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ロシア新発見マガジン | 美しい黄葉の余韻をたっぷり楽しめた今年の秋ですが、おだやかな気候は初冬の今でも続いています。 例年だと、12月は一面の雪景色、スノータイヤに履き替えた車が、注意深く走り始める季節のはずですが、今年は街中の教会の丸屋根も、まだうっすらと雪化粧をしはじめたばかり。 これからは「もみの木」を売る市場があちこちにあらわれて、新年やクリスマスの準備に道行く人の顔も華やぎ、心躍る季節です。期待で心が「ぽかぽか」になる、ロシアの冬は意外に暖かです! Privet !ロシアはロシア新発見マガジン。現地から、日本では知られない楽しいトピックをお伝えします | 2005年 12月 号 (第6号) |
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プリヴェット!ロシア | *「プリヴェット」とはロシア語で「やぁ!」「こんにちは!」のこと。Privet!ロシアは、ロシアとの新しい出会いを伝えます。 |
1.手つかずの自然を求めて 〜コーカサスの旅〜 |
2.コーカサスの旅・アルメニア編 |
3.コーカサスの旅・グルジア編 |
4.ロシアの大晦日 |
日本でもお相撲さん黒海とか、カスピ海ヨーグルトなど、ちょっとだけ名前が知られてきたかもしれないコーカサス地方。 でも、どこにあってどんな見所があるのかなど、まだまだ知られていない部分も多いですね。 今回は、アルメニアとグルジアに弊社スタッフが行ってきました。グルジアは2005年6月より短期観光にはビザが必要なくなりました。アルメニアはビザが必要ですが、空港で簡単に取得できます。ちょっとエキゾチックな国々が、身近に思えてきませんか? |
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日本からは、モスクワ、ウィーン、ミュンヘン、パリ、フランクフルト、イスタンブール、ドバイなどを経由して行けます。 特に両都市ともにモスクワ間は毎日フライトがあり、片道3時間程度。 トルコや、アルメニア、グルジア、アゼルバイジャンなどを陸路で見てまわるツアーを作ることも可能でしょう。 1年を通して温暖な気候ではありますが、山がちなため朝夕の寒暖の差があります。 冬はちょっと暖かめの格好もあるといいでしょう。夏は日本と同様暑くなりますが、乾燥していますので、日陰に入れば それほど暑く感じないかも。 |
世界で初めてキリスト教を国教として受け入れた国として、アルメニアでは本来の宗教文化が大切に保存されてきました。
アルメニアの象徴アララト山(現在トルコ領)は「ノアの方舟」がたどり着いたところとされ、その断片はアルメニア正教の
総本山、エチミアジンに保存されています。 第1次世界大戦時のジェノサイド(1915年から1923年にかけてオスマントルコ帝国によるアルメニア人の大量虐殺)により多くのアルメニア人が祖国を後にし
ました。悲劇 により祖国を離れざるえなかったという事情からアルメニア人の祖国に対する
愛情、団結度は強いものがあります。 |
エレヴァン市内のみどころ
世界最古の都市の一つ、アルメニアの首都・エレヴァン。共和国広場を中心に、ヨーロッパとアジアが混在したエキゾチックな街並が展開します。 土、日曜には“ベルニサージュ”とよばれる蚤の市が開かれ、アルメニアならではの洗練された銀製品や素朴さが魅力の陶器類、ユニークなリネン類など、多くの露店が軒を連ねます。 マテナダラン(右) : 約14,000点にものぼる膨大な古文書の山!美しいアルメニア文字のポストカードなどが揃うミュージアムショップも見逃せません。 エレヴァンから行けるお勧め日帰りスポット
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セヴァン湖:湖畔の高台をちょっとのぼると小さな教会が。ここから見下ろす大小2つの湖は絶景です。
エレヴァンより約70キロ、標高1916メートルの高地にある湖。
ニジマスがおいしいことでも有名です。身が締まっていて、さっぱりとした白身は、いくらでも食べられそう。湖畔の高台にはセヴァン修道院があり、青く澄んだ湖を眺めながらちょっとしたハイキング気分で散策できます。
香草をたっぷり利用した健康的な料理が多いのが特徴。ラバシュとよばれるクレープのような薄いパンに、香草やチーズを巻いて食べます。ホルヴァツと呼ばれるアルメニア風ベーべキューも豪快な味わいです。セヴァン湖で採れるお魚もおすすめ。 香ばしく焼いたお魚は格別です。木の実を使った料理が多いのもアルメニア料理の特徴です。スープやデザートにもたっぷり使われています。
そして、お食事に欠かせないのは、なんといってもアルメニアン・コニャック! 市内のコニャック工場では、 テイスティングのプログラムも。3年ものから10年、20年ものそれぞれの味わいをぜひお試しあれ。 露天で買ったドーナッツは75ドラム(約15円)。素朴で暖かく懐かしい味がしました! |
