「冷蔵庫、なおったからこのあいだ預けた冷凍のもの、とりにきたわ」
え。
預けた?
預かったんですか?私。
ひえぇぇぇぇぇぇぇーーーー
食ってしもたがな、鶏とか・・・(大滝汗)

あれとーこれとーといって冷凍室から肉やら魚やら取り出して渡したんですが
オカーサンは気づかなかったみたいです・・・・
別に、もらったと思ってうっかり食っちゃったと言っても、
「この腐れヨメ!お前なんか日本に帰っておしまい!」
というようなコトは言われないと思うんですがなんかその時は言い出しにくかったんです。

「私の息子チャンはまだ帰ってないのね」
「多分もうすぐ帰ると思うんだけど・・・」
「帰ってきたら電話するように言ってくれない?」
「はいはい。あ、オカーサン、ゴボウを冷凍したやつ要る?」
「少しちょうだい。じゃあねーありがとーパカパカー」

ところがオッサンはなかなか帰ってきませんでした。

オカーサンから電話があり、
「まだ帰ってないの?」
「うん、まだ」
「携帯に電話した?」
「うん、したけど繋がらなかったもん」
「そう・・・わかったわ。じゃあね」
ブチ。
オカーサン、私携帯になんか電話してませんよー。

しばらくしてまたオカーサンから電話がありました。
「帰ってる?」
「ううん、まだ」
「携帯にかけても通じないのよ。ルス(オッサンの知り合い)の携帯知ってる?」
(おいおい、ルスと会ってるなら仕事中だよ。)
「あーちょっと待って〜えー、えー、あ、残念だけどオフィスのFAX番号しかわからないわー」
「そう、じゃFAXでもいいから教えてちょうだい」
(FAXする気デスカ!)
「えーと12345678」
「ありがと。じゃあね」
ブチ。
あーあーあーオカーサンったら〜。

ちょっと時間が経ってまたもやオカーサンから電話がありました。
「帰ってない?もうッ、どこにいるのかしらッ!」
「そうねえ、どこにいるのか・・・変ですねえ〜」 ←あきれ気味
「まあいいわ、じゃあねッ」
ブチ。

と、そこにオッサンお帰り。
「ごめんネエ、遅くなって〜。クルマ屋をいろいろ回ってたんだヨ〜おなかすいたァ〜」
「何度もオカーサンから電話あったよ。携帯も繋がらないしって。」
「あ〜携帯切ってたんデス、今入れマス」
と、タイミングよく携帯に電話が。

「あのネー、オカーサンが今日間違ってうちの冷凍キュウリウオまで持ってきちゃったから
明日でも返しにくるって。」
「あああーーん?そんなんわざわざ要らん要らん、オカーサンに使って、って言うて!」
「はいはい。」

「そんならこっちで食べるからありがとう、って。」
「いいよぉ、そんなん。ウチも鶏肉食っちゃったし。それよりアンタあの冷凍、預かっただけって
言わへんから知らずに食っちゃったやん!」
「言わなかったっけ?」
「言わんかった。まあそんなんはどうでもええねんけどオカーサン、オッサンのこと
えらい探してたみたいやしなんかあったん?」
「え?何にも。どこにいるのかなーと思って、って言ってたヨ。」
「私、ルスのFAX番号まで教えてくれって言われて教えたよ」
「もうほんとに。オカーサンは何考えてるかナァー」

・・・・・まあ、いつものことなんですけど。
オカーサンに限らずロシア人、どうしてこうも電話かけまくるんでしょうか??
そんなにどこにいるのか心配なんでしょうか・・?
そこで大きく頷いているアナタ、そうでしょう?そうそう、うちだけやないと思います。
仕事場にもばんばん電話してくるし(特に家族から)、
仕事場からでもばんばんかけまくるし(特に家族に)、
私なんかは古い人間ですから、緊急時でもないのに旦那の会社に電話するのは
めっちゃ気が引けるんですけども・・・
それに家でご飯食べれないとかそういう時はちゃんと向こうから言ってくるし、
待ってりゃいづれ帰ってくるんやから何時になろうがどこにようがいいやないですか。
(帰ってこなくなったらその時はタイトにいきましょう)

と常々思っていたんですが、今日ふと考えました。
そうか、ロシアでは朝いってきまーすといって家を出ても夜、無事に帰ってくるかどうか
わからんもんな。
家にいるはずの奥さんは刺されて倒れてるかもしらんし。
アパートごと吹っ飛んでることもあるしな。
大事な家族がいつどこで何をしてるかしつこいくらい確認するのは「生きてるか」を確認しとるんや!
そうか〜生死にかかわる重要なことやったんや!!
なるほどなー、なんか霧が晴れたような気分です。

でも日本ではだいたい無事で帰ってくるし、奥さんはうちに帰ったら一応家にいるし、
アパートもほとんど瓦礫になってることはないので、日本にきたならそんなに電話しなくて
いいんですよ〜ロシヤ人さん。


<本日の夕ご飯>
おろし蕎麦の小鉢、カリフラワーの中華風炒め、サラート・ファンタジア、グリーンサラダ、
ゆうべのサトイモ煮

2004年11月19日(金) 京都議定書とアンジーで考える

曇り。 7:51の外気温2.6℃、室内24℃、湿度40%

きのうロシアは地球温暖化防止のための京都議定書・批准書を国連に提出しました。
と言われても「ふうーん」くらいの話ですが、なにが重要なんかというと「ロシアが参加した」ので
温室効果ガス排出量合計など議定書に示された発効条件が満たされ、
いよいよ90日後の来年2月16日、正式に京都議定書が発効する事になったということです。

つまり「ロシアのおかげ」で議定書を発効できるようになった、というワケですね。 ←微妙に違う
普段「ロシア」ということで肩身の狭い思いをしているアナタも堂々とこのことをアピールして
みんなから「ふーん。さ、仕事、仕事」と言われて下さい。

ロシアは最初、自国の経済成長を妨げるので議定書を批准しないと言っていました。
それがどうしたことか政府は9月末に承認、10月22日に下院を通り、27日には上院を通り、
11月4日にプーたんが承認してきのう18日に国連に寄託したわけです。
これについては経済成長率が低くなったとしても今までのような資源依存経済から
脱却していく方向をロシアが選んだというのは確かにその通りのようです。
しかしそれに加えて、政治的な思惑(世界貿易機関の早期加盟へのアピール?
排出権の取引で莫大な利益??)もあったことを政府筋は認めました。
また、プーたんは「議定書の第一段階だけに参加してそのあとの事は再検討」というのを
批准の条件にしましたがこれも近々議定書の内容が科学的にも経済的にも有効でなかったと
実証されることを確信しているからだ、という話です。

・・・・・・・やっぱ肩身が狭いですか。

でもチッサイ声で言いますけど一番温室効果ガス排出量が多いアメリカや、
中国、韓国は批准していませんよ〜〜ょ〜ょ〜ょ〜

▽  ▽  ▽  ▽  

夜、テレビで「トゥーム・レイダーT」をやっていたので公開された時見てなかったし見てみましたけど・・・
・・・アンジェリーナ・ジョリーのおっぱいとアクションはよかったです。
(第2作、売れなかったそうですね・・・)
アンジーといえば、ついこのあいだロシア人の赤ちゃんを「買った」疑惑で
ニュースになっていましたねえ。
アンジーは以前ベトナム人の男の子を養子にしているのですが、その子が小学生になったら
次の養子を迎えようと考えていたそうで今回はロシア人。
なんでも予定していた赤ちゃんを養子にする手続きに半年以上かかることがわかったので
貧困にあえいでいる、まだ出産していない別の母親に多額の謝礼を渡して出産後すぐ引き取った、というもの。

