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2018年09月11日

北海道胆振東部地震について

 9月6日(木)未明3時8分ごろに発生した北海道胆振東部地震において、函館市でも震度5弱という、かつて経験したことのない大きな揺れに見舞われました。
 幸い函館市では人的被害はなかったのですが、地震に伴う発電所の停止で、北海道全域が停電に陥るという非常事態でした。集合住宅では揚水ポンプが稼動しないために断水になるなど、日常生活に困難を来しました。

 極東大学がある函館市元町周辺でも7日(金)の午後8時過ぎまで停電が続いたため、パソコンもコピー機も電話も使えず、業務を行うことができなかったため、6日(木)と7日(金)は出勤はしましたが、仕事にならないという状況でした。

 私たちはその間、テレビも見ることができなかったのですが、かの有名な函館山からの夜景が灯りのともらない真っ暗な状態なのをニュースで見て、ショックを受けた方もいたと思います。まさに「北海道ブラックアウト」でした。

 8日(土)の朝にようやくパソコンを開いて、みなさんと連絡を取れる状況となりました。道外の多くの方々からご心配やお見舞いのメールがたくさん届いていました。本当に嬉しかったです。
 電話をかけてくれた方もいたようですが、停電で固定電話は使えず、かけた方では呼び出し音が鳴っているけれど、受けるこちらの電話はまったく鳴らず、どこから電話が来ていたのかもわからないという状態でした。しかしみなさんからのお気遣いを後から知って、とてもとてもありがたかったです。あらためてこの場を借りてお礼を申し上げます。

 まだ夏季休業中だったため、多くの学生が帰省先にいて被災を逃れたことが幸いでした。教職員の自宅も停電や断水の被害がありましたが、市役所の緊急充電サービスで携帯電話を充電したり、配水場で非常用水の配給を受けるなどして凌ぎました。
 
 この場でもご案内していた8(土)、9(日)開催予定のイベント「はこだてグルメサーカス2018」は主催者側にて中止と決定されました。楽しみにされていた方には申し訳ありませんでしたが、延期もできないとのことですので、来年までお待ちいただければと思います。

 さて、函館市内は多少の食料品の不足はあるものの、通常の生活に戻りつつあります。函館校でも10日(月)より予定通り後期の授業を開始し、実家に帰省していた学生たちも元気に登校しています。
 今回の地震および停電では、突然自分が被災者になるということ、そして被災者が一番情報から遠く、周りの方が心配して気を揉んでしまうという状況もよくわかりました。
 おかげさまで私たちは元気です。ご心配いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
 

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2018年09月03日

2018年極東大学オリジナルカレンダー 9月は??

<9月>モスクワ市内の公園

 モスクワには多くの都市公園があり、いつも人々が休息しています。偶然通りかかったモスクワ音楽院の前でお目にかかったチャイコフスキーの銅像も、ゆったりを音楽を味わっているようです。
マネージ広場にある有名な噴水は、トロイカ(三頭立て)ならぬ四頭立て。それぞれの馬が四季を表しているそうで、訪れた夏には多くの市民が涼を求めて、ふんだんなしぶきを浴びていました。ロシアにはたくさん噴水があり、短い夏を楽しむ人でにぎわいます。
 地下鉄パルチザンスカヤ駅最寄りのイズマイロフスキー公園にあった木彫り熊のオブジェ。
 緑を感じながら、モスクワの公園を散歩するのも楽しいですよ。

<お詫び>カレンダー中、9月10日(月)の数字が赤字となっていますが、正しくは平日(黒字)です。訂正してお詫びします。
 

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2018年08月31日

2017ウラジオストクの旅 9

<6日目>

 楽しい旅はあっという間、ついに帰国の朝を迎えた。飛行機は行きと同じオーロラ航空のプロペラ機。ホテル出発が7時50分と早いので、前の晩にフロントでもらった朝食ボックスの食事を部屋で食べた。
 送迎車でウラジオストク空港へ向かう。到着の時ははやる気持ちでビルの外へすぐに出てしまったが、2012年に改装された新しい空港は売店もカフェテリアも備えられた近代的な空港になっていた。冷凍の鮭やキャビアも売っている。残ったルーブルでハチミツやチョコレートを買ったら、旅も終わり。
 

 最初は10人だったが、先に帰国した4人を除く6人での帰国、さらに成田空港から函館まで戻る人は4人と、ずいぶんさみしくなってしまった。それでも団員全員が病気やケガもなく無事故で帰国できただけで、心から安堵する。そのうえ、ウラジオどころか海外も初めての人たちも、来てよかった、また来たいと言ってくれたことが、この旅の何よりの成果であった。
 
 この盛りだくさんな旅の様子は、学報「ミリオン・ズビョースト第93号」や2017年9月17日付の北海道新聞函館版にも掲載された。それを読んだ多くの人々から、今度行くときはぜひ誘ってくれ、と声を掛けられた。嬉しい限りだ。
 