10月末、エレヴァンに行ってきました。やっぱりアルメニアに行くなら秋!澄んだ空気にアララト山はとても映えます。 秋といっても、まだまだアルメニアでは太陽の印象は強く、その太陽の美しさやアルメニアの教会や街なかでみかける独特のデザインなどすべてが太陽を想起させる気がし、まさしく「太陽の国」といったイメージでした。また、アクセサリーやスカーフなど、意外に洗練されたかわいいものが多いのにはびっくりしました! |
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5000年のワイン文化を誇る国、グルジア。温暖な気候、そして豊富な果物や野菜など、長寿の人が多いのもうなずけます。
グルジア正教を敬虔に信仰し、数多い教会はどこもいつも人がいっぱい。ローマ帝国よりも早くにキリスト教を取り入れた国としての伝統が今でも息づいているのでしょう。 |
トビリシ市内のみどころ
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メテヒ教会:街の創立者ワフタング・ゴルサガリ像が目印。宗教が禁止されていたソ連時代はコンサート会場として使われていたとか。小高い丘の端に建つ教会は、川向こうから見ても美しい。
シオニ教会:現グルジア教会総本山がおかれている教会。教会前には、宗教大学が建ち、いつも信者や学生で賑わいます。
シナゴーグ:トビリシはどの民族・宗教にも寛容で、いろいろな教会が建っています。
国立美術館:画家、ピロスマニの作品が展示されています。日本でも知られている歌「百万本のバラ」は、ピロスマニについて歌われたものです。
温泉:丸い屋根の建物に近づいていくと、硫黄のにおいがしてきます。丸屋根の中は、日本の銭湯を狭くした感じの個室に分かれています。希望によって、マッサージもお願いできるとか。
ナリカラ要塞:旧市街から、坂道を登ること約5分。メテヒ教会をはじめ、トビリシの街を見下ろせます。この要塞跡からトビリシが攻撃の難しい都市であったことが、想像できます。
グルジアの国民的画家、ピロスマニの銅像。 | ユニークな温泉の屋根。 |
ジュヴァリ教会:かつての首都、ユネスコ世界遺産に登録されたムツヘタにある教会。アラグヴィ川とムトクヴァリ川の合流点、そしてムツヘタの街並みがきれいに見渡せます。多神教時代の面影がちょっと残るユニークな教会です。
スヴェティ・ツホヴェリ教会:グルジア最古の教会。
グルジア軍用道路:名前の由来は、エカテリーナ2世時代に軍事用に切り開いたとことに由来します。北にロシアへと向っていくときの、景観が魅力的。時間と体力があれば、カズベク山麓
のカズベギに泊まり、2170mの小高い山の上に建つゲルゲチ教会までの1時間半のハイキングコースを楽しんではいかがでしょうか。
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トビリシでお世話になった日本語ガイドさん
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マカさん |
大学を卒業し、今年からトビリシの旅行会社でガイドとして働き始めたマカさん。
山登りが趣味だという元気で、とても親切なガイドさんです。
「グルジアの人々はお客様を迎えるのがとても好きです。いつでも気軽にグルジアにお出かけください。
素晴らしい自然やおいしいお料理とともにお待ちしています!」
グルジアの行事予定2006年3月29日(水) 7:10グルジア西部で皆既日食が観察可能 アフリカ、中央アジアで見られる3月29日の皆既日食。グルジアでもクタイシなど西部の街で観察できる予定です。 2006年4月23日(日) グルジア正教復活祭 来年、2006年の正教の復活祭は、4/23(日)。ロシアでも、アルメニアでも、そしてグルジアでも、復活祭を迎える週は、もっとも大事な宗教行事が詰まっています。ローマ帝国よりも古い伝統を誇るグルジア正教の、復活祭の様子を現地グルジアでご覧になられるのはいかがでしょうか。 |
今年の御用収めは12月30日。
仕事は午前中で終わり、職場で簡単にお祝いをして、家路へと急ぎます。 |
ツムラーレコーポレーション モスクワのスタッフ、ジェーニャ・ボンダレンコに2005年の年末の予定を聞いてみました。 |
(注1)・・・「サラダ・オリビエ」 ゆでたジャガイモ、にんじん、えんどう豆と鶏肉、ゆでたまごなどをサイコロ型に切ってマヨネーズであえたサラダ。 (注2)・・・「外套を着たニシン」 塩漬けのニシンのうえに、外套を着せるように、きざんだたまねぎとりんご、ゆでたじゃがいも、にんじん、ビーツなどを重ねたサラダ。 |
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外套を着たニシン | サラダ・オリビエ |
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