2005年08月27日

●ロシアにおける平均月収

ロシアでは、地方によって経済格差が激しいです。
現在、モスクワでは月収US$800~$1000ですが、極東では$500程度です。
ロシア全般的に、貧富の差が激しく、平均といっても「人口的に多い層」という意味です。
また、昔から夫婦共働きが当然だった為か、今でも共働きの家庭が多くみられます。

Posted by qastaff at 18:25 | Comments [0]

2005年08月22日

●ヘアケア製品や化粧品ってどう?

シャンプー・コンディショナーは、日本にもあるロレアル・エルセーブ、DOVE、パンテーンが普通に市場やスーパーで売っています。流さないタイプのヘアマスクは、シュワルツコフのGLISS KURの黄色(ジョルテリンカ)がダメージヘアに大変良いです(モスクワまで買いに行きたいくらい!!)
GLISS KUR ヘアマスクは、他にもカラーヘア用もあります。
お化粧品ですが、グム・ツムなどに行けば、ディオールやヘレナ・ルビンスタインなど数多くありますが、スーパーのレジを出た所にあるキオスクや、街のお店でMAX FACTORやメイベリンなど、お手ごろ価格のものがあります。

Posted by qastaff at 10:49 | Comments [0]

2005年08月21日

●ロシアで日本円は両替出来る?

スベルバンクでの両替が可能です。スベルバンクでは一度の両替に付き5ルーブル(2004年時点)の手数料がかかります。
また、モスクワの場合、街角の両替商の中にも、銀行系列でしたら、数は少ないですが、日本円を両替できる場所があります。(例えばプロフソユーズナヤ)
モスクワにおいては、地下鉄の出口付近に日本円の両替が出来る場所もありますが、レートが非常に悪いです。スベルバンク、および街角の銀行系列の両替商のレートですと、日本から円をドルに替えて、現地でドルからルーブルにするよりも得です。
また、モスクワの中心部の銀行でしたら日本円を両替できる場所もあります。
ただし、旅行などの場合で急に両替する必要がある場合に備えて、何処でも両替できるドルも所持している方が安心です。

Posted by qastaff at 19:20 | Comments [0]

2005年07月28日

●銀行・金融機関の外貨取扱いについて

 ここでは、ロシア連邦法の通貨規制及び外国為替の管理に基づいて外国人が持ち込む外貨の取扱い方法を解説します。

ロシアでは1992年に公布施行された外為法に該当する「通貨規制及び外国為替の管理法」によってしばしば大統領令等政権首脳陣営によって改定・修正の決定が繰り返されロシア連邦「国内」の外貨準備高不足を補う為と海外へのロシア国内資産流出防止の観点からマネーロンダリングが相次ぎ、外国籍自然人(一般人)においても多額の外貨を有する者は強制的に通貨50%をルーブルへの強制交換がありましたが現在は30%前後に落ち着いています。この法律を全て解説する事は不可能ですが、一般生活において関連するであろう、第15条 通貨財貨ロシア連邦通貨と国内有価証券のロシア連邦への持込およびロシア連邦外への持出について訳してみました。

1.ロシア連邦への外国通貨および証書・外国有価証券持込は、ロシア連邦関税法令の要件を遵守の下、居住者および非居住者により制限なしに行われる。

2.個人居住者と個人非居住者は、以前ロシア連邦に持込・送付され、送金された外国通貨、証書・外国有価証券はロシア連邦関税法令の要件を遵守の下、ロシア連邦への持込・送付・送金が確認される税関申告書またはその他の文書に記された限度において、ロシア連邦から持出す権利を有する。

3.個人居住者と個人非居住者は、ロシア連邦から1回につき10,000USD相当、またはこれを超えない額の外国通貨を現金で持出す権利を有する。この場合、持出される外国通貨は、以前にロシア連邦へ持込・送付・送金され、またはロシア連邦において取得したことを確認する文書を税関機関に提出することを要求されない。

 個人居住者と個人非居住者が、ロシア連邦から1回につき3,000USD相当、またはこれを超えない額の外国通貨を現金で持出す場合、外国通貨の現金を税関機関に申告する必要はない。