いいとか悪いとか・・・ちょっとなんとも言えない気分ですが、ロシアには欧米から養子を
希望する人がたくさんやって来ます。
子供を外国に里子に出さなければならない国というのも病んでいるなあと思います。
せめて新しい国で全員が幸せになって欲しいものですがそうもいかないようですし・・・
経済成長ってなんなんでしょう。


<本日の夕ご飯>
蒸鴨、青梗菜のにんにく炒め、きんぴらゴボウ、辣白菜、みそ汁

※京都議定書の骨子・外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/kiko/cop3/k_koshi.html
※アンジーことアンジェリーナ・ジョリー
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=ps&id=52051
※トゥーム・レイダー
http://tombraider.excite.co.jp/cinema/tombraider/
※ロシぴろさんでも御馴染、SamovarさんのHP「Samovarの旅」
Samovarさん翻訳のロシアの児童問題の記事があります
http://www.geocities.jp/putniki/

2004年11月20日(土) 邪悪なエネルギーと戦う

晴れ。 13:10の外気温6.4℃、室内22.5℃、湿度34%

朝ごはんを食べていたら水が止まりました。

結局夕方5時くらいまで出なくて、夜も1時間くらい止まったしもう〜不便でしゃあないちゅうねん!
ここんとこ毎日どこかで数時間ほど断水します。
湯が止まるときはヘボいですが温水器をつけているのでなんとかなるんですけど
水が止まって湯だけの時は、熱湯だし薄茶色くて汚いので風呂入ってる時やシャンプーしてる時は中断、
料理してるときは汲み置きしてボトルに入れてある水を洗い桶に入れてそれで続けます。
トイレには常に水バケツを置いていますが水が底をついたときに湯で流すと・・・
いぃ〜匂いが立ち上がって・・・・大汗。

いぃ〜匂いからいきなり朝ごはんの話に戻して恐縮ですが、
ご飯を食べていたオッサンが急に黙ってニュースを聞いていました。
「うーん、車の輸入中古部品の税金が上がるかもしれないナー」
「えー、車あんなに高いのに部品までかぁ?」
「まだ決まってはないケドたぶん・・・国がめちゃめちゃ儲かるモン」
「ほんまに中古車の税金高過ぎやんなあ〜でもロシア車が売れないと困るし〜」
「そんなわけないでショ!ラーダ売るよりずっとラクだもん!工場作って人をやとって
車作って宣伝して売ってしなくてもどんどん入ってくる輸入車に税金かけてばんばんとれば
その方がずっと簡単じゃん!」
「そうか。」

オッサン鼻息荒くしてイオ君の修理に出かけていきました。

でも帰りはごきげんでした。
「今日ネエ、帰りに市場に寄ったら生のニシン売ってたから買ったヨ〜!カレイも買ったし。」
「へぇーニシン、生なん?どれどれ」
でっかいうろこがびちっと付いて眼が澄んだニシンが2匹、銀色に光っていました。

「わ!すごく新鮮!ニシンは日本でほとんど捕れんようになったから新鮮な生を見る機会なんて
あんまないねん。」
「ソウデスカー。今ちょうどここらへんにニシンが来る時期なんデス」
ニシンが来る・・?
“ニシンが来たぞーーーー”
ちょっと上村一夫を思い出してしまいました・・・・・

「じゃあガレージでゴソゴソしてきますカラ戻るとき電話しますネ」
「はいはい、今日はニシン食べような」

なんかニシンって臭い魚、というイメージがあるんですが、改めてニシンを出して
クンクンしてみたんですけどぜんぜん臭くありません。
エラもきれい〜
やっぱ新鮮なんや〜♪
もう、塩焼きッ!塩焼きしますッ!
カレイも出してみたらこっちも新鮮。
もう、刺身しますッ、刺身ッ!
わはははははーおさかなばんざーい!  ←サカナ好き

夕ご飯においしく魚をいただきながら二人で「呪い代行屋」について話していました。(なんでやねん・・・)
オッサンは「良きソビエト人」なので無神論者且つ、超常現象否定タイプなのですが、
「それはなんとなくわかる」
と言ったのでびっくりしました。

「オカーサンはネ、そゆこと信じる人デショウ〜だからこのあいだアパートで水漏れ事故があった時、
もう友達を家に呼ばない!って言ってたんだヨー」
「なん、それ?」
「友達が家に来るとそのあと必ずアパートで何か事故があって迷惑する。
水漏れももう3回目、その前には絶対誰かウチに来てたんだって。だから来た友達の嫉妬の
エネルギーがそうさせるかもしれない、って言ってたヨー」

ひぇぇぇぇ―――――!オカーサンそれ、めっちゃ暴論ですね!
と、一瞬思ったんですけど・・・・
ちょっと待てよ?
日本でも家を建てたり引越ししたりすると家族に良くない事が起こる、って言いませんか?
全国的にはどうかわかりませんが、ウチの実家あたりではよく家を建てたり買ったり、
アップグレイドな引越しをすると「何かあるかもしらんで注意しや」と言います。

なんでなのかよくわからないのですが、家って嫌でも目に入るものだし、
もしかしたら他人からの嫉妬のエネルギーがその家族に悪い影響を与えるからなのかもしれません。
(なんか陰陽師みたいになってきました・・・?)

その話をオッサンにしたら、
「ダカラ日本人は何でもトンデモナイとかドウゾドウゾとかオカゲサマデとか遠慮したり謙遜したりするのか!
人からの悪いエネルギーを受けないようにする知恵なんデスカ!」

さあ〜〜〜?
そんなムズカシー事は私にはわからんの〜。
すまんがどっかセンセーにあたってくれんか。

「じゃ、ウチの両親はドシタラいいデスカ?」
「うーん、友達がきて家の話になったら、借金いっぱいしてやっと買ったのよ〜って言っとくとか」
「ロシアでほとんどの人は家を借金で買いマセン」
「う。  なら、働いて働いてやっと買ったのよ〜って言うとか」
「このアパート買って、も一つ買ってそれでまた新築買ったじゃん。」
「・・・・・・ほな、アンチウ○ルス入れとくとか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・すんません。買ったはいいけど、(アンタたちのおかげで)事故ばっかりあって
サイテーなの、って言う!」
「それはいいデスネー、オカーサンに言っとかなくちゃ!」

せいぜい言っといてください・・・・・


<本日の買い物>
ニシン2匹・60円、カレイ1kg・120円

<本日の夕ご飯>
ニシン塩焼き、カレイの刺身、鶏卵汁、エノキのバター炒め、サトイモご飯

※上村一夫
http://www24.big.or.jp/~kmclub/
※呪い代行屋・(世界バリバリバリューより)
http://mbs.jp/baribari/032/page2.html

2004年11月21日(日) 買えたら買います

晴れ。 13:51の外気温7.1℃、室内23.5℃、湿度29%

今日はウクライナで大統領の決選投票がありました。
10月31日の大統領選挙でどの候補も得票率が50%を超えなかったので
再度上位2候補での決選投票となったのです。

・・・・・??この夏にどっかできいたような話ですね〜〜?
浦のように爆発事件で怪我人がでないように願います。

両親から「森へ行こう」と電話がかかってきたのですが、たまっている洗濯物をなんとかしたかったので
水が出てるうちに洗濯したいから、と断ったら洗濯途中で水が止まりました。
何かのエネルギーが働いたのかもしれません・・・・

オッサンは相変わらずガレージでゴソゴソしていました。
何をしているのかわかりませんがとにかくガレージに行く時は「ゴソゴソしてくる」と言って
行くので何かをゴソゴソしておるらしいです。
3時頃、戻ってきたので市場へ買い物に行きました。

