めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

ウラジオストック風景

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2005年1月1日(土) 「明けましておめでとう、乞食ちゃん」

晴れ。 23:06の外気温−9.9℃、室内21.5℃、湿度29%

明けましておめでとうございます。
よく晴れたウラジオの朝です。
(ほんとは寝坊していて知りません)

このヘボ日記も2年目に突入いたしました。
みなさんの叱咤とか叱咤とか叱咤のおかげです、
もう、ここまできたらやめれと言われてもやりますとも。
わははははははははー(しくしく)

ゆうべは日本人のオジチャンを一名連れて両親のアパートで新年を迎えました。
オカーサンと私の作った料理をてんこ盛りにして宴会です。
ロシアでは大晦日の晩の食卓に載ったものが翌年一年に食べられるものという迷信があり、
とにかく豪華にたくさんてんこ盛りしますよ。

日本のおせちのようにはっきりした正月料理というものはありませんが、
このあたりではアヒルの腹にリンゴをつめてオーブンで焼いたローストダックが定番で
あとはなんでもいろいろあり。
そして0時が近づくとシャンペンを開ける用意をして、クレムリンのスパスカヤ時計塔をバックにプーたんが「新年おめでとう」という挨拶と鐘の音をききながら乾杯!
鐘の音が鳴り終わるまでに願い事を念じながら杯を飲み干すとその願いが叶うといわれています。

同時にあちこちから花火の音が聴こえたのでバルコニへ出てみたら・・・・
すごい・・・・!!!
なんなこれーーー!
街中ありとあらゆるところから花火が上がってる!

両親のアパートは町外れの山のてっぺんの6階で町が一望なのですが、
街全体のあちこちから無数の花火が上がってはじける様子が見えます、
大パノラマ!
日本の花火もすごいけど一箇所か2箇所からしか上がらへんもんねえ、
それが数キロ四方に渡って町全体から上がってはじけるので空全部が花火の海!
日本人のオジチャンは「こんなすごい光景は見たことない!」といって興奮して
窓に張り付いています。

海岸のほうは尺玉がバンバン上がっているので多分州か市かパブリックの何かやろうけど
とにかく街中から光の帯が上がってはじけてすごいことに!
よく見たらアパートの窓から花火の筒を出してやっている人もようさんおりますねー
と思ったらうちのアパートの空き地にもニイチャン達が出てきました、
あ、火つけてます、
ひゅるるるるるるーーーーー
おおーーーーっ、目の前ではじけるッ!
と思ったら上から火の粉が落ちてきました、なんな、なんな?
窓から下に向けて発射しとるやんか、そ、それはいくらなんでもあかんやろ。

一般の人は中国製の小さい打ち上げ花火をたくさん買ってやってるみたいやけど
空にはなんか照明弾まで上がってるし。
最近は誕生日やイベントに花火打ち上げをやってくれるサービスもある浦なのであちこちから尺玉も上がってます〜
壮観ですね。
浦の新名物になりそう?
ちゅうかアパートの窓から打ち上げ花火はやめましょう。

花火がひと段落したので街の中心に繰り出す事にしました。
中央広場ではバンドのニイチャンが寒い中歌ったり酔ッパの連中が歌ったり大騒ぎでした。
その広場でろくでもない知り合い達と合流してメンバーのひとりのアパートへなだれ込み、
次のメンバーのアパートへ移動する途中で私はうちに送ってもらいました。
(ホンマは飲み潰れたのでウチにほかされた)

その後の記憶はありません。

朝方帰ってきたオッサンに鍵を開けてやったらしいけどそんなんもおぼえとらんし。
ま、去年はヴァレリんちのチャウチャウの上で寝てたから今年はベッドなだけまだいっか。

「明けましておめでとう、乞食ちゃん」
とオッサンに言われてオノレをみればたしかに反論できない拵え。

1年の始まりがコレか。
微妙に反省。


<元旦のひとりゴハン>
五目御飯、赤だし

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