 個人居住者と個人非居住者が、ロシア連邦から1回につき3,000USDを超える額の外国通貨を現金で持出す場合は、外国通貨現金の総額を記した税関申告書による申告を税関機関に行わなければならない。

 個人居住者と個人非居住者が、ロシア連邦から1回につき10,000USDを超える額の外国通貨を現金で持出すことは、本条第2項に規定された場合を除き、許されない。

4.居住者と非居住者が、ロシア連邦から外国通貨および証書・外国有価証券を持出す場合、本条第2項および第3項に記された場合を除き、外国通貨および証書形式の国内有価証券は、税関機関に対し税関申告書による申請を行わなければならない。

5.ロシア連邦通貨および証書・国内有価証券のロシア連邦への持込および送付、ロシア連邦からの持出および送付は、ロシア連邦政府がロシア連邦中央銀行との調整により定めた、事前の登録に関する必要条件を規定した手続により、居住者および非居住者が行う。

 
 とされていますが、特例措置が設けられており、政府系財閥や大企業の配下事業主や役員といった者にはザル法の一種で脱税分を個人資産化しかえって国際金融市場からの不公平是正と不正マネーロンダリングを生む結果となり改善が求められロシア中央銀行から国内外貨・金融商品準備高、国内経済のさらなる安定が進む気配があることから規制緩和される見込みです。

Posted by qastaff at 08:04 | Comments [0]

2005年06月17日

●健康保険/厚生年金保険/年金

Q/ロシアへ長期滞在(駐在・留学他)、居住予定です。日本での健康保険、年金はどのようにされていますか?またどのように対処すると良いでしょうか?

■健康保険(組合)と厚生年金保険
 健康保険と厚生年金保険は、制度は民間企業に勤務する者が加入対象で概ねセットで加入することとなります。加入概要は、企業事務所、事業所を健康保険・厚生年金保険を適用する「適用事業所」とし、その「適用事業所」に常勤務を全て加入者(被保険者)とするものです。 この制度加入の有無については「適用事業所」との雇用関係で定まるものであり、「居住地」は関係ありませんので日本の住民登録を抹消しても「適用事業所」との雇用関係が続く限り被保険者の資格を失うことはありません。

■国民健康保険(市町村/組合)
 サラリーマン等が加入する被用者保険等の適用を受ける者を除いてその市町村に住所を有する者を加入対象とし、各市町村が運営しているもので一般に、外国に居住する者は、国保の被保険者とはされませんが日本に居住所/住民票を有する者については対象になります。


■国民年金
 まれに国民年金と上記の「国民健康保険」を混同視される方がいますが全く別の制度です。
この制度は3つのカテゴリーに分類されており、

○第1号被保険者: 第2号被保険者及び第3号被保険者でない日本国内に居住(住民登録又は外国人登録)する20歳以上60歳未満の者
※学生、自営・個人事業者など
○第2号被保険者: 厚生年金保険や共済年金の加入者(同時加入)
※日本の会社員や団体職員など
○第3号被保険者: 第2号被保険者に生計を維持される配偶者
※日本の会社や団体に勤めるで第2被保険者の配偶者家族

になります。


 このうち、注意しなくてはならない点として、「第2号保険者及び第3号被保険者」は、国内に居住することが加入要件になっていないため、住民登録との関連ありません。また、第1号被保険者は、日本の住民登録を抹消すれば加入資格を失うこととなりますが「日本国籍を有する者で海外に居住する20歳以上65歳未満の者」は日本の国民年金に任意加入することができます。
 
 日本の国民年金に加入しない場合でも、「日本国籍を有する者が海外に居住していた20歳以上65歳未満であった期間」は「合算対象期間」として老齢年金受給資格期間に算入されますがただし、年金額には結びつきません。

