ルースカヤ・シュコーラ
この学校はロシア極東連邦大学の敷地内にある第一学生寮の隣にあります。簡単に言えば1階からつながっていて、今は寮と学校がひとつの建物であると言ってもいいでしょう。
さて、ルースカヤ・シュコーラはロシア語を外国人が学ぶための学校で、年齢国籍問わず誰でも勉強できる学校のようです。来ている留学生は多い順に中国の北部、韓国、日本で、他にも数人ずつですが北朝鮮、インド、インドネシア、アメリカ、アフリカからの留学生もいます。
彼らのほとんどが母国の大学でロシア語を勉強している学生であるか、メジャーは違えどもロシア語を短期集中型で学びにきている学生か、それとも極東連邦大学の大学院または学部への入学を目指す学生かに分かれます。
その他は社会人で仕事のために学びにこられている方です。特別な例で一人だけ、趣味で学びに来ている60歳くらいの元気なおじいさんもおります。
クラスの数も生徒の数も時期によってバラバラで、今は私が来た9月よりも留学生が多くなった気がします。振り分けはテストによって初日に行われますが、クラス替えは(交渉次第ですが)直ぐに変えることが可能です。
クラスは8時から11時10分の早朝クラス、9時40分から1時までのちょうどいいクラス、そして11時20分から15時までの一番遅いクラスの3種類があります。時間によってクラスのレベルがあるわけではなく、どの時間帯にもレベル分けのクラスが用意されています。そしてそのレベルですが特にこれといった差はなく、中の上と下がある感じなだけで、どちらかというとクラスの質はクラスメイトの勉強意欲と人間性に左右されるところが大きいです。
私の場合、授業は11月に入るまで毎日8時から11時までの一番早い時間割り当てのクラスにいました。レベルで言うと中級クラスだったようです。
それでも授業は簡単で、宿題に10分もかかっていなかった気がします。教科書を見ても知らない単語というのが少なかったので。
もしかしたらレベルが合っていなかったのかもしれません。ついクラスの雰囲気が良かったので留まってしまいました。
個人的には函館校で1年半勉強した学生は中級の上のクラスで勉強するのがちょうど良いのではないかと思います。ただ、難しい文章を読むよりも、日常会話を集中的に勉強したいのであれば中級から入ってもいいと思います。そこは函館校の学生でも弱い部分なので。
8時からの授業は、はじめはつらかったですが、11時に授業が終わるのであとの一日が充実して過ごせていた気がします。今は11時から15時までの一番遅い午後の授業割り当てです。
2ヶ月間8時からだったもので、今、慣れるのに苦労しています。クラスも難しいものに変わり、今ではわからない単語が「知っててあたり前です!」というくらい自然に教科書に出てきます。そしてクラスメイトの単語の知識にはびっくりさせられることも多いです。日常会話で安心しきっていたところですが、やはり語学の奥は深い。
慣れてきたころの3ヶ月目。クラスメイトに刺激されてあせる自分。なかなか良い環境です。
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