日本人会さんの瓦版に食べくらべで紹介されていた中国製のカップラーメンがたくさんあったので
ちょっと買ってみようと思い、「今麦郎」という名前のやつを2種類買いました。
中国製のカップ麺ってデカイんですねえ!
中国製、韓国製のカップ麺やインスタントラーメンはたくさん売ってるんですけど、
見かけでどんな味かわかりにくいので今まで買うたことがなかったんです。
ロシア製のは山行きとか海行きとかの時にオッサンが時々買いますが、
オカーサンがインスタント麺を大嫌いなのでめっちゃ嫌がられてるんですけど・・・

帰り際にお菓子や菓子パンを売っている通りを歩いていたらロールケーキが目に留まりました。
子供の頃、なんでかロールケーキのことを「ロシアケーキ」と言うたんですね〜〜
そんでそれを思い出し、ちょっと買ってみようと立ち止まったら、オッサンもすかさず「ハルヴァ」を見つけて止まりました。
「ロールケーキ買うて。」
「ロールケーキ?ほんとに買うんデスカ?食べれマスカ?」
「なんでや。」
「チョトびっくりしちゃうカモ〜!」 
「・・・買うて。」 ←一瞬ひるんだ
「いいですケド。」
「あ、このようけ並んどるでっかいクッキーみたいのも買うて」 ←とにかく一面に並んでいた
「え!ザヴァルノエもデスカ!」
「ざ・・?ざわる?」
「ザヴァルノエ。これ中がクリームで、ワタシはあぶらっこいから嫌いですケド・・・」
あぶらっこいオッサンが「あぶらっこいから嫌」というシロモノとは一体どういうものか?
興味があったので2個買ってみました。
オッサンはちゃっかり禁断のハルヴァも買ってごきげん。

どんな味か食べてみたくて家に戻るまでがまんできなかったので車に戻ってさっそく食べてみました。
ザヴァルノエ(заварное)⇒あぶらっこいオッサンがあぶらっこいというだけありました。
おいしくない厚いパイ生地の山は空洞になっていて中にバタークリームがぎゅううぅぅと詰まっています。
もう2度と買わないでしょう。
ロールケーキ(рулет)⇒見かけは世界共通ロールケーキです。
ロールケーキといえばクリームやジャムを挟んで巻いたスポンジケーキですね、
スポンジがおいしくないとどうなるでしょう〜〜????
はい、こちらももう2度と買いませんね。

うちに帰って牛肉を切り分けていました。
ロシアで肉はブロックで売っています。
背ロース薄切りとか霜降りステーキ用とかソユのはないんですよッ!
今日は1.5キロ買ったので部位部位に分けて日付とグラムを書いて冷凍するんです。

「うーん、200g」  量りに乗せる   ←ぴったし
「はいこれも200」 量りに乗せる   ←ぴったし
「これは300」    量りに乗せる  ←ぴったし
「これは250」    量りに乗せる  ←ぴったし

「スゴイッ!!どして量らなくてもわかるんデスカ??」 ←ちょっとコーフン気味
「いっつもやっとるからの。切って持てば大体わかるんじゃー。」
「・・・・もう料理人になったほうがいいデス!料理人の免許いくらで買える?」   ←ちゅか肉屋?

もしもーーし?日本で「免許」は買えませんよーー



<本日の買い物>
みかん1kg・100円、りんご(フジ)1kg・108円、ざくろ2個・240円、
しいたけ500g・80円、カリフラワー・120円、にんじん1kg・40円、香菜一束・30円、
レタス・30円、ねぎ2束・80円、豆腐2丁・140円、卵10個・120円、米2kg・150円、
白菜キムチ500g・100円、牛肉1.5kg・1120円、ガリエッツ(オショロコマ)1kg・160円、
モイバ(樺太シシャモ)1kg・120円、牛乳・95円
黒パン・46円、韓国海苔2パック・160円、コーヒー豆(UCC)440円、ローリエ・12円、
ロールケーキ・46円、ザヴァルノエ2個・20円、中国製カップ麺4個・350円


<本日の夕ご飯>
モイバの塩焼きと韓国海苔、白菜キムチと香菜をかじりながらビール(クリンスコエ・サムライ)
あとで中国製カップ麺を一個味見(悪くなかったです)

※ウラジオストク日本人会・浦塩瓦版
http://www.vaj.org.ru/index2.htm
※うまそうなザヴァルノエ
http://www.budapest.kiev.ua/cakes/html/imgb13h.html
※ウラジオ市長選挙の話・7月19日

2004年11月22日(月) アムール川のワニ


晴れ。 14:18の外気温9.2℃、室内22.1℃、湿度35%

本日は「いい夫婦の日」でございます。
いまドキッとしませんでした?
ま、深くはツッコミませんけど。
朝、仕事に出かけるオッサンに「今日、いい夫婦の日なんやで」と言ったら
「へー。行ってキマース。」という返事でした。
ま、深くはツッコまないで下さい。

きのうオッサンの「免許」発言からロシアの免許について少し話したんですけど、
みなさんもご存知の通りロシアではいろんな免許が買える(もちろん違法)わけなんですが
地下道なんかに医師免許売りますとか張ってあるんですねえ、
ああいうの、連絡先が書いてあるわけだからヤバイんちゃうん?と思うんですが
それはともかく、偽医者なんかにかかったらたまらん!と思うでしょう〜
安心してください、使い道は医者になることやのうて、
「転職ナンカする時に医師、または元医師、って肩書きに使う」んだそうです。
「ドッチカッテいうと免許アル人の方がコワイじゃないデスカ?」ということなので
病院を思い出してうんうん、と頷いてしまいましたとさ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

ガーナからマイケル君がやってきました。

マイケル君はロシアで成功しているイトコを頼って、自分もロシアで一旗揚げようと
はるばるガーナから船で喜望峰を通ってインド、香港、中国とやってきて
ロシアと国境を接するアムール川の中国側までたどり着き、中国人の船主にお金を払って
アムール川を渡ろうと出航しました。
・・・・密航ですね。  汗。
ところが川の途中でロシアの国境警備隊に見つかり、中国人はマイケル君を川に突き落として逃げたんです!
さあ〜〜たいへん、マイケル君は必死で「国境警備隊」に助けを求めました。
マイケルくーん、だいじょうぶですヨ〜国境警備隊に見つかったなら絶対「密航者」として拾われますからぁ〜
でもマイケル君は必死の形相です!
だってガーナの川には「ワニ」がいるんだもん。
こわーいこわーい人食いワニがいるんだもーーーん。
密航より何よりそれが怖くて必死だったそうです、マイケル君。

無事「密航者」として警備隊に拾われたマイケル君はガーナからのめずらしいお客様として
留置所で破格の高待遇。
特別に中華料理の「酢豚」を出されたところ、「ムスリムは豚を食べない」と拒否。
さすがマイケル!
その意気で強制送還されてください。


<本日の夕ご飯>
ロシア人ちょっと引く、市場産・牛肉のタタキ、豆腐ととろろ昆布のすまし、ガリエッツの塩焼き、きんぴらゴボウ、野菜サラダ

2004年11月23日(火) 間違い電話

晴れ。 7:50の外気温5.2℃、室内24℃、湿度35%

朝ごはんを食べたあとにオッサンがリンゴに手を伸ばしました。

「コラ。かじりかけのヤツから食え。」
「だってシール貼ってあるカラ、そこかじれないんだもん」
「シールくらい自分ではがせよ・・」  ←脱力
「デモォ〜、洗う時はがしてくれたらイイのに・・・」
「いや。」
「どして嫌デスカッ!!」
「“福”シール、めでたいやん」