 ロシア国内の日系合弁や日系100%出資の現地事業所などでは現地採用を含め、経営者・管理職・同僚が同国の日本人でも採用方法によってロシア人他ロシア国民の社員と福利厚生面での経費軽減の為同等としたり上記の可否がありますので十分気をつける必要がありますし、民間保険に加入する場合、国民健康保険や厚生年金保険に加入手続きをしている方としていない方で保険料の差額や加入できない保険商品もあります。

 ロシア国内の会社や団体といった事業所に勤務しつつ長期滞在で、いつかは日本に帰って生活をするかもしれないという状況下であれば、年金にしても保険にしても継続して加入するか、支払い免除申請を行なって、ロシアなど外国からを引き上げた後に溯って支払うという方法(溯って支払えるのは2年間程度の様です)もありますが放置してしまうと後々大変な事になりますのでよくお考えになられた方が良いでしょう。

筆/ぴえるばや


リンク  社会保険庁  厚生労働省

Posted by qastaff at 19:12

2005年06月16日

●レストラン・カフェ・ファーストフード

Q/日本ブームと聞きましたが、ロシアの日本料理レストランについて教えてください。

 和食レストランはモスクワ、サンクトペテルブルグとロシア極東地方にあるハバロフスク・ウラジオストック・ユジノサハリンスクのエリアに出店されています。和食レストランを分類すると経営体系が欧米外資と日系、ロシア地元資本の3つに分ける事が出来ます。欧米外資系は複数のレストラン業を経営展開する一方で、日系は商社資本、ロシア地元系は地域の親日企業家・資本家による設立が多いと言えます。

 食材の多くはロシア国産、アメリカ・カナダなどの北米産、ヨーロッパ産、と日本から空輸によって仕入れいる場合もありますが、年々現地調達率が高くなりロシア国産でまかなえる状況から1品あたりの単価が下がり、富裕層でなくとも中層階級でも和食が味わえる様になりモスクワでは供給過剰ではないかと思わせられるレベルの和食レストラン数になってきています。

<<<<<モスクワ市と周辺>>>>>

★★★代表的な和食レストラン★★★

■КАФЕ БАРЫ ЯКИТОРИЯカフェバーやきとりや
○Новый Арбат, д.10---------------------------290-4311
○Русаковская ул. д. 25 стр.1--------------264-3984
○1-я ул. Тверская-Ямская д. 29 стр.1---250-53-85
○ул. Петровка д. 16--------------------------924-0609他出店増

カフェバー、いわゆる居酒屋コンセプトの店ですが、本格的な和食レストランより価格を下げた感じの店で、カフェバーというだけあってお酒も充実しています。市内中心部と郊外に店舗展開しており、多くの地元客でにぎわっている店のチェーン店です。

■РЕСТОРАНЫ ГИН НОТАКИレストラン銀の瀧
○ул. Большая Якиманка, д.58/2---------238-9533
○ул.Тверская, д.6--------------------------292-5350

「やきとりや」と同じ系列会社が経営する店でこちらは一部やきとりやと同じメニューもありますが、和食レストランとしてのコンセプトになっています。また、モスクワ以外にもサンクトペテルブルグに店舗展開しています。

■Япона Мамаヤポーナ・マーマ
住所:Цветной б-р, д.11, стр.3
地下鉄:Цветной бульвар徒歩3分ほど
電話:921-6098と923-6280 営業時間:12:00~24:00

麺類もありますが、麺類はあまり勧められない店です。その分寿司や御飯ものはOK

■Васабиわさび
住所:ул. Бауманская, д. 58/25,стр6
電話:916-9236
地下鉄:Бауманская徒歩7分ほど

わさびという屋号がついていますが、和食と韓国料理の店です。刺身もあるんですが「船盛」などもあります。

■До道/ダー
住所:Арбат, 38/1 стр.1
電話:241-2208

アルバートにあるレストランなんですが、ちょっと間違っている表記もあったり首をかしげてしまうメニューがありますが結構美味しい店だと想います。

■Саппороさっぽろ
住所:Проспект Мира, д.14
電話:207-0198と207-8253

■ПЛАНЕТА СУШИプラネタ寿司
○ул. Удальцова д.40а--------------431-0637
○ул. Смоленская д.3---------------290-5070
○Таганская ул.,д. 1----------------911-2259と230-6661
○Ленинский проспект д.1------238-4625

