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〜ロシア生活を体感する写真レポート〜
今日のモスクワ

2001年7,8月号

今は昔、言論統制がされていた時代、「今日のソ連邦」というロシア大使館発行の雑誌があり、ロシアを知るための貴重な情報源となっていました(すいません。実はバックナンバーを読んだだけで当時のことはよく知りません)。
「今日のモスクワ」では、今のモスクワで暮らす私たちの日常をビジュアルにお伝えします。


ロシアでの電話のかけ方 (8/31 カメ)
モスクワのニュースではないのですが今回はモスクワでの電話のかけ方を紹介いたします。
モスクワで”電話をかけたい!!”というときに重宝するのがこの電話局。モスクワ内のほかにも国外にもかけることが可能です。”Международный телефон”と上に書いてあるところでしたらどこでも国際電話がかけられます。
国際電話のほかにも電話局によってはインターネットができるようにパソコンを設置してるところもありますので旅行者には大変便利です。ただ、インターネットは英語表記かロシア語表記の場合もありますが(^^;

まず右写真にもありますがカウンターのところに行きまして、最初にお金を払います。というのも電話のかけ逃げを防止するために最初に保険料みたいな感じでお金をもらいます。だた、もちろん通話時間もその払ったお金に影響しますので最初に多く払っておいてもいいかと思います。(残金は戻ってきます。)
とりあえずお金を渡すとカウンターの人がビリっと紙をくれて”〜番”と言いますので言われた番号の電話ボックスに入りましょう。
電話ボックスに入ると中に電話のかけ方が表示されておりますが、英語とロシア語の表記なので簡単にここで説明させてもらいますと・・・
・まず、8をまわして”プー”という音を待ちます。
・音が聞こえたら10をまわしそのあと国番号(日本ですと81)をまわします。
・そして後は日本と同じように市外局番(0を抜かした番号をまわします。)とその電話番号をかけます。
するとしばらくすると電話がかかると思います。
電話がつながると場所にもよりますが”3”か”♯”を押すと話せるようになります。
しばらく日本との会話を楽しんだあと、再びカウンターへ。
すると最初に払った保険料から通話料を差し引かれ、残金が手元に戻ってきます。もし、足りない場合は請求されますので覚悟ください。ちなみに電話局からの日本への通話料金は1分38ルーブル(約150円)となっております。
日本への電話のかけ方はこのほかにも何通りかあるのですが旅行者の方はこの方法が一番早くて安全ですのでお勧めいたします。留学生の方は恐らく独自の電話のかけ方を知っているとは思いますがおいおい、紹介させていただきます。もし、面白い情報をお持ちの方はご連絡いただけるとありがたいです。

ロシアの夏の風物詩(8/23 カメ)
日本の夏と言えばかき氷、花火、祭りetc.ですがロシアでは夏になると市場にスイカが山のように並んでおります。旧ソ連圏ではこの風景ある意味夏の風物詩で、どこへ行ってもこの光景が目に入ります。モスクワではこのような露天が多数存在しておりまして、値段もかなり安い!!ここではほとんどの野菜の値段がキロ単位で表示されていて、今の時期スイカ1キロ7ルーブル(大体28円)という驚きの安さ!!1個丸ごとは200円ほどで買えてしまいます。夏を過ぎるともっともっと安くなっていくので時期を見計らって買うのもいいでしょう。
このスイカのほかにもメロンが店頭に並んでおります。さすがにメロンはメロンだけに数もそれほど多くはなく、値段も高めです。
おいしいスイカの選び方は・・・売ってるおじさんに聞いてみるのもいいかもしれません。

プーチン大統領 vs 500人記者団 (7/21 ひよこ)
  いつもクールなプーチンさん vs ロシア国内外500人の記者団 

 皆さん、もうご存知だと思いますが、7/18にプーチン大統領はクレムリンに500人以上の報道関係者を招いて、大々的な記者会見を開催しました。

なかなかすごい会見でしたね。プーチン大統領 vs 記者団500人。
しかし。よっ!大統領!!500人の記者団を前に堂々たる態度。
さすが荒波を乗り越えていくロシアを引っ張っていく大統領です。全然負けてません。


記者団からの質問は多種多様で、今話題になっている「昨夏ノルウェー沖に沈んだ潜水艦クルスクの引き上げについて」から、プーチン大統領が就任直後にいろいろなところで聞かれた「プーチン氏とは誰か?」、はたまた「レーニンの遺体埋葬について(プーチン大統領は埋葬に反対だそうです)」などなど、興味深い質疑応答が繰り広げられました。詳しいことは、もう既に報道されてますね。この記者会見の生中継を放映したのは、なぜかロシアRTRとCNNの2局だけだったとか。