どっちもどっちです・・・・。

テレビを見ていたら、新しいラーダのニュースをやった後に、これからの車の安全対策について
ヨーロッパのメーカーさんが一生懸命説明していました。
居眠防止機能とか追突しそうになったら自動的に止まるとかいう話をしているんですが、
どうも道路の車線を感知して作動するらしいです。
アナウンサーが、
「で、その車線がほとんど消えかかっていたり、最初から“無い”場合、そのシステムは
どうやって働くんでしょうね。 では次のニュース」
・・・・・・・・・
車線が“ある”国のお話でした。

えー、気をとりなおして次のニュースです。

日曜日にあったウクライナの大統領決選投票がなんだかガタガタしています。
先月の一回目の選挙で首位だったユーシェンコ元首相が次席のヤヌコーヴィチ首相に負けちゃったんですが
ユーシェンコ支持側は選挙に不正があったと言ってヤヌコーヴィチ首相の当選を認めないと
言っています。
キエフの独立広場で抗議集会をやっている様子が何回もテレビに映っていましたが、
めっちゃ盛り上がっていてちょっとコワイくらいでした。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

ここ2・3日、間違い電話がよくかかってきます。
いろんな人からかかってくるので、多分間違って書いたものをみんなに渡しちゃったとか
そんなんやと思うんですがその相手が偶然オッサンと同じ名前みたいなんです。
留守番電話に何件かメッセージが入っているんですけどオッサンの名前を呼んでいるので
私も最初気づきませんでした。
帰ってきたオッサンが留守電をきいたらまったく関係ない話だったので間違い電話とわかりました。
ロシア人の名前の種類は少ないうえに、圧倒的多数という名前がいくつかあるので
間違えてると気づかずにいろいろしゃべってしまうということはよくあります。
オトーサンは気づいても本人になりすましていろいろ話すのが好きです。

しかも相手もまたありふれた名前なワケで、おたがいどっかのサーシャか、どっかのナターシャか、
と思いながら話し進んでいくうちに「なんか違う?」となり、
「どうも僕は君の話したいサーシャと違うようだけど。」
「あら、私もあなたのナターシャと違うみたいね」
となり、首尾よくやれば別のサーシャから別のナターシャをGETできたりするワケです。

オッサンの間違い電話の相手はどれも「おっさん」やったので残念ポン。
オトーサンが首尾よくやったという報告も今のところありませんし。
あ、オカーサンはどうか知りませんが・・・


<本日の夕ご飯>
牛ハム、Ребрышки(牛肋骨スモークハム)をかじりながらビールを飲んだあと
ポトフと、韓国海苔でごはんをまいてかじってそのあとルレットとチョコをかじっておわり。

2004年11月24日(水) 宣言しちゃうし亡命しちゃうし

晴れ。 8:16の外気温4.6℃、室内26℃、湿度34%

毎日朝昼晩、どっかで何時間か断水しています。
今日は朝11時から夜遅くまでまったく出ませんでした。
慣れたとはいえ、急な断水はホンマに困りもの。
なんかやろうと思ってもいきなり水が出ないと、そこから先ヘナヘナになってしまいます。

ウクライナがだんだん怪しくなってきました。

野党勢力のユーシェンコさんはきのう勝手に?「大統領宣言」しちゃうし、
現大統領のクチマさんとヤヌコーヴィチさんとユーシェンコさんの三者会談をやろうという話がでたけれど
ユーシェンコ側は「ウチに政権を移すって話なら交渉してもいいケド」と拒否しちゃったし。

このユーさん側にはユリヤ・ティモシェンコ元副首相という美人でコワイかっちょええ姐さんがいます。
このユーリャ姐さんが「鉄道、道路を封鎖、大統領府を包囲して我々の手で勝利を勝ち取ろう!」と呼びかけたもんだから
デモ隊のみんなが大統領府を包囲、警察隊とにらみ合いになっている様子がテレビに映っていました。
姐さんは果敢に大統領府内に入ってクチマ大統領に退陣、ユーさんに政権を渡すように求めたらしいです。
ユーリャ姐さんはシジュウも半ばなんやけどえらい美人でそっちばっかり目が行ってしまいます。
でもオッサンによれば「ウクライナで一番ドロボー」だそうです。
(オヤジどもの心をワシ掴みして盗んだから??)

あ、ロシアのプーたんはチリでAPEC会議のあと世界漫遊の旅、でなくて各国訪問していますが
一貫してヤヌコーヴィチさんの勝利結果を支持しています(だってヤーさん親露派だもん)
きのうあたりはブラジルからお祝いの電話をかけたようです。

ブラジルといえば・・・
「ブラジルといえば?」 とオッサンに質問したところ、
「鶏肉」 という答えが返ってきました。
「トリニク??」
「ソウ、ロシアでブラジルといえば鶏肉なの。たくさん輸入してマス。」
へー、知りませんでした。
そのブラジルにロシア(+ソ連)のトップが訪問するのははじめて。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

オッサンが電気ポットをかかえて帰ってきました。
「ハイ、オカーサンからポタですヨ〜これでいいデスカ〜?」

両親がテレビを買ったときにもらった家電品の割引クーポンの期限が今年いっぱいだったので
なんか欲しいものあれば買うけど?といわれていたんです。
電気ポットが古くなって中の電極を掃除しても金属カスが出るようになったので、
「ポタ買うて〜」と言っておいたら今日きました。
BRAUN製、1.6ℓ用で日本円で5000円くらい。
ま、そんなもんですか?
「オカーサン買ってくれたん?」
「うん、今日買いに行ったカラ取りにきて、って電話あったんダヨ。」
「え〜オカーサンありがとう〜」
「デモ払ったのはワタシ。」
あ。 そーですか。

「帰りにネエ、車乗ろうとしたら北朝鮮の人が3人寄ってきて乗せてくれマセンカ、
ってすごく頼むのでシロタクしちゃった。
100ルーブル。道、空いてたし、まいいかと思って。」

オッサンは普段絶対白タクしません。
拾った客にいろんなものを盗まれたので「もう絶対乗せない!」と心に決めたそうですが。

「どこまで行ったん?」
「ん?韓国領事館じゃないヨ〜」

シャレにならんがな。
浦では先月、北から森林伐採に来ている出稼ぎ労働者がアメリカ領事館に駆け込んで、
ついこの間はその労働者達の通訳をしている人が韓国領事館に駆け込んだんです。

浦には日本領事館もありますよ〜
いかがですか〜


<本日の夕ご飯>
ビーフストガノフ、サリャンカ、野菜サラダ

※ユーリャ・ティモシェンコ姐さん
http://cn.com.ua/N313/weekman/weekman.html

2004年11月25日(木) アリちゃんグッタリ。

晴れ。 8:05の外気温3.2℃、室内24℃、湿度36%

朝起きたら〜〜♪
断水してました。

なんか目の前にシャッターが下りる感じです。
すべての前向きな気持ちが×(閉じる)感じです。

ベッドに引き返そうとしていたらデッカイかたまりに阻止されました。
このカタマリは自分のゴハンを確保するため必死の形相です。
気迫に押されてヨロヨロとキッチンに赴き、ゴハンを作りました。
いってらっしゃ〜い・・・・

お昼頃、オカーサンから電話がかかってきました。
「ちょっと、水でてる?」
「ないよぉぉぉぉー、きのうも。」
「やっぱりー。今ラジオでその辺水が出てないっていってたから。お湯はある?」
「うん、湯はある」
「ま、しょうがないわね、じゃあね」
「ありがとうー」

雨も降ってないのにアパートの向こう側の道を車が通るたびにジャーーッ!という音がしているので
変やなあと思っていたんですが配水管の事故かも・・・?
ちなみにロシアでは水も湯も各家庭に届くまでに壊れた配管などから漏れて、もとの2〜3割が失われているという話です。
ただでさえ水不足なのに無用なとこに流れてるなんて・・・
はぁ〜〜。ため息。