プラネタ寿司は商社駐在員の顧客が多い?らしく夜に行くと日本人グループで混んでいることもあります。

★★★ファーストフード・カフェ★★★

■Русское Бистроルースコエビストロ 
住所:бульв. Маршала Рокоссовского, д.15
電話:962-4580
ピロシキを中心としたファーストフード店で、直営店舗の他にモスクワ市内数点にルースコエビストロの商品供給して展開しています。当然持ち帰りも可能です。


■マクドナルド
ロシア国内店舗展開地
モスクワ市・モスクワ州店舗地図  住所一覧
 何故かマクドナルドに行くとホッとする所がある。日本と違いややレストランに近い位置づけで利用される傾向もあるが週末はメチャクチャ混むので平日利用の方が良い?サラダもコーヒーも充実しています。価格は日本とそう変りません。

★その他のレストラン・カフェ
筆/ぴえるばや

※加筆中

Posted by qastaff at 00:38

2005年06月14日

●モスクワでの生活

Q/モスクワへ留学(駐在)するのですが、生活はどんな感じですか?

■日本人人口
  ロシア全土カリーニングラード州の飛び地を入れて広大な面積を有する割りに、2002年の国勢調査の統計によると1億4,500万人程の人口しかいません。これは何を意味するかといいますとその分、大都市であるモスクワ市(モスクワ9区+ゼレノグラード1区)で1,012万人、サンクトペテルブルグ市466万人、人口3位になりますと、150万人を切って、ノボシビルスク市142万人規模となります。その中でロシア国籍の日系ロシア人を除いた外国人日本人の数は残留届けを提出する義務の無い出張短期商用滞在者、短期語学留学生といった潜在的な人口を含めるとかなり少なく1,000人未満ではないかと考えられます。
 欧米と異なり、日本人コミュニティーの基礎が築かれたのが1970年代以降で、日系ロシア人の数も当然日系アメリカ人や日系イギリス人と比較にならないくらいの小さなコミュニティーになっています。

■日本食
 ロシア主要都市には中華・韓国(朝鮮)料理の食事が出来るレストランも多く、近年の和食ブームもあり、モスクワでは在留邦人の数で考えると供給過剰と言えるほどの和食レストラン・カフェがあります。
食材に関しては一般小売をしている和食用に輸入食品販売店もモスクワ市内に数店ありますが、地方都市になると入手が難しく、代替品での調理となります。

■水
 基本的に生水は避けた方が良いと在ロシア日本国大使館及び各地の総領事館で呼びかけていますが、西シベリア及び、ロストフ州などの一部では天然の良質なミネラルウォーターが水道水として供給されている地域もあり、生水が飲める場合もあります。

■お湯
 21世紀になっても、夏はお湯がでません。「お湯が出ない」というのは、ロシアでは集中暖房が一般的で、冬場は熱源供給会社(今は自治体によって公営と民間があります)がパイプラインでお湯を各家庭へ供給しているのですが暖房を止めると同時又は、数日ずらしてお湯も止まります。「夏はお湯が出ない」というのは全国一律ではなく、数週間お湯が出ない場合もあれば完全に9月~5月迄しかお湯を送水しないという所もありますが、戸別電気温水器を設置したり、アパートや寮独自でボイラーを設置しているなどケースバイケースになりつつあります。

■物価全般
 1998年のいわゆる金融危機以降景気も上向きでIMFに対する債務も繰越返済されるなど2005年現在安定しており、若干のインフレ傾向がありましたが工業製品~食料品の国産化等によって一般市民生活上での完成品輸入依存から脱却しつつあり、中流階級の高級志向/贅沢嗜好は一種バブル経済の第2段階に入ったとも言われています。

