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ぴえるばやさん記事


※没ネタを再編集している為撮影した写真は2004年9月にモスクワ・トゥシーノにあるルクオイル(フルサービス)のガソリンスタンドです。







 ロシアでもモータリゼーションの発展に伴い、自動車関連産業も西ヨーロッパ・アメリカに近づいた感じになってきました。
 その中でも石油精製〜販売を手がけるロシアのルクオイル等はパッと見、旧新日本石油のSSエネオス???と見間違えてしまうデザインのこんなスタンドを24時間営業でロシアのみならずウクライナ・ベラルーシ他で事業展開していますが、フルサービスの店舗は少なくて、セルフサービスが一般的です。

1. 車を給油機の前に止めて、給油口をあけてレジ(カッサ)に行きます。
2. 車を止めた給油機の番号「私の車は1番です。A-95を60リットル欲しい」と伝えます。
3. カッサで60リットル分のお金を払い車に戻り、給油口を開けてA-95のホースを入れてレバーを握って給油します。
4. 例えば50リットルで満タンになったとします。残金はまたレジにいって返してもらいます。レシートが欲しい場合はレシートをもらいますがレシートをくれないどころか古いスタンドではレシートそのものを発行しないところもあります。

 フルサービスの場合は給油機の前に車を止めて待ちます。夜中は1人しかいないスタンドもありますのでなかなか来ない時は「ホーンを2回鳴らしてください」という案内がかいてある事もあります。

<燃料の種類>
 ガソリンスタンドでは大体ガソリンが2種類〜4種類の間と軽油(ディーゼル)になっています。日本欧米の様にレギュラー(Regular)とハイオク(Premium)という2種ではなくА72 А92 А95 А98 とオクタン価別になっていて、大体A92以上のガソリンかДТ(ディーゼル)を入れます。
 外国車の場合Premium仕様つまりハイオク仕様の車に72を入れると坂道やアクセルを踏み込んで加速した時ノッキング防止のノックセンサーでもカバーしきれない事が多い上、燃費が落ちる等内燃機関の故障原因に繋がるためA92以上をいれるべきです。殆ど無鉛ガソリンになっていますが、ちなみにユコス問題で一時A98で20ルーブル前後まで瞬間的にあがったこともありますが、12ルーブル程度で落ち着いています。

<ドライブインの様なガソリンスタンド>
 ルクオイルの新店舗は、どこも売店がついていて写真の様にスナック菓子や煙草、飲み物から新聞まで色々扱っていますが飲み物は棚に並んでいるだけで冷えていません(笑)。
郊外の幹線道路に面した店舗でしたらカフェのような食堂がついている所もありますがマダマダボロボロのスタンドも沢山あります。

<整備用ピット>
 ロシアはどちらかというと「ガソリンスタンド」はガソリンスタンドであって整備は自分でやるか専門業者、自動車部品販売店のピット・ディーラーでするものというイメージがあります。一応エンジンオイル交換ぐらいはやってくれますがタイヤ組み換えですとかそういうのはあまりやっていません。オイル交換はルクオイルのスタンドでマイカーも職場の車もやってもらっていますが、エンジンオイル交換は5000km〜1万kmぐらいで交換します。国産オイルも米国品質規格に合わせて作られていて、スタンダード(СТАНДАРТ)/部分合成のスーペル(СУПЕР)/100%化学合成のシンセテック(СИНТЕТИК)の他いくつかあり、日本のオイルと変らない品揃えになっています。モスクワなどでは夏場は10w-30など普通の粘度レンジでも持ちますが、冬場は気温が低い-20℃でもオイル粘度がかたまりにくい5w-40や0w-40といったワイドレンジの物を使用します。プライスリストに書かれていたものを書き写してきました。

10w-30 スタンダード4リットル 190ルーブル
15W40 CF-4スタンダード 4リットル 215ルーブル ※ディーゼル車用
10w-30 スーペル  4リットル 215ルーブル
5w-40 シンセテック 4リットル 710ルーブルで、オイル交換代金が含まれています。

☆このごろ想う事・・・・
 ものすごぉーーーく新築で綺麗なガソリンスタンドではありますが直営店の従業員教育があまり良くない所が多くて、フランチャイズでやっている所の方が親切で丁寧(カザフスタン系のスタンド)で「窓を拭きますか?」とか「タパコの灰皿を掃除いますか?」と聞いてくれるところもあります(笑)
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