 次にまたいつ来られるかはわからないが、ウラジオストクは常に変化している刺激的な街だ。すでに訪れた人は再訪を、そうでない人はぜひともこの街の魅力を感じに、訪れてみてほしいと思う。(終わり)

  


          

ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子

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2018年08月27日

はこだてグルメサーカス2018のご案内

 函館日ロ親善協会では、今年も「はこだてグルメサーカス」に参加します。大門グリーンプラザ会場で開催される「開港都市と姉妹都市のひろば」に出店し、ボルシチとピロシキの販売を行います。今年はお得なセットも復活します。すべてお持ち帰りできますので、おみやげにもどうぞ。
 函館と姉妹・友好都市関係にある国や日本全国のご当地グルメが楽しめるグルメサーカスに、ぜひお越しください!
 
<ウラジオストク市・函館日ロ親善協会のブース>
日 時:平成30年9月8日(土) 10:00~17:00
           9日(日) 10:00~16:00

場 所:大門グリーンプラザ 開港都市と姉妹都市のひろば

メニュー:ボルシチ         500円(各日150食)
     ピロシキ(肉)      200円(各日200個)
     ピロシキ(リンゴ)    200円(各日100個)
     ボルシチ・ピロシキセット 600円

*セットのピロシキは肉かリンゴのお好きなほうを選べます。
*なくなり次第終了しますので、お早目のご来場をお待ちしております。
 
 
 
 

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2018年08月24日

2017ウラジオストクの旅 8

 <5日目 夜>

 スポーツ湾からまっすぐ伸びているアドミラーラ・フォーキナ通りは長い階段状になっていて、街中に戻る時は昇るような形になる。別名“噴水通り”の名が示すように、いくつもの噴水や花壇が美しく、ベンチでは人々がゆっくりと休むような、おしゃれな通りである。
 
 
 その通り沿いにあるカフェ「ウフ ティ ブリン」でひと休み。ブリヌイはロシアのクレープで、ハチミツやサワークリームのかかった甘いものから鮭や野菜を包んだ食事用のものまで、さまざまな種類がある。そのカフェもメニューがたくさんあり、とてもおいしいと地元に住んでいた人から勧められたのだ。
 カウンターで注文してお金を払うスタイルなのだが、渡されたメニューがハングル語。最後までめくってもハングル語なので、“Я Японка!(私は日本人よ!)”と叫ぶと、苦笑いで日本語のメニューをくれた。という訳で日本語のメニューもあるので安心です。
 

 それからホテルに戻り、他の人々と合流。他の人々は路線バスに乗り、エゲルシェリド半島の先にあるトカレフスキー灯台を見に行ったそう。干潮時には水が引いて浅瀬になるので、灯台まで裸足で歩いて近づけるそうだ。ロシアで路線バスに乗るのも楽しい。
 明日の帰国を控え、ホテル近くのお土産物屋さんや、広場で売られている中央アジアの果物などを見て回った。この時期はウズベキスタンのメロンやぶどう、プルーンなどが売られ、どれも甘くておいしい。
 
 
 帰り道は花屋通りという、お花屋さんだけが両側に並ぶ小道を通る。ここはスヴェトランスカヤ通りに沿った建物の中にあり、昔日本にもこういう建物の中の雑多な雰囲気の市場がありましたね、という感じだ。色とりどりの花も美しいが、植物の切り口から出るお花屋さん特有の青い匂いがまた心地よい。ロシアは日本よりも花を贈る機会が多いので、花屋さんの数も多い。

 結局、初日以外の夕食は自由行動にしようと思ったが、ほぼ毎晩全員一緒に食べている。今夜は現地に駐在する日本人の知り合いに、ホテルからほど近いウズベキスタン料理店「チャイハナ・フローパク」に連れて行ってもらった。
 

 フローパクとはウズベキスタンの名産品・綿花のことだそう。ここも大変人気のあるお店で、中央アジア版小龍包といった感じの「ヒンカリ」、スパイシーな焼うどん「ラグマン」、エビやお肉のグリルなど、日本人の口にも合うものばかりだ。
   
 何でもシルクロードの途中にあるウズベキスタンでは、オアシスで食べられる新鮮な野菜が何よりご馳走だそうで、ここの前菜もビーツやホウレン草を使った鮮やかな色のものが多い。
 
 
 ここのもう一つの特徴、それはエキゾチックな内装である。民族衣装や綿花が飾られていたり、水タバコの大きなパイプが置かれている。
そしてトイレがまたおもしろい。真ん中に井戸風の手洗いがあり、それをぐるりと取り囲んだ形式で個室が並ぶのだが、この個室も一つひとつ変わっている。便器が二つ並んで二人で使えるようになっていたり、個室の中にもう一つ個室があったり、探検するのも楽しい。実用のためかどうかはわからないが、お店に行ったら忘れずにトイレも使ってみてください。
 