△  △  △  △  △

いつも、だいたい朝に温度計を見た時の温度・湿度を記録してここに書いているんですが、
地元のテレビ局の画面にはその時どきの気温が出ているんです。
それでどれくらい違うかと思ってちょっとウチの温度計をパチッとやってみたら・・・
12:39のテレビに映っている、きっと標準地であろう気温が4℃、うちのアパートの外は0.2℃でした。
さすが街はぬくいのね。
うーん、僻地はやっぱ寒いのか。 ←山の上だし
よけいウラさぶーい気分になりました。

△  △  △  △  △

ウクライナがますます混乱してきました。
決選投票から4日、こんな騒ぎになるとは思っていませんでした。

テレビはどこもウクライナのニュース、キエフでオレンジの旗やリボンを身につけた
ユーシェンコ側の抗議活動を映しています。
テレビで見る限りすごい熱気ですが今のところ軍隊とか鎮圧騒動はないので
それがほっとしますけど。

ウクライナの中央選挙委員会はきのう選挙結果の正式な当選発表をするといって
ヤヌコーヴィチさん49.46%、ユーシェンコさん46.61%、としてヤーさんの当選を発表したのですが、
今日、最高裁判所が結果公表の差し止めを命じたため、ヤーさんの就任式は延期されて
クチマ大統領が当面大統領を継続することになりました。
ユーさん側は選挙の不正を訴えているので裁判所は29日にそれを審議するそうです。
どうなるウクライナ???

ところでウクライナと同じくらい熱かったのが北方領土返還発言だったんですけど。
もう〜〜毎日毎日、こんなに何回も?ってくらいテレビでやっていました。

各地の街頭で一般の人にインタビューしたり(もちろんみんな返還反対)、討論したり、
20日にはサハリンで4000人規模の反対集会が開かれていたし、
サハリン州議会には反対の手紙がめちゃめちゃ届いたのでそれはプーたんに送るそうです。
今現在北方領土に住んでいるのはロシア人なので、日本のそれより盛り上がるのはわかりますが、
それにしても熱いな〜〜
みんなめっちゃ真剣で語る、語る〜。
逆に言えば日本人は一部を除いて、自分を含めロシア人よりずっと無関心やな〜

ちがう局で似たようなことを言っていて、ああ〜そうやなあと思ったのが、
《モスクワは世界で一番「日本料理」のレストランが多い都市。(もちろん日本以外で)
ロシア人は日本が大好きで民間レベルでは友好関係なのに、こと北方領土問題となると
強固に返還反対を訴える》

日本料理のレストランでにこにこ寿司なんか食べてる人が北方領土問題になると
いきなりコワイ顔で「日本は返還要求をやめろ」とか息巻いちゃうカンジです。

さて今回のガタガタでずっと疑問を引きずっておりました。
2週間ほど前にラブロフ外相が日ソ共同宣言に基づいて2島(歯舞・色丹)返還の約束を
尊重するというような「返還意思有り」の発言をしたのでロシア国内は一気に沸きあがりました。
次の日早速プーたんが否定的見解を発表、というニュースがあったのに、
同じ日の閣議で2島返還で日本と北方領土問題を決着させる考えを示した、というじゃありませんか。
その後チリでは小泉首相に2島返還での決着を改めて示した、
日本は4島返還しか応じるつもり無しと言った、
そうですか、それではお互い譲れませんね、また次回。となった。
ま、ロシアは日本が2島返還に応じるわけないと読んでそうやって言うたんやろうけど。

「なあ・・・プーたんの言うことがよくわからん・・・」
「何がわからないカナ〜?このアリちゃんは。」  
「アリちゃん頭ちっさいから理解でけんねん」
「蟻は頭デッカイんですヨ。」
「あ、そうか。 デッカイけど脳みそちょこっとしかあらへんからわからんねん」
「で、何がわからないんデスカ?アリちゃん。」

「プーたんはラブロフさんが2島返還もありうる発言をしたすぐあとに、否定発言したやんか、
それやのに同じ日の会議では2島返還路線で行く発言もしてて、矛盾してる。
そのあと小泉クンにも2島返還言うて、そんなら最初から2島返還と思てたんやから
否定発言なんかする必要なかったんちゃうか〜?
なんやラブロフさんが言うた時、彼が勝手に言ったみたいに報道されたけど、
そんなことないんやん、プーたんかて思てたんやから」

「ソレはデスネ、もちろんラブロフは外相ですから自分勝手に言うわけアリマセン。
最初から2島返還で行こう、と政府は決めてたんですヨ、でも北方領土についてロシア国民は
なぜか異常なほどに執着がありますネエ〜。
だからラブロフに最初に言わせて国民がどう反応するか、日本がどう反応するか見てみたんでショウ。
思った通りロシア国民はすばやく過激に反応しましたネエ〜、だからいったん抑えるために
プチンの否定発言が必要だったんでショウ。
それも決まってたことだと思いマス。
だけど最初から2島返還というのは決まっていた事だったから公式には2島返還と言った。
そのニュースは否定発言のニュースがあってからすぐだったですネエ。
それでも否定発言の効果はまあ、あったと思いますヨ」

「プーたんは・・・嘘ついたん?」
「まあ、嘘というか曖昧な報道でしたからネエ。でもイメージ効果?」
「茶番や。茶番・・・・・」

グッタリしましたよ、アリちゃんは。


<本日の夕ご飯>
麻婆豆腐、手羽元の中華風フライ、味噌汁

2004年11月26日(金) 初雪でフショー・ブーディッド・ハラショー

初雪、一日中雪。 8:43の外気温0.5℃、室内24℃、湿度35%

今、雪が降ってます。
さらさらと粉雪が、いえそんなロマンチックなものちゃいますよ、ブワーーーーッッと凶暴に降ってますッ!
窓から少し離れて外を見たら白い□が並んでいるように見えるくらい降ってるんですから!

おきたときは真っ暗やったので気づかなかったんですが、仕事に出かけたオッサンから電話がかかってきました。
「ウラジオに今年初めての雪が降ってマスヨ〜うれしいでショウ〜」 ←いや、別に?
沿海州は今日どこも雪のようです。
週末には寒波がくるらしいし、浦も本格的な冬に突入ですね。
さぁ〜これからしばらくロシアはちょっとキレイになります。
ゴミと犬のうんこだらけの道も、崩壊寸前の廃屋も、放置された工事現場も、みんな雪に隠されてしまいます。

・・・・・これって「ロシア」そのものやなあ。
外側だけ取り繕って目に見えなくなるとちょっと安心して忘れたフリ。
でも春になるとまた出てくるので雪がくるまでくるまで、とやりすごし、
雪で隠れ、また出てやりすごし、隠れ、出て、隠れ、出ての繰り返し。
そうか!「フショー・ブーディッド・ハラショー」がわかったぞ!!!!
ロシアには絶対雪が降るからなんや!
どんなことも雪が隠して見えなくするからなんや!
ハラショーなブーディッドは雪が来ることやったんや!
そーゆーことかあ〜〜

いや〜ロシア、「フショー・ブーディッド・ハラショー(全部うまくいくさ)」で
潜水艦は沈没、飛行機はテロで墜落、アパートはガス爆発、子供の人質が殺されても、
きっとロシアの自然がそうさせたんや、しかたないんや、
ロシアの業なんや。
こりゃ一冊、書かなあかんな。
たぶんベストセラーやろ、
これで老後も安心や、フショーブーディッドハラショ。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

雪がだんだん吹雪になってきました。
時々雷もなって一瞬フッと電圧が落ちたりします。
温度計は「雷注意」のアラームがなりっぱなし。
テレビのアナウンサーが大雪注意、と何回も言っています。
えらいことになってきたなあああ〜
オッサン帰ってこれるかな・・・   チッサイコエデイイマスケド(帰ってこなくてもいいけど)