■医療

○保険
 医療設備の話を書く前に、保険の話を先にふれておきます。海外旅行保険、駐在員向け保険、学生向け保険等がありますが、ロシア国内の外国人が加入できる保険補償範囲は私達外国人にとっては掛け金の割りにあわない商品が増えてきました。1つは医療サービスがロシアの医療機関と外国支援の医療機関があり、基本的にロシア国内の医療機関での受診・治療を目的とした保険補償となっている為、設備の整った外国支援の医療機関での受診・治療は2次扱いとなるケースも多く、可能であれば日本を出発する前に各種海外医療・盗難保険等に加入された方が良いと想います。

○医療機関
 モスクワ・サンクトペテルブルグでは英語が通じる医師・看護士等を配置した病院・歯科等があります。
代表格として
SOS (International SOS Clinic) 937-5760
AMC (American Medical Center) 933-7700
EMC (European Medical Center) 787-7000
※会員制のクリニック/センターで会員は24時間対応、非会員は診療時間内の対応。

地方都市となると医療通訳が可能な通訳を手配する事が困難です。ロシアには通訳士としての細かい規定が無い為、北米の様に認定された医療通訳を配置している病院は少ない為、万一の場合多くの外国人は母国へ帰国し治療するか、フィンランド・デンマーク・ドイツ・フランス・イギリスで治療を受ける方もすくなくありません。

■公共交通機関と渋滞
 公共交通機関は、都市部に限らず年々整備されるようになり、特に航空機での国内移動旅客は成長する一方で、かつての鉄道による旅客が主力だった2000年以前に比べると新規参入の航空会社が毎年増えています。一方、陸上輸送ではマイカーの普及により停滞している部分もありますがトロリーバス、アフトーバス、地下鉄、トランバイ等が主要都市と郊外を結んでいます。
 モスクワなどに限らず、最近社会問題になっているのがマイカーの普及、モータリゼーションの発達らよって、そもそも自動車を大量に走らせる事を組み込んでいない計画経済時代に建設された道路や橋が急ピッチに拡張工事が進んでいるものの、地方によっては税収が国からカットされて予算配分がままならない状態の見切り発車で拡張工事をしている所もあり、工期が7ヶ月で完了する予定が6年かかって完成したものの、すでに次の拡張をしないとならない為そのまま継続工事にはいるという余計に渋滞を産むという悪循環を繰り返している工区も存在します。

○タクシー
 首都モスクワにありながら絶対数が不足しているのが正規のタクシーです。正規のタクシーは、モスクワ市9区内(セノグラードの運輸事業登録管轄不明)でハイヤー・リムジンを含めて17社ありますが、通常は流しの白タクを拾うのが一般的になっています。
 タクシーの拾い方は正規も白タクも予約センターに電話で予約する方法もありますが、白タクは乗車する前に行き先と料金を交渉して成立すると乗り、不成立なら別の車を探します。手の上げ方は水平に腕を突き出す感じで手をひろげて止めます。

■情報

○地上波放送と新聞・・・報道
モスクワで放送されているテレビ・ラジオ放送は民間・公共放送を含めて沢山の局があり、ラジオ放送に至っては、BBCやVOAといった外国放送局のモスクワ市内中継・番組放送も英語・ロシア語で行われています。しかし全国ネットの放送となると民放局には限りがあり、準国営化された公共放送と体裁が民間というものの経営者が政府系右派による放送局などがあり新聞・雑誌もこれに類似した経営・配信体系が確立されつつあります。

○ケーブルテレビと衛星放送
 ケーブルテレビはモスクワ市内中心部とサンクトペテルブルグ市中心部など各地にケーブルテレビ会社が存在し、地上波、各種衛星放送の再配信、独自の娯楽チャンネル等があり、基本契約+オプションチャンネルでJSTVやNHKワールドTVを見る事ができます。
 ロシア国内で個別衛星放送の受信は可能ですが、極東ウラジオストック・ユジノサハリンスクでは、日本から契約して持ち込んだ日本国内向け衛星放送も受信できますがアンテナのサイズが大型化します。

○日本の新聞
 通常一般誌としてのローカル日本語新聞はありませんが、各地日本人会の会誌や日本センター等で日本の新聞を閲覧する事が出来ます。また、商用サービスとしてインターネット経由による通信社等ニュース速報を利用されている方もいらっしゃいます。