この記者会見の中でNHKモスクワの記者の方(だったと思います。間違っていたら、すいません。)が、「最近ロシアと中国は友好条約を結ぶなど進歩的な交流が続いているのに対して、ロシアと日本の関係は進んでいないように思う。日本の小泉首相との会談はいつ実現するのか?」というような、とっても気になる質問をしてくれました。これに対してプーチン大統領は、クールに微笑し「ロシアと中国(の関係)に嫉妬しているのですか。」などと味な返事をしました。ロシア大統領ですね!
もちろん、その後「日本人が領土に自由に行くことができるようになったことは評価できる」という事をきちんと答えてくれました。


最後に、大統領は、「このような記者会見は頻繁に行われることはないが、定期的に開催したい。これが最後ではない。」ということを約束したそうです。

異例とも言える(?)500人の記者会見は、開かれたクレムリン(大統領)をアピールする目的があったのでしょう。やはり、数ヶ月前にはロシアの代表的な新聞の編集長4人との対談風のインタビューが各局で放送されましたし、プーチン大統領は、今までとは違う開かれたクリーンなクレムリンを目指しているのでしょうか?

モスクワは閑散としてる?!それとも・・・ (7/14 ひよこ)
すっかり、夏になったモスクワ!
日差しは眩しく、強くじりじりと肌を焦がすようなモスクワの夏がやってきました!!
夏至が過ぎたとはいえ、まだまだ日は長く、10時頃まで明るい感じです。もちろん朝も早く、3時半頃には薄明るくなってきます。

こうなると、街でうずうずできないのがモスクワ人?
週末は、モスクワから遠〜く離れたダーチャ(別荘・・・というか家庭菜園ができる田舎の家)に行き、新鮮な空気の中、散歩したり、お花を育てたり、読書をしたり、川で泳いだり、野良仕事をしたり・・・とダーチャに行かなくちゃ、モスクワ人の夏は始まりません。
モスクワ人にとって、ダーチャは、なくてはならない重要なお家であり、イベントなのです。

となったら!!モスクワに人は少ないでしょう!
いつも人がごちゃごちゃ居るモスクワではなくて、閑散とした街を撮っておくのも面白いだろうと、都心に出たひよこでした。


や〜っぱり。土曜日の昼1時過ぎだというのに、
都心の地下鉄は人が少ない。

ボリショイ劇場の前の劇場通り。走っている車も少ない。

マールィ劇場の噴水の前で、女の子がポーズ!

モスクワの中心、赤の広場・クレムリンの近くのマネージ広場も、ちょっと寂しい。

やっぱり、皆ダーチャ行っちゃったのね。人少ないわ〜〜。
なんて思っていると・・・


発見!!マネージ広場恒例の結婚式!

すごい!すごい!!いるわ、いるわ。花嫁花婿さんたちの団体さまがた〜くさん。
    

    
続々と現れる花嫁さんに、ひよこ圧倒されまくり(^^;
上の写真は、もちろん、皆違う花婿花嫁さんたちですよ!
でも、これでも、マネージ広場にいた新婚カップルさんたち全員を撮れた訳ではないので、今日一日だけで、どれだけのカップルがマネージ広場にいらっしゃったことか。
まさに「新婚さん、いらっしゃ〜い!」の世界。
あちこちから、「ゴーリカ!ゴーリカ!!」(にがい、にがい)の掛け声が・・・。結婚式に、なぜ「にがい」?
周りの人たちは「にがいから甘くして!」という意味(?)で「ゴーリカ(にがい)」の掛け声をかけると、新婚さんはみんなを甘くするために熱〜いキスをするのです。
なぜ、マネージ広場に、これほどの結婚式団体がやってくるのかというと・・・。
「戦没者記念の火」にお花を捧げるのが慣わしになっているからですね。
どこから、この習慣が生まれたのかは謎ですが、結婚するとここにやって来て、お花を置いていくそうです。
(そういえば、映画「モスクワ」でも、結婚式の後、「戦没者記念の火」にお花を捧げに来てましたね。)

   

人が少なくなって、閑散としたモスクワを撮るはずだったひよこは、思いがけず新婚カップルさんの姿を追いかけ回すことになってしまったのでした。
新婚カップルさんたち、無断で写真撮って、ごめんなさい。末永く、お幸せに!

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