「うわーーーもうスゴイデスヨ!!!」  チッサイコエデイイマスケド(あーあ帰ってきた)
とオッサンお帰り。
とほとんど同時にオトーサンも雪まみれでお帰り。 ?????
「わ!オトーサン、どしたの?」
「歩いて来た。ちょっとここで休ませてくれ」
「へ?」
「バスを待っても待っても来ないし、この様子じゃいつ帰れるかわからんからもう歩いてきたよ」

ひやゃゃーーー!
オトーサン、2時間くらい吹雪の中を歩いて仕事場からここまできたそうです。
もうオトーサンもオッサンも鼻もほっぺもまっかっかで、天然マスカラ付き上下まつげには
氷のつぶがくっついてるし、まったくロシアの田舎の「冬おっさん×2」です。

夕ご飯もうできてたし、オトーサンにも食べてもらってから向こうのアパートに送ることにしました。

「スゴイ雪ですからおもしろいデショウ、一緒に行きマスカ?」
とオッサンが言うので一緒についていくことにしました。
ところが外にでたとたん、コートのフードに風が入ってヨロヨロと倒れそうになるほどの吹雪!
車のミラーにつかまって倒れないように必死です。
車に乗ってからも大変。
視界が3メートルくらいしかありません。
おおごとだよ?
雪にタイヤがとられるし、対向車もフラフラ走ってるし、もうこわくてこわくてー!
なんとか両親のアパートの下まできたんですがもう上がって行けません、
悪いけどオトーサンをそこで下ろして引き返しました。
ほんまに吹雪ひどかったワ、怖かったな〜

ロシアの雪がいつもこんな吹雪なら「フショー・ブーディッド・ハラショー」になる事もなくて
春になって下から出てくるものが「キレイ」な国やったかもしれんな。


<本日の夕ご飯>
白菜キムチのスープ、鶏から揚げ、しいたけと牛肉の牡蠣油炒、野菜サラダ

2004年11月27日(土) 13番目の戦士

昨日の吹雪がウソのような晴れ。 11:45の外気温2℃、室内22.5℃、湿度33%

朝起きたらアパートの前に2mほどの高さの雪壁が50mに渡ってできてました。
きのうの吹雪の吹き溜まりです。
バルコニの窓から幹線道路を見渡してみたら、除雪されているけどノロノロ運転。
渋滞しています。

ゆうべウチの車をガレージに入れるときも大変でした。
ガレージのある道に降りてみたら誰も車を入れた形跡がありません。
いつもは盗難が心配なので必ずガレージにいれるアパートの住人もあまりにひどい雪だったので
アパート前においたままみたいでした。
それでまず道路を簡単に雪よけして(手作業ですよッ!)ウチのガレージ前まで車を持っていき、
ガレージのドアが外開きなのでガレージ前の雪をせっせとよけてガレージを開け、
中に石油ストーブを点けておいてから車を入れました。
その間にもう道路は轍がわからなくなるほどの雪。
ガレージの中にストーブを点けておくのは車の雪と氷をとかして乾かすためです。

このへんのガレージはみかけはボロボロチャンの崩れそうな小屋なのですが、
実はレンガ造りで壁厚があり、小窓と一番大きな壁は太陽が長くあたる方向に向いて
作られており、地下室もあり、保温がとてもいいのです。
なのでちょっとストーブを焚いて暖め、エンジンの余熱があれば雪や氷はきれいに
溶けて朝には乾いているというわけです。
なかなかでショ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

さあ、極東も雪になりましたがテレビで見るキエフもかなり寒そうです。
ウクライナ大統領選挙、まだまだ解決しそうもありませんねえ。

ユーシェンコさんは臨時革命政権を発足して、再選挙をやれと訴えているし、
支持者のみなさんは大統領府を封鎖してテントでキャンプしているし、 ←さぶそう〜
クチマ大統領は不正があったという選挙結果の見直しはしない、ユーシェンコさんの騒ぎは
国家クーデターだと言っているし、
プーたんはこのゴタゴタについて25日にオランダでEUと首脳会議をやりましたが
EU側は「この選挙は不正だ、調査しろ」
ロシアは「ヤヌコーヴィチの当選を支持する」
と反発し、平行線で物別れ。
プーたんはテレビで、
「不正だらけでめちゃめちゃなユーゴやアフガンの選挙を正しいと抜かすようなアフォな連中が、ウクライナの選挙は不正だと言っても話にならん。
奴らは今後、イラクで行われるであろう選挙も正しい素晴らしいと言うのは明らかだ。」
と、(本当は冷静な正しいお言葉で)おっしゃいました・・・・。

さてそのロシアはユコスの幹部全員が、逮捕を恐れて国外に逃げちゃいましたよ、プーたん・・・。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

休みには車を触らずにおれないオッサンですから(ほらガレージもあったかいし)
今日もゴソゴソしに出かけましたが、いろいろ買い物もして帰ってきました。
ガリエッツ(魚)、みかん、ゴム手袋、DVD4本で6タイトル。

「DVD、何買ったーん?」
「うーん、いろいろ。見たかったやつとか勧められたやつとか」
「見よ、見よ!あ、アントニオ・バンデラス!」  ←なんせ「濃ゆい」のが好きですから。
「はいはい。13番目の戦士デスネ」  ←邦題は(13ウォーリアーズ)ちゅうかまんま。
5年前の映画だけど劇場でもテレビでも見たことがなくてはじめて見るので、期待して見始めたんですが・・・・・

「あ。この映画、観たことアル」
「え?ならなんで買ったん?」
「ぜんぜん覚えてなかったデス・・・」

観たのに「記憶にない」映画とは?? と、一瞬不安になったんですが期待を裏切らない不安さでした。
まず画面が暗い。
10世紀当時の雰囲気を再現するために松明の明かりだけで撮影したらしいですけど
暗すぎです。
よく見えません。
よく見えないと老眼になったか?と不安になります。

次にディスクが不安。
モザイクがでたり止まったりして何回も何回も出したり入れたり。
ちゃんと観れないと不安になりますね。
しかたありません、××ルーブルですから。

それからプレイヤーが不安。
ソフトが××ルーブルに加えてプレイヤーは中国製。
回転が不安定で時々止まったりします。
悪いディスクなら余計しっかりしたプレイヤーでないと再生が不安定になるのに最強のコンビです。
あんまり途切れたり止まったりするのでとうとうオッサンぶちキレちゃんになり、
プレイヤーを掴んで放り投げる体勢に入ったので慌てて制止しました。
オッサンがキレると家が壊れないかと不安になります。

映画は、サラセン帝国の宮廷詩人(バンデラス・アラビア人役)が主人の妻に惚れたため、
交易の大使という名目で北の国に追いやられます。
そこで得体の知れない魔物を退治しに行くノルマン人バイキング戦士の最後のメンバーとして選ばれてしまい、
戦って勝ってサラセンに帰っていく・・というお話です。
原作はマイケル・クライトンの「北人伝説」  ←原題は「人喰い」
喰われないかと不安になりますね。

ちょっと興味深かった事があります。
その魔物は実は人間だとわかるんですが、どうもロシア人の先祖がモデルらしいんですねえ。
オッサンが魔物が落としていったお守りのシーンを見たときに、
「あ、スキフの婆」と言って、「この野蛮人はロシア人の先祖という設定みたい」と言うんです。

私は原作を読んだことがないのではっきりしたことは言えないんですが、
映画では魔物は蜂蜜で作った酒を飲んで(メダウーハ?)、女性神を崇めている設定なんですねえ。
そのお守りは「スキフの婆」と呼ばれている、キリスト教以前の信仰の女神のような形なのです。