○NHK国際局ラジオ日本
 ロシア国内ではヨーロッパロシア部ではイギリスのスケルトン中継、アフリカのガボン中継等の短波放送、ロシア極東地方ではアジア大陸向けの茨城県八俣送信所からの短波放送の他、夜間であれば、中波(俗にAMラジオと呼ばれるもの)がウラジオストック・ハバロフスク当りでも窓際にラジオを設置すると聞えます。※但し混信電波強弱(減衰)が激しい。 NHKWorld

等があり、NHKではニュースに限ってインターネット上でもオンデマンド放送が日本語の他21カ国の言語で行われています。

○ロシアの声日本語放送

 ГОЛОС РОССИИ/ゴーラス・ラシィー/ロシアの声は旧モスクワ放送と呼ばれていましたが現在、日本向け日本語放送を短波と中波(AMラジオ)、インターネット放送で行われている他、放送では紹介されておりませんが、ヨーロッパ向け衛星放送のエクスプレス衛星枠で実施されています。公共放送で毎日行われていますのでロシア国内の情勢・概要を知る上では唯一の日本語放送です。

The Voice of Russia  ГОЛОС РОССИИ


■一般生活として
○全般支出と買い物
 ざっくばらんな言い方をするとお金次第という側面もありますが、質素な生活をこころがけて贅沢をしなければ家賃を含めて月700ドル程度でまかなえますが自炊できるかどうかで大分食費と家賃で左右する所も出てきます。外食をするとそれなのに出費がかさみますし和食を食べにレストランへ行くとランチタイムなどリーズナブルな値段設定になっていても回数が増えればそれなり・・・といえるでしょうか。

○多様化する複合型商業施設と店舗
 外国資本国内資本合わせてスーパーやショッピングモールの進出が増えています。一時は富裕層を中心とした客層をターゲットとしたショッピングモールがありましたが現在は低所得者層~富裕層に至まで誰もが買い物を楽しみながら併設された娯楽施設で遊べるモスクワのショッピングセンター・大型複合商業施設の代表格とも言えるМегамолл/メガモールことメガМега等があります。一方ソ連時代から知られている中心部の旧国営デパートグム/ГУМも高級ブランドショップをはじめ小~中規模のテナントが入居しモスクワのショッピング・デパートとしての顔として生まれ変りました。このほか市場も市内各所に点在し市民の台所としての役割を今も経営や仕入れ形を変えつつ健在でにぎわっています。

○保安
 日中安全な地域でも夜間になると様子が180度ガラッと変わってしまう所もありますので注意が必要です。危険情報等はお互い外国人同士・地元の方に聞くなどして保安情報収集に努める必要があります。ロシア各地には在ロシア日本国大使館と総領事館があり担当地域の大使館領事部及び総領事館にインターネット上のサイトで一般危険情報や、日本人会発行の会誌等で注意喚起事項として情報が掲載されていますので可能であれば週に1度程度ネットで閲覧、あるいはメーリングリストに申込みをして情報を得た方が良いでしょう。

在ロシア日本国大使館 在サンクトペテルブルグ総領事館 在ウラジオストック総領事館 
在ハバロフスク総領事館 在ユジノサハリンスク総領事館

○万一の事態
 万一犯罪や病気、怪我にあった場合は警察や消防・救急といった緊急連絡が必要になります。
この場合、モスクワ市であれば英語のオペレーターがいる場合もありますが原則ロシア語による通報になります。

緊急電話番号
消防 01 警察 02 救急03 ガス漏れ 04

★モスクワ市内
日本人会事務所 280ー6036
外国人登録所(УВИР) 207ー0113 200ー8427
日本人学校 131ー8733
在ロシア(モスクワ)日本大使館領事部 202ー3248 
在ロシア(モスクワ)日本大使館領事部医務室 202ー3853
※このほかの地域は上記リンクの各地総領事館サイトで御確認下さい。

筆/ぴえるばや

Posted by qastaff at 01:56