2004/09/01

日本からパソコンを持参する場合の注意点

★モデムがない・・・

 日本で販売されているPCの多くは最近ADSLかそれ以上の接続を前提にしているがゆえに、アナログモデムポートやボードが最初から装備されていない機種があります。特にノートPCにはその傾向が強く、PCカード型のアナログ回線用グローバルモデムを別途買い足す必要があるかどうかを検討しなくてはなりません。

 次にロシアでのインターネット回線ですが、まだ主流になっているのはアナログダイヤルアップ方式で、キヨスク等でインターネットカードを購入して指定されたアクセスポイントにダイヤルアップで接続し必要事項を専用サイトで登録・認証し使う方法がありますが、xDSL回線や一部では途中まで光ファイバーでティストリビュートセンターからメタル回線を使うVDSL方式やISDN方式もあります。これらも一概に定額制もあればパケット量(通信料)や時間制にしている場合もありますが、定額制のxDSLにせよ一般個人向けのMaxは上下1Mbps程度が限界でしょうか。モスクワ市内にある我が家は1.5Mbps定額契約ですが実測では600kbs〜800kbs程度です。

 

★一般家庭用でグローバルIPではない回線

日本ですと電話線ベースになっているインターネット回線などは、グローバルIPになっていますが、ロシアではCATV業者ではないのにもかかわらず、アメリカのCATVのネット回線方式を採用しているケースが多く、パソコン1台単位の接続契約になっているxDSL回線業者がいます。xDSL(ADSL/VDSL/DSL)この場合、やっかいなのは複数台のPCを使うたびに一種の固定IPとなる為増設するとさらに料金がかかるのですがヘビーユーザーにはカナリ不評で我が家もイジル理由からグローバルIPでルーターが使える業者に乗換えました。ちなみに、業者などのタイプにもよりますが、我が家の場合DSL回線を引く費用、専用DSLモデム購入として約180ユーロ程度の出費が出ました。ルーターは日本から持ってきたルーターを使っています。

 

★プリンターの話

 短期滞在でしたら日本からプリンターを持参して変圧器につないで・・・でも良いのですが、長期滞在・居住というのであればモスクワで購入しても日本と然程変らない価格で購入できます。(但し為替レートにもよりますが)但し、日本から持参した場合モスクワで同じ型式のインクカートリッジが購入できるとは限らず、海外販売仕様と日本国内仕様で似た形をしていても使えない場合がありますので注意が必要です。

 

★テレビチューナーボード

 ノートパソコンでもテレビ・ビデオ録画が出来るタイプが日本で出回っていますが、大半は日本国内仕様になっていますのでテレビチューナーがついていてもロシアと日本の規格が異なる為受信できません。

 DVDですがリージョンの問題もありますが大半はPCで見る上ではリージョンコードの設定をソフトウェアで行える為ロシアで買ったDVDをPC上で見る事が可能です。

但し、ソフトウェアによっては設定しても映画コピー防止の観点からアクティベーション機能(認証)によって受け付けない場合もあったりしますし、リージョンコードの違いから受け付けないものもあります。

 

★変圧器

 ノートPCの場合は、標準又はオプションで100v〜220vまで対応した電源が出ていますが、デスクトップタイプの場合はメーカー品を見ると100vか220vかのどちらかになると思います、中には100v〜120vと220v〜240vと切り替えて使える電源が装備されている場合もありますが、タワー型やマイクロタワー型(マザーボードの規格でいうとATXかMicroATX)の場合電源をパソコンショップで買ってきて載せ変えてしまう方法があります。日本から何度かに分けて数台のPCを持ってきた際に富士通製のPCでしたが日本のPCショップで同じサイズの電源を購入し100v〜120vと220v〜240vと切り替えて使えるタイプにしました。

 

ぴえるばや

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