でもルーシもノルマン族の一派だったらしいやないですか?
ほなノルマン人同士の戦いなワケですか?
もぉ〜〜、ロシアの歴史について詳しくないのでややこしなってきて不安になりました。

この映画でひとつだけスッキリ明確にわかったのは、
「ロードショーで金払って観なくてヨカッタ」 ということです。


<本日の夕ご飯>
イカのお好み焼きをつつきながら、焼サンマ、八宝菜、味噌汁

※13ウォーリアーズ・(間違って買わないようにネ)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HS0V/qid%3D1063458064/sr%3D1-4/ref%3Dsr%5F1%5F2%5F4/250-6566486-4361806
※スキフのババ
http://rostov.rsu.ru/rsu-new/kafrus/images/azov-skif.jpg

2004年11月28日(日) 分裂は統一の始まり

晴れ。 13:00の外気温−3.5℃、室内24℃、湿度26%

朝からオッサンとオトーサンがゴムボートを部屋に運んできました。
海が凍り始めるのでもう乗れないから、きれいに手入れしてまた夏までお休みして頂くのです。
空気を入れたらもう部屋いっぱい。

そういえばこのオール、「オッパー!!」とオッサンが力任せに漕いだら折れたんですよね・・・
実は2回目なんですよ・・・
友達のボートのオールも折ったんです・・・
仕方ないのでオトーサンに発電所に持って行ってもらって溶接したんですけど。
ぺテル製のボートなので、10月にペテルブルグに行ったとき直営店に行って
オールを買おうとしたんですけど在庫がなくて買えませんでした。
(浦で買うと高いのです)
お店の人にも「どうして折れたんですか?」ときかれて「高波に向かって漕いだら折れた」と言ったら
「漕いで折ったんですかァ〜」 とあきれられたそうです。
ま〜あきれんと、オッサンが馬鹿力で漕いでも折れんやつを作ってくださらんか。

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

もう、目が離せなくなったウクライナですね〜
ユーシェンコとかティモシェンコとかウ○コとかシ○コとかチ○コとか。
ややこしい名前もこう何回も聞くと覚えられますね☆

きのうウクライナ国会はこの選挙は無効といいう決議を採択しました。
それで中央選挙委員会の不信任決議も採択。
早期の再選挙にむけて大きく動き出しました。
今日もキエフでは大規模なデモがありましたけどあのテント生活している人達は
仕事に行かなくてお給料、大丈夫なんでしょうか?

食料やあたたかい靴やなんかをバンバン配っている人は誰なんでしょう?
ウクライナのお金持ち?
一方、ヤヌコーヴィチさんの方はどうなっているかというと、支持地盤の東部地域が
自治の是非を問う住民投票を来月にやることを決めました。

ウクライナのことはこの選挙のゴタゴタがあるまであまり知らなかったのですが、
東部(地理的にもロシア側でロシア正教徒が多く経済的にもロシア依存が強い)と
西部(地理的にポーランドと接してカソリック教徒が多く欧州志向)では
すごく違うんですねえ。

オッサンによれば西はソ連の頃からロシア語を話さない人も多く、ドイツとの戦争の
時一部はドイツの味方をしたり反ロシア的な地域で、経済生産力が弱いので
東の収入に頼っている。
一方、東はソ連時代にロシア人がたくさん移住して、ロシア語を話す人も多くて
大きな工業や生産施設があるので収入が多い、今回のことでも西がユーシェンコを
支持するなら東からの税金はやらねーぞ、みたいなことをインタビューで言っていた
東の住人もいた、という事ですがなんせ「良きソビエト人」なので話半分でききましょう。

ウクライナはソ連の頃、ロシア全般にくらべると暖かくて作物も豊富でとても豊かで
暮らしやすい地域だったので
うちの家族もウクライナに移住しようとしてオトーサンが何回か下見に行っていた時期があります。
(チェルノブイリ事故の頃)
オカーサンのオネエサン一家はウクライナに移住していましたし、家族も夏の休暇には
黒海周辺に休暇に行っていて気に入っていました。
それにオトーサンはロシア人で共産党員で大きな施設のエンジニアだったので
向こうに移住してもいい仕事にありつける条件があったのです。
今回のウクライナのゴタゴタでその話を思い出しました。
やはり当時ウクライナでロシア人が優遇されていたんですねえ。
今でも東部の4割くらいはロシア系住民だそうですね。
ウクライナ人はいい迷惑でしょう〜

こんなに東西が違うんだからもう二つの国に分かれたらどうかと思ったりするんですが
これってすごくヤバイ考えですか?
分裂の危機!とか言われていますが、別に敵味方になるわけじゃなくて
友好的に西ウクライナと東ウクライナに分かれたらどうなんですか?
ウクライナ連邦、西ウクライナ共和国、東ウクライナ共和国、です。
そんなことはできないんでしょうか?
国民は望んでないんでしょうか?
そんで東はロシア相手にオタオタしておるうちに、西にはどんどん欧米から資本が入ってきて
新しい工場やなんかがバンバンできてバリバリ儲かって、お金持ちになる。
東の奥さんがトルコ製のワンピースなんか着て一家で一台ラーダの中古かなんか乗ってるのに
西の奥さんはシャネルかなんか着ちゃってジャグヮーなんか乗ったりしちゃって
そんでどっかのイスラム国より先にEUなんかにも加入しちゃったりして、ますます経済発展する、
そんで東が助けてくれ〜って言ってしゃあないなビンボー人を助けてやらんとな、
もとはひとつの国やったんやし、ほな東西統一しよか、そのかわりロシアと縁切れよ、となり
めでたくウクライナは本当の独立国家になるのでした。
(でも実際はどっか大国の植民地国家だったりして)
ちゃん、ちゃん。

えーと、何の話でしたっけ?

ところでウクライナといえば、これはちょっと文句言いたいことがあります。
ウクライナはロシアで破格の扱いなんですよッ!
10月にプーたんがウクライナを訪問した時、ウクライナ国民はロシアで90日間滞在登録なしで
滞在してもいいということにしました。
それにウクライナとロシアの2重国籍も認めたし。
外国人はロシアにきたら72時間以内に滞在登録しないとどんなことになるかご存知でしょう。
ウクライナだけ3ヶ月もいいんですかッ!

ロシアでモスクワは特別なところです。
ロシアの中のモスクワ国です。
モスクワ人でないロシア国民はモスクワに入ったら滞在登録しなければなりません。
青森から東京さきたら滞在登録しなきゃなんべ。
それをしないと罰金100pだったのが今度2500pに一気に値上がりなんですよッ!!
それなのになんでウクライナ人は3ヶ月いいわけですか???
さすがにこれはロシア人も沸きましたので3ヶ月の登録不要期間を設けるという話になったようですが。

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

今日の夕ご飯もサンマを焼いて欲しいというオッサンのリクエストがあったので、
オーブンからなべやらフライパンやらいろいろ出してプリターに立てかけておきました。
オーブンは使わない時は「物入れ」になっているのです。

「わ!!」
「アリャ!!!」
オッサンさっそくフライパンや天板につまづいてオタオタしています。
「こんな罠をいっぱい仕掛けてどうするつもりデスカ!!」

罠? オッサン捕ってもなあ・・・・。 (焼いてもあぶらっこいし)



<本日の買い物>
プチトマト1kg・140円、シャコ1kg・1000円、鶏胸肉1kg+モモ肉1kg・790円、
豆腐1丁・70円、韓国海苔240円、ハムとチーズ・800円、水5ℓ・130円、
牛乳2本+ヨーグルト+生クリーム・408円、麺棒2パック・80円

