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身近な不思議を伝えるフォトレポート
見てわかるロシア

地下鉄でPC
モスクワの地下鉄はハード

今のモスクワを象徴する写真。モスクワの地下鉄車内でおもむろにノートPCを開いて作業(仕事?)するおにいさんと彼に寄り添って力なく(?)画面を見つめる彼女。悲しいかな地下鉄の雰囲気にあってない・・・。はっきりいって思いっきり浮いてました(^_^;。
一方、向かって右から遠く物思いにしずむおじさんと、読書おばさん、左のクロスワードに熱中する女の子は正しく伝統的な地下鉄車内での時間の過ごし方をしております。(ロシア人は「読む国民」と呼ばれるほど読書好き、クロスワード好き、そして物思い好き?)。

しかしモスクワの地下鉄車内のゴーというすさまじい騒音と激しいゆれのなかで、これらの作業に集中できるようになるには強い集中力と長期の鍛錬が必要です。

モスクワの地下鉄車内別アングル。無骨でハードな(鉄のかたまりの)イメージ。イスもハードでおしり痛い。上部通風口(暖房?)の汚れ↓に年季の入りようを感じる。扉は容赦なく勢いつけて閉まり、またゴムパッキングが固いので、身体が挟まると痛い。また、いったん挟まるとちょっとやそっとの力では抜けない。


黄昏のモスクワ

散歩とロシア人
もう夕方9時頃です。まだ明るい? でも8月になり日が暮れるのが早くなってきました。6月には11時ぐらいでもまだまだ明るかったのですよ。
ここはモスクワ南西部にあるツァーリツノ自然公園。新しく整備された遊歩道です。
まるで陸上競技のトラックのようにくねくねと曲がりくねった散歩道と、散在するベンチ、お花畑、子供用の遊具以外にはとくに目立ったものはなにもありません。しかしロシアの人々はとにかく散歩好き。そしてここはまさに散歩にうってつけの場所なのです。みんな夜遅くまであてどなくブラブラ、ブラブラ歩いています。


花壇もきれいに整備されています。でもどこかソ連的(星形)なデザイン。
ロシアの好景気を背景にか、ここに限らずの公園の整備・改修工事があちこちで行われ、どんどんきれいになっています。
かわいい遊具。ロシアの公園の遊具は木でできた素朴なものが多いです。

夏の間は、いや真冬であっても、都会にいても、郊外のダーチャ(別荘)にいても、ロシア人にとってこの「ブラブラ歩き」は正しく健康的な余暇の過ごし方なのです。仕事や学業の合間に近所を散歩する人も多いです。

ちなみにロシアにはモスクワのような大都会であっても喫茶店というものがまだまだ少なく、またあっても高い(コーヒー一杯400円以上!)。したがって重要な話や商談であってもどこかにゆっくり腰を落ち着けてではなく、「散歩しながら話そう」となることが多いです。しかし、その散歩の場所が公園とか林ではなく、車がガンガン走る大きな道路のわきや橋の上になることもあり、日本人にはなにか落ち着かなく感じられます。

今日も一日が終わる・・・。夕焼けにかすむモスクワの街なみ。


深く、濃く、もの悲しく。これぞモスクワの夕暮れという感じ


街頭が灯る

どこまでも続く灯火。ロシアの公園は広いです。

ついに日が暮れた。

地下鉄のプラットホーム。シンプルなインテリアですが、レトロでシックで、いい雰囲気出してると思いませんか?


撮影:2006.8 / Sony・DSC-T30

gonza
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