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2015年01月30日

2015ロシアまつりのポスターとTシャツができました!

 2月11日(水)に行われる「はこだてロシアまつり」のポスターとTシャツが完成しました!今年のテーマは「春の始まり」です。デザインはどちらも本校の副校長であるデルカーチ・フョードル先生がしました。燃える雪の結晶が印象的なデザインで、Tシャツは白地に赤色のプリントと目を引きます。
 Tシャツモデルはロシア語科1年の長瀬光輝さん、ポスターを持ってくれているのは自治会役員でロシア地域学科1年の髙橋由さんです。
 
IMG_0126_R.JPG

 当日はスタッフ一同、おそろいのTシャツを着て、みなさまをお迎えします。
 数に限りはありますが、キオスクコーナーでも販売しますので、一枚いかがですか?
 
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

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ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2015年01月29日

サンクトペテルブルク

 一般向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」の今年度第7回目の講話内容です。

 テーマ:「サンクトペテルブルク」
 講 師:パドスーシヌィ・ワレリー(本校教授)


 今日はみなさんにサンクトペテルブルクについてお話したいと思います。
私が思うに、第一にこの町はロシアの中でも一番美しく、どの町にも似ていません。ロシアの中では一番ヨーロッパ的な町です。過去150年に渡り、名実ともに歴史の中心でした。ネフスキー大通り、夏の庭園、みなさんは今もプーシキン、ゴーゴリやドストエフスキーが見た景色と同じものを見るでしょう。
 第二に、驚くべきことに、人工的に建てられた都市であるということ。それはロシアの歴史上、とてもユニークな町です。
 第三に私自身がこの町で学んだということ。80年代後半、レニングラード国立大学の大学院で学んだ、私にとっては忘れられない町です。

 サンクトペテルブルクの歴史についてお話しましょう。1700~1721年にロシアとスウェーデンの間に北方戦争が起こり、バルチック海沿岸のイングリア地域で領土が争われました。その防衛のためにネヴァ川河口のザーヤチ島にペトロパヴロフスク要塞が築かれました。

 この町はピョートル1世によって聖ペテロにちなんで名づけられました。初めはオランダに学んだピョートルにより、サンクト・ピーテル・ブルフとオランダ風に呼ばれていました。サンクトは聖という意味です。外国語になじみのない者には発音しにくく、ピーテル・グラード(ピーテルの町)、あるいは単にピーテルと呼ばれていました。のちにドイツ風にサンクト・ペテルブルクと改名されますが、第一次世界大戦が始まり、ドイツと交戦状態になると、ペトログラード(ペトロの町)と変わります。
 また、ロシア革命後、ソ連の時代になると、レーニンにちなんでレニングラード(レーニンの町)と改名します。1985年にはペレストロイカが始まり、1991年にはソ連が崩壊します。それを受けて、町の名前がまた帝政時代のサンクトペテルブルクに戻るのです。

 要塞の建築が終わると、ザーヤチ島から遠くないところに最初の建物を建て始めます。ピョートルは、ペテルブルクをロシアの首都、そして「ヨーロッパへの窓」にしようと考えていたので、西洋にならって建てられました。他のどのロシアの都市でも石を使わない木造建築の町並みが普通であったのに対し、石造のみで建てられることになりました。建設のためにロシア全土から農民たちがペテルブルクに集められました。
 1704年から1717年の間には約30万人の労働者がいました。多くの人々が寒さや病気で亡くなったと一般に考えられ、学校でそのように教えられもしましたが、最近の調査により労働者の中に占める死亡者の割合は実は高くなかった、1%以下であったことがわかっています。 

 1712年にはサンクトペテルブルクがロシアの首都であると宣言され、首都機能がすべてモスクワから移転されました。興味深いのは、北方戦争の終了までこの地域はスウェーデンの領地であり続けたということです。これは、首都がほかの国の領土にあるという、歴史上唯一の例です。サンクトペテルブルクは1918年までロシアの首都であり続けました。今なお、「北の首都」と呼ばれています。