<本日の夕ご飯>
ブリヌイを焼きながらハムやらチーズやらスメタナ、ジャムとだんだん食べているうちに
腹いっぱいになりあとでサンマ焼いておわり。

2004年11月29日(月) 嘘つきは泥棒の方便



薄曇り。 7:55の外気温−11.5℃、室内22.1℃、湿度32%

ひゃ〜〜今日はさぶさぶです。
寒波がきました。
窓の隙間からひゃひゃ〜と冷たい風が入ってきます。
寒くていいことは・・・うーん、いいこと、いいことないかなあー
そう、寒いとコートのカペション(フード)をかぶるのでちょとブサイクなオネエチャンも
顔がわかりにくい、ってのがいいかな。
それからチチがなくてもわからんのもいいな。
誰の話って??
そんなこと聞かないで下さいッ。

12時のテレビニュースに只今の気温−9℃と出ていたのでうちの温度計をパチッとやって
みたら(室内外の切り替え)−9.5℃でした。
これくらいになると街も僻地も変わらんな。

朝寒かったこともあって、オッサンは仕事行きたくないなあ〜とグズグズで出かけました。
「仕事行きたくナイナー、いーですネエ、また今から寝れますネエ、うらやましーい!」
「アンタ仕事行ったあと私が寝てると思てるん?寝てへんよッ」
「ワタシなら絶対寝マスケド〜12時までは絶対寝マス」
「その気持ちは私もわかるよー。私も勤めてる時はそうやったもん。
そやけど毎日休みになったらそうそう寝とられへんて。」
と、笑顔で送り出してそうそうに寝ました。
すまぬ・・・・。

□  □  □  □  □

銀行で900ドル分が偽札鑑定機にはねられました。
日本でも何回か経験があるんですが、日本では手作業の検査とドルの出所などの聞き取りで
機械にはねられても受け取ってくれたんですけどロシアでは絶対受け取りません(私の経験では)
でもロシアでもはねられることはよくあります。 ←特にピン札
オッサンがどれどれと言ってルーペを出してきて見ていたので
すごい、わかるんかー?と思っていたら、
「どこ見ていいかワカラン。」
・・・逝って良シ。

ではどうするかというと別の銀行にもっていくとなぜかOKだったりするんですね〜。
両替だけの時は道に立っている両替のオジチャンとかオバチャンで替えます。
偽札と知ってて使うと罰せられますので注意しましょう。
じゃ、オジチャンとかオバチャンで両替していいのかって?
そんなこと聞かないで下さいッ。

日本は新札が出たんでしたねえ、
まだ造幣局のHPでしか拝見していません。
5000円札の新渡戸さんは国際結婚の先輩だし、好きだったからちょっと残念ですけど・・・。

□  □  □  □  □

ウクライナは現大統領のクチマさんが選挙をやりなおそうと提案し、ヤヌコーヴィチさんも
選挙で不正があったことが証明されればやりなおし選挙に応じると発表しました。
やりなおし選挙で、もしユーシェンコさんが勝ったら今と逆のことは起こらないんだろうか?
前回と同じくヤヌコーヴィチさんが勝ったとしたらまたユーさん側は抗議するんだろうかとか
余計なことを考えちゃうような毎日です。


<本日の夕ご飯>
キムチスープ、ひりょうず、ビーンズサラダ、中国製ラーメン・今麦郎


2004年11月30日(火) 暮らしやすさ105位でお待ちしてます

晴れ。 7:55の外気温−11.8℃、室内19.8℃、湿度33%

今日もさぶいですよッ!

寒波です、かんぱ=マロース。
マロース、
と言うとウチではロシア民謡のマロースの歌を歌うのがお約束です。
オッサンが天気予報なんか見ながら「寒波が来たヨ〜」と言うと、
ワタシが「オイ、マロース、マロ〜オ〜ス♪」と歌いだし、
オッサンが「ニェマローズィみにゃぁ〜♪」 と加わって素晴らしいハーモニーに、 
なりまっせん。
私はそこまでしか歌詞を知らないし、あとオッサンが一人で歌うと何の歌だかわかりません。
まあロシア国歌を歌ってもわかんないようなオトコなんで・・・
おうたのおけいこはサボってたようです。
声はデカイんですけどね。
肺活量も人並みはずれてあるんですけどね。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今月イギリスのエコノミスト誌が発表した「世界暮らしやすさランキング」をご存知ですか?
日本でも19日に報道されていたんですが、それによるとロシアは104位。
調査対象111国中、104位です。
最初に目にしたのは日本の情報だったので上位国と主要国しか書いてなかったから
うあ〜ロシアひどいもんやなあ、と思ったんですけどまあ気をとりなおし
O-Zoneのモルドヴァとかルーマニアを見たかったので全順位を知りたくてエコノミストのサイトに行ってみました。
結局自分では見つけられず、「不可思議音楽」のサイトオーナー、かぐらさんに教えてもらって
やっと見れたんですが、ロシアが105位になっとる・・・・・
(ちなみに104位はアフリカの「ボツワナ」になってますです)
104位ちゃうかったっけ???
日露友好?

104位も105位もそうかわらん??  ←確かに。
ちゅうか105位の国に住んでる私って・・・・・・ ←おおごと?

ちょっとご紹介しましょうか。
1 アイルランド  
2 スイス
3 ノルウェー
4 ルクセンブルク
5 スウェーデン
6 オーストラリア
7 アイスランド
8 イタリア
9 デンマーク
10 スペイン
11 シンガポール
12 フィンランド
13 アメリカ
14 カナダ
15 ニュージーランド
16 オランダ
17 日本  ←「安全に暮らせる」暮らしやすい国なら1位?
18 香港  ←国?
19 ポルトガル
20 オーストリア
 
25位にフランス、26位にドイツ、29位にイギリス、30位に韓国、58位ルーマニア、60位に中国です。

では旧ソ連の皆様はどうなってるんでしょうね?
63位 リトアニア
66位 ラトビア
68位 エストニア
バルト勢は軒並みロシアより上位ですねえ〜
では「なんとかスタンず」の皆さんなんかはどうでしょう?
85位 アルメニア
86位 アゼルバイジャン
87位 グルジア
93位 パキスタン ←それはちがうスタン
96位 カザフスタン
98位 ウクライナ
99位 モルドヴァ  ←O-Zoneさんも苦労人
100位 ベラルーシ
102位 トルクメニスタン
103位 キルギスタン

うあ!こっちもロシアより上ですねえ〜どうなってんでショ???
そんじゃロシアより下はどこ?

106位 ウズベキスタン
107位 タジキスタン
108位 ナイジェリア
109位 タンザニア
110位 ハイチ
111位 ジンバブエ

はあ・・・そういうことですか。
ちゅうかこんだけですか。
さびしッ。

日本は17位ということですが物価高や住環境、家族関係なんかが評価低いんでしょうね。
「ロシア105位はちょっとひどいやんなあ」 とオッサンに問うたところ、
「統計というモノは2個持っている人と何も持ってない人が一個ずつ持っているというモノなのデス、
モスクワとチェチェンが平均されているようなものデス。」
ほな平均で105位?
余計考えちゃうな〜〜やっぱオオゴトだよ?

日本でいろいろ文句あるワカモノとか、ま、いっぺんココに住んでみてくれんか。


<本日の夕ご飯>
チキンの炊込ピラフ、ベネグレット、サリャンカ


※Ой, мороз, мороз(オイ、マロース、マロース)
http://akkord.li.ru/oi,_moroz,_moroz-8160-novogodnie_pesni/
※「エコノミスト誌」発表の世界暮らしやすさランキング・全リストを見たい方はココ↓
http://www.economist.com/media/pdf/QUALITY_OF_LIFE.pdf
※ロシアも含め世界の不可思議な音楽をご紹介「不可思議音楽」さん↓
http://ww6.tiki.ne.jp/~viper/index.html

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