月別過去の記事

2007年07月31日

留学説明会って何をするの?

 函館校のカリキュラムにはウラジオストク本学への留学実習が組み込まれています。

 4年制のロシア地域学科では3年次の秋に3ヵ月、2年生のロシア語科では2年次の春に1ヵ月の留学することが卒業要件となっており、学生たちは寮で生活しながら本学付属ロシア語学校で勉強します。ここは外国人のためのロシア語学校ですから学生は韓国や中国を初め世界各国からやってきます。共通言語はロシア語、授業もすべてロシア語で行われます。

 もちろん語学の習得ばかりではなく、直接ロシアを肌で感じ取ることにより、ロシアへの理解を深めることも大きな目的です。
 単なる観光ではなく留学であること、また海外はまったく初めてという学生もおり、留学前には誰しも期待と不安が入り混じります。

 そこで、事前に学生係による留学説明会が3回に渡り開催されます。留学実習の心得やウラジオストクの生活情報の提供、ビザの申請書類の記入など、渡航までに必要な手続きもここで行います。
 この日は海外旅行保険の説明に保険会社の方が来てくれました。海外留学実習には保険加入が必須とされており、そのため専門の方に説明を依頼しているのです。このように細やかに説明しますので、安心して留学に行くことができるはずです。

 最初は恐る恐るの旅立ちでも、多くの学生たちが充実した顔で戻ってきます。一層ロシアに興味を持ち、帰国後さらに積極的に勉強に取り組むよいきっかけになりますよ。

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2007年07月19日

リニューアル・シリーズ第3弾 食堂がカフェに変身!

 函館校のお昼休み、食堂は学生や教職員で賑わいます。夏になると、同じ建物内にある北海道国際交流センターに来た留学生であふれんばかり、観光客がいることも。ここはどこ?といった感じで国際色も豊かになります。

 そんな食堂をこの春、リニューアル。食卓と椅子、自動販売機も入れ替えました。窓の外から隣のお宅の立派な日本庭園が見えるカウンター席も設けました。
 カフェとして、放課後ここで談笑したり、勉強できるような雰囲気になりましたので、お昼休み以外にも利用してくださいね。ちなみに食堂には「ロシア亭」というれっきとした名前があるんですよ。
(リニューアル・シリーズを終わります)

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2007年07月11日

ロシアの絵本紹介

 月一回開く学校ボランティアの会研修の席で、絵本紹介の順番が回ってきて、私はうろたえました。
 他の方たちのように絵本を買い集めたり、読み聞かせのボランティアを生活の中心においているわけではないので、さあ読み聞かせにふさわしいと思う絵本を10分間で紹介して、と突然言われても「さあ?」と悩んでしまうのです。それを見越していたのか、H先生が「ロシアの絵本を紹介してもらえませんか」と言うではありませんか。
 ああ、それなら何とかお見せできるかも、とロシア極東大学の書棚から何冊かの本を用意しました。プーシキンやトルストイなどの文豪が編集した民話集などもあり、外国の絵本は興味を持って受け止めてもらえたようでした。

 残念ながら、ロシア語は読めないので、感想は「絵がきれい」、「色が鮮やか」、「紙質が思ったより良い」等に終始しました。本当にあらためて日本の絵本と比較してみると、絵がしっかり描きこまれていて、色も原色に近いはっきりした色使いが際立っている感じがしました。日本に紹介されている「金のさかな」、「大きなかぶ」、「三匹の子ぶた」、「イワンの馬鹿」などのお話がロシアの寓話だったことをあらためて知りました。

 日本ではじめての天然色の映画も実はロシアの「石の花」という作品で、バジョーフという作家が苦心して集めたウラルの民話から書かれた作品でした。当日は「石の花」の絵カードを見ながらそのお話も紹介しました。この作品はロシアでは映画だけでなく、バレエやオペラにもなった傑作だったそうです。

-「石の花」の絵カード-

ロシア極東国立総合大学函館校図書館司書  吉 崎  侑

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2007年07月06日

ミリオン・ズビョースト 第52号

 2014年冬季オリンピックがロシアのソチで行われることは喜ばしいニュースですね。
 
 さて、函館校の学報であり、函館日ロ親善協会の会報であるミリオン・ズビョースト 第52号を函館校のページに掲載しました。
 今回の巻頭言は偶然にもイリイナ・タチヤーナ准教授による1980年モスクワオリンピックの裏話です。
 ほかにもウラジオストク留学を終えた2年生の感想や新入生の投稿などが載っていますので、是非ご一読ください。

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2007年07月03日

リニューアル・シリーズ第2弾 グランドピアノがやってきた!

 このたび、講堂にグランドピアノが設置されました。函館市内で長年ピアノ教室を開かれていた方が教室を閉鎖するにあたり、本校に寄贈してくださったのです。
 今までもアップライトのピアノはありましたが、やはりグランドピアノは音の響きが違います!合唱サークル「コール八幡坂」の活動や行事のときにはもちろんのこと、学生も昼休みや放課後、自由に弾くことができます。
 大切に使われていたピアノ、これからはここで大切に使わせていただきます。

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