2009年の出来事
毎年暮れが近づくに連れ、今年も早かったなあ、という思い、そしてその早さも年々増していく気がします。こうしてまた、1年を振り返る時が来ました。
函館校開校15周年という記念すべき今年。ただ、まだまだこの学校の存在を知らない、或いは取り違えている人が多いのも事実。そういう人々に函館校を知ってほしい、ここに足を運んでもらいたいと、今年は一般市民向けの文化活動をより多く行った年でもありました。
函館ハリストス正教会と協力してのチャイコフスキー・コンサートや函館在住のピアニスト・髙実希子さんのコンサート、そしてつい先日、函館市民会館大ホールで開催した極東大学附属芸術団の函館公演などなど。
「極東の窓」では、今年度から市民向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」の講義録の掲載を始めました。毎回講話の内容が実におもしろく、不可解な国・ロシアについて先生方がわかりやすく語っており、ここだけの話で終わらせるのはもったいないと思ったからです。今後もこうして、少しでも多くの人々の目に耳に、心に触れるよう、日々地道な活動を続けていきたいと思います。
また、今年は「極東の窓」と開校以来の学報「ミリオン・ズビョースト」をまとめた文集を、15周年記念として発行し、関係者に配布できたことがとても嬉しいことでした。例えば、記念の祝賀会を開いてお世話になった方々をお招きするのも一つではありますが、一晩で終わる祝宴ではなく、形に残るものとして、15年の軌跡であるこの文集を、みなさまの手元に贈りたかったのです。
反省すべきは、なかなかこの「極東の窓」を更新できなかったこと。卒業生からも、読んでいるという声を聞くにつけ、来年はもっとまめに母校の様子を知らせるよう心掛けたいと思います。
函館市は今年、開港150年に沸きました。そして迎える2010年、今度はウラジオストクが建都150年を祝う番です。来年もよい年でありますよう。引き続きよろしくお付き合いください。
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