        

ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子

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2018年08月09日

2018はこだて国際民俗芸術祭

 “元町公園で「世界」に出会う”を合言葉に、2018はこだて国際民俗芸術祭が開催中です。 今年で11回目を迎え、真夏の函館を盛り上げるイベントとしてすっかり定着しています。

 会場の元町公園は函館校から徒歩3分、仕事終わりにみんなで出かけました。平日は1,000円のパスで入場することができ、ステージでの音楽やダンスを楽しめるほか、世界の料理や雑貨を販売するテントもたくさん出店します。普段は静かな元町公園が別世界となります。
 

 この日のメインステージでは、ジンバブエのムビラという楽器や、シンガポールのバンド演奏で会場はヒートアップ!夕暮れて、ここちよい風が吹いてきます。

 毎年ロシアからも参加があります。民族アンサンブル「キタリク」は、サハ共和国(ヤクート人)のメギノ=カンガラッスキー・ウルスにあるマヤ村から生まれた、数々の賞を受賞しているグループです。「キタリク」とはソデグロヅル(白い鶴)を意味するそうで、サハ地方では、ソデグロヅルの踊りを見た者は地球で最も幸せになると言い伝えられています。

 

 函館市重要文化財・旧函館区公会堂の前庭で、男女のリズミカルな踊りを披露したり、女性だけで、グループ名となっている鶴の優雅な動きを表現していました。
 

 この踊りを見たので、みなさんも地球で最も幸せになれますよ。
 音楽も生演奏で、角の取れたバラライカというか、マンドリンとの中間というか、見たことのない弦楽器を奏でていました。

 一人の女性による口琴演奏も素晴らしく、口琴を響かせながら動物の鳴きまねをしたり、馬が疾走する様子を表現したりとユニークです。
 
 

 このイベントは11(土)まで開催中です。

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2018年08月06日

2017ウラジオストクの旅 7

 <5日目 午後>

 お腹も満たされ、今度はアレウツカヤ通りを市街地へと下る。旅行中は好天続きで、街頭の温度計も28℃を示している。
ロシア人は夏でも冬でもアイスクリームが大好きだ。アイスクリームを片手に通りを歩いている人を見て、自分たちも食べたくなったので、コンビニのようなお店に入ってアイスケースをのぞいていると、親切な女性に「おいしいのを教えてあげる。これにしなさい。こっちはもっとおいしい。」などと指南を受ける。昔から市民に愛されていると思われる、バニラにチョコレートをコーティングしたシンプルなアイスバーで、やはりおいしかった。
 食べながら歩いているうちに、街の中心部に戻ってきた。
 

 途中でおしゃれな壁画と記念撮影。後から知ったことだが、この壁画はパヴェルさんという地元のアーティストが描いたもので、ほかにも市内あちこちに作品が存在する。ただの落書きではなく、街角ペインティングプロジェクトとして市政府にも認められたアート作品なのだそう。
 

 それからディナモ・スタジアムの向かいにある姉妹都市公園を散策する。ここはウラジオストクと姉妹提携している都市の名前が書かれたゲートが連なっていて、一方から見ると英語、反対側から見るとロシア語で記載されている。もちろん函館の下で一枚。日本の都市ではほかに秋田、新潟があり、遠くはアメリカのサンディエゴなど。計8基ほど並んでいる。
 

 スポーツ湾に向かって歩く途中で、聖イーゴリ公聖堂を見つけた。こじんまりとしたかわいらしい教会であるが、現在発行されている最新の「地球の歩き方」の表紙にも描かれている。2017年の極東大学オリジナルカレンダーでは4月にこの教会の写真が使われている。何とも絵になる教会なのだ。
 

 スポーツ湾に面するナーベレジナヤ(海辺)通りは、夏ともなると家族連れでにぎわう。海水浴をしている人も多く、カップルには絶好のデートスポットだ。遊園地もあり、街中からも目に付くカラフルな観覧車がある。これはぜひとも乗ってみなくては!
 

 遊園地は入場無料だが、乗り物に乗る場合は窓口でチケットを買い、係員に手渡す。観覧車の係員にチケットを回収され、あとは勝手に乗れ、とばかりに指示され、ガラスも何もない吹きさらしのゴンドラに乗り込み、自分で転落防止のチェーンをかける。
眺めは最高。風も心地よい。眼下に遠くアムール湾を一望することができ、山側に目を向けると、先ほど歩いて周った二つの教会と街並みがよく見える。
 ウラジオに留学したことのあるうちの学生に聞くと、だいたいみんなこの観覧車に乗っているようだ。ぜひ天気のいい日に乗ってみることをおすすめする。
 


 楽しい街歩きはまだまだつづく。


        

ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子


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