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〜ロシア生活を体感する写真レポート〜 今日のモスクワ |
2005年4月号
今は昔、言論統制がされていた時代、「今日のソ連邦」というロシア大使館発行の雑誌があり、ロシアを知るための貴重な情報源となっていました(すいません。実はバックナンバーを読んだだけで当時のことはよく知りません)。
「今日のモスクワ」では、今のモスクワで暮らす私たちの日常をビジュアルにお伝えします。
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ロシぴろは、たくさんの方から日本の春便りのメールを頂いています。皆さんからの春便り、本当にありがとうございます!
白梅、紅梅、桜の写真を送ってきてくださった方、本当にありがとうございました!
「日本の春」、他の国では味わうことのできない美しさです。送っていただいた写真を見ながら、心和んでおります。
モスクワは日本より数十歩、いえいえ数百歩遅れて(?)春がやってきます。
そんなモスクワでも、ようやく雪が溶け、春らしい日射しが差し込むようになりました。
暖かくなって、木の芽も膨らみだしこれからが春本番という感じです。
そんな暖かな日が続いていた中、昨日はなんとモスクワに雪が降ってしまいました!
朝から寒いなぁと思っていたら、空から雪がちらつくどころじゃなく、シンシンと降ってきます。
私には、こんな風に4月の中旬に大雪が降った記憶があります。確か1998年の春でした。
その時の雪は、下の写真の雪どころではなく、モスクワには大雪(数十センチの積雪があったと思います)が降り、一夜にして冬に逆戻りしてしまいました。
ふぅ〜。こういう日は心もさむざむ寒々〜。空も、もちろん曇り空。
なんか、ものすごく凍てついている感じ・・・。空気もひんやりしてます。 |
でも、日本にいたら気がつかないような、ちょっと驚くこともあるんですよ。
寒さを感じる上の写真ですが、何時頃だと思いますか???
?????
なんと!8時頃なんです。朝の?いえいえ、夜の8時頃です。
曇り空なので、いつもより少し薄暗いのですが、この季節、モスクワの夜の8時(夜じゃないですね^^)は明るい!これからどんどん日が延びていき、6月頃は22:00頃まで明るいのです。電灯は必要ありません。
雪が降っても日が長くなる、これぞ「モスクワの春」なのです!
明くる朝(つまり今朝)は、うって変わって青空の広がる良いお天気。
朝日に雪が輝いて美しかったです。昼までに木にうっすら積もった雪はすっかり溶けてしまいました。
↑今度は朝8時頃の写真です。雪が朝日に輝いて美しかったです。 |
寒くなって雪は降っても、だんだんと日は長くなり、確実に春の足音が聞こえてきています。
↓こんな風に春を感じる日もあるんですよ。
春を感じる・・・そんなステキな日です。 | まだ枯れた芝の中にひっそりと咲いていました。 |
木の芽が膨らんで空に向かっています。モスクワの春を感じます。 |
モスクワは、これからもっともっと春らしくなっていきます。
5月に入ると木の芽がいっせいに青々とし、たった1日でみるみると芽を吹き成長していく様子は、モスクワの春ならでは・・・かもしれません。
日本の桜・・・は、ありませんが、こんな「モスクワの春」も長い冬の後のうれしい出来事のひとつです。