2018年極東大学オリジナルカレンダー 4月は??
<4月>血の上の救世主教会(エカテリンブルク)
昨夏エカテリンブルクでの国際青年キャンプに参加した際に皆で訪れた場所です。血の上の教会という名前はかつてこの地に建っていたイパチェフの館において1918年7月、ロシア最後の皇帝ニコライ二世とその家族ら(皇后、4人の皇女と皇太子、医師や使用人ら4人)が処刑された事に由来しています。
ニコライ二世は大津事件や日露戦争などで日本とも縁の深い皇帝でした。1917年に発生した2月革命により退位させられると、一家は政府により軟禁状態に置かれます。ボリシェビキが政権を握った10月革命の後に同地へと移送され、最終的に館の地下室において銃殺されました。
処刑後の遺体の行方を巡っては長年議論が繰り返され、一時は皇女や皇太子の生存説まで囁かれましたが近年一家全員分の遺骨がエカテリンブルク郊外で発見され処刑が正式に確認されました。 今年は皇帝一家処刑から丁度100年です。これを機に皆さんもロシア革命について理解を深めてみてはいかがでしょうか。
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