フレップ・ソリ~大きなパンの行方は?
函館校は観光地のど真ん中、函館・元町の八幡坂に面しています。ここから港を振り返れば、夏には 海が夕日に染まり、冬には街路樹が美しいイルミネーションに彩られる絶好の眺め。映画やテレビのロケが頻繁に行われ、朝から晩まで多くの観光客で賑わっています。こんな素晴らしい環境にある函館校で日々何が行われているのか、興味ありませんか?
というわけで、函館校の日常を紹介する新連載の始まりです。題して「八幡坂ノート」。ここは日本で唯一のロシア国立大学の分校であり、ほかの大学ではあり得ないことが普通に毎日起きている、とっても楽しいところです。早速のぞいてみましょう!
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ロシアの伝統儀式「フレップ・ソリ(パンと塩)」。お客さまを歓迎する儀式であることから、函館校の入学式では新入生を仲間に迎える意味で必ず行われます。
迎えられた側は大きなパンを一口分ちぎって、塩をつけて食べるのが慣わしですが、入学式では新入生の代表がそれを行います。
それじゃあ、あの大きなパンはその後どうなるの?代表に選ばれた人しか食べられないの?
そんなことはありません。
入学式終了後の控え室で、新入生全員が口にできます。そして、その後は在校生や教職員みんなでいただきます。
ちなみにこのパンはフランスパンの生地で出来た特注品で、中までふかふか、とってもおいしいです!
コメント
フレップの名に惹かれてページを開きました。私1941~47年旧樺太豊原、敷香に在住、よくフレップを採りに
行きその場で食べたり、フレップ酒を飲んだりしたものです。ツンドラ地帯にルビー色して群生するフレップ!懐かしいですね。
投稿者:石川裕 at 2008年05月20日 18:42