2007年を思う
今年も残りわずかとなりました。こうして1年を振り返ると、実に様々な人の手をお借りして、この「極東の窓」は成り立っていると感じます。書き手はもちろんのこと、こちらからは見えない、どこかで読んでいてくださるみなさんにも。
このブログにとっての今年は、新コーナー「八幡坂ノート」や、通訳・翻訳サークル「訳者小屋」の活動紹介など、函館校をもっと身近に感じていただこうという思いとともに、外へも広げるべく、ロシアという国を様々な角度から紹介しようと試みてきました。そんな中、「ウラジオストクのうまいものめぐり」を書いてくださった山崎淳司さんや、いつも楽しい話題を提供してくれる卒業生のみなさんには大変感謝しております。
一番嬉しかった出来事は、「元気娘のウラジオ便り」を連載してくれていた寺越弓恵さんが、外国人として初めて極東大学本学の修士号を取り、卒業されたということでしょう。函館校の卒業生が世界のどこかでがんばっている、彼女はその好例だと思います。ウラジオ便りとしての連載は終了しましたが、また新たな形で参加してくれることを望んでいます。
そのほか、今まで函館校および領事館関係者だけだった函館市在住のロシア人に遠峯エレーナさんが加わり、ラジオ出演という形でこのブログにも参加してくださったことも喜びです。こうして函館校に関わる人が増え、ロシアの輪が広がっていくことが私たちの願いです。
来る2008年は、北海道洞爺湖サミットが開催されます。ロシア関係のイベントも増え、私たちがお手伝いできることも出てくるでしょう。サミット関連の行事として開催されるG8大学サミットにはロシアを代表して極東大学本学が招待される予定です。世界各国から錚々たる大学が集まる中に名を連ねることは、函館校にとっても誇りです。
まだまだ寒い日が続きますが、学校の裏にある猫柳はもう赤い芽をつけ始めました。この芽がふくらみ、3月頃、銀色の花穂に変わるのをいつも楽しみに眺めています。みなさまにもよい春が訪れますように。
函館校の前「八幡坂のイルミネーション」
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