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Net 20050609G |
大都市もいいけれど、ロシアの伝統的な田舎の雰囲気も体験したい・・・。そんなみなさまへ。今回はフォークロアの魅力いっぱいのロシア村「シュヴァロフカ」を レポートします。 「シュヴァロフカ」はサンクトペテルブルグから車で約1時間ほど行ったところにあります。2003年にオープンして以来、子供から大人まで、誰でも気軽に楽しめるアミューズメント施設として人気です。 広大な敷地内には、手工芸センターや鍛冶陶磁工房、昔ながらの家々、冬にはスケートリンクに早変わりの円形野原、ホテル、レストランなどがあります。どれもロシアの伝統的なスタイルを忠実に再現した建物になっているので、まさにロシアの片田舎にいるようです。 参加してみたくなる体験プログラムもいっぱい! 鍛冶陶磁工房では自ら金槌を持って鍛冶屋さん体験。職人さんが指導してくれるので安心。鉄の釘や蹄鉄だって作ることができます。陶磁に興味がある方はぜひオリジナル陶器作りに挑戦。できあがっている型に絵付けをするプログラムもあるので気軽に参加できます。この日も、ペテルブルグから小学生達が訪れていて、楽しそうに自分ならではの作品づくりに熱中していました。手工芸センターではマトリョーシカの絵付けや民芸品作りを体験できます。 |
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セクシー美女がKGBの活動に巻き込まれ、中南米やヨーロッパを逃避行する・・・。ラブシーンあり政治劇ありのスパイサスペンスドラマ「モーニング姿のKGB」 レーニンに比べ、地味な印象のブレジネフの生涯をドラマ化(写真はドラマの原作本) |
ソ連という国が崩壊して14年。共産主義の時代は過去のものになりましたが、いまロシアでは「ソ連」のイメージが新しくて、ちょっとした盛り上がりを見せています。 といっても、旧体制への復活運動や政治的な動きがあるわけではありません。あくまでシャレっぽく、スタイリッシュに今風に、ソ連が表現イメージとして使われているのです。 テレビでは、ブレジネフ書記長の生涯をユーモアとペーソスをまじえて描いたドラマ「ブレジネフ」や、セクシーロシア美女がKGBのスパイ活動に巻き込まれるサスペンスドラマが放映され人気です。東西冷戦を背景にジェットコースターのように急展開するラブサスペンスは面白くて毎回見逃せません。 ソ連デザインをトータルイメージとして採用している若者向けの人気バラエティ番組もあります。この番組の中では若い女性レポーターたちがソ連労働者のごとく赤いスカーフを頭に被りモスクワの最新トレンドやスポットを紹介しています。 街では赤地に胸のところにCCCP(USSRのロシア語名)と書かれたミニTシャツを着ているティーンの女の子もいます。 ソ連時代の重くて暗いイメージを明るく、コミカルな感覚にしたところが、今のロシアの若者達には逆に新鮮でうけているのです。 |
ソ連のプロパガンダポスター風デザインのモスクワの最新トレンド紹介番組「モスクワ:インストラクション」(TNT)。 お天気お姉さんも赤いシャツに腕章で労働者風? CCCP(USSR)ミニTシャツを着た女の子(若者向け雑誌「マラトーク」より) |
この日、ロシア各地では朝からパレード、夜は花火とイベントが目白押し…。 モスクワにある勝利記念公園にもたくさんの人が押しよせます。ここには赤い星や記念碑、勲章ポスターなど、ソ連ものが一杯。若いカップルたちは赤い星のオブジェの前で写真撮影。ちょっとした遊園地感覚です。 |
いまロシアでヒット中のこの曲。ソ連製ってことですね。 |
ソ連時代のレトロな写真のコラージュでデザインされたポスター。 |
歌の内容は、自然がたくさんあって資源が豊富で、レーニンやプーシキンやドストエフスキー、チャイコフスキーやシャガールを生み、最新科学と軍隊、最高のバレエ、チェス、オリンピックの金メダル、エルミタージュ美術館とロケット、コンバインとイクラとウォッカがあって、世界中で一番いい女がいるのが、オレの祖国。ソ連はみなぎるパワーのすごい国なんだよ! でも崩壊しちまったなぁ。ヨーロッパはどんどん連合になっていくし、国境が縮められてビザがなくちゃどこにもいけないよ〜(涙)といった感じ。 どことなくブルース・スプリーングティーンの「Born in the USA」を思わせますが、祖国「ソ連」に誇りを持とうよ。でもどこか自嘲気味に我が身を笑いつつ、あの時代にノスタルジーを感じているというところでしょうか。歌のサビのところで「俺はソ連で生まれたんだ!ソビエトメイド!」と歌手が叫ぶと、若者達が呼応して合唱し始め、大コンサート会場の聴衆が一体となりました。 |
オレグ・ガズマノフの「Made in USSR」のステージより。バックダンサーたちが赤い星型クッションバック(かわいい!)を背負って踊っています。(MUS-TV-2005アワード授賞式より) |
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