2005年06月08日

●ロシア悪人列伝(第12回)

- イオネシャン Ионесян(1937年生アルメニア人)
 1963年12月から翌年1月までモスクワでモスガスМосгазのガス検針員を装い、斧で3件の強盗殺人を犯した。銃殺刑。フルシチョフも事件に関心を持ったという。

- スラーヴァ・ヤポンチク Слава Японичик(本名ヴャチェスラフ・イヴァニコーフ Вячеслав Иваньков、1940年生)
東洋風のつり上がった目と柔術の心得があることからこの仇名がついた。初犯は1966年スリで逮捕。モスクワを中心に70年代モンゴル一味で頭角を現す。1972年逮捕。1974年にブトゥイルカБутырка拘置所にてヴォールвор в законе(犯罪のエリート集団)を襲名。チェルカスЧеркасなど闇屋と関係するようなヴォールやカフカス系のヤクザを嫌った。1983年イルクーツク州のトゥールンТулун刑務所に移送。91年釈放。92年米国へ(アメリカにおけるヴォールの代表となったという話もある)。95年6月8日強請の容疑でニューヨークでFBIに逮捕される。一時ロシア全土を仕切っていたと言われる。

Posted by ruspie at 2005年06月08日 14:15
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