長くて短かった4年間
大学生活がもう終わり、新生活が始まろうとしています。4年前の私でしたら、きっと今ごろ「ああ~もう学生は終わり、もう遊べない」、「日本で働くなんて絶対嫌!残業あるし~休み少ないし~」などと考えていたことでしょう。しかし今私は、とてもウキウキしています。希望を持って社会人になろうとしています。これは、きっと4年間密接にロシアと関わってきたからだと思います。4年間私の心はロシアのものだったと言っても過言ではありません。朝から夜までロシアづくしでした。
ロシアは私を精神的に成長させてくれました。まず、ロシア人学生から私達日本人がどれだけ恵まれているかを教えてもらいました。ウラジオストク留学中、日本を好きなロシア人とたくさん交流し、そこで聞いた日本の良さが私に母国を愛することを教えてくれました。そして日本から出てロシアで生活したことで、すこし違う視点から日本を見ることができたこの経験は、本当に宝物です。
ロシア人の生活を直に見てわかったこと、それは、人生を楽しんでいるということです。ウォッカとかお酒という意味では無く、ロシア人は、人生を自分達の知恵や工夫で楽しくする天才だと思いました。年齢に関係無く、楽しむ時は楽しむ!足りない物があったらどこかで材料を見つけて手作り!一度、私の友達は落ちていた木で包丁を作りました(切れ味最悪)。天気が良ければ山でバーベキュー!どこにいっても部屋に一台はあるギター。自虐ネタ!ほとんどのロシア人女性は開脚ができる!などなど、本当に楽しい国民!そんな彼らに私は人生をより良くする為の工夫を教わりました。開脚はまだ無理ですが、無いものを絶対無いと考えない。本当に無いなら、近いものを作ったらいい。もちろん時と場合によりますが、この考え方ができるようになって、未来が少し明るくなった気がします。なので今私はこれからの新生活にドキドキワクワクしています。
この4年間を振り返ってみると、すごく恵まれた環境にいたなと思います。知識豊富な先生方、生きたロシア語を毎日聞ける環境、美味しいロシア料理、無駄に卓球のうまい学生達。そしてむちゃくちゃだけど面白いクラスメート。無事みんなで卒業できて本当に良かった!
最後に!先生方のお陰で、今ではもう一人でブリヌイとペリメニが作れるようになりました!優しくて怖かった、けどたくさんのことを教えてくださった先生方、本当にありがとうございました!
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