 ペテルブルクにはイサク大聖堂、カザン聖堂、血の上の救世主教会、冬宮など美しい建築物や広場がたくさんあります。
ペテルブルクの面積の約7%は水が占める水の都です。19世紀の終わりには48の川と運河、101の島があり、343の橋があったと言われています。

 ペテルブルクでは1997年から2014年には歴史的な建物の修復が進められ、壮麗な外観が復元されています。私が学生の頃は灰色の町という印象でしたが、その時以来初めて私が訪れた2012年には、見違えるような美しい色を持った町に変貌していました。



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2015年01月21日

FMいるかにアニケーエフ先生が出演します

 函館校でロシア語や文学の授業を担当するアニケーエフ・セルゲイ教授が下記番組に出演します。

 昨年末発行された文芸誌「視線」第5号に特別寄稿した「不思議な盲目作家エロシェンコ」をテーマに、戦前の日本で作品を発表したロシア人作家、ワシリー・エロシェンコについて語ります。

 FMいるかは函館地域のコミュニティー放送ですが、「サイマルラジオ」というシステムでインターネットやスマートフォンがあれば世界中どこからでも聴くことができます。詳しくは、FMいるかのホームページをご覧ください。


FMいるか「暮らしつづれおり」
「人ネットワーク」
平成27年2月5日(木) 11:10~11:30
出 演:ロシア極東連邦総合大学函館校 教授 アニケーエフ・セルゲイ

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2015年01月15日

ミリオン・ズビョースト 第82号

 函館校の学報であり、函館日ロ親善協会の会報であるミリオン・ズビョースト/百万の星 第82号を函館校のページに掲載しました。

 今回の巻頭言は、鳥飼やよい准教授による「八幡坂で20年」です。函館校開校とほぼ同時期に着任し、20年間の学校の移り変わりを見続けてきた鳥飼先生が、自ら率いる合唱サークル「コール八幡坂」を通して、これまでをふり返ります。

 また、昨年9月にウラジオストク留学実習に行った2年生や、ゴシケヴィッチ生誕200年記念事業の一環で来日した、ベラルーシ国立大学の学生の交流団に同行した4年生の感想記もあります。どちらもロシア語を駆使して交流を深める様子がよく書かれています。是非ご一読ください。

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2015年01月09日

開校20周年記念パンフレットを発行しました

 1994年4月11日に開校した函館校は、おかげさまで2014年に20周年を迎えることができました。それにあたり、今までの活動をまとめたパンフレット「20年の歩み」を作成しました。

 函館校はこの20年間、ロシアを取り巻く環境がさまざま変化する中、将来の日ロ交流を担う「ロシアのスペシャリスト」を育成し、両国の相互理解に寄与すること、また、ロシアと歴史的なつながりの深い函館という地域に根差し、貢献することを変わらぬ目標に活動してまいりました。このパンフレットはそれらがわかる内容になっております。

 同窓生や学校関係者にはお送りする予定ですが、その他ご希望の方には事務局にて配布しております。郵送をご希望の方は140円切手を貼付した角3サイズ以上の封筒に返送先住所と宛名を書いたものを同封の上、事務局までお送りください。2部以上ご希望の場合は代金が異なりますので、お電話にてお問合せください。

<お問合せ先>
〒040-0054 函館市元町14-1
ロシア極東連邦総合大学函館校事務局
℡0138-26-6523

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2015年01月07日

小林和男氏講演会NCV放映のご案内

С Новым годом(新年おめでとうございます)!
今年も「極東の窓」をよろしくお願いいたします。

 さて、昨年末に行われた標記講演会の内容が、函館のケーブルテレビNCVのスペシャル番組として放映されます。
当日来場された方も、聞き逃した方も、是非ご覧ください。

NCVスペシャル
「ロシア極東大学函館校開校20周年・函館日ロ親善協会設立25周年記念講演会」

講師:ジャーナリスト 小林和男氏(元NHKモスクワ支局長)

日時:平成27年1月31日(土) 14:00~、21:00~
           2月 8日(日) 14:00~、21